もも脳ネット脳卒中連携パス結果報告

担当　岡山赤十字病院岩永　健

対象 平成 24 年 9 月から同じ年 11 月末まで入院した脳卒中患者 急性期病院： 10 病院

岡山労災病院、岡山済生会病院、岡山中央病院、岡山市民病院、川崎医科大学付属川崎病院、岡山旭東病院、東部脳神経外科東備クリニック、岡山大学附属病院、岡山医療センター、岡山赤十字病院慢性期病院： 18 病院重井医学研究所附属病院、梶木病院、岡山リハビリテーションセンター玉野市民病院、岡山光南病院、佐藤病院、 済生会吉備病院、中央奉還町病院

児島中央病院、岡山西大寺病院、津山第一病院、しげい病院、高梁中央病院藤田病院、さとう記念病院、近藤病院 、岡山協立病院、草加病院

計28病院

　全入院患者 パス利用患者

今回 昨年 今回 昨年脳卒中入院患者数（人） 580 1055 169(29 ％ ) 293 （ 27 ％）平均年齢 73.8 73.0 72.1 74.6

男性（人） 322 596 101 148

脳梗塞（人） 371 648 113 172

脳内出血（人） 100 216 42 99

くも膜下出血（人） 29 62 13 23

一過性脳虚血発作（人） 42 54 1 0

平均在院日数 23.7 26.8 40.6 41.1

脳卒中連携情報提供書利用の退院時平均 mRS 3.7 3.6

転帰：急性期病院・診療所へ転院数 9 36 1 2

転帰：回復期病院へ転院数 125 283 147 264

転帰：維持期病院へ転院数 22 61 15 26

転帰：維持期診療所へ転所数 6 13 1 0

転帰：維持期老健へ転所数 12 16 0 0

転帰：在宅復帰患者数 206 579 3 2

転帰：死亡数 42 52 1 0

急性期： 10 病院 ( 昨年 10 病院 )

病院別在院日数の比較

旭東

医療センター

岡山市民

岡山中央

岡山大学済生会

川崎病院 東備 日赤 労災

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90

全入院患者パス利用患者 パス / 全在宅復帰率

自宅復帰率とパス利用率：前々回

日赤 川崎済生会 市民 中央 労災

東部岡山

医療センター東備

CL岡大

0

10

20

30

40

50

60

70

80

全入院パス利用パス / 全自宅 / 全

自宅復帰率とパス利用率：前回

医療センター 市民済生会 中央 日赤 労災

川崎病院 岡大

岡山ＣＬ東備

CL

0

10

20

30

40

50

60

70

80

全入院患者パス利用患者 パス / 全自宅 / 全

自宅復帰率とパス利用率：今回

労災

医療センター

岡山市民 日赤済生会

川崎病院

岡山中央 東備

0102030405060708090

全入院患者パス利用患者 パス / 全在宅復帰率

回復期 :18 病院 ( 昨年 17 病院 )　

全入院患者 パス利用患者 今回 昨年 今回 昨年

脳卒中入院患者数（人） 371 425 179(48%) 228

平均年齢 74.6 76.7 74.5 75.9

男性（人） 205 215 93 124

脳梗塞（人） 214 311 100 172

脳内出血（人） 92 82 69 46

くも膜下出血（人） 28 25 18 10

一過性脳虚血発作（人） 11 4 0 0

平均在院日数 94.9 93.5 89.8 86.6

脳卒中連携情報提供書退院時平均mRS

2.8 3.5

転帰：急性期病院・診療所へ転院数 32 53 22 36

転帰：回復期病院へ転院数 2 6 0 5

転帰：維持期病院へ転院数 24 32 10 17

転帰：維持期診療所へ転所数 4 5 1 4

転帰：維持期老健へ転所数 55 49 25 19

転帰：在宅復帰患者数 238(64%) 258 115(64%) 143

転帰：死亡数 16 22 6 5

急性期病院の疾患内訳

脳梗塞　 68 ％

脳内出血　 18 ％

くも膜下出血　 5 ％

TIA 　 8 ％ N = 580

急性期病院の退院先内訳N = 580

在宅復帰　 49 ％回復期　 30 ％

維持期・老健　 9 ％

急性期・診療所　 2 ％死亡　 10 ％

急性期パス利用患者の退院先

回復期　 89 ％

維持期・老健　 10 ％

Ｎ＝ 169 名在宅　 1 ％

回復期の疾患内訳

Ｎ＝ 371 名

脳梗塞　 62 ％

脳内出血　 27 ％

くも膜下出血　 8 ％TIA 3%

回復期病院の転院先

Ｎ＝ 371 名

在宅復帰　 64 ％

老健　 15 ％

維持期　 8 ％

急性期・診療所　 9 ％

死亡　 4 ％

回復期病院パス利用者の転院先

Ｎ＝ 179 名

在宅復帰　 66 ％

老健　 14 ％

維持期　 6 ％

急性期・診療所　 13 ％

出席者と施設数の変遷

H18.6

H19.1

H19.5

H19.1

0

H20.3

H20.7

H20.1

1

H21.3

H21.9

H22.3

H22.1

0

H23.6

0

50

100

150

200

250

300

出席者施設数

脳卒中

パス運用開始

県内パス統一

在宅パス連携

大腿骨頸部骨折

パス運用開始

市民フォーラム開催

急性期病院 Data平成 21 年 4 月～平成 24 年 2 月

　 全入院患者 パス利用患者 脳卒中入院患者数（人） 6910 1854平均年齢 72.0 73.6男性（人） 3917 1007脳梗塞（人） 4548 1143脳内出血（人） 1364 617くも膜下出血（人） 408 104一過性脳虚血発作（人） 412 6平均在院日数 25.3 41.6脳卒中連携情報提供書利用の退院時平均 mRS 　 3.6転帰：急性期病院・診療所へ転院数 170 10転帰：回復期病院へ転院数 1685 1598 （ 95 ％）転帰：維持期病院へ転院数 362 152転帰：維持期診療所へ転所数 78 12転帰：維持期老健へ転所数 85 8転帰：在宅復帰患者数 3755 15転帰：死亡数 464 6

回復期リハ病院 Data平成 21 年 4 月～平成 24 年 2 月

　 全入院患者 パス利用患者 脳卒中入院患者数（人） 2595 1247平均年齢 75.7 72.8男性（人） 1318 625脳梗塞（人） 1762 809脳内出血（人） 624 349くも膜下出血（人） 132 67一過性脳虚血発作（人） 59 2平均在院日数 87.3 90.3脳卒中連携情報提供書退院時平均 mRS 　 3.6転帰：急性期病院・診療所へ転院数 261 146転帰：回復期病院へ転院数 18 13転帰：維持期病院へ転院数 222 91転帰：維持期診療所へ転所数 27 21転帰：維持期老健へ転所数 222 123転帰：在宅復帰患者数 1430 710転帰：死亡数 90 24

急性期病院 Data ：時期ごとの比較

　 全入院患者 パス利用患者 1 期 2 期 3 期 1 期 2 期 3 期

入院患者数（人） 1856 2160 2894 453 628 773平均年齢 71.0 73.0 71.9 72.6 73.6 74.2平均在院日数 23.0 26.0 26.2 40.0 38.6 45.1退院時平均 mRS - - - 3.8 3.7 　 3.4転帰急性期病院へ転院数 57 41 72 4 3 3

回復期病院へ転院数 351 585 749329

(94%)571

(98%)698

(93%)維持期へ転院転所 120 173 232 47 61 10在宅復帰患者数 1003 1096 1656 6 2 7死亡数 126 165 173 4 1 1

＊ 1 期； H21 年 4 月～ H22 年 1 月、 2 期 H22 年 2 月～ H23 年 1 月、 3 期 H 23 年 2 月～ H24 年 2 月

回復期リハ病院Data：時期ごとの比較

　 全入院患者 パス利用患者 1 期 2 期 3 期 1 期 2 期 3 期

入院患者数（人） 693 882 1020 322 401 524平均年齢 75.4 77.0 74.8 75.8 76.0 68.5平均在院日数 89.4 84.9 87.9 87.2 97.1 86.9退院時平均 mRS - - - 3.9 3.8 3.3転帰急性期病院へ転院数 60 92 109 29 51 66回復期病院へ転院数 0 3 15 2 0 11維持期へ転院転所 97 153 221 53 60 104

在宅復帰患者数 340(49%)

502(56.9%)

588(57.6%)

151(46.8%)

251(62.5%)

308(58.7%)

死亡数 13 26 51 5 9 10＊ 1 期； H21 年 4 月～ H22 年 1 月、 2 期 H22 年 2 月～ H23 年 1 月、 3 期 H 23 年 2 月～ H24 年 2 月

まとめ

急性期および慢性期において在院日数は昨年同様であった。

前回同様在宅復帰率が高い病院とパス利用の間には傾向は見つけにくい。どのような要因が絡んでいるのかは現状ではわかりません。