サボニウス型風車風力発電機を作ろう!
サボニウス風車とはサボニウス(フィンランド)が
考案円柱形をたてに2つに切り,左右に少しずらした風車
パ ド ル を 回 転 さ せ る
さ せ る 向 き の 風
パ ド ル の 回 転 を
止 め る 向 き の 風
中 心 軸
パ ド ル
中 心 軸
風 車 を 回 転 さ せ る
向 き の 風
風 車 の 回 転 を 止 め る
向 き の 風
バ ケ ッ ト
風 車 を 回 転 さ せ
る の に 役 だ っ た 風
サボニウス型風車の特徴
利点と欠点利点・風速が弱くても回転
する。・風向きを問わない。・騒音が少ない。
欠点・あまり速く回転しな
い・発電量が少ない
『風力エネルギーの基礎』 牛山 泉 p.92
名古屋市JR金山駅前アステル 因幡電機製造・NEDO補助金利用
風車の性能評価11.パワー係数: Cp ・自然風の中から風車を利用して得られるパワーの割合 (サボニウス風車では、 0.15から 0.20程度)
Pe:実際に得られるパワー 〔 Nm 〕 ρ :空気の密度 〔 kg/m 3〕 A :受風面積 〔m2〕 :風速 〔 m/s 〕
3e
p Av
PC
ρ)21(
v
風の持つパワーのうち、風車によりどれだけ取り出せ
たかを表す
風車の性能評価22.トルク係数: CTQ
・抗力成分によるモーメント
TQe :実際に得られるトルク 〔 Nm 〕 R :風車の半径 〔m〕
RAv
TQC
2e
TQ
ρ)21(
風により発生しうる回転力のうち、風車によりどれだけトルクとして利用できた
かを表す
風車の性能評価33.周速比: Cp ・風車のブレード先端の速度と流入速度の比
R :ロータ半径 〔m〕 ω :ロ-タの角速度 〔 rad/s 〕 n :風車回転数 〔 rps 〕
v
2
v
RnR π
サボニウス風車の最適設計形状C
H
a
b
面積が一定の場合、アスペクト比( H/C )は大きいほうがよい( 4.29 )。
オーバーラップ( a/C )は20 ~ 30 %
ギャップ b=0 バケットの端板の設置 バケットの段数の増設
牛山 泉 らによる
川村式サボニウス型風車風力発電模型の作り方
講 師
材料が全てそろっているか確認しましょう。
1 人分の材料1人分の材料
道具が全てそろっているか確認しましょう。
1.風車ベースと羽根(左・右)を用意します。
2.風車ベースの切り込みに羽根を差し込みます。
4. 両面テープ付マジックテープとはさみを用意します。
5. はさみで両面テープ付マジックテープを半分に切ります。
6. 羽根+風車ベースの部品と、半分に切った両面テープ付マジックテープを用意します。
7. 両面テープ付マジックテープの両面テープをはがし、羽根の上面へ貼り付けます。
9. 貼り付ける位置の拡大写真です。
11. 風車ベースの上面中心部分に、回転軸を先のとがった方から差し込んでおきます。
12. スペーサーとプーリーを用意します。
13. スペーサーの平らな面の両面テープをはがします。
14. スペーサーをプーリーに貼り付けます。
16. 千枚通しを使ってプーリー側から穴を開けます。
17. その際に、プーリーに対して千枚通しを垂直に差し込んで穴を開けます。
18. 写真のような部品ができました。
19. プーリーと羽根+風車ベースを用意します。
20. プーリーに貼ったスペーサーの両面テープをはがし、風車ベースの下側から回転軸に差し込みます。
21. 風車ベースとスペーサーを、両面テープでしっかりと貼り合わせておきます。
22. マジックテープと千枚通しを用意します。
23. 千枚通しを使ってマジックテープの中心に穴を開けます。
24. 羽根+風車ベースの部品と穴を開けたマジックテープを用意します。
25. 穴の開いたマジックテープを上部から回転軸に通します。
26. 羽根上部のマジックテープ2ヵ所と差し込んだマジックテープを貼り合わせます。
27. 上から見た写真です。羽根(左・右)をマジックテープの貼り付け具合でまっすぐになるよう微調整します。
29. 風車スタンド底板と風車スタンドを用意します。
30. 風車スタンド底板の軸受け側と、風車スタンドの穴側が同じ側になるように重ね合わせます。
31. モーターとセロテープを用意します。
32. 風車スタンド穴側の側面に、セロテープを使用しモーターを仮止めします。
33. 風車スタンドの穴位置と、モータープーリーとが直線上になるように微調整します。
34. モーターと風車スタンドの高さ位置は、ほぼこれぐらいです。
35. モーターの取り付け位置が決まれば、セロテープでしっかりと風車スタンドに固定します。
36. モーター+風車スタンド、羽根+風車ベース、輪ゴムを用意します。
37. 回転軸を風車スタンドに差し込みます。その際、回転軸の先端を軸受けの窪みにはまるようにします。
38. 両方のプーリーの溝の高さが同じになるよう、回転軸側のプーリーの高さを微調整します。
39. 高さの調整が済めば、両方のプーリーの溝に輪ゴムをかけます。
41. 川村式サボニウス型風車 風力発電模型が完成しました。
赤ケーブルがプラス極、黒ケーブルがマイナス極になります。つなげて電子メロディーを鳴らしたり、発光ダイオード(長い方の端子がプラス)を光らせてみましょう。
サボニウス型風車風力発電機を作ろう!