兵庫教育大学における 文献探索指導 ー現状と課題ー
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兵庫教育大学における文献探索指導 ー現状と課題ー
兵庫教育大学附属図書館情報サービス係
高 階 時 子
発表内容
1. 教員養成大学である兵教大の特色2. 図書館利用説明会の現状3. 今年度の利用説明会で改善したこと4. 今後の充実のために5. 利用教育担当者として
教員養成大学である兵教大の特色
◆ 大学院生 約600名(1学年300名) (大半が現職教員)
◆ 学部生 約700名 (2年前より1学年160名)
その1
教員養成大学である兵教大の特色 その2
◆ 修士論文作成が必須であり、入学当初から修 士論文を書き上げるという目的意識が強い。
◆ 院生の学生数が多いため、文献複写依頼、 データベース検索指導などの必要性が高い
◆ 専攻分野は教育学、心理学をはじめ社会学、文学、自然科学、芸術など広範囲に渡っている
利 用 指 導
◆ 研究・学習、論文作成にむけて図書館をフル に活用してもらう
◆ 図書館を活用することの楽しさを知ってもらう
本学修了・卒業後、学校現場で教師として図書館利用・文献探索の楽しさを生徒に伝える
図書館利用説明会の現状
◆ 担当者: 情報サービス係 3名が交代で担当◆ 開催場所:図書館地階ライブラリーホール 約100名収容 ビデオプロジェクター使用◆ 開催時期:
4月~5月、10月~11月◆ 時間: 30分~90分◆ 回数: 29回
(平成 14 年度)
利 用 説 明 会 の 風 景
内容
1.館内案内(図書館ツアー)昼休みの30分を利用して館内を案内1週間連続
2. OPAC 検索入門昼休みの30分を利用して1週間連続
3.文献探索法概論二次資料の使い方、新聞記事の探し方、
他機関への訪問について等
内容
4.学内にない図書の入手方法国会図書館、県立図書館、
NACSIS-Webcat などの使い方5.雑誌論文の探し方と入手方法
雑誌記事索引など NACSIS-IR の説明6. ERIC, PsycINFO, JOIS の使い方7.電子ジャーナルの使い方
今年度、改善したこと OPAC 説明と館内案内を別の日に設定
多くの人が出席できるように毎日、昼休みに開催(1週間継続)
1人1台パソコンを使用し、利用者も操作する
データベース説明と、文献複写依頼など ILL サービスとを連動させて説明
電子ジャーナルの利用促進を図る
今後の充実のために 配布資料の更新・充実 HPに掲載して、利用者がいつでも利用でき
るようにする。 (現在はカウンターのそばに置き、自由に取っても
らっている) 利用者の希望を募り、ゼミ・グループ単位で
も説明会を開く。 教官の希望があれば、授業の中に組み入れて
もらう。 神戸サテライト学生への利用指導の充実
利用教育担当者として その1
国立大学図書館協議会主催の電子ジャーナルユーザー教育担当者研修会に参加① 平成13年度、14年度の2回実施
② 東・西地区の2箇所で2日間③ 研修プログラム ・電子ジャーナルを提供している業者を
講師として利用方法の実習
・利用者教育の実践事例報告
利用教育担当者として その2
国立大学図書館協議会の動向 学術情報リテラシー資料の共同利用の検討
「学術情報リテラシー資料の作成・提供状況」について、昨年10月、アンケート調査の実施
国立情報学研究所と共に情報リテラシー担当者育成のための研修プログラムを検討中
利用教育担当者として その3
人事院近畿事務局主催の「プレゼンテーション技法研修」に参加
指導のスキルアップを図る(業者インストラクターによる説明会に
出席) わかりやすい配布資料を作成すること
により、説明内容の理解を深める