大学生・院生にとってのブログによる学術コミュニケーションの可能性...

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大学生・院生にとってのブログによ る学術コミュニケーションの可能性 pt.2 実践報告編 筑波大学図書館情報メディア研究科 「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」管理人 佐藤翔(min2fly) 1

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大学生・院生にとってのブログによる学術コミュニケーションの可能性  

pt.2  実践報告編

筑波大学図書館情報メディア研究科  「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」管理人  

佐藤翔(min2-­‐fly)  1

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はじめにー自己紹介

•  大学院博士前期課程2年生  – 学術情報流通、大学図書館等を研究  

•  「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」管理人  – h.p://d.hatena.ne.jp/min2-­‐fly/  – 2007.2.12開設(地味に昨日で3周年)  – はてなダイアリー「図書館の人気ブログ」1位

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かたつむりは電子図書館の夢をみるか

•  メインコンテンツ  – イベントレポート  – 時事ニュース解説  – 告知・宣伝  

•  2009年の統計  –  152,599  pv(418/day)  –  17,399  users  – 総被ブクマ数:5,530

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第1回ARGカフェでもLT • その時の話の概要:  – ブログ+リアルで知り合いが増える  – Informal  CommunicaMonが広がる  

• 研究にも活きる・・・かも!  – 実例はなかったよ!  

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ブログだけでも楽しいけど・・・

•  「それだけじゃお腹がすくわ」  – なんと言っても業績が欲しい  – なんとかブログを業績に活かせないか?  

• 今日は実践報告  

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h.p://www.thomsonscienMfic.jp/news/press/pr_200901/350008.shtml

2009.1 トムソン・ロイターが新たな  雑誌評価指標を導入  

(詳細は以下のURLまたはググって)

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早速、自分の好きな雑誌の評価が  どうなるか調べてブログにアップした

h.p://d.hatena.ne.jp/min2-­‐fly/20090204/1233768162

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国立国会図書館の  「カレントアウェアネス-­‐E」から(地味に)

リンクが! h.p://current.ndl.go.jp/e889

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雑誌『薬学図書館』から原稿依頼  ⇒・ブログ記事から業績へ!!

h.p://hdl.handle.net/2241/103230

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一方で…2008.11に日本図書館情報学会  参加記録をブログにアップする

h.p://d.hatena.ne.jp/min2-­‐fly/20081117/1226877081

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発表者の小野寺先生からメールが!  ⇒以降、学会等を通じ「計量書誌学をやっている若手」と思われる

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2009.6に「日経メディカル・オンライン」の取材を受けた小野寺先生が  佐藤を取材者に紹介

h.p://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t047/200906/511109.html

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2009.8に佐藤も取材を受け、  「計量書誌学が専門」と紹介される  

(論文も紹介された)

h.p://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200908/511980.html

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「日経メディカル」紹介後

• 論文のアクセス数は増大  – 自分の論文で一番読まれている  • 本業(修士論文のテーマ)より(苦笑)  

• 論文執筆、取材、紹介まで全てブログがきっかけ  – ブログが業績につながる実践例!  

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今回の話はほんの1例

•  記録作成能力を買われバイトが増えた  

•  自分もカレントアウェアネス-­‐E原稿を依頼されるように  

•  ブログ+リアルのつながりで共同発表に至った例も  

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ブログを業績につなげるために・・・

• 実名・連絡先明記  – リアルでブログ主であることを積極的に名乗る  – 肉親に見られて困ることは書かない!  

• 継続は力  – 更新頻度は落としても続ける  – 便利なのはイベント報告  

•  リアル重要  – 多数派はROM  

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急募:後継者あるいは同業者(笑)

•  FAQ:「他にやってくれる学生はいないんですか?」  – 今がチャンス!(需要はある)  

•  なぜ今あえてブログ?  – Twi.erはまだついったらー同士のもの  – Ustreamはリアルタイムは良くても後で見返すのは面倒  

 

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