川崎重工の実験工作教室...

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2014年度 川崎重工の実験工作教室 第3弾 『マイ発電所をつくろう!』 エントリー 番 号 23 川崎重工業株式会社 教材開発部門賞 対象:小学生

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「身の回りにある色々な『ちから』を電気に変えてみよう!」をテーマに、水や風のちからで発電するミニプラントを工作し、実験に取り組みました。 投票の手引はこちら http://www.kyouikuouen.com/award2014/voting/

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Page 1: 川崎重工の実験工作教室 第3弾『マイ発電所をつくろう!』(川崎重工業株式会社)教育CSR大賞2014

2014年度

川崎重工の実験工作教室 第3弾『マイ発電所をつくろう!』

エントリー番 号 23

川崎重工業株式会社

教材開発部門賞

対象:小学生

Page 2: 川崎重工の実験工作教室 第3弾『マイ発電所をつくろう!』(川崎重工業株式会社)教育CSR大賞2014

教育CSR活動の基本情報

実施概要

ノミネート部門

受賞のポイント

タイトル

教育目標

活動に活かす自社技術・活動への思い

継続するための工夫

「身の回りにある色々な『ちから』を電気に変えてみよう!」をテーマに、水や風のちからで発電するミニプラントを工作し、実験に取り組みました。(小学生/ 45分)

教材開発部門

川崎重工の実験工作教室第3弾『マイ発電所をつくろう!』

「技術の素晴らしさ」や「ものづくりの大切さ」を多くの子どもたちに感じてもらいたい

川崎重工業の中でも、持続可能なエネルギー社会に向けた技術を担うプラント・環境カンパニーでは、再生可能エネルギーを活用した未来のエネルギーシステムの技術開発に力を入れています。これまでに太陽光や風、小水力、海洋エネルギーを活用した発電システムの開発に取り組んできた技術と社会的必要性を、本プログラムを通じて子どもたちに伝えることを目的としています。

川崎重工業のグループミッションは、「世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する」ことです。世界を代表するものづくり企業として、技術や製品を通じて地球環境に貢献することを当然とし、一方で“ものづくり”の魅力を次世代に伝えることは、未来への大きな貢献となります。そこで、7つのカンパニーから毎年1つを選び、オリジナルプログラムの開発と同カンパニーのスタッフによる実験工作教室を行うことで、全社事業として着実に社内外での実績を積み、企業として未来に貢献する体制を強化していっております。

テーマ テーマが身近、日常生活との関連がある

活動 探究活動・発表など子どもが主体的な活動に挑戦できる

社員 研究部門などテーマの技術に明るいスタッフがかかわっている

ブランド 企業の技術につながる内容

Page 3: 川崎重工の実験工作教室 第3弾『マイ発電所をつくろう!』(川崎重工業株式会社)教育CSR大賞2014

①実験工作教室実施への想い

でもどうやったらできる?「川崎重工らしい」 &

「みんなに喜んでもらえる」活動って何だろう?

うちの会社は「科学の宝箱」だよ。製品を素材にして、「学ぶ」「つくる」「楽しむ」「自分でも工夫する」ことができたらいいんじゃないかなぁ?

企業ミュージアム『カワサキワールド』@神戸

川崎重工グループの社会貢献のテーマは 「社会と未来につながる貢献の輪を広げます」です。

私たちの想いは、未来のテクノロジーを担う子どもたちの一人でも多くに、「技術の素晴らしさ」「ものづくりの大切さ」を感じてもらいたい、というものですが…

ということで、実験工作教室を始めました。川崎重工には「栄養豊富な素材」はたくさんありますが、これを「子どもが食べやすくて美味しい料理」にするため、プロであるリバネスさんのお力を借りることに。

川崎重工には7つの事業カンパニーがあります。2011年度には航空宇宙カンパニーが「マイヘリコプターをつくろう!」、2012年度には精密機械カンパニーが「マイクレーン車をつくろう!」という実験工作教室のプログラムを開発。そして2013年度にプラント・環境カンパニーが「マイ発電所をつくろう!」を開発しました。

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②実験工作教室のプログラム紹介~マイ発電所をつくろう!~

「身の回りにある「ちから」。人がものを持つのも、風も、水も光も熱もみんな「ちから」の仲間です。そんな「ちから」を回転運動に変えることで電気をつくる実験工作プログラムをつくりました。

そのあと、水力と風力で発電する模型「マイ発電所」を組み立てて、 扇風機と水道水を使って回す実験を

します。風量や水量で発電量も変わることを、電流計で確認します。

まずは手のちから。

手回しの発電機を回し、LEDライトや オルゴールを使って電気が 生まれることを「体感し」ます。

←手回し式発電機

風量を変えながら電流計をチェック / 次は水道でトライ。

「マイ発電所」完成形。外にある青い羽根が風力用、アクリル板の中の黒い羽根が水力用です。モーターはフィルムケースに収納して水濡れを防いでいます。

どんなちからをつかえばもっと発電できるかな?最後のメッセージは

「みんなの工夫が世界を変える!」でした。

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③2014年の主な実験工作教室実績

■サイエンスフェアin兵庫(神戸) 【高校生】

・2014年2月2日(バイオエタノール)

原料である稲わらを前処理、糖化、発酵、蒸留した各段階の溶液の実物も見てもらいながら技術を身近に感じてもらいました。

■出前授業(東北)【小学生】実験工作教室

・2014年11月25日・26日(マイ発電所)

復興10年、20年といわれる中で、東北の子どもた

ちが自分たちの手で復興に貢献できるように、川崎重工も次世代育成活動で支援しています。

■青少年のための科学の祭典(東京)実験工作教室 【小・中・高生】

・2014年7月26日・27日(マイヘリコプター)

企業や個人の出店による、次世代育成活動の全国大会です。参加者は72名。

マイヘリコプター

★おまけ★ 実験工作教室以外の次世代育成活動にも取り組んでいます

■小学生のための理科の王国(大阪)実験工作教室【小学生】

・2014年5月11日(マイ発電所)

リバネスさん主催のイベントで「マイ発電所」お披露目。約90人に参加してもらいました。

■エンジニアとの交流会(東京)【高校生】

・2014年8月25日(プラント・モーターサイクル)

高校生たちが普段取り組んでいる科学の勉強と、小さい頃の夢と、「実社会への役立ち」とを結びつけることを目的とした交流を実施しています。

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④実験工作教室の今後の展望

「マイヘリコプター」「マイクレーン車」「マイ発電所」ともに、私たちも、もっとわかりやすくしたい、もっと色んなことを伝えたい!と想ってどんどん教材をチューンナップしていっています。

また、小学生の低学年・高学年でつくり方を変えてみたり、同じ教材でも高校生向けには高度な知識をオンしたりと、工夫はつきません。

私たち社員も、教室のスタッフを務めることの楽しさ、自分自身の成長を実感しています。スタッフの輪も広がっています。

これからもプログラムの種類を増やして、一人でも多くの子供たちに、「あこがれ」「あこがれから生まれる科学への興味」 そして「ものづくりの楽しさ」を体験してもらいたいと思います。

次はどの製品になるかな?来年も楽しみにしてくださいね!