平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④...

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報 告 書 平成 29 年度 厚生労働省 地域におけるインセンティブ情報ネットワークモデル構築等事業 地域コミュニティでのインフルエンサー養成プロジェクト 平成 30 年 3 月 (株)つくばウエルネスリサーチ

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報 告 書

平成 29年度

厚生労働省

地域におけるインセンティブ情報ネットワークモデル構築等事業

地域コミュニティでのインフルエンサー養成プロジェクト

平成 30年 3月

(株)つくばウエルネスリサーチ

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目次

1 事業概要 ................................................................... 1

1-1 事業背景・目的......................................................... 1

1-2 事業実施スケジュールと実施体制 .......................................... 5

1-3「健幸アンバサダー養成講座」開催概要 ...................................... 6

1-3-1 講座のねらい・講座カリキュラム .......................................... 6

1-3-2 開催日時・場所・者数 .................................................... 7

1-3-3 健幸アンバサダー認定証カード ............................................ 9

1-4 健幸アンバサダーフォローアップ講座開催概要 .............................. 9

1-4-1 講座のねらい・講座カリキュラム .......................................... 9

1-4-2 開催日時・場所・受講者数 ............................................... 10

1-5 健幸アンバサダーマスター養成講座開催概要 ............................... 11

1-5-1 講座のねらい・講座カリキュラム ......................................... 11

1-5-2 開催日時・場所・養成者数 ............................................... 11

1-5-3 健幸プロフェッサー・マスター会員の認定ピンバッジ ....................... 13

1-6 健幸アンバサダー通信 ................................................... 13

2 実証内容 .................................................................. 17

2-1 健幸アンバサダー養成システムの構築 ..................................... 17

2-1-1 健幸アンバサダー養成講座カリキュラムの精錬 ............................. 17

(1) 評価概要 .......................................................... 17

① 評価目的........................................................ 17

② 評価対象........................................................ 17

③ 評価時期........................................................ 17

④ 評価方法........................................................ 17

⑤ 評価内容........................................................ 17

(2) 結果 .............................................................. 20

2-1-2 健幸アンバサダーマスター養成講座カリキュラムの構築 ..................... 60

(1) 評価概要 .......................................................... 60

① 評価目的........................................................ 60

② 評価対象........................................................ 61

③ 評価時期........................................................ 61

④ 評価方法........................................................ 61

⑤ 評価内容........................................................ 62

(2) 結果 .............................................................. 63

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2-1-3 健幸アンバサダーの活動実態調査(質問紙調査) ............................. 70

(1) 質問紙調査概要 ..................................................... 70

① 評価目的........................................................ 70

② 評価対象........................................................ 70

③ 評価時期........................................................ 70

④ 評価方法........................................................ 70

⑤ 評価内容........................................................ 70

(2) 結果 .............................................................. 71

(3) 考察 .............................................................. 78

2-1-4 健幸アンバサダーの影響度調査 ........................................... 79

(1)質問紙調査概要 .................................................... 79

① 評価目的........................................................ 79

② 評価対象........................................................ 79

③ 評価時期........................................................ 81

④ 評価方法........................................................ 81

⑤ 評価内容........................................................ 81

(2)結果 ............................................................. 82

(3)考察 ............................................................. 87

2-1-5 企業・学会・指導者養成機関でのインフルエンサー養成システムの構築 ....... 88

(1)目的 ................................................................ 88

① 多様な養成モデルの必要性 ........................................ 88

② 多様な養成モデル ................................................ 90

1)官民連携モデル(2-1-5 表 1) .................................... 90

2)健康製品・サービス活性化モデル(2-1-5 表 2) .................... 91

3)セカンドキャリアモデル(2-1-5 表 3) ............................ 91

4)健康経営モデル(2-1-5 表 3) .................................... 92

5)プロフェッショナルモデル(2-1-5 表 4) .......................... 92

③ 企業の多様な関わり方 ............................................ 93

④ 運営体制と費用負担のあり方 ...................................... 94

1)事務局の業務範囲 ................................................. 94

2)SWC協議会との関係 ............................................... 95

3)講座主催団体の参加資格の要否 ..................................... 95

4)主な収入源....................................................... 95

(2)方法 ................................................................ 96

(3)結果 ................................................................ 96

① 健幸アンバサダーのポジショニング(価値) ........................ 96

② コンテンツの確立 ................................................ 98

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1)コンテンツの共通化 ............................................... 99

2)カリキュラムの柔軟性の確保 ....................................... 99

3)信頼性の担保 .................................................... 100

3 普及啓発活動 ............................................................. 101

3-1 目的 ................................................................. 101

3-2 活動内容 ............................................................. 101

(1)シンポジウムの開催 ................................................ 101

(2)講演会等での情報発信 .............................................. 103

(3)メディア掲載...................................................... 103

(4)健幸アンバサダー会員の養成講座後の実際の活動例 .................... 104

(5)健幸アンバサダー会員のコメント抜粋 ................................ 105

4 まとめ・提言 .............................................................. 106

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1 事業概要

1-1 事業背景・目的

我が国における超高齢社会、人口減などがもたらす様々な社会的問題を克服するために、

健康長寿社会を構築することは、重要かつ喫緊の課題であることは周知の事実である。しか

し、なぜ国や自治体あるいは健保等の予防施策の効果が出ないのか? また、健康サービス

の市場が期待通りに伸びないのか? その答えのひとつとして、国民の約 7 割が健康づく

り無関心層(以下、無関心層)であり、この層は自ら健康情報を取ろうとしない特性である

ことが分かっている(筑波大学久野研究室)。ポピュレーションアプローチとして、地域で

の口コミがその解決策となるが、その方法論は確立されていないのが現状である。

上記背景より、スマートウエルネスコミュニティ(以下、SWC)協議会に加盟している

産官学の会員(産 75、自治体 21、学 9団体)は、無関心層を半減させることを目標に、

全国のコミュニティ単位で繰り返し情報を拡散させる仕組みを構築し、無関心層に対して

効果的に情報提供できる広報体制システムを確立させることが必要と考えた。ここでイン

フルエンサーの役割を担う者を本事業では「健幸アンバサダー」と名付けた。

1-1 図 1 健幸アンバサダー養成プロジェクトの意義

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健幸アンバサダーは、専門的な指導者ではなく、健康情報を大切な人に伝える伝道師

(インフルエンサー)という新たな社会的役割を担う者であり、健康づくりは「自分のた

め」だけでなく「大切な人のため」という新たな考え方に基づく。無関心層を含めた多数

の地域住民に対して「心に届く情報」として伝え拡散させることを目標にしている。

これにより、これまで各種健康施策や健康サービスの情報が関心層にしか届いてこなか

った現状を打開し、地域コミュニティを活用した口コミによる情報提供がソーシャルキャ

ピタルを醸成し、無関心層のヘルスリテラシーが向上、行動変容のきっかけになることを

目指す。

1-1 図 2 健幸アンバサダーとは~伝道師という社会的役割

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また、無関心層を行動変容に導くためには、健康情報を繰り返し届けることが重要であ

ることから、家庭、地域、職場や学校等、生活のあらゆる場面において、口コミで健康情

報が日常的に耳に入る情報網を構築する必要があると考える。そこで、本事業では、2030

年度までに、全国で 200万人の健幸アンバサダーを養成することを目標とした。

1-1 図 3 健幸アンバサダーの意義~大切な人からの口コミなら無関心層にも情報が届く

1-1 図 4 健幸アンバサダーが活躍する社会のイメージ

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2017年度は、政策効果が得られる健幸アンバサダー養成者数の拡大方法の具体化と、行

政と民間が連携して自律的に長期的に事業を継続できる仕組みづくりのための知見を得る

ことを目標とした。具体的には、4市で約 700人を養成したが、これを本年度は、単年度

で 1万人の養成を目標とし、全国の異なる環境のコミュニティで養成や活動支援できる体

制づくりを具体化するために、①静岡県と県単位での連携・拡大モデル(県と市町村連携

及び地元企業、特に中小企業との連携)の検討、②モデル自治体を 4市から 10市に拡大

し、プロジェクトメンバー以外の講師を養成し、同様な成果を出す体制づくりの構築、③

自治体のみではなく企業や学会等でもインフルエンサーを養成できるシステムの構築、④

全国約 20箇所かつ計 1万人のインフルエンサーへ定期的に情報提供できるコンテンツ作

成及び供給システムの構築(経済性も含めて)、⑤養成されるインフルエンサーが持続的

にやりがいを持って活動し続ける体制の検討を行い、全国で展開できるインフルエンサー

の育成及び活動支援モデルを具体化する必要があると考えた。

そこで、以下を目的に検討を行った。

課題① 県主導によるインフルエンサー養成及び品質維持・向上システムの構築

課題② インフルエンサー養成研修会における講師養成・認定システムの構築

課題③ 自治体主導ではなく、企業、学会、指導者養成機関でのインフルエンサー養成シ

ステムの構築

課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

実績に応じた奨励制度の検討等、モチベーション維持策の構築

課題⑤ 年 4~6回の情報提供コンテンツを作成し、各地に所在するインフルエンサーに

届け、彼らが口コミで正確な情報を展開できる仕組みの構築

1-1 図 5 200 万人養成に向けた健幸アンバサダー養成計画

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1-2 事業実施スケジュールと実施体制

本事業では、大きく前述の課題①から⑤についての事業を行った。詳細は各章で別途記

載する。本事業の 1年間の実施スケジュールは下記の通りである。

なお、事業実施に伴い、委員会の開催およびコアメンバーによる打ち合わせを行い、事業

推進に向けての検討を行った(実施体制は「1-6 実施体制・委員会・ワーキング開催状況」

を参照)。

●コアMTG(5/18) ●実行委員会(9/29)

●キックオフMTG(5/23) ●健康長寿推進員・人材育成分科会(1/17)

●WG1・2合同コアMTG(6/9) ●コアMTG(8/23)

 ●WG1・2合同MTG(6/14)

●WG1・2合同コアMTG(6/9) ●WG2・3コアMTG(8/22) ●WG2・3コアMTG(10/17) ●WG2・3コアMTG(12/5) ●WG2・3コアMTG(1/31)

 ●WG1・2合同MTG(6/14)

●WG2・3コアMTG(8/22) ●WG2・3コアMTG(10/17) ●WG2・3コアMTG(12/5) ●WG2・3コアMTG(1/31)

運営体制・運営費捻出方法の検討

会員管理の仕組みの検討・構築

●コアMTG(8/25)

三島市調査票配布

調査対象自治体・企業との調整

三島市・磐田市 三島市調査票回収 三島市調査票集計・分析

調査票の作成

磐田市調査票配布

三島市・磐田市

調査票の印刷 磐田市調査票回収

松崎町調査票配布

松崎町調査票の作成

松崎町調査票回収

松崎町調査票の印刷

磐田市・松崎町調査票集計・分析

健幸アンバサダー事業の効果検証

県単位における健幸アンバサダー制度の検討

県主導での健幸アンバサダー養成講座の開催

●静岡県(11/6・11/7) ●静岡県(1/23)

講師の研修システム及びメンテナンス方法の検討

●健幸アンバサダーマスター養成講座@筑波大学(12/19)

●健幸アンバサダーマスター養成講座

 @静岡県(1/23)

自治体主導での健幸アンバサダー養成講座の開催

●磐田市(10/6・10/7) ●八幡市(12/3・12/4)

●三島市(9/12・9/13) ●多摩市(10/10) ●磐田市(2/2・2/3) ●安城市

●下田市(10/12)松崎町(10/13) ●伊達市(2/9)  (3/17・

●三島市(11/18) ●八幡市(2/12)   3/18)

●見附市(11/27・11/28) ●多摩市(2/27)

企業・団体における育成モデルの検討

企業主導での健幸アンバサダー養成講座の開催

●森永乳業(10/17) ●第一生命保険(1/11)

●三井不動産(11/21)

●森永乳業(11/29)

●カーブスジャパン(12/10)

●三井不動産(12/12)

フォローアップ講座のカリキュラム検討

アンバサダー活動に関するインセンティブの検討

●見附市フォローアップ講座

 (2/23)

●多摩市フォローアップ

 講座(2/27)

●安城市

 フォロー

 アップ講座

 (3/19)

コンテンツ作成・配信方法の検討

健幸アンバサダー通信Vol.6(定期配信)「サルコペニア予防」印刷

Vol.6配布

健幸アンバサダー通信Vol.7(定期配信)

「保健指導のすすめ」認定期間

健幸アンバサダー通信静岡県限定Vol.1(臨時配信)「静岡県の健康寿命」認定期間 Vol.7印刷

静岡県限定Vol.1印刷 Vol.7配布

健幸アンバサダー通信Vol.8(定期配信)

「ダイエット」認定期間

静岡県限定Vol.1配布 健幸アンバサダー通信

Vol.9(定期配信)「認知症」

認定期間

健幸アンバサダー通信森永乳業限定Vol.1(臨時配信)「たんぱく質摂取の重要性」・ Vol.8・9印刷

Vol2(臨時配信)「いつまでも動けるカラダづくり」認定期間

Vol.8・9配布

森永乳業限定Vol.1・Vol2印刷

森永乳業限定Vol.1・Vol2配布

10月5月 6月 7月 8月 9月 11月 12月 1月 2月 3月

年4~6回の情報提供コンテンツを作成し、各地に所在するインフルエンサーに届け、彼らが口コミで正確な情報を展開できる仕組みの構築

実行委員

WG1養成システム&コンテンツ開発

WG2200万人体制構築

WG3運営主体検討

WG4調査・分析

自治体主導でのインフルエンサー養成システムの構築

企業、学会、指導者養成機関でのインフルエンサー養成システムの構築

県主導によるインフルエンサー養成及び品質維持・向上システムの構築

インフルエンサー養成講座後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動実績に応じた推奨制度の検討等、モチベーション維持策の

構築

インフルエンサー養成研修会における講師養成・認定システムの構築

1-2 図 1 事業実施スケジュール

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1-3「健幸アンバサダー養成講座」開催概要

1-3-1 講座のねらい・講座カリキュラム

「健幸アンバサダー養成講座」に関する概要は下記の通りである。

ねらい:人および都市の「健幸」を達成するために必要かつ正確な情報を、無関心層を含め

た多数の地域住民に「心に届く情報として」伝え拡散する役割である「健幸アンバ

サダー」を養成する。

到達目標:①健幸アンバサダーの役割を正しく理解する

②健幸アンバサダーとしての使命感を持ってもらう

③今後の活動内容・伝達手段について正しく認識してもらう

④健幸アンバサダー自身のヘルスリテラシーを高める

受講資格:なし

認定資格:健幸アンバサダー

カリキュラム:下記 1-3-1 表 1を参照。

※所要時間 約 180分(休憩やアンケート実施時間等含む)

上記カリキュラムは、主に自治体が主催する講座で、一般市民が受講対象者となる場合の

一例であり、所要時間 180分程度のフルバージョンとなっている。なお、主に企業や団体等

が主催する講座で、専門職や健康関連資格の保有者等が受講対象者となる場合には、主催者

と調整の上、十分な知見があると思われる「最新健幸情報」は一部免除とし、健幸アンバサ

ダーとしての役割への理解に重点を置いた短縮版カリキュラム(約 90分)で実施した。

1-3-1 表 1 2017 年度「健幸アンバサダー養成講座」カリキュラム

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1-3-2 開催日時・場所・者数

2017 年度は、1 都道府県 8 市、4 企業・団体で「健幸アンバサダー養成講座」を実施し、

9632人の健幸アンバサダーを養成した。昨年度の養成者数(742人)を含めると、全養成者

数は 10,374人となった。

【新規養成講座】

① 静岡県 三島市文化会館 80人 ①

① 静岡県 三島市社会福祉会館 130人 ①

① 53人 ①

① ①

① ①

③ 2017年10月10日(火)15:00~18:00多摩市

(東京都)①

東京都 パルテノン多摩

第1会議室31人 ①

①静岡県

下田総合庁舎第3会議室72人 ①

静岡県

松崎町農村環境改善センター

文化ホール

142人 ①

199人 ①

210人 ①

① ②

① ②

86人 ①

86人 ①

95人 ①

68人 ①

⑨ 2018年1月23日(火)13:00~16:30 静岡県 ① 静岡県看護協会健診室 88人 ①

①静岡県 磐田市消防署

消防庁舎3階 大会議室98人 ②

静岡県 磐田市

総合健康福祉会館(iプラザ)

2階ふれあい交流室1~3

134人 ②

⑪伊達市

(福島県)①

福島県 伊達市

伊達市保原市民センター94人 ②

⑫八幡市

(京都府)①

京都府

八幡市文化センター4F小ホール106人 ①

⑬多摩市

(東京都)①

東京都多摩市

アウラホール91人 ②

安城市

(愛知県)① アンフォーレ 87人 ②

安城市

(愛知県)① アンフォーレ 74人 ②

小計

【企業内養成講座】

① 森永乳業 ③ 田町プラザビル 23F 82人 ①

② 三井不動産 ②千葉県 柏の葉キャンパス

KOIL「あ・し・た」61人 ①

③ 森永乳業 ③ オフィスパーク 4階会議室 66人 ①

④ 三井不動産 ②柏の葉カンファレンスセンター

Room5&6177人 ①

⑤ カーブスジャパン ③ パシフィコ横浜 6,818人 ①

⑥ 第一生命 ③ 第一生命柏常総支社 163人 ①

小計

合計 9,632人

2018年2月2日(金)13:30~16:30

静岡県・磐田市

2018年2月3日(土)9:00~12:00

京都府

八幡市文化センター4F小ホール2017年12月4日(月)9:00~12:00

2017年11月18日(土)9:00~12:00

180人

61人

2017年2月9日(金)9:30~12:30

2018年2月27日13:30~16:30(10/23中止分)

2018年3月17日(土)13:30~16:10

2017年12月12日(火)9:30~12:00

2017年12月10日(日)午後

2018年1月11日(木)13:00~15:30

2018年3月18日(日)9:20~12:00

2017年11月21日(火)13:00~16:00

2017年10月17日 15:00~17:00

2017年11月29日(水)14:30~16:30

2018年2月12日(月)9:00~12:00

静岡県

三島市立保健センター東館2017年11月18日(土)13:30~16:30

2017年11月27日(月)13:30~16:30見附市

(新潟県)①

新潟県

見附市役所4階大会議室2017年11月28日(火)9:30~12:30

2017年12月3日(日)13:00~16:00八幡市

(京都府)

2017年11月6日(月)13:30~16:30静岡県

静岡県・三島市

静岡県 静岡市

静岡商工会議所会館

5階 大ホール2017年11月7日(火)9:00~12:00

2017年10月12日(木)13:30~16:30

静岡県・

下田市・松崎町2017年10月13日(金)9:30~12:30

2017年10月6日(金)13:30~16:30

静岡県・磐田市静岡県 磐田市消防署

消防庁舎3階 大会議室2017年10月7日(土)9:00~12:00

2017年10月7日(土)13:30~16:30

講座形式

(※1)会場 人数

①2017年9月12日(火)13:30~16:30

静岡県・三島市2017年9月13日(水)9:00~12:00

開催日時 主催者

2,265人

7,367人

指導形式

(※2)

1-3-2 表 1 2017 年度「健幸アンバサダー養成講座」年間開催スケジュールと養成者数

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※1 講座形式について

①官民連携型:自治体+企業・団体が共同で実施する研修

②企業・団体主催型:企業や団体が持つ会員への研修

③企業・団体内在籍者型:企業や団体に所属する社員やスタッフへの研修

※2 指導形式について

①事務局型:昨年度同様、事務局の委員が指導を行う研修

②事務局+養成者型:事務局の委員と養成された指導者が指導を行う折衷型の研修

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1-3-3 健幸アンバサダー認定証カード

健幸アンバサダー養成講座を受講し、健幸アンバサダー資格を有した認定者を対象に、健

幸アンバサダー認定証カードを配布した。

1-4 健幸アンバサダーフォローアップ講座開催概要

1-4-1 講座のねらい・講座カリキュラム

「健幸アンバサダーフォローアップ講座」に関する概要は下記の通りである。

ねらい:認定を受けた健幸アンバサダーが意欲的に継続して活動できるよう、モチベーショ

ンの維持向上、活動の質の担保のための情報伝達力とヘルスリテラシーの向上を図

る。

受講資格:健幸アンバサダー養成講座受講者

カリキュラム:下記の表(1-4-1 表 1)を参照。

※所要時間 約 90分(休憩やアンケート実施時間等含む)

1-4-1 表 1 2017 年度「健幸アンバサダーフォローアップ講座」カリキュラム

1-3-3 図 1 健幸アンバサダー認定証カード イメージ

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1-4-2 開催日時・場所・受講者数

2017年度は、3市(新潟県見附市、東京都多摩市、愛知県安城市)で「健幸アンバサダー

フォローアップ講座」を実施し、168人の健幸アンバサダーが受講した。

1-4-2 表 1 2017年度「健幸アンバサダーフォローアップ講座」年間開催スケジュールと受講者数

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1-5 健幸アンバサダーマスター養成講座開催概要

1-5-1 講座のねらい・講座カリキュラム

「健幸アンバサダーマスター養成講座」に関する概要は下記の通りである。

ねらい:健幸アンバサダーを養成するための講師を育成。情報を心に届ける伝道師(インフ

ルエンサー)という新たな社会的役割を持つ人材育成法を習得する。

受講資格:1)健康関連の国家資格保有者(医師・保健師・看護師・薬剤師・管理栄養士・

理学療法士など)

2)SWC協議会加盟団体が認定している資格者

3)健幸アンバサダーの認定者

1.健康・体力づくり事業財団 (健康運動指導士、健康運動実践指導者)

2.日本未病システム学会(未病専門指導士)

3.日本体育協会(スポーツプログラマー、アスレティックトレーナー、スポ

ーツ栄養士、スポーツドクター)

4.メンタルケア協会(指導精神対話士)

5.その他、企業・団体による推薦者(略歴書と所属先からの推薦書を実行

委員会で認定)

認定資格:健幸アンバサダーマスター

カリキュラム:下記の表(1-5-1 表 1)を参照

※所要時間 約 150分(休憩やアンケート実施時間等含む)

1-5-2 開催日時・場所・養成者数

2017年度は、東京(筑波大学茗荷谷キャンパス)と静岡県(静岡県看護協会健診室)の2

会場にて「健幸アンバサダーマスター養成講座」を実施し、120人の健幸アンバサダーマス

ターを養成した。

1-5-1 表 1 2017 年度「健幸アンバサダーマスター講座」カリキュラム

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12

1-5-2 表 1 2017 年度「健幸アンバサダーマスター養成講座」年間開催スケジュールと養成者数

① SWC協議会つくば大学茗荷谷キャンパス

120講義室35人

② 静岡県 静岡県看護協会健診室 85人

小計

【マスター養成講座】

2017年12月19日(火)13:00~15:30

2018年1月23日(火)10:00~12:00

会場 人数開催日時 主催者

120人

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13

1-5-3 健幸プロフェッサー・マスター会員の認定ピンバッジ

健幸アンバサダーマスター養成講座を受講し、健幸アンバサダー養成講座の指導資格を

有したマスター認定者(120人)を対象にシルバーのピンバッジを配布した。また、マスタ

ーの更なる上位資格に位置づくプロフェッサー認定者(12 人)を対象にゴールドのピンバ

ッジを配布した。上記、開催日程(1-3-2 表 23,24,25,27,28,29)にて、講師として指導い

ただいた健幸プロフェッサー・マスター会員には、それぞれピンバッジを実際に着用してい

ただいた。

1-6 健幸アンバサダー通信

健幸アンバサダーが健康情報を拡散させるためのコンテンツとして「健幸アンバサダー

通信」を作成し、1テーマにつき 1人あたり 5枚配布した。2017年度は、下記の通り配布を

行った。

2017 年度は、①定期配信分として全健幸アンバサダーに配布したものが 4 回、②臨時配

信分として一部の健幸アンバサダーに配布したものが 3 回、合計 7 回の配信を行った。②

は、各自治体や企業・団体等が、自身に所属する健幸アンバサダーのみを対象に作成し、配

布したものである。

また、コンテンツ内容については、①SWC協議会が作成したものと、②企業・団体等が発

信したいテーマをもとに作成したものの 2 種類がある。②の場合の作成費は作成を希望す

る企業・団体等が負担し、本通信の裏面の一部に作成主である企業・団体等の広告を掲載し

た。企業・団体等のメリットを確保することで、運用資金の確保と事業のサスティナビリテ

ィを担保できる仕掛けとした。

1-5-3 図 1 健幸アンバサダープロフェッサー・マスター会員用ピンバッジ イメージ

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14

なお、コンテンツ内容については、SWC協議会の会員である有識者によるコンテンツ認

定委員会を設置して審査することにより、質の担保を確保できる仕組みを作った。

テーマ 作成企業・団体名 配布時期

サルコペニア予防 カーブスジャパン 2017年10月~

保健指導のすすめ SWC協議会 2018年2月~

ダイエット SWC協議会 2018年3月~

認知症 カーブスジャパン 2018年3月~

テーマ 作成企業・団体名 配布時期

静岡県の健康寿命 静岡県 2017年9月~

たんぱく質摂取の重要性 森永乳業 2017年11月~

いつまでも動けるカラダづくり 森永乳業 2017年11月~

1-6-1 表 1 2017 年度健幸アンバサダー通信【定期配信版】のテーマと配布時期

1-6-1 図 1 配布した健幸アンバサダー通信例

1-6-1 表 2 2017 年度健幸アンバサダー通信【臨時版】のテーマと配布時期

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15

【SWC協議会コンテンツ認定委員会】

メンバー:大内 尉義(虎の門病院院長・東京大学名誉教授) 井上 茂 (東京医科大学教授) 大野 裕 (国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター顧問

/ 認知行動療法研修開発センター理事長) 河野 一郎(筑波大学名誉教授) 久野 譜也(筑波大学教授) 下光 輝一(健康・体力づくり事業財団理事長 / 東京医科大学名誉教授)

清水 精一(大塚製薬研究開発担当部長)

1-7 実施体制・委員会・ワーキング開催状況

本事業は、SWC協議会に加盟している会員により、プロジェクトメンバーを構成した。具

体的なプロジェクト実施体制は下記の通りである。

【事務局】

実行責任者 久野譜也(つくばウエルネスリサーチ 代表取締役社長 / 筑波大学教授)

事務局長 塚尾晶子(つくばウエルネスリサーチ 執行役員)

SWC協議会 健幸アンバサダー実行委員会

委員長 :下光 輝一(健康・体力づくり事業財団理事長:健康長寿推進員・人材育成分科会 座長*)

PM :久野 譜也(筑波大学教授:SWC協議会 副会長*)

事務局長:塚尾 晶子(つくばウエルネスリサーチ執行役員:健康長寿推進員・人材育成分科会 副座長*)

副委員長:大野 裕 (認知行動療法研修開発センター顧問)久住 時男(見附市長:健康長寿推進員・人材育成分科会 副座長*)清水 精一(大塚製薬研究開発担当部長:健康長寿推進員・人材育成分科会 副座長*)杉浦 昭子(スギホールディングス代表取締役副社長:ヘルス&ICTリテラシー向上プロジェクト 副リーダー*)平川 健司(電通事業開発室長:ヘルス&ICTリテラシー向上プロジェクト 副リーダー*)増本 岳 (カーブスジャパン代表取締役会長兼CEO :ヘルス&ICTリテラシー向上プロジェクト 副リーダー*)中村 真治(電通チーフプロデューサー:スポーツ・レガシー分科会 副座長*)井上 茂 (東京医科大学教授)中板 育美(日本公衆衛生看護学会理事:健康長寿推進員・人材育成分科会 副座長*)村田 良一(つくばウエルネスリサーチ執行役員)

*はSWC協議会での役割

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1-7 図 1 実施体制

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17

2 実証内容

2-1 健幸アンバサダー養成システムの構築

2-1-1 健幸アンバサダー養成講座カリキュラムの精錬

(1) 評価概要

① 評価目的

本章では、複数自治体で開催した健幸アンバサダー養成講座のカリキュラム評価を

行う。具体的には、本講座を受講することで、1)健幸アンバサダーの役割を正しく理

解したか、2)健幸アンバサダーとしての使命感を持つことができたか、3)今後の活

動内容・移動手段について正しく認識できたか、4)講座に満足したか否かについて評

価する。

② 評価対象

静岡県、静岡県三島市、静岡県磐田市、静岡県下田市、新潟県見附市、東京都多摩

市、京都府八幡市、森永乳業、第一生命および三井不動産「あ・し・た」にて実施さ

れた健幸アンバサダー養成講座に受講した者のうち、受講時に記入する「ミニレポー

ト」と受講後に記入する「受講後アンケート」に回答し、調査票のデータ入力を完了

した 1894名を分析対象者とした。

③ 評価時期

調査は、2017年 9月から 2018年 2月の健幸アンバサダー養成講座の当日に行われ

た。

④ 評価方法

健幸アンバサダー養成講座の受講日に配布される「ミニレポート」と「受講後アン

ケート」を用いて評価を行った。「ミニレポート」は、一つ一つの講義終了後に、回答

するアンケートであり、一つ一つの講義の理解度を把握したか否かを把握するための

アンケートである。「受講後アンケート」は、受講者の基本属性、運動習慣、ヘルスリ

テラシー、セルフエフィカシー、インフルエンス力、養成講座の理解度を把握するた

めのアンケートである。

⑤ 評価内容

1)基本属性

基本属性としては、性別、年齢について評価を行った。

2)生活習慣

生活習慣としては、喫煙、運動、食事、睡眠について評価を行った。

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3)口説き力

「人を説得する技術(口説き力)がある」という質問について、5件法(①そう思わ

ない~⑤そう思う)で評価を行った。

4)知識力

「疾病・生活習慣等に関する正しい知識を持っている」という質問について、5件法

(①そう思わない~⑤そう思う)で評価を行った。

5)コミュニケーション力

「コミュニケーション力が高い」という質問について、5件法(①そう思わない~⑤

そう思う)で評価を行った。

6)社会的使命感

「地域への貢献意識(社会的使命感)が高い」という質問について、5件法(①そう

思わない~⑤そう思う)で評価を行った。

7)情報伝達の自信

「自分の情報を伝える影響力に対しての自信が高い」という質問について、5件法(①

そう思わない~⑤そう思う)で評価を行った。

8)興味実感力/成功体験

「人に伝える内容を自分も体験している」という質問について、5件法(①そう思わ

ない~⑤そう思う)で評価を行った。

9)ヘルスリテラシー

「新聞、本、テレビ、インターネットなど、いろいろな情報源から情報を集めら

れる」、「たくさんある情報の中から、自分の求める情報を選び出せる」、「情報を理

解し人に伝えることができる」、「情報がどの程度信頼できるかを判断できる」、「情

報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる」の 5 つの設問に対

し、そう思わない(1点)~そう思う(5点)の 5件法で回答を得て、これらの点数

の合計をヘルスリテラシー得点(最小 5点~最大 25点)とした。

10)セルフエフィカシー

「多くの人に情報を伝えられる自信がある」、「健康に対して関心のある人に情報

を伝える自信がある」、「健康に対して関心のある人に情報を伝え行動を変えてもら

える自信がある」、「健康に対して関心のない人に興味を持たせる自信がある」、「健

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19

康に対して関心のない人に興味を持たせ行動を変えてもらえる自信がある」の 5 つ

の設問に対し、そう思わない(1点)~そう思う(5点)の 5件法で回答を得て、こ

れらの点数の合計をセルフエフィカシー得点(最小 5点~最大 25点)とした。

11)精神健康度

「明るく、楽しい気分で過ごした」、「落ち着いた、リラックスした気分で過ごし

た」、「意欲的で、活動的に過ごした」、「ぐっすりと休め、気持ちよく目覚めた」、「日

常生活の中に、興味のあることがたくさんあった」の 5 つの設問に対し、全くない

(0点)~いつも(5点)の 5件法で回答を得て、これらの点数の合計を精神健康度

の得点(最小 0点~最大 25点)とした。

12)ソーシャルキャピタル

「自分の住んでいる地域の人々は協力的だと思う」、「自宅周辺の地域には、協力

したり、相談したり、頼ることができる人がいる」、「自宅周辺の地域は、住みやす

いと思う」の 3つの設問に対し、そう思わない(1点)~そう思う(5点)の 5件法

で回答を得て、これらの点数の合計をソーシャルキャピタル得点(最小 5 点~最大

15点)とした。

13)受講後の理解度(受講後アンケート)

「健幸アンバサダーの役割を理解できた」、「健幸アンバサダーとしての使命感

を持つことができた」、「今後の活動内容・伝達手段について理解できた」、「健康;とま

ちづくりの関係について理解できた」、「生活習慣病予防について理解できた」、「が

ん予防について理解できた」、「サルコペニア予防について理解できた」、「転ばない

体づくりのための筋トレ法が理解できた」、「健幸アンバサダーとして上手に情報を

伝える方法が理解できた」の 9 つの質問について、5 件法(①そう思わない~⑤そ

う思う)で評価を行った。

14)養成講座の満足度(ミニレポート)

健幸アンバサダー養成講座は、次の 6つの講座(「健幸都市」、「生活習慣病予防」、

「サルコペニア予防」、「がん予防と健診のすすめ」、「心に届く情報の伝え方」、「健

幸アンバサダーの具体的活動内容」)について、「私の今までの経験や能力は、この

講座を受講するのに適度なレベルであった」、「この講座の学習内容の難易度は、私

にとって適切であった」、「この講座における学習の量は、私にとって適切であった」、

「この講座の学習内容は、期待通りであった」、「講師の説明は簡潔でわかりやすか

った」、「資料の内容はわかりやすかった」、「講座時間は適切であった」の 7 つの質

問を、5件法(①あてはまらない~⑤あてはまる)で評価を行った。

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(2) 結果

1)対象者の特徴

1)基本属性

■性別

開催地別にみた性別の結果を図(2-1-1 図 1)に示す。全体の結果をみると、約 8 割

が女性であることが示された。開催地別にみると、下田市、三島市、森永乳業、静

岡県、三井不動産「あ・し・た」、第一生命では女性が約 8~9 割を占めており、そ

れ以外の開催地では半数ずつである傾向が認められた。

2-1-1図 1 開催地別にみた性別

■年齢

開催地別にみた平均年齢の結果を図(2-1-1 図 2)に示す。全体の結果をみると、平

均年齢は 55.3歳であった。開催地別にみると、見附市が最も平均年齢が低く、磐田

市が最も平均年齢が高いことが示されたことから開催地ごとに受講者の年代層が異

なっていることが認められた。

2-1-1図 2 開催地別にみた平均年齢

2)生活習慣

■喫煙習慣

開催地別にみた喫煙習慣の結果を図(2-1-1 図 3)に示す。全体の結果をみると、約

9 割が非喫煙者であることが示された。開催地別にみても約 7 割以上が非喫煙者で

あることが認められた。

22.612.5

54.7

15.2 20.912

51.637.7

27.944.7

10.2 5.6

77.487.5

45.3

84.8 79.188

48.362.3

72.155.3

89.8 94.4

0

20

40

60

80

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)男性 女性

55.3 58.9

42.6

61.5

49.6 56.6 56.9 60.1

66.2

57.0

47.7 47.4

0

10

20

30

40

50

60

70

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(歳) 平均年齢

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2-1-1 図 3 開催地別にみた喫煙習慣

■運動習慣

開催地別にみた喫煙習慣の結果を図(2-1-1 図 4)に示す。全体の結果をみると、

約 5 割が「1 回 30 分以上の軽く汗をかく運動を週 2 日以上かつ 1 年以上実施」して

いることが示された。開催地別にみると、三島市で運動を実施している者が約 7割と

最も高い一方で、見附市と「あ・し・た」では約 2割強、「第一生命」では 2割弱しか

実施している者がいなかった。

2-1-1 図 4 開催地別にみた運動習慣

■食習慣(人と比較して食べる速度が速い)

開催地別にみた食習慣(人と比較して食べる速度が速い)の結果を 2-1-1 図 5に

示す。

全体の結果をみると、約 5割が食べる速度が「ふつう」と回答していた。開催地別

にみても同様な結果が示された。

10.2 7.2 9.6 3.7 8.4 2.117.2

1.7 3.8 10.7

29.7 31.4

89.8 92.8 90.496.3 91.6

97.9

82.8

98.3 96.289.3

70.3 68.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

現在、たばこを習慣的に吸っている

はい いいえ

44.9 44.1

24.0

68.8

39.953.5 58.6 55.0 53.1 53.0

23.115.2

55.1 55.9

76.0

31.2

60.146.5 41.4 45.0 46.9 47.0

76.984.8

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

1回30分以上の軽く汗をかく運動を週2日以上かつ1年以上実施

はい いいえ

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2-1-1 図 5 開催地別にみた食習慣(人と比較して食べる速度が速い)

■食習慣(就寝前の 2時間以内に夕食をとることが週 3回以上)

開催地別にみた食習慣(就寝前の 2 時間以内に夕食をとることが週 3 回以上)

の結果を 2-1-1 図 6 に示す。全体の結果をみると、約 3 割が就寝前の 2 時間以内

に夕食をとることが週 3 回以上あることが示された。開催地別にみても同様な傾向

が示されたが「第一生命」のみ、その割合が 5割と少なかった。

2-1-1 図 6 開催地別にみた食習慣(就寝前の 2 時間以内に夕食をとることが週 3 回以

上)

■食習慣(夕食後に間食をとることが週に 3回以上)

開催地別にみた食習慣(夕食後に間食をとることが週に 3 回以上)の結果を図

2-1-1 図 7に示す。全体の結果をみると、約 2割が夕食後に間食をとることが週に

3回以上あることが示された。開催地別にみても同様な傾向が示された。

33.539.7 34.3 31.9 31.7 28.6

21.4

44.832.5 34.0 34.1

43.0

55.151.5

56.0 59.6 54.9 59.564.3

46.6

56.5 56.7 52.4 39.9

11.5 8.8 9.6 8.5 13.4 11.9 14.38.6 11.0 9.3 13.5 17.1

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

人と比較して食べる速度が速い

速い ふつう 遅い

26.4 29.4 25.718.4

25.418.7

35.723.7

17.530.9

38.450.3

73.6 70.6 74.381.6

74.681.3

64.376.3

82.569.1

61.649.7

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

就寝前の2時間以内に夕食をとることが週に3回以上ある

はい いいえ

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2-1-1 図 7 開催地別にみた食習慣(夕食後に間食をとることが週に 3回以上)

■食習慣(朝食を抜くことが週に 3回以上)

開催地別にみた食習慣(朝食を抜くことが週に 3回以上)の結果を 2-1-1 図 8に

示す。全体の結果をみると、約 1 割強が朝食を抜くことが週に 3 回以上あることが

示された。開催地別にみても同様な傾向が示された。「あ・し・た」及び「第一生命」

はその割合が少し高い傾向(約 3割)が認められた。

2-1-1 図 8 開催地別にみた食習慣(朝食を抜くことが週に 3 回以上)

■睡眠習慣

開催地別にみた睡眠習慣の結果を 2-1-1 図 9に示す。

全体の結果をみると、睡眠で休養が十分とれていると回答した者は約 6 割である

ことが示された。開催地別にみると、ほとんどの開催地で同様な傾向が示されたが、

「あ・し・た」及び「第一生命」はその割合が少し低い傾向(約 4 割以下)が認め

られた。

21.1 26.1 24.614.8 19.3 19.7 21.4 20.3 15.6

24.3 23.331.4

78.9 73.9 75.485.2 80.7 80.3 78.6 79.7 84.4

75.7 76.768.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

夕食後に間食をとることが週に3回以上ある

はい いいえ

14.2 13.0 12.6 8.9 10.6 8.6 10.3 6.8 3.911.2

34.7 38.5

85.8 87.0 87.4 91.1 89.4 91.4 89.7 93.2 96.188.8

65.3 61.5

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

朝食を抜くことが週に3回以上ある

はい いいえ

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24

2-1-1 図 9 開催地別にみた睡眠習慣

3)インフルエンス力

■口説き力

開催地別にみた口説き力の結果を 2-1-1 図 10に示す。「人を説得する技術(口説

き力)がある」の設問については、「どちらともいえない」が約 5割を占めていたが、

約 4 割の者が「そう思う」と「ややそう思う」と回答していることが示された。開

催地別にみると、見附市では「あまりそう思わない」と「そう思わない」と回答し

た者が多い傾向が認められた。

2-1-1 図 10 開催地別にみた口説き力

■知識力

開催地別にみた知識力の結果を 2-1-1 図 11に示す。「疾病・生活習慣等に関

する正しい知識を持っている」の設問については、約 5割の者が「そう思う」と

「ややそう思う」と回答していることが示された。この割合は下田市と静岡県で高

い傾向が示された一方で、見附市で低い傾向が認められた。

60.5 65.258.8

68.362.4 67.5 68.0

60.4 62.8 63.5

46.937.6

39.5 34.841.3

31.737.6 32.5 32.0

39.6 37.2 36.5

53.162.4

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

睡眠で休養が十分とれている

はい いいえ

7.9 8.717.8

7.7 4.1 8.5 3.4 8.5 6.4 5.7 6.3 6.3

9.4 5.8

18.3

7.35.5

9.36.9

6.8 8.3 8.9 12.0 8.8

45.036.2

46.7

40.5 50.741.9

44.8

52.5 50.943.3

45.746.3

27.2

31.9

14.8

29.632.9 30.7 34.5

32.223.4

29.323.4 25.0

10.517.4

2.415.0

6.8 9.6 10.3 11.0 12.7 12.6 13.8

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

人を説得する技術(口説き力)がある

そう思わない あまりそう思わない どちらともいえない ややそう思う そう思う

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25

2-1-1 図 11 開催地別にみた知識力

■コミュニケーション力

開催地別にみたコミュニケーション力を 2-1-1 図 12に示す。「コミュニケーシ

ョン力が高い」の設問については、約 4割の者が「そう思う」と「ややそう思う」

と回答していることが示された。この割合は下田市、三島市、森永乳業、多摩市で

高い傾向が示された一方で、見附市で低い傾向が認められた。

2-1-1 図 12 開催地別にみたコミュニケーション力

■社会的使命感

開催地別にみた社会的使命感の結果を 2-1-1 図 13に示す。「地域への貢献意識

(社会的使命感)が高い」の設問については、約 4割の者が「そう思う」と「やや

そう思う」と回答していることが示された。この割合は下田市と八幡市で高い傾向

が示された一方で、見附市、あ・し・た、第一生命で低い傾向が認められた。

2.9 6.5 1.2 2.7 2.6 3.7 8.8 2.3 1.9 1.7 4.96.5

3.0

10.7

4.9 6.8 3.4 3.7 3.56.5 7.7 12.6 6.7

34.8

26.9

41.1

34.336.3

26.029.6

35.1 40.7 37.437.9 39.3

39.0

41.8

35.1

36.3

45.2

42.3

48.1

49.135.0

32.9

37.4 40.5

16.728.4

6.5

23.3

8.9

25.714.8

3.5

15.4 20.010.3 8.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

疾病・生活習慣等に関する正しい知識を持っている

そう思わない あまりそう思わない どちらともいえない ややそう思う そう思う

7.1 7.217.8

5.3 2.1 6.0 3.4 8.3 4.7 7.7 5.7 10.49.7 5.8

14.8

8.16.2

11.56.9

6.7 12.2 8.3 8.08.6

40.2

30.4

47.9

35.239.0

38.3

31.035.0

44.636.5 46.6

44.2

30.7

39.1

16.6

33.642.5 31.0

37.9

43.3 24.935.3

27.6 26.4

12.3 17.4

3.0

17.810.3 13.3

20.76.7

13.6 12.2 12.1 10.4

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

コミュニケーション力が高い

そう思わない あまりそう思わない どちらともいえない ややそう思う そう思う

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26

2-1-1 図 13 開催地別にみた社会的使命感

■情報伝達の自信

開催地別にみた情報伝達の自信に関する結果を 2-1-1 図 14に示す。「自分の情

報を伝える影響力に対しての自信が高い」の設問については、約 5割の者が「どち

らともいえない」と回答しており、「そう思う」と「ややそう思う」と回答してい

る者は約 3割であった。開催地別にみると、多摩市において、「そう思う」と「や

やそう思う」と回答している者が多い傾向(5割)が示され、一方で見附市、あ・

し・た、第一生命では少ない傾向が認められた。

2-1-1 図 14 開催地別にみた情報伝達の自信

■興味実感力/成功体験

開催地別にみた興味実感力/成功体験に関する結果を 2-1-1 図 15に示す。「人に

伝える内容を自分も体験している」の設問については、約 5割の者が「そう思う」

と「ややそう思う」と回答していることが示された。開催地別にみると、三島市、

森永乳業、静岡県、多摩市において、「そう思う」と「ややそう思う」と回答して

いる者が多い傾向が示され、一方で見附市では少ない傾向が認められた。

6.6 5.8 10.7 3.2 4.8 5.5 6.9 6.7 5.6 7.2 8.0 11.19.0

4.3

10.1

8.5 8.9 7.0 6.913.3 12.1 4.6

10.912.3

42.5

31.9

48.5

37.9

49.339.3 41.4

38.3 42.1

33.3

53.1 48.1

28.2

36.2

25.4

31.0

29.5

29.7 27.635.0

23.839.9

19.4 20.4

13.821.7

5.319.4

7.518.5 17.2

6.716.4 15.0

8.6 8.0

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

地域への貢献意識(社会的使命感)が高い

そう思わない あまりそう思わない どちらともいえない ややそう思う そう思う

8.9 8.817.8

5.7 4.8 8.7 3.4 10.0 7.9 7.8 8.0 13.0

12.7 8.8

18.9

12.2 11.012.3

10.36.7 12.1 13.0 17.0 9.9

49.150.0

49.1

46.3 54.8 45.9

41.4

61.7 49.3 44.2

52.3 53.1

21.5 23.5

13.0

23.224.0

24.737.9

21.7

22.3 25.314.8 16.7

7.8 8.81.2

12.65.5 8.4 6.9 8.4 9.7 8.0 7.4

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

自分の情報を伝える影響力に対しての自信が高い

そう思わない あまりそう思わない どちらともいえない ややそう思う そう思う

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2-1-1 図 15 開催地別にみた興味実感力/成功体験

4)ヘルスリテラシー

開催地別にみたヘルスリテラシー得点の結果を 2-1-1 図 16 に示す。ヘルスリ

テラシー得点の算出方法は P50 を参照されたい。ヘルスリテラシー得点は、満点の

25 点に近いほどヘルスリテラシーが高いと解釈する。全体の結果をみると 19.6 点

であり、比較的にヘルスリテラシーが高い集団である可能性が示された。開催地別

にみると、最も高い得点が三島市と静岡県の 20.2 点であり、最も低い得点が 18.0

点の見附市であった。

2-1-1 図 16 開催地別にみたヘルスリテラシー得点

5)セルフエフィカシー

開催地別にみたセルフエフィカシー得点の結果を 2-1-1 図 17に示す。セルフエ

フィカシー得点の算出方法は P50を参照されたい。セルフエフィカシー得点は、満点

の 25点に近いほどセルフエフィカシーが高いと解釈する。全体の結果をみると 17.0

点であり、一般的なレベルであるといえる。開催地別にみると、最も高い得点が三島

市の 17.9点であり、最も低い得点が 14.4点の見附市であった。

4.1 2.9 7.1 3.3 2.1 2.9 3.4 8.3 5.2 2.6 2.9 7.48.8 7.4

14.9

6.6 5.5 7.9 6.93.3 9.9

6.515.6 8.0

34.0 38.2

45.8

30.5 30.1 26.720.7

35.037.7

32.0

37.6 41.1

36.2 36.8

27.4

35.848.6

39.8 48.3

41.7 30.740.5

31.2 30.7

16.8 14.74.8

23.913.7

22.8 20.711.7 16.5 18.3 12.7 12.9

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

人に伝える内容を自分も体験している

そう思わない あまりそう思わない どちらともいえない ややそう思う そう思う

19.6 20.2

18.6 19.6 20.1 20.0 20.2

19.5

18.0 19.1 19.7 19.7

5

7

9

11

13

15

17

19

21

23

25

全体 三島市 磐田市 多摩市 下田市 森永乳業 静岡県 あ・し・た 見附市 第一生命 柏の葉 八幡市

(点)ヘルスリテラシー得点

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2-1-1 図 17 開催地別にみたセルフエフィカシー得点

6)精神健康度

開催地別にみた精神健康度の得点結果を 2-1-1 図 18 に示す。精神健康度の得

点の算出方法は P51を参照されたい。精神健康度の得点は、満点の 25点に近いほど

精神健康度が高いと解釈する。全体の結果をみると 16.2点であり、一般的なレベル

であるといえる。開催地別にみると、最も高い得点が三島市の 18.2点であり、最も

低い得点が 13.3点の第一生命であった。

2-1-1 図 18 開催地別にみた精神健康度得点

7)ソーシャルキャピタル

開催地別にみたソーシャルキャピタルの得点結果を 2-1-1 図 19に示す。

ソーシャルキャピタルの得点の算出方法は P51 を参照されたい。ソーシャルキャ

ピタルの得点は、満点の 15 点に近いほどソーシャルキャピタルが高いと解釈する。

17.0 17.9

16.8 16.8 17.8 17.4 17.2 17.2

14.4

17.1 16.5

17.2

5

7

9

11

13

15

17

19

21

23

25

全体 三島市 磐田市 多摩市 下田市 森永乳業 静岡県 あ・し・た 見附市 第一生命 柏の葉 八幡市

(点) セルフエフィカシー得点

16.2

18.2 16.9 17.3 17.6

16.5 17.5

14.5 13.6 13.3

16.2 16.4

0

5

10

15

20

25

全体 三島市 磐田市 多摩市 下田市 森永乳業 静岡県 あ・し・た 見附市 第一生命 柏の葉 八幡市

(点)精神健康度得点

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29

全体の結果をみると 11.2点であり、比較的高いといえる。開催地別にみると、あま

り大きな違いが認められず、最も高い得点が下田市の 11.8点であり、最も低い得点

が 10.5点の見附市であった。

2-1-1 図 19 開催地別にみたソーシャルキャピタル得点

8)養成講座の理解度

■健幸アンバサダーの役割の理解度

開催地別に健幸アンバサダーの役割の理解度の結果を 2-1-1 図 20に示す。「健幸

アンバサダーの役割を理解できた」の設問に対して、約 9 割が「そう思う」と「や

やそう思う」と回答していることが示された。その傾向は開催地別にみても同様で

あった。

2-1-1 図 20 開催地別にみた健幸アンバサダーの役割の理解度

■健幸アンバサダーとしての使命感

開催地別に健幸アンバサダーの使命感に関する結果を 2-1-1 図 21に示す。「健幸

アンバサダーとしての使命感を持つことができた」の設問に対して、約 8 割が「そ

う思う」と「ややそう思う」と回答していることが示された。開催地別にみると、

下田市でその割合が高く 9 割であったのに対して、見附市では約 6 割と他の開催地

11.2 11.7

11.2 10.9

11.8 11.5 11.3 11.1 10.5 10.9 11.1 11.0

3

5

7

9

11

13

15

全体 三島市 磐田市 多摩市 下田市 森永乳業 静岡県 あ・し・た 見附市 第一生命 柏の葉 八幡市

(点) ソーシャルキャピタル得点

0.3 0.6 2.05.1 8.6 7.1 4.9 1.4 3.4 3.49.8

4.4 4.0 6.1

28.3 20.0

52.4

27.924.8 21.8

22.224.1

26.028.5 29.5 29.4

66.4 71.4

39.9

67.273.8 74.8 77.8 72.4

62.3 67.1 66.5 64.4

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

健幸アンバサダーの役割を理解できた

そう思わない あまりそう思わない どちらともいえない ややそう思う そう思う

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30

と比べて低い傾向が認められた。

2-1-1 図 21 開催地別にみた健幸アンバサダーとしての使命感

■健幸アンバサダーとしての今後の活動内容・伝達手段についての理解度

開催地別に健幸アンバサダーとしての今後の活動内容・伝達手段についての理解

度に関する結果を 2-1-1 図 22 に示す。「健幸アンバサダーとしての今後の活動内

容・伝達手段について理解できた」の設問に対して、約 9 割が「そう思う」と「や

やそう思う」と回答していることが示された。開催地別にみると、多摩市では全員

「そう思う」と「ややそう思う」と回答していた。

2-1-1 図 22 開催地別にみた健幸アンバサダーとしての今後の活動内容・伝達手段につい

ての理解度

9)健幸アンバサダー養成講座の満足度

【健幸都市】

■講座内容のレベル

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容のレベルに関する結果を 2-1-1 図 23 に

示す。「私の今までの経験や能力は、この講座を受講するのに適度なレベルであった」

の設問に対して、約 8 割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答しているこ

0.2 0.6 0.3 3.7 0.61.0

4.2 0.40.3

2.02.5

0.616.8

10.0

32.1

16.3 13.1 14.1 11.1 17.221.6 17.0

13.9 12.3

38.9

40.0

47.6

32.9 39.3 37.2 40.7 39.740.7

35.8 42.238.3

43.150.0

15.5

50.4 47.6 48.2 44.4 43.135.8

44.0 43.449.4

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

健幸アンバサダーとしての使命感を持つことができた

そう思わない あまりそう思わない どちらともいえない ややそう思う そう思う

0.1 0.5 0.60.8

1.5 3.7 0.4 0.30.5

1.9 0.60.69.1 10.4

12.27.9 2.1 7.1

14.018.5

6.9 9.4 8.0

38.6 32.8

59.1

34.737.2

36.040.7

33.336.5

38.4 36.8 39.3

51.4 55.2

25.0

57.0 60.7 56.7 59.352.6

44.052.8 53.2 51.5

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

今後の活動内容・伝達手段について理解できた

そう思わない あまりそう思わない どちらともいえない ややそう思う そう思う

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31

とが示された。開催地別にみると、下田市でその割合が高く(約 9割)、一方で見附

市では低い(約 6割)傾向が示された。

2-1-1 図 23 開催地別にみた講座内容のレベル

■講座内容の難易度

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容の難易度に関する結果を 2-1-1 図 24

に示す。「この講座の学習内容の難易度は、私にとって適切であった」の設問に対し

て、約 8割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

開催地別にみると、下田市や多摩市でその割合が高く(約 9割)、一方で見附市では

7割回答しているものの全体の平均より低い傾向が示された。

2-1-1 図 24 開催地別にみた講座内容の難易度

■講座の学習量

開催地別に健幸アンバサダーの講座の学習量に関する結果を 2-1-1 図 25 に示

す。「この講座における学習の量は、私にとって適切であった」の設問に対して、約

9割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。開催地

別にみると、どの開催地も 9 割に近い中で、見附市では 7 割と全体の平均より低い

52.3

75.0

26.9

56.1

36.5

63.6 62.155.2 58.0

48.839.7

49.1

23.8

11.8

31.6

21.6

39.7

21.5 24.1

20.7 17.427.2

31.022.1

20.310.3

33.9

21.2 19.012.8 13.8

20.7 21.0 22.223.0 22.1

2.5 5.3 4.8 1.8 1.7 2.7 1.9 6.3 2.5

1.1 2.9 2.3 1.2 0.3 1.7 0.9 4.3

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

私の今までの経験や能力は、この講座を受講するのに適度なレベルであった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

59.4

80.9

31.0

65.9

46.0

68.562.1 60.3 62.8 62.3

51.4 54.6

25.8

13.2

39.2

23.1

41.3

19.2 34.525.9 21.1 24.1

33.1 29.4

12.5 2.9

24.6

9.4 11.1 9.73.4

13.8 13.9 13.0 14.3 12.31.6 2.9 0.8 1.6 2.6 2.2 0.6 1.1

1.20.7 2.9 2.3 0.8 2.5

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

この講座の学習内容の難易度は、私にとって適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

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32

傾向が示された。

2-1-1 図 25 開催地別にみた講座の学習量

■講座内容の期待度

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容の期待度に関する結果を 2-1-1 図 26

に示す。「この講座の学習内容は、期待通りであった」の設問に対して、約 9割が「あ

てはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。開催地別にみる

と、どの開催地も 9 割に近い中で、見附市では 6 割と全体の平均より低い傾向が示

された。

2-1-1 図 26 開催地別にみた講座内容の期待度

■講師の説明の仕方

開催地別に健幸アンバサダー講師の説明の仕方に関する結果を 2-1-1 図 27 に

示す。「講師の説明は簡潔でわかりやすかった」の設問に対して、約 9割が「あては

まる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

60.0

83.8

32.2

68.8

48.4

65.5 65.555.2

62.6 64.254.6 56.2

26.2

10.3

39.8

22.5

40.3

21.8 27.6

27.623.0 23.5

33.9 27.2

11.2 2.9

22.2

7.9 11.3 9.7 3.417.2 12.2 10.5 8.0 13.6

1.9 4.1 0.4 2.1 3.41.4 1.9 3.4 2.5

0.7 2.9 1.8 0.4 0.8 0.9 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

この講座における学習の量は、私にとって適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

57.0

80.3

25.7

65.554.8

62.1 58.6 53.461.4 62.3

48.055.8

26.9

10.6

39.2

22.733.9 23.4

20.720.7

25.5 22.237.7

31.3

14.79.1

31.6

11.0 11.3 13.7 20.7 25.911.4 14.2 13.1 10.4

1.03.5 0.4 0.5 1.4 1.2 1.1 1.2

0.3 0.4 0.3 0.5 1.2

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

この講座の学習内容は、期待通りであった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 39: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

33

2-1-1 図 27 開催地別にみた講師の説明の仕方

■講座資料のわかりやすさ

開催地別に健幸アンバサダーの講座資料のわかりやすさに関する結果を 2-1-1

図 28 に示す。「資料の内容はわかりやすかった」の設問に対して、約 9 割が「あて

はまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。開催地別にみると、

どの開催地も約 6 割が「あてはまる」と回答している中で、見附市では 3 割と全体

の平均より低い傾向が示された。

2-1-1 図 28 開催地別にみた講座資料のわかりやすさ

■講座時間の適切さ

開催地別に健幸アンバサダーの講座時間の適切さに関する結果を 2-1-1 図 29

に示す。「講座時間は適切であった」の設問に対して、約 9割が「あてはまる」と「や

やあてはまる」と回答していることが示された。開催地別にみると、どの開催地も

約 6 割が「あてはまる」と回答している中で、見附市では 3 割と全体の平均より低

い傾向が示された。

77.391.3

45.6

86.372.6

84.375.9 74.1

82.1 77.2 74.3 73.6

17.2

7.2

39.6

10.6

22.611.8

20.717.2

12.1 18.5 21.1 20.2

4.9 1.4

13.0 2.04.8 3.9 3.4

6.9 4.5 3.7 4.6 6.10.6 1.8 0.8 1.7 1.3 0.60.1 0.4

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

講師の説明は簡潔でわかりやすかった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

65.9

80.9

31.4

71.962.9

72.6

55.264.9

71.660.2

67.6 69.8

22.9

10.3

47.9

18.6 33.9 17.6

20.7

22.818.8

21.7

24.7 22.2

9.8 7.4

16.67.9

3.28.9

20.710.5 8.7

16.86.5 7.41.1 1.5

3.6 1.20.8 1.8 0.9 1.2 0.60.3 0.6 0.4

3.4 1.2

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

資料の内容はわかりやすかった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 40: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

34

2-1-1 図 29 開催地別にみた講座時間の適切さ

【生活習慣病予防】

■講座内容のレベル

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容のレベルに関する結果を 2-1-1 図 30

に示す。「私の今までの経験や能力は、この講座を受講するのに適度なレベルであっ

た」の設問に対して、約 8 割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答してい

ることが示された。開催地別にみると、見附市が平均より低い(約 7 割)傾向が示

された。

2-1-1 図 30 開催地別にみた講座内容のレベル

■講座内容の難易度

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容の難易度に関する結果を 2-1-1 図 31

に示す。「この講座の学習内容の難易度は、私にとって適切であった」の設問に対し

て、約 9割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

65.4

86.4

33.3

72.564.5

72.6

55.265.5 68.2 66.3 62.6 62.7

21.3

9.1

41.1

19.427.4 15.6

20.7

20.7 19.1 18.1 23.0 24.2

11.04.5

18.5

6.1 6.5 9.524.1

12.1 11.8 13.8 13.2 9.91.6 5.4 0.8 1.6 1.6 1.7 0.5 1.3

0.62.5

0.81.8 1.2 0.8 0.5 0.6

0.60.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

講座時間は適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

57.370.6

35.9

64.750.0

63.473.3

66.759.0

50.0 53.5 53.8

25.5

19.1

34.1

20.6

34.4

22.716.7 24.6

22.129.4

31.4 26.9

13.910.3

24.1

13.1 14.1 11.2 6.7 8.814.4 16.9 11.0 15.0

2.5 5.3 0.8 1.61.3 3.3 4.1 3.1 4.1 3.1

0.7 0.6 0.8 1.3 0.5 0.6 1.3

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)私の今までの経験や能力は、この講座を受講するのに適度なレベルであった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 41: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

35

2-1-1 図 31 開催地別にみた講座内容の難易度

■講座の学習量

開催地別に健幸アンバサダーの講座の学習量に関する結果を 2-1-1 図 32 に示

す。「この講座における学習の量は、私にとって適切であった」の設問に対して、約

9割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

2-1-1 図 32 開催地別にみた講座の学習量

■講座内容の期待度

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容の期待度に関する結果を 2-1-1 図 33

に示す。「この講座の学習内容は、期待通りであった」の設問に対して、約 8割が「あ

てはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。開催地別にみる

と、どの開催地も 8 割に近い中で、見附市では 7 割と全体の平均より低い傾向が示

された。

62.576.1

40.6

67.6

48.4

68.7 66.7 70.2 65.3 61.9 62.2 56.9

25.0

14.9

39.4

22.5

45.318.8

16.721.1

21.2 26.3 28.527.5

9.89.0

14.16.7

6.38.9 13.3

8.89.9 10.6 8.1

14.42.2 5.3 2.8 2.3 3.3 3.2 0.6 1.2 1.30.5 0.6

0.4 1.3 0.5 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)この講座の学習内容の難易度は、私にとって適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

62.877.9

41.2

69.0

48.4

65.9 70.0 66.7 65.2 64.6 64.5 58.8

24.9

14.7

42.9

21.8

45.319.3 16.7 24.6

20.8 22.2 25.630.0

9.97.4

12.47.5 6.3

10.4 10.07.0 12.2 10.1 8.1 11.31.8 2.9 0.8 3.1 3.3 1.8 1.4 2.5

1.70.6 0.6 0.8 1.3 0.5 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)この講座における学習の量は、私にとって適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 42: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

36

2-1-1 図 33 開催地別にみた講座内容の期待度

■講師の説明の仕方

開催地別に健幸アンバサダー講師の説明の仕方に関する結果を 2-1-1 図 34 に

示す。「講師の説明は簡潔でわかりやすかった」の設問に対して、約 9割が「あては

まる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

2-1-1 図 34 開催地別にみた講師の説明の仕方

■講座資料のわかりやすさ

開催地別に健幸アンバサダーの講座資料のわかりやすさに関する結果を 2-1-1

図 35 に示す。「資料の内容はわかりやすかった」の設問に対して、約 9 割が「あて

はまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

57.170.1

30.6

66.1

49.258.9 63.3

53.659.8 56.3 60.5 57.5

27.9

23.9

40.6

21.541.3 24.6 20.0 33.9 23.7 29.1

30.829.4

12.86.0

22.9

10.0 9.514.1 13.3 10.7 14.2 11.4

8.1 12.51.7 0.0 5.9 1.6 1.0 3.3 1.8 1.8 1.9

0.6 0.60.6 0.8 1.3 0.5 1.3

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)この講座の学習内容は、期待通りであった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

73.0 73.9

50.6

78.2 73.4 77.9 76.7 73.7 71.2 74.8 74.4 74.4

20.9 23.2

39.4

17.9 21.9 16.4 20.0 21.117.6

19.5 22.7 20.0

5.1 2.98.8

2.8

4.74.2

3.33.5 10.8 4.4 2.3 4.40.7 0.6 0.4 1.01.8 0.5 1.3 1.30.3 0.6 0.8 0.5 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)講師の説明は簡潔でわかりやすかった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 43: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

37

2-1-1 図 35 開催地別にみた講座資料のわかりやすさ

■講座時間の適切さ

開催地別に健幸アンバサダーの講座時間の適切さに関する結果を 2-1-1 図 36

に示す。「講座時間は適切であった」の設問に対して、約 9割が「あてはまる」と「や

やあてはまる」と回答していることが示された。

2-1-1 図 36 開催地別にみた講座時間の適切さ

【サルコペニア予防】

■講座内容のレベル

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容のレベルに関する結果を 2-1-1 図 37

に示す。「私の今までの経験や能力は、この講座を受講するのに適度なレベルであっ

た」の設問に対して、約 8 割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答してい

ることが示された。開催地別にみると、見附市が平均より低い(約 7 割)傾向が示

された。

67.973.9

44.7

74.665.6

72.3 70.0 66.7 68.6 65.0 68.6 70.6

23.618.8

38.8

18.725.0

21.2 20.0 28.1 19.7 25.027.3 21.9

7.1 7.213.5

4.4 9.4 5.8 10.0 3.5 9.9 7.5 3.5 6.91.0 1.8 1.6 0.51.8 1.3 2.5 0.6

0.4 1.2 0.8 0.3 0.4 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)資料の内容はわかりやすかった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

68.979.4

49.4

75.5 70.3 72.4

50.0

68.4 68.5 66.5 71.9 69.8

21.0

19.1

38.2

16.5 21.9 15.8

30.0

26.319.6 20.3

22.2 20.8

8.11.5

9.4 6.0 7.88.7

13.3

3.5 10.5 12.74.7 8.2

1.2 1.8 1.6 1.6 6.71.8 0.9 0.6 0.6

0.8 1.2 0.4 1.6 0.5 0.6 0.6 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)講座時間は適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 44: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

38

2-1-1 図 37 開催地別にみた講座内容のレベル

■講座内容の難易度

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容の難易度に関する結果を 2-1-1 図 38

に示す。「この講座の学習内容の難易度は、私にとって適切であった」の設問に対し

て、ど の開催地においても約 9 割近く「あてはまる」と「ややあてはまる」と回

答していることが示された。開催地別にみると、見附市が平均より低い(約 8 割)

傾向が示された

2-1-1 図 38 開催地別にみた講座内容の難易度

■講座の学習量

開催地別に健幸アンバサダーの講座の学習量に関する結果を 2-1-1 図 39 に示

す。「この講座における学習の量は、私にとって適切であった」の設問に対して、約

9割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

58.5

73.5

36.1

67.7

53.164.8 63.3 65.5 61.9

54.4 50.056.1

24.9

14.7

34.3

21.5

31.7

24.7 23.312.1 20.6

26.3 30.4 22.3

12.910.3

20.7

8.0 12.49.2

3.3 22.4 12.8 15.6 13.7 17.8

2.86.5 0.8

2.8 1.310.0 3.7 2.5 5.4 2.5

0.9 1.5 2.4 2.0 0.9 1.3 0.6 1.3

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

私の今までの経験や能力は、この講座を受講するのに適度なレベルであった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

65.173.5

42.6

74.165.1

72.360.0

69.0 64.7 62.7 59.2 63.1

25.117.6

39.1

19.129.5 19.1

30.024.1

23.9 27.3 31.4 25.5

7.4 7.4

10.7

4.8 5.5 6.8 6.76.9

8.3 7.5 8.3 9.61.9 6.5 0.8 1.8 3.3 2.3 1.9 1.2 1.90.5

1.5 1.21.2 0.9 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

この講座の学習内容の難易度は、私にとって適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 45: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

39

2-1-1 図 39 開催地別にみた講座の学習量

■講座内容の期待度

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容の期待度に関する結果を 2-1-1 図 40

に示す。「この講座の学習内容は、期待通りであった」の設問に対して、約 9割が「あ

てはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

2-1-1 図 40 開催地別にみた講座内容の期待度

■講師の説明の仕方

開催地別に健幸アンバサダー講師の説明の仕方に関する結果を 2-1-1 図 41 に

示す。「講師の説明は簡潔でわかりやすかった」の設問に対して、約 9割が「あては

まる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

66.979.1

45.6

73.863.7

74.866.7 69.0 64.5 65.2 62.7 66.2

24.513.4

40.8

19.830.1

17.626.7 25.9

24.9 25.5 29.6 22.9

7.1 6.09.5

4.8 6.2 6.6 3.3 3.4 9.2 6.8 7.7 10.20.9 3.0 0.4 0.8 3.3 1.7 1.4 1.20.60.5 1.5 1.2 1.2 0.3 1.2

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

この講座における学習の量は、私にとって適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

68.674.6

45.2

76.0 71.7 73.580.0

72.462.7

69.6 71.665.0

22.722.4

35.1

16.0 24.1 19.713.3

20.7

25.323.6 22.5

24.2

7.5 1.5

18.56.0

4.1 6.3 6.7 5.29.2

5.0 5.9 10.20.8 1.2 0.4 0.5 1.7 1.8 1.9 0.60.4 1.5 1.6 0.9

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

この講座の学習内容は、期待通りであった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 46: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

40

2-1-1 図 41 開催地別にみた講師の説明の仕方

■講座資料のわかりやすさ

開催地別に健幸アンバサダーの講座資料のわかりやすさに関する結果を 2-1-1

図 42 に示す。「資料の内容はわかりやすかった」の設問に対して、約 9 割が「あて

はまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

2-1-1 図 42 開催地別にみた講座資料のわかりやすさ

■講座時間の適切さ

開催地別に健幸アンバサダーの講座時間の適切さに関する結果を 2-1-1 図 43

に示す。「講座時間は適切であった」の設問に対して、約 9割が「あてはまる」と「や

やあてはまる」と回答していることが示された。

80.1 82.4

62.7

87.4 87.0 85.0 86.7 84.275.8 79.5 76.9 75.2

16.4 16.2

33.1

9.5 10.3 12.4 10.0 12.317.2

18.0 20.7 19.7

3.01.5 4.1

2.02.7 2.4 3.3 1.8 5.6 1.9 2.4 5.10.4 0.4

0.3 1.8 1.4 0.60.1 0.8

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

講師の説明は簡潔でわかりやすかった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

74.9 79.7

53.3

80.4 77.2 79.3 76.7 78.9 74.7 72.7 76.0 73.9

20.017.4

39.6

14.4 20.0 16.510.0

17.518.4 21.1 19.2 21.7

4.3 2.9 5.9 3.62.8 3.9

10.01.8 5.1 5.0 4.8 4.50.7 1.2 0.8 0.3 1.8 1.8 1.2

0.2 0.83.3

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

資料の内容はわかりやすかった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 47: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

41

2-1-1 図 43 開催地別にみた講座時間の適切さ

【がん予防と健診のすすめ】

■講座内容のレベル

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容のレベルに関する結果を 2-1-1 図 44

に示す。「私の今までの経験や能力は、この講座を受講するのに適度なレベルであっ

た」の設問に対して、約 8 割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答してい

ることが示された。

2-1-1 図 44 開催地別にみた講座内容のレベル

■講座内容の難易度

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容の難易度に関する結果を 2-1-1 図 45

に示す。「この講座の学習内容の難易度は、私にとって適切であった」の設問に対し

て、約 9割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

開催地別にみると、八幡市が他の開催地よりもその割合が低い(約 7 割)傾向が認

められた。

73.481.2

55.0

80.367.4

79.272.4 77.2 72.0 73.3 72.2 72.6

18.715.9

36.1

13.3

18.1

14.5

13.815.8

19.6 18.0 21.3 19.1

6.12.9

7.1 4.89.7

4.510.3 3.5 7.0 7.5 6.5 6.41.4 1.2 0.8 3.5 1.3 3.4 3.5 1.4 1.2 1.9

0.4 0.6 0.8 1.4 0.5

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

講座時間は適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

52.1

69.1

33.7

54.3

36.0

57.666.7

53.4 57.9

39.450.0 54.1

27.2

16.2

38.7

24.748.0

27.3

23.3

20.719.4

27.5

32.2 28.1

18.2 11.8

22.719.4 12.0 14.1 6.7

22.4 19.430.0

16.1 14.4

2.2 2.9 4.90.8 0.8

3.4 3.2 3.1 1.7 3.40.3

0.8 4.00.3

3.3

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

私の今までの経験や能力は、この講座を受講するのに適度なレベルであった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 48: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

42

2-1-1 図 45 開催地別にみた講座内容の難易度

■講座の学習量

開催地別に健幸アンバサダーの講座の学習量に関する結果を 2-1-1 図 46 に示

す。「この講座における学習の量は、私にとって適切であった」の設問に対して、約

8割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

2-1-1 図 46 開催地別にみた講座の学習量

■講座内容の期待度

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容の期待度に関する結果を 2-1-1 図 47 に

示す。「この講座の学習内容は、期待通りであった」の設問に対して、約 8割が「あ

てはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。開催地別にみる

と、どの開催地も 8 割に近い中で、八幡市では 6 割と全体の平均より低い傾向が示

された。

57.2

72.1

35.6

59.8

36.0

64.1 66.758.6 60.7

45.658.0 59.6

28.0

19.1

46.6

24.8

52.0

26.3 26.7

19.021.5

27.5

29.3 29.5

13.07.4

14.1 12.6 8.0 8.5 6.7

20.7 16.024.4

12.1 10.31.4 3.7 2.0 0.5 1.7 1.8 2.5 0.6 0.70.4 1.5 0.8 4.00.5

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

この講座の学習内容の難易度は、私にとって適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

58.170.6

39.3

59.8

40.0

65.8 70.0

51.761.3

47.556.3

62.3

26.6

17.6

43.6

23.652.0

24.723.3

27.6

22.6

24.4

28.724.0

13.6 10.312.9 13.8

4.0 9.0 6.7

17.215.2

25.6

13.8 13.71.3 4.3 2.0 0.3 1.7

0.9 1.9 1.10.4 1.5 0.84.0 0.3 1.7 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

この講座における学習の量は、私にとって適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 49: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

43

2-1-1 図 47 開催地別にみた講座内容の期待度

■講師の説明の仕方

開催地別に健幸アンバサダー講師の説明の仕方に関する結果を 2-1-1 図 48 に

示す。「講師の説明は簡潔でわかりやすかった」の設問に対して、約 9割が「あては

まる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。開催地別にみると、

どの開催地も 9 割に近い中で、八幡市では 7 割と全体の平均より低い傾向が示され

た。

2-1-1 図 48 開催地別にみた講師の説明の仕方

■講座資料のわかりやすさ

開催地別に健幸アンバサダーの講座資料のわかりやすさに関する結果を 2-1-1

図 49 に示す。「資料の内容はわかりやすかった」の設問に対して、約 9 割が「あて

はまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。開催地別にみると、

どの開催地も約 9 割が「そう思う」と回答している中で、柏の葉及び八幡市では 7

割と全体の平均より低い傾向が示された。

51.465.2

33.7

54.1 56.0 59.6 60.0

41.454.6

31.9

49.159.6

26.9

18.8

38.7

23.8 20.026.1 26.7

31.0

24.5

28.8

24.9

28.8

18.415.9

23.3 16.8 20.012.5 13.3

22.417.6

32.5

22.5

11.62.6 4.3 4.1 0.8 3.4 2.8 6.3 2.90.7 1.2 4.0

1.1 1.7 0.5 0.6 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

この講座の学習内容は、期待通りであった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

61.6

78.6

49.758.7 60.0

73.783.3

55.263.5

39.4

54.967.8

25.2

14.3

37.425.5 28.0

20.7

16.7

24.1

23.7

30.0

26.6

25.3

11.37.1

12.312.1 8.0

4.8

15.511.9

26.915.6

5.51.4 2.8 0.5 5.2 0.91.9

2.9 1.40.5 0.6 0.84.0

0.3 1.9

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

講師の説明は簡潔でわかりやすかった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 50: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

44

2-1-1 図 49 開催地別にみた講座資料のわかりやすさ

■講座時間の適切さ

開催地別に健幸アンバサダーの講座時間の適切さに関する結果を 2-1-1 図 50 に

示す。「講座時間は適切であった」の設問に対して、約 9割が「あてはまる」と「や

やあてはまる」と回答していることが示された。

2-1-1 図 50 開催地別にみた講座時間の適切さ

【心に届く情報の伝え方】

■講座内容のレベル

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容のレベルに関する結果を 2-1-1 図 51 に

示す。「私の今までの経験や能力は、この講座を受講するのに適度なレベルであった」

の設問に対して、約 8 割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答しているこ

とが示された。開催地別にみると、見附市が平均より低い(約 6 割)傾向が示され

た。

60.874.3

41.7

60.0 60.072.3

63.350.0

61.5

43.3

61.568.5

25.3

17.1

40.5

22.4 28.0

20.630.0

25.9

24.8

29.9

23.6

25.3

11.78.6

15.3 12.78.0

7.1 6.7

20.711.9

22.312.6

4.81.6 1.8 4.1 3.4 1.4 2.52.3 0.7

0.5 0.6 0.84.0

0.5 1.9 0.7

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

資料の内容はわかりやすかった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

63.375.4

46.9

66.756.0

69.363.3

56.967.3

47.8

64.4 67.6

23.2

18.8

38.9

18.9

24.0

20.123.3

24.1

19.8

28.0

21.324.8

10.64.3

10.5 11.916.0

6.9 10.015.5

10.119.7

12.66.91.9 3.1 1.6 2.1 3.3 1.7 2.3 3.2

1.71.0 1.4 0.6 0.84.0

1.6 1.7 0.5 1.3 0.7

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

講座時間は適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 51: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

45

2-1-1 図 51 開催地別にみた講座内容のレベル

■講座内容の難易度

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容の難易度に関する結果を 2-1-1 図 52

に示す。「この講座の学習内容の難易度は、私にとって適切であった」の設問に対し

て、約 9割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

2-1-1 図 52 開催地別にみた講座内容の難易度

■講座の学習量

開催地別に健幸アンバサダーの講座の学習量に関する結果を2-1-1 図53に示す。

「この講座における学習の量は、私にとって適切であった」の設問に対して、約 9

割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

54.2 54.7

28.7

56.7 61.7 63.0

46.256.1

49.5 51.3 54.460.8

27.720.3

37.1

28.029.1 22.5

46.2 26.325.7

34.2 28.024.7

16.123.4

28.7

13.47.8

12.6 3.817.5

21.612.7 17.6 13.9

1.51.6

4.2 1.41.6

3.8 2.3 1.3 0.60.6 1.2 1.9 0.3 0.9 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

私の今までの経験や能力は、この講座を受講するのに適度なレベルであった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

59.048.4

36.5

60.970.2

64.3

46.2

66.756.7 60.1 57.1

66.2

27.6

29.740.1

30.825.5

24.2

34.6

21.1

23.027.8 31.7

24.2

11.617.2 19.8

7.7 3.59.9

15.412.3

18.010.1 11.1 8.3

1.4 4.7 3.0 1.6 3.8 2.31.3

0.60.3 0.6 0.6 0.7 0.6 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

この講座の学習内容の難易度は、私にとって適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 52: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

46

2-1-1 図 53 開催地別にみた講座の学習量

■講座内容の期待度

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容の期待度に関する結果を 2-1-1 図 54

に示す。「この講座の学習内容は、期待通りであった」の設問に対して、約 8割が「あ

てはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。開催地別にみる

と、どの開催地も 8 割に近い中で、下田市は 6 割、見附市と多摩市では 7 割と全体

の平均より低い傾向が示された。

2-1-1 図 54 開催地別にみた講座内容の期待度

■講師の説明の仕方

開催地別に健幸アンバサダー講師の説明の仕方に関する結果を 2-1-1 図 55 に

示す。「講師の説明は簡潔でわかりやすかった」の設問に対して、約 9割が「あては

まる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。開催地別にみると、

どの開催地も 9 割に近い中で、下田市では 7 割と全体の平均より低い傾向が示され

た。

61.950.0

39.5

66.574.1

68.0

46.2

66.758.3 62.7 60.8

66.9

26.5

31.339.5

25.221.6

22.3

34.6

21.124.1

27.8 32.8 23.6

10.315.6 16.8

7.1 3.68.3

19.2 10.5 16.78.2 6.4 9.61.2 3.1 3.6 0.7 1.4 1.8 0.9 1.30.2 0.6 1.3

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

この講座における学習の量は、私にとって適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

58.9

43.833.1

64.575.7

64.1

50.059.6

52.560.1 60.8

67.5

26.1

23.4 40.4

22.6

20.7

24.3

23.1

26.3

25.3

25.9 28.024.8

12.7

25.022.3

11.03.6

8.6

19.2

12.319.8

13.3 10.4 7.02.0 6.3 4.2 1.3 3.03.8

1.8 1.8 0.6 0.8 0.60.2 1.6 0.6 3.8 0.5

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

この講座の学習内容は、期待通りであった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 53: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

47

2-1-1 図 55 開催地別にみた講師の説明の仕方

■講座資料のわかりやすさ

開催地別に健幸アンバサダーの講座資料のわかりやすさに関する結果を 2-1-1

図 56 に示す。「資料の内容はわかりやすかった」の設問に対して、約 9 割が「あて

はまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。開催地別にみると、

どの開催地も約 8~9割が「そう思う」と回答している中で、下田市では 7割と全体

の平均より低い傾向が示された。

2-1-1 図 56 開催地別にみた講座資料のわかりやすさ

■講座時間の適切さ

開催地別に健幸アンバサダーの講座時間の適切さに関する結果を 2-1-1 図 57

に示す。「講座時間は適切であった」の設問に対して、約 9割が「あてはまる」と「や

やあてはまる」と回答していることが示された。

69.255.4

45.5

76.383.7

73.9 69.275.4

61.670.9 69.0

75.8

23.2

15.446.1

19.215.6

19.823.1

19.3

23.3

23.4 25.419.7

6.7

26.2

7.83.2

0.75.5 3.8 3.5

13.75.1 4.8 3.80.9 3.1 0.6 0.6 0.5 3.8 1.8 1.4 0.6 0.8 0.60.1 0.6 0.3

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

講師の説明は簡潔でわかりやすかった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

63.156.3

38.3

68.275.2

65.057.7

67.956.0

64.7 67.276.4

25.0

15.6 46.1

25.819.9

22.9

23.1

23.2

22.2

25.6 25.619.1

9.5

23.4

12.64.6 4.3

9.015.4

5.418.1

7.1 7.2 4.51.7 4.7 3.0 0.70.7

2.0 3.8 3.6 2.3 1.90.6 0.7 1.1 1.4 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

資料の内容はわかりやすかった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 54: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

48

2-1-1 図 57 開催地別にみた講座時間の適切さ

【健幸アンバサダーの具体的活動内容】

■講座内容のレベル

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容のレベルに関する結果を 2-1-1 図 58 に

示す。「私の今までの経験や能力は、この講座を受講するのに適度なレベルであった」

の設問に対して、約 8 割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答しているこ

とが示された。開催地別にみると、見附市が平均より低い(約 6 割)傾向が示され

た。

2-1-1 図 58 開催地別にみた講座内容のレベル

■講座内容の難易度

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容の難易度に関する結果を 2-1-1 図 59 に

示す。「この講座の学習内容の難易度は、私にとって適切であった」の設問に対して、

約 8 割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。開

催地別にみると、どの開催地も約 7 割以上「あてはまる」もしくは「ややあてはま

る」と回答しているが、見附市は他の開催地よりやや低い傾向が認められた。

66.060.0

43.1

74.0 78.065.9

53.8

70.262.1

70.1 66.975.2

22.9

20.040.1

19.517.7

22.2

30.8

17.520.1

22.3 25.818.5

8.713.8

14.44.5 2.8

8.3 11.5 8.8 15.56.4 7.3 3.81.9 4.6 1.2 1.3

1.42.5 3.8 3.5 2.3 1.3 1.90.6 1.5 1.2 0.6 1.1 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

講座時間は適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

50.363.9

26.2

56.448.4

57.6

37.950.9 51.4

45.6 49.4 51.9

28.3

21.3

33.5

27.531.3

24.6

37.923.6 27.1

30.434.4 26.6

18.714.8

34.8

13.6 18.8 16.117.2 25.5 19.2 21.5

13.117.5

1.9 4.3 1.31.6 1.1

3.41.9 2.5 1.9 2.6

0.8 1.2 1.3 0.6 3.40.5 1.3 1.3

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

私の今までの経験や能力は、この講座を受講するのに適度なレベルであった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 55: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

49

2-1-1 図 59 開催地別にみた講座内容の難易度

■講座の学習量

開催地別に健幸アンバサダーの講座の学習量に関する結果を 2-1-1 図 60 に示

す。「この講座における学習の量は、私にとって適切であった」の設問に対して、約

8割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

2-1-1 図 60 開催地別にみた講座の学習量

■講座内容の期待度

開催地別に健幸アンバサダーの講座内容の期待度に関する結果を 2-1-1 図 61

に示す。「この講座の学習内容は、期待通りであった」の設問に対して、約 8割が「あ

てはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

54.463.9

26.1

58.8 54.7 59.848.3

54.5 55.2 51.9 56.363.0

29.6

27.9

46.1

31.329.7 24.6

41.4 27.3 25.0 27.8

33.8 24.0

14.26.6

26.1

6.9 14.1 13.910.3

18.2 18.4 18.48.8 11.7

1.2 1.2 1.3 1.6 1.7 0.9 1.9 0.6 1.30.5 1.6 0.6 1.7 0.5 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

この講座の学習内容の難易度は、私にとって適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

57.868.9

35.2

61.4 64.1 61.5

41.4

56.4 57.7 56.1 58.166.2

27.9

23.0

44.8

26.2 23.4 25.2

41.423.6 23.5 26.8

32.523.4

13.06.6

17.610.7 12.5 12.5 17.2 18.2 16.9 15.3

8.8 9.11.0 1.6 1.2 0.9 0.8 1.8 1.4 1.9 1.30.4 1.2 0.9 0.5 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

この講座における学習の量は、私にとって適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 56: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

50

2-1-1 図 61 開催地別にみた講座内容の期待度

■講師の説明の仕方

開催地別に健幸アンバサダー講師の説明の仕方に関する結果を 2-1-1 図 62 に示

す。「講師の説明は簡潔でわかりやすかった」の設問に対して、約 9割が「あてはま

る」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

2-1-1 図 62 開催地別にみた講師の説明の仕方

■講座資料のわかりやすさ

開催地別に健幸アンバサダーの講座資料のわかりやすさに関する結果を 2-1-1

図 63 に示す。「資料の内容はわかりやすかった」の設問に対して、約 9 割が「あて

はまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

56.465.6

27.9

63.9 64.1 59.2

41.452.7 54.9 54.8

61.9 64.1

27.621.3

43.0

24.0 25.025.5

34.5

27.3 23.9 28.7

29.4 25.5

14.1 9.8

26.1

9.4 9.4 13.024.1 18.2 17.8

15.38.1 10.51.4 1.6 2.4 1.3 1.6 1.7 1.8 2.3 1.30.6 1.6 0.6 1.3 0.6 0.9 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

この講座の学習内容は、期待通りであった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

65.872.6

43.0

75.3 70.3 68.658.6

67.3 62.1 64.7 67.1 70.6

25.521.0

42.4

18.7 23.4 22.3 37.9 25.527.1 25.6

26.7 22.2

7.2 6.511.5

3.8 6.3 8.53.4

5.5 8.4 7.7 5.6 5.91.3 2.4 1.70.6 1.8 2.3 1.9 1.30.2 0.6 0.4 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

講師の説明は簡潔でわかりやすかった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 57: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

51

2-1-1 図 63 開催地別にみた講座資料のわかりやすさ

■講座時間の適切さ

開催地別に健幸アンバサダーの講座時間の適切さに関する結果を 2-1-1 図 64 に

示す。「講座時間は適切であった」の設問に対して、約 9割が「あてはまる」と「や

やあてはまる」と回答していることが示された。

2-1-1 図 64 開催地別にみた講座時間の適切さ

【筋肉と栄養】(森永乳業のみ)

■講座内容のレベル

森永乳業の受講生における健幸アンバサダーの講座内容のレベルに関する結果を

2-1-1 図 65に示す。「私の今までの経験や能力は、この講座を受講するのに適度な

レベルであった」の設問に対して、約 9 割が「あてはまる」と「ややあてはまる」

と回答していることが示された。

62.571.4

40.0

70.0 68.8 64.758.6 54.7

60.7 57.167.1 71.2

27.017.5

41.8

21.5 25.024.2 31.0 34.0 27.1 31.4

27.3 22.2

8.8 11.115.2

5.6 6.310.0 10.3 9.4 10.3 9.0

5.6 5.21.3 2.4 1.70.9 1.9 1.9 1.9 1.3

0.4 0.6 1.3 0.3 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

資料の内容はわかりやすかった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

63.974.2

44.5

74.4 71.0 65.8

44.8

60.0 59.3 60.566.3 69.7

23.9

17.7

37.2

16.7 21.020.8

37.9

27.3 24.8 26.125.0 23.0

9.9 6.513.4

6.4 6.5 11.7 13.810.9 13.6 11.5 6.9 5.91.6 1.6

2.4 1.7 1.61.4 1.8 1.9 1.9 1.3 1.30.6 2.4 0.9 0.3 3.4

0.5 0.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 下田市 見附市 三島市 森永乳業 静岡県 多摩市 柏の葉 磐田市 八幡市 あ・し・た 第一生命

(%)

講座時間は適切であった

あてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 58: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

52

2-1-1 図 65 講座内容のレベル

■講座内容の難易度

森永乳業の受講生における健幸アンバサダーの講座内容の難易度に関する結果を

2-1-1 図 66 に示す。「この講座の学習内容の難易度は、私にとって適切であった」

の設問に対して、約 9 割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答しているこ

とが示された。

2-1-1 図 66 講座内容の難易度

■講座の学習量

森永乳業の受講生における健幸アンバサダーの講座の学習量に関する結果を 2-1-

1 図 67に示す。「この講座における学習の量は、私にとって適切であった」の設問

に対して、約 9 割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示

された。

63.3

26.6

7.62.5

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

森永乳業

(%)

私の今までの経験や能力は、この講座を受講するのに適度なレベルであったあてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

63.3

30.4

6.3

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

森永乳業

(%)

この講座の学習内容の難易度は、私にとって適切であったあてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 59: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

53

2-1-1 図 67 講座の学習量

■講座内容の期待度

森永乳業の受講生における健幸アンバサダーの講座内容の期待度に関する結果を

2-1-1 図 68に示す。「この講座の学習内容は、期待通りであった」の設問に対して、

約 9割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

2-1-1 図 68 講座内容の期待度

■講師の説明の仕方

森永乳業の受講生における健幸アンバサダー講師の説明の仕方に関する結果を 2-

1-1 図 69に示す。「講師の説明は簡潔でわかりやすかった」の設問に対して、約 9

割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

69.6

25.3

5.1

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

森永乳業

(%)

この講座における学習の量は、私にとって適切であったあてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

60.8

35.4

3.8

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

森永乳業

(%)

この講座の学習内容は、期待通りであったあてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 60: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

54

2-1-1 図 69 講師の説明の仕方

■講座資料のわかりやすさ

森永乳業の受講生における健幸アンバサダーの講座資料のわかりやすさに関する

結果を 2-1-1 図 70 に示す。「資料の内容はわかりやすかった」の設問に対して、

約 9割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

2-1-1 図 70 講座資料のわかりやすさ

■講座時間の適切さ

森永乳業の受講生における健幸アンバサダーの講座時間の適切さに関する結果を

2-1-1 図 71に示す。「講座時間は適切であった」の設問に対して、約 9割が「あて

はまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

70.9

24.1

5.1

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

森永乳業

(%)

講師の説明は簡潔でわかりやすかったあてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

73.4

21.5

5.1

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

森永乳業

(%)

資料の内容はわかりやすかったあてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

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55

2-1-1 図 71 講座時間の適切さ

【健幸情報の提供法】(森永乳業のみ)

■講座内容のレベル

森永乳業の受講生における健幸アンバサダーの講座内容のレベルに関する結果を

2-1-1 図 72に示す。「私の今までの経験や能力は、この講座を受講するのに適度な

レベルであった」の設問に対して、約 8 割が「あてはまる」と「ややあてはまる」

と回答していることが示された。

2-1-1 図 72 講座内容のレベル

■講座内容の難易度

森永乳業の受講生における健幸アンバサダーの講座内容の難易度に関する結果を

2-1-1 図 73 に示す。「この講座の学習内容の難易度は、私にとって適切であった」

の設問に対して、約 9 割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答しているこ

とが示された。

70.9

25.3

2.51.3

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

森永乳業

(%)

講座時間は適切であったあてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

58.9

24.7

13.7

2.7

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

森永乳業

(%)

私の今までの経験や能力は、この講座を受講するのに適度なレベルであったあてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

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56

2-1-1 図 73 講座内容の難易度

■講座の学習量

森永乳業の受講生における健幸アンバサダーの講座の学習量に関する結果を 2-1-

1 図 74に示す。「この講座における学習の量は、私にとって適切であった」の設問

に対して、約 9 割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示

された。

2-1-1 図 74 開催地別にみた講座の学習量

■講座内容の期待度

森永乳業の受講生における健幸アンバサダーの講座内容の期待度に関する結果を

2-1-1 図 75に示す。「この講座の学習内容は、期待通りであった」の設問に対して、

約 9割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

65.8

28.8

5.5

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

森永乳業

(%)

この講座の学習内容の難易度は、私にとって適切であったあてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

65.8

27.4

6.8

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

森永乳業

(%)

この講座における学習の量は、私にとって適切であったあてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 63: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

57

2-1-1 図 75 講座内容の期待度

■講師の説明の仕方

森永乳業の受講生における健幸アンバサダー講師の説明の仕方に関する結果を 2-

1-1 図 76に示す。「講師の説明は簡潔でわかりやすかった」の設問に対して、約 9

割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

2-1-1 図 76 講師の説明の仕方

■講座資料のわかりやすさ

森永乳業の受講生における健幸アンバサダーの講座資料のわかりやすさに関する

結果を 2-1-1 図 77 に示す。「資料の内容はわかりやすかった」の設問に対して、

約 9割が「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

64.4

23.3

12.3

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

森永乳業

(%)

この講座の学習内容は、期待通りであったあてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

75.3

20.5

4.1

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

森永乳業

(%)

講師の説明は簡潔でわかりやすかったあてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

Page 64: 平成 30 年3月 (株)つくばウエルネスリサーチ€¦ · 課題④ インフルエンサー養成後の活動プログラムやフォローアップ研修の具体化、活動

58

2-1-1 図 77 講座資料のわかりやすさ

■講座時間の適切さ

森永乳業の受講生における健幸アンバサダーの講座時間の適切さに関する結果を

2-1-1 図 78に示す。「講座時間は適切であった」の設問に対して、約 9割が「あて

はまる」と「ややあてはまる」と回答していることが示された。

2-1-1 図 78 開催地別にみた講座時間の適切さ

10)健幸アンバサダーの役割の理解度に影響する要因

健幸アンバサダーの役割の理解度にどのような要因が影響しているかを検討する

ため、健幸アンバサダーの役割の理解度を従属変数、年齢、性別の基本属性、ヘル

スリテラシー、セルフエフィカシー、精神健康度、ソーシャルキャピタル、インフ

ルエンス力 6 項目を説明変数とした重回帰分析を行った。どのような要因が影響し

ているのか、していないかを把握するために、強制投入法による分析を行った。

76.7

19.2

4.1

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

森永乳業

(%)

資料の内容はわかりやすかったあてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

73.6

22.2

1.42.8

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

森永乳業

(%)

講座時間は適切であったあてはまる ややあてはまる どちらともいえない あまりあてはまらない あてはまらない

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59

図に示されている数値は、標準化係数βであり、標準化係数βが大きいほど関連性

が強いことを示している。また、この係数の符号がプラスの場合は正の関係で、マ

イナスの場合は負の関係にあることを示す。さらに、太字になっている数値は、統

計的有意であることを示す。

結果として、健幸アンバサダーの役割の理解度に「情報伝達の自信」と「人を説得

する技術」が統計的有意に影響していることが示された。「情報伝達の自信」は数値

がマイナスを示していることから、情報伝達の自信がないものは、養成講座を受講

し、健幸アンバサダーの役割をよく理解できた可能性を示唆する結果となった。ま

た、「人を説得する技術」については、数値がプラスを示していることから、人を説

得する技術があると回答した者程、健幸アンバサダーの役割をよく理解できた可能

性が示唆された。

2-1-1 図 79 健幸アンバサダーの役割の理解度に影響する要因

11)健幸アンバサダーとしての使命感をもつことに影響する要因

次に、同様の手法を用いて、健幸アンバサダーとしての使命感をもつことができ

たかという質問を従属変数とした分析を行った。結果として、社会的使命感が高い

と回答した者が、健幸アンバサダーとしての使命感を高く持つことに正の影響をも

たらす可能性が示唆された。

社会的使命感

コミュニケーション力

成功体験疾病等の正しい知識

人を説得する技術

情報伝達の自信

0.083 0.004

0.002-0.134

役割の理解度

N=1566 重回帰分析 調整済みR2 0.215 強制投入法 太字:P<0.05

0.056 0.028

健幸アンバサダーの役割を理解できた

投入変数性別、年代、開催地、セルフエフィカシー、ヘルスリテラシー、精神健康度、ソーシャルキャピタル

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60

2-1-1 図 80 健幸アンバサダーとしての使命感をもつことに影響する要因

12)健幸アンバサダーの活動内容と伝達手段の理解度に影響する要因

次に、同様の手法を用いて、健幸アンバサダーとしての今後の活動内容・伝達手段

について理解できたかという質問を従属変数とした分析を行った。

結果として、情報伝達の自信が低いと回答した者ほど、本講座を受講して健幸アン

バサダーの活動内容と伝達手段をよく理解できたと回答した者が多い結果となった。

2-1-1 図 81 健幸アンバサダーの活動内容と伝達手段の理解度に影響する要因

2-1-2 健幸アンバサダーマスター養成講座カリキュラムの構築

(1) 評価概要

① 評価目的

本章では、健幸アンバサダーマスター養成講座のカリキュラム評価を行う。

具体的には、本講座を受講することで、1)健幸アンバサダーマスターの役割

を正しく理解したか、2)健幸アンバサダーマスターとしての使命感を持つこ

とができたか、3)健幸アンバサダーマスターとしての健幸アンバサダー育成

社会的使命感

コミュニケーション力

成功体験疾病等の正しい知識

人を説得する技術

情報伝達の自信

0.004 -0.044

0.089-0.051

使命感

-0.011 0.001

健幸アンバサダーとしての使命感を持つことができた

投入変数性別、年代、開催地、セルフエフィカシー、ヘルスリテラシー、精神健康度、ソーシャルキャピタル

N=1565 重回帰分析 調整済みR2 0.251 強制投入法 太字:P<0.05

社会的使命感

コミュニケーション力

成功体験疾病等の正しい知識

人を説得する技術

情報伝達の自信

-0.032 -0.008

0.042-0.009

活動内容と伝達手段の理

解度0.016 0.024

投入変数性別、年代、開催地、セルフエフィカシー、ヘルスリテラシー、精神健康度、ソーシャルキャピタル

N=1550 重回帰分析 調整済みR2 0.227 強制投入法 太字:P<0.05

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61

方法の理解度について評価する。

② 評価対象

健幸アンバサダーマスター養成講座の受講資格は下記の通りである。

1)健康関連の国家資格保有者(医師・保健師・看護師・薬剤師・

管理栄養士・理学療法士など)

2)SWC協議会加盟団体が認定している資格者

3)健幸アンバサダーの認定者

1.健康・体力づくり事業財団 (健康運動指導士、健康運動実践指導者)

2.日本未病システム学会(未病専門指導士)

3.日本体育協会(スポーツプログラマー、アスレティックトレーナー、

スポーツ栄養士、スポーツドクター)

4.メンタルケア協会(精神対話士)

5.その他、企業・団体による推薦者(略歴書と所属先からの推薦書を

実行委員会で認定)

上記対象のうち、健幸アンバサダーマスター養成講座受講後のアンケートに

回答した 120名を分析対象とした。

③ 評価時期

2017年 12月 19日と 2018年 1月 23日の 2回

④ 評価方法

健幸アンバサダーマスター講座の受講日に配布される「受講後アンケート」

を用いて評価を行う。受講後アンケートは、受講者の基本属性、運動習慣、ヘ

ルスリテラシー、セルフエフィカシー、インフルエンス力、養成講座の理解度

を把握するためのアンケートである。

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62

⑤ 評価内容

1)基本属性

基本属性としては、性別、年齢について評価を行った。

2)口説き力

「人を説得する技術(口説き力)がある」という質問について、5 件法(①そう思

わない~⑤そう思う)で評価を行った。

3)知識力

「疾病・生活習慣等に関する正しい知識を持っている」という質問について、5 件

法(①そう思わない~⑤そう思う)で評価を行った。

4)コミュニケーション力

「コミュニケーション力が高い」という質問について、5件法(①そう思わない~

⑤そう思う)で評価を行った。

5)社会的使命感

「地域への貢献意識(社会的使命感)が高い」という質問について、5 件法(①そ

う思わない~⑤そう思う)で評価を行った。

6)情報伝達の自信

「自分の情報を伝える影響力に対しての自信が高い」という質問について、5 件法

(①そう思わない~⑤そう思う)で評価を行った。

7)興味実感力/成功体験

「人に伝える内容を自分も体験している」という質問について、5件法(①そう思

わない~⑤そう思う)で評価を行った。

8)受講後の理解度(受講後アンケート)

「健幸アンバサダーマスターの役割を理解できた」、「健幸アンバサダーマスター

としての使命感を持つことができた」、「今後の活動内容について理解できた」、「健幸

アンバサダーマスターとしての健幸アンバサダー育成方法が理解できた」の 4 つ

の質問について、5件法(①そう思わない~⑤そう思う)で評価を行った。

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63

(2) 結果

1)受講生の特徴

受講後アンケートに回答した 120 名のうち、男性は 18%(21 名)、女性は 82%

(99人)と女性の受講生が男性の約 4.5倍近くを占めていた。また、受講生の平均

年齢は、46.4歳(最小年齢 24歳、最高年齢 76歳)であった。

2)インフルエンス力

2-1)口説き力

受講生の口説き力を 2-1-2 図 1 に示す。「人を説得する技術(口説き力)があ

る」の設問については、約半数の者が「そう思う」と「ややそう思う」と回答して

いることが示された。男女別にみると、男性が女性と比べてその割合が高い傾向が

認められた。

2-1-2 図 1 口説き力

2-2)知識力

受講生の知識力を 2-1-2 図 2に示す。「疾病・生活習慣等に関する正しい知識を

持っている」の設問については、約 9割の者が「そう思う」と「ややそう思う」と

回答していることが示された。この傾向は男女別でみても同様であることが認めら

れた。

3.3 4.05.8

4.86.1

39.2

28.6

41.4

42.561.9

38.4

9.2 4.8 10.1

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 男性 女性

(%)

人を説得する技術(口説き力)がある

そう思わない あまりそう思わない どちらとも言えない ややそう思う そう思う

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64

2-1-2 図 2 知識力

2-3)コミュニケーション力

受講生のコミュニケーション力を 2-1-2 図 3に示す。「コミュニケーション力が

高い」の設問については、約 6割の者が「そう思う」と「ややそう思う」と回答し

ていることが示された。男女別にみると、男性が女性と比べてその割合が高い傾向

が認められた。

2-1-2 図 3 コミュニケーション力

1.7 2.09.2 14.3 8.2

61.3 57.1 62.2

27.7 28.6 27.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 男性 女性

(%)

疾病・生活習慣等に関する正しい知識を持っている

そう思わない あまりそう思わない どちらとも言えない ややそう思う そう思う

2.5 3.15.9 7.2

32.2

23.8

34.0

46.666.7

42.3

12.7 9.5 13.4

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 男性 女性

(%)

コミュニケーション力が高い

そう思わない あまりそう思わない どちらとも言えない ややそう思う そう思う

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65

2-4)社会的使命感

受講生の社会的使命感を 2-1-2 図 4に示す。「地域への貢献意識(社会的使命

感)が高い」の設問については、約 7割の者が「そう思う」と「ややそう思う」と

回答していることが示された。男女別にみると、男性が女性と比べてその割合が高

い傾向が認められた。

2-1-2 図 4 社会的使命感

2-5)情報伝達の自信

受講生の情報伝達の自信に関する結果を 2-1-2 図 5に示す。「自分の情報を伝え

る影響力に対しての自信が高い」の設問については、約 4割の者が「そう思う」と

「ややそう思う」と回答しており、約半数が「どちらともいえない」と回答してい

ることが示された。男女別にみると、男性が女性と比べてその割合が高い傾向が認

められた。

2-1-2 図 5 情報伝達の自信

4.2 4.8 4.0

26.714.3

29.3

50.8

52.4

50.5

18.328.6

16.2

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 男性 女性

(%)

地域への貢献意識(社会的使命感)が高い

そう思わない あまりそう思わない どちらとも言えない ややそう思う そう思う

2.5 3.010.8 13.1

45.0

47.6

44.4

31.7 47.628.3

10.0 4.811.1

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 男性 女性

(%)

自分の情報を伝える影響力に対しての自信が高い

そう思わない あまりそう思わない どちらとも言えない ややそう思う そう思う

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66

2-6)興味実感力/成功体験

受講生の興味実感力/成功体験に関する結果を 2-1-2 図 6に示す。「人に伝える

内容を自分も体験している」の設問については、約 7割の者が「そう思う」と「や

やそう思う」と回答していることが示された。その傾向は男女別にみても同様であ

ることが認められた。

2-1-2 図 6 興味実感力/成功体験の変化

3)健幸アンバサダーマスター養成講座の理解度

3-1)健幸アンバサダーマスターの役割の理解度

受講生の健幸アンバサダーマスターの役割の理解度の結果を 2-1-2 図 7に示

す。「健幸アンバサダーマスターの役割を理解できた」の設問に対して、約全員が

「そう思う」と「ややそう思う」と回答していることが示された。その傾向は男女

別でも同様であった。

2-1-2 図 7 健幸アンバサダーマスターの役割の理解度

0.8 1.0

24.419.0

25.5

45.4

38.1

46.9

29.442.9

26.5

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 男性 女性

(%)

人に伝える内容を自分も体験している

そう思わない あまりそう思わない どちらとも言えない ややそう思う そう思う

2.5 3.0

37.5

19.0

41.4

60.0

81.0

55.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 男性 女性

(%)

健幸アンバサダーの役割を理解できた

そう思わない あまりそう思わない どちらとも言えない ややそう思う そう思う

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67

3-2)健幸アンバサダーマスターとしての使命感

受講生の健幸アンバサダーマスターの使命感に関する結果を 2-1-2 図 8に示

す。「健幸アンバサダーマスターとしての使命感を持つことができた」の設問に対

して、約 9割が「そう思う」と「ややそう思う」と回答していることが示された。

その傾向は男女別でも同様であった。

2-1-2 図 8 健幸アンバサダーマスターとしての使命感

3-3)今後の活動内容についての理解度

受講生の今後の活動内容についての理解度に関する結果を 2-1-2 図 9に示す。

「今後の活動内容について理解できた」の設問に対して、約 9割が「そう思う」と

「ややそう思う」と回答していることが示された。その傾向は男女別にみても同様

な結果であった。

2-1-2 図 9 今後の活動内容についての理解度

7.5 9.1

48.3

23.8

53.5

44.2

76.2

37.4

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 男性 女性

(%)

健幸アンバサダーマスターとしての使命感を持つことができた

そう思わない あまりそう思わない どちらとも言えない ややそう思う そう思う

0.8 1.06.7 4.8 7.1

45.0

19.0

50.5

47.5

76.2

41.4

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 男性 女性

(%)

今後の活動内容について理解できた

そう思わない あまりそう思わない どちらとも言えない ややそう思う そう思う

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68

3-4)健幸アンバサダーマスターとしての健幸アンバサダー育成方法の理解度

受講生の健幸アンバサダーマスターとしての健幸アンバサダー育成方法の理解度

に 関する結果を 2-1-2 図 10に示す。「今後の活動内容について理解できた」の

設問に対して、約 8割が「そう思う」と「ややそう思う」と回答していることが示

された。その傾向は男女別にみても同様な結果であった。

2-1-2 図 10 健幸アンバサダーマスターとしての健幸アンバサダー育成方法の理解

0.8 1.016.0

9.517.3

54.6

42.9

57.1

28.6

47.6

24.5

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 男性 女性

(%)

健幸アンバサダーマスターとしての健幸アンバサダー育成方法が理解できた

そう思わない あまりそう思わない どちらとも言えない ややそう思う そう思う

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69

4)健幸アンバサダーマスターの受講理由

受講生の健幸アンバサダーマスターの受講理由を 2-1-2 図 11 に示す。結果をみ

ると、「所属組織より薦められたため」の割合が最も高く約半数を占めた。その次に

「重要な仕組みと思うので、ぜひ担いたいと思ったため」の割合が高かった(28%)。

男女別にみると結果が異なっており、男性においては、「重要な仕組みと思うので、

ぜひ担いたいと思ったため」の割合が約 6 割で最も高いことが示された一方で、女

性は「所属組織より薦められたため」の割合が約 6割と最も高いことが認められた。

2-1-2 図 11 健幸アンバサダーマスター講座の受講理由

5.5 6.6

50.0

15.8

57.1

28.2

63.2

20.9

16.4 21.115.4

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

全体 男性 女性

(%)

今回なぜ受講されましたか既存の資格が活かせると思ったから 重要な仕組みと思うので、ぜひ担いたいと思ったため

所属組織より薦められたため その他

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70

2-1-3 健幸アンバサダーの活動実態調査(質問紙調査)

(1) 質問紙調査概要

① 評価目的

健幸アンバサダー養成講座の受講者による「健幸アンバサダー」の活動状況を質

問紙調査を用いて定量的に把握及び評価することを目的とした。

② 評価対象

健幸アンバサダーフォローアップ講座に受講した者(2018 年 2 月末時点)

のうち、健幸アンバサダーフォローアップ講座の受講後に記入する「受講後ア

ンケート」に回答し、調査票のデータ入力を完了した 92名を分析対象者とし

た。

③ 評価時期

調査は、2017 年 11 月と 12 月の健幸アンバサダーフォローアップ講座の当

日に行われた。

④ 評価方法

健幸アンバサダーフォローアップ講座の受講日に配布される「受講後アンケ

ート」を用いて評価を行う。受講後アンケートのうち、本分析では、「健幸ア

ンバサダー通信」の情報提供を誰にどのくらい伝えたか、相手はどのような反

応をしたか、情報を伝達したことで生活習慣が変わる可能性があるのか否か

を評価する。

⑤ 評価内容

1)昨年度の健幸アンバサダー通信の内容の理解度

「昨年度の「健幸アンバサダー通信」の内容について、ご自身で理解され

ていますか。」の質問について、4 件法(①とても理解している、②やや理解

している、③あまり理解できていない、④全く理解できていない)で評価を行

った。

2)情報提供数

「これまで健幸アンバサダー通信の情報を、およそ何人に伝えたか」、「健幸ア

ンバサダー通信の情報を誰に伝えたか」、「健幸アンバサダー通信をどの年齢

層・性別に伝えたか」、「健幸アンバサダー通信をもらった相手の反応」、「健幸

アンバサダー通信をもらった相手の生活習慣変容の可能性」の質問について

の評価を行った。

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71

3)今後の健幸アンバサダー向けの最新健康情報講座の受講有無

「健幸アンバサダー向けの最新健康情報講座を、今後インターネットで配信

した場合、受講を希望されますか。」という質問について、2 件法(①はい、

②いいえ)で評価を行った。

また、「この講座が有料だとした場合、あなたはいくらなら受講しようと思い

ますか。」という質問について、4件法(①500/年、②1000円/年、③1500円/

年、④有料なら受講しない)で評価を行った。

(2) 結果

1)昨年度の健幸アンバサダー通信の内容の理解度

昨年度の健幸アンバサダー通信の内容の理解度に関する結果を 2-1-3 図 1 に

示す。結果をみると、全体の約 37%が「とても理解している」、61%が「やや理解し

ている」との回答が得られた。

2-1-3 図 1 昨年度の健幸アンバサダー通信の内容の理解度

2)健幸アンバサダー通信の情報提供

2-1)健幸アンバサダー通信の情報提供数

健幸アンバサダー通信の情報提供数の結果を 2-1-3 図 2 に示す。「これまで、

健幸アンバサダー通信の情報を、およそ何人に伝えましたか」という質問に対して、

伝えた人数を入力してもらった結果をみると、平均で約 14.9 人(最小 1 人、最大

120 人)に健幸アンバサダー通信の情報を伝えていることが示された。見附市の結

果は、平均 13.4 人(最小 1 人、最大 60人)、多摩市の結果は、平均 15.7人(最小

1人、最大 120人)であった。

次に、ソーシャルキャピタル変化量別にみた健幸アンバサダー通信の情報提供

数の結果を 2-1-3 図 3 に示す。なぜソーシャルキャピタル変化量別の結果を示し

37% 41% 35%

61% 59%62%

2% 3%

0%

20%

40%

60%

80%

100%

全体

(n=51)

見附市

(n=17)

多摩市

(n=34)

昨年度の「健幸アンバサダー通信」の内容を理解しているか

全く理解できていない

あまり理解できていない

やや理解している

とても理解している

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72

たかというと、1 年間でソーシャルキャピタルの平均得点が約 5 点統計的に有意に

増加しており、他の要因に変化が認められなかったからである。ソーシャルキャピ

タルの 1 年間の変化を 3 つに分類(①減少または変化なし、②1~6 点増加、③7~

12 点増加)したところ、減少または変化なし群は平均 13.7 人、1~6 点増加群は平

均 11.2 人、そして 7~12 点増加群は平均 21.7 人に健幸アンバサダー通信の情報を

提供したことが示された。ソーシャルキャピタルといった「人と人との繋がり力」

が増加した住民ほど、情報提供していることが認められた。

2-1-3 図 2 健幸アンバサダー通信の情報提供数

2-1-3 図 3 ソーシャルキャピタル変化量別にみた健幸アンバサダー通信の情報提

供数

2-2)「健幸アンバサダー通信」の情報を伝えた相手

健幸アンバサダー通信の情報を伝えた相手に関する結果を 2-1-3 図 4~2-1-3

図 6 に示す。ここで示す結果は複数回答であることに留意されたい。まず全体の結

果をみると、健幸アンバサダー通信の情報を家族に伝えたと回答した者が 80%と最

も割合が高く、その次に友人の 72%であった。自治体別にみても同様な結果である

ことが示された。

14.9 13.4 15.7

0

10

20

30

40

50

全体

(n=87)

見附市

(n=28)

多摩市

(n=59)

(人)

13.7 11.2

21.7

0

10

20

30

40

50

減少または変化なし 1~6点増加 7~12点増加

(人) ソーシャルキャピタル変化量別にみた情報提供数

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73

2-1-3 図 4 「健幸アンバサダー通信」の情報を伝えた相手(全体)

2-1-3 図 5 「健幸アンバサダー通信」の情報を伝えた相手(見附市)

2-1-3 図 6 「健幸アンバサダー通信」の情報を伝えた相手(多摩市)

80%

72%

69%

36%

8%

7%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

家族

友人

知人

仕事先の人

偶然出会った人

その他

全体

全体

(n=87)

79%

68%

61%

31%

8%

9%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

家族

友人

知人

仕事先の人

偶然出会った人

その他

見附市

見附市

(n=28)

81%

75%

43%

21%

7%

14%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

家族

友人

知人

仕事先の人

偶然出会った人

その他

多摩市

多摩市

(n=59)

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74

2-3)「健幸アンバサダー通信」の情報を伝えた相手(年代別・性別)

健幸アンバサダー通信の情報を伝えた相手を年代別・性別に示した結果が 2-1-3

図 7~2-1-3 図 9である。まず全体の結果をみると、年代別においては、60代に伝

えたと回答した者が最も多く健幸アンバサダー通信の情報を伝えており(69 人)、

その次に 70代に伝えたと回答した者が多かった(58人)。性別でみると、男性に伝

えたと回答した者は 63 人、女性に伝えたと回答した者は 78 人と、男性よりも女性

に情報を伝えたと回答した者が多いことが示された。自治体別にみても同様な結果

であった。

2-1-3 図 7 「健幸アンバサダー通信」の情報を伝えた相手(年代別・性別)

2-1-3 図 8 見附市における「健幸アンバサダー通信」の情報を伝えた相手(年代別・

性別)

2-1-3 図 9 多摩市における「健幸アンバサダー通信」の情報を伝えた相手(年代別・

性別)

511

21

3439

69

58

6

0

20

40

60

80

100

19歳以下 20代 30代 40代 50代 60代 70代 不明

(人) 全体(年代別)

63

78

0

20

40

60

80

100

男性 女性

(人)全体(性別)

1 0 312 15 18 15

00

20

40

60

80

100

19歳以下 20代 30代 40代 50代 60代 70代 不明

(人) 見附市(年代別)

23

26

21

22

23

24

25

26

27

男性 女性

(人)見附市(性別)

411

1822 24

5143

6

0

20

40

60

80

100

19歳以下 20代 30代 40代 50代 60代 70代 不明

(人) 多摩市(年代別)

40

52

0

10

20

30

40

50

60

男性 女性

(人)多摩市(性別)

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75

3)「健幸アンバサダー通信」の情報を上手く伝えられたか

健幸アンバサダー通信の情報を相手に上手く伝えられたかに関する結果を 2-1-3

図 10に示す。まず全体の結果をみると、「とてもそう思う」と回答した者は 7%、や

やそう思う」と回答した者が 71%と約 8割がポジティブな回答をした。自治体別に

みると、両自治体ともポジティブな回答が多い中、見附市において、その傾向が特

に高いことが示された。

2-1-3 図 10 「健幸アンバサダー通信」の情報をうまく伝えることができたか

4)「健幸アンバサダー通信」の情報をもらった相手の反応

健幸アンバサダー通信の情報をもらった相手の反応に関する結果を 2-1-3 図 11

に示す。まず全体の結果をみると、「とても興味を持っていた」と回答した者は 7%、

「やや興味をもっていた」と回答した者が 76%と約 8割がポジティブな回答をした。

自治体別にみると両自治体ともポジティブな回答が多いことが示された。

2-1-3 図 11 「健幸アンバサダー通信」の情報をもらった相手の反応

7% 4% 8%

71% 82% 66%

21%14%

24%

1% 2%

0%

20%

40%

60%

80%

100%

全体

(n=87)

見附市

(n=28)

多摩市

(n=59)

「健幸アンバサダー通信」の情報をうまく伝えることができたか

全くそう思わない

あまりそう思わない

ややそう思う

とてもそう思う

7% 4% 8%

76%75%

76%

17% 21% 15%

0%

20%

40%

60%

80%

100%

全体

(n=87)

見附市

(n=28)

多摩市

(n=59)

相手の反応

全く興味を持っていない

あまり興味を持っていない

やや興味を持っていた

とても興味を持っていた

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76

5)「健幸アンバサダー通信」の情報をもらった相手の生活習慣変容の可能性

健幸アンバサダー通信の情報をもらった相手の生活習慣変容の可能性に関する結

果を 2-1-3 図 12 に示す。まず全体の結果をみると、「とてもそう思う」と回答し

た者は 5%、「ややそう思う」と回答した者が 61%と約 7割がポジティブな回答をし

た。

一方で、「あまりそう思わない」と回答した者は 34%であり、一つ前の設問の「健

幸アンバサダー通信の情報をもらった相手の反応」の結果と比べてネガティブな回

答をした者が多い傾向が認められた。自治体別にみても同様な結果が示された。

次に、「伝えはじめてから何回位で生活習慣を変えてくれそうな状況になったか」

に関する質問をしたところ、平均 3.1 回(最小 1 回、最大 6 回)であった。見附市

においては平均 2.9回、多摩市においては、3.3回との結果が得られた。従って、相

手に情報を伝え、生活習慣を変容してもらうためには、1 回のみでなく 3 回といっ

た複数回伝える必要があることが示唆された。

2-1-3 図 12 「健幸アンバサダー通信」の情報をもらった相手の生活習慣変容の可

能性

6)最新健康情報講座のインターネット配信による受講有無

最新健康情報講座のインターネット配信による受講有無に関する結果を 2-1-3

図 13 に示す。「健幸アンバサダー向けの最新健康情報講座を、今後インターネット

で配信した場合、受講を希望されますか。」という質問に対して 2 件法(①はい、②

いいえ)と回答してもらった結果、「はい」と回答した者は 38%であり、大半以上が

受講しないことが示された、自治体別にみると、見附市で「はい」と回答した者の

割合は 52%であり、多摩市の 31%と比べて受講する意思がある者が多い傾向が認め

られた。

次に、一つ前の質問「健幸アンバサダー向けの最新健康情報講座を、今後インター

ネットで配信した場合、受講を希望されますか。」という質問に対して「はい」と回

答した者に限定し、「この講座が有料だとした場合、あなたはいくらなら受講しよう

5% 7%

61%61%

61%

34% 39%32%

0%

20%

40%

60%

80%

100%

全体

(n=85)

見附市

(n=28)

多摩市

(n=57)

相手は生活習慣を変えてくれそうか

全くそう思わない

あまりそう思わない

ややそう思う

とてもそう思う

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77

と思いますか。」という質問に対する結果を 2-1-3 図 14に示す。

その結果、「有料なら受講しない」と回答した者が最も多く 42%であった。自治体

別にみると、見附市でその傾向が強いことが示されたが、約半数は 500円/年、1000

円/年を支払ってでも受講するという回答が得られた。

2-1-3 図 13 最新健康情報講座のインターネット配信による受講有無

2-1-3 図 14 インターネット配信が有料の場合の受講意思

38%52%

31%

62%48%

69%

0%

20%

40%

60%

80%

100%

全体

(n=82)

見附市

(n=27)

多摩市

(n=55)

今後インターネット配信になっても、受講を希望するか

いいえ

はい

29% 36%24%

29% 14% 41%

42% 50%

35%

0%

20%

40%

60%

80%

100%

全体

(n=31)

見附市

(n=14)

多摩市

(n=17)

有料だとした場合、いくらなら受講しようと思うか

有料なら受講しない

1500円/年

1000円/年

500円/年

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78

(3) 考察

2016 年度より本養成講座を開始し、都市状況や養成モデル形式が異なる複数地域7自治

体・4 企業で実証し、健幸アンバサダー養成講座、健幸アンバサダーフォローアップ講座、

健康アンバサダーマスター養成講座の開発と精錬を実施した。

健幸アンバサダー養成講座では、受講者は平均年齢 55.3歳、女性 77.4%、男性 22.6%と

昨年より平均年齢が若く、男性受講者が 1割から 2割に増加した。これは、企業社員の参加

が増加したためである。

講義時間も短時間で必要なカリキュラムに精錬し、健幸アンバサダーの役割の理解度が

できた割合は 94.7%、健幸アンバサダーとしての使命感をもてた者 82%、活動内容の理解

ができた者 90%と講座の目的を達成することができた。カリキュラム構成としては適切だ

ったと考える。

受講後の健幸アンバサダー通信を活用した情報伝達の活動では、1 年間で平均 14.9 人に

情報を伝達しており、78%がうまく伝えることができたかの問いに「そう思う」「ややそう

思う」と回答しており、そのうちの 66%が伝えた相手が生活習慣を変えてくれそうかとの

問いに「そう思う」「ややそう思う」と回答している。健幸アンバサダーの育成目的である

健幸情報拡散と受け手の行動変容を促すことに対し一定の影響を及ぼす可能性が示唆され

た。今後、情報を受けた側における受け取りかた及びその後の行動変容についての影響度調

査は今後行う予定としている。

また、行動変容までの情報伝達の回数は平均 3回との結果となっており、1度の情報伝達

では行動変容にはなかなか繫がらず 3 回程度伝えることで行動変容につながることが示唆

された。さらに、自由記述より、情報伝達をするうえで健康づくり無関心層への情報提供の

難しさを実感するとともに、自身のインフルエンス力(情報伝達力や口説き力)の力量不足

に気づいたとのコメントも多く、インフルエンス力が 1年後有意に低下しているのは、実際

に自身で無関心層への情報伝達と行動変容支援を行った結果、力量不足に気づいたためと

考えられる。

さらに驚きなのが、1年後の健幸アンバサダーのシャルキャピタルの向上である。講座で

も地域への社会貢献意識や愛着への意識を高めるような講義内容としていた。さらに自身

が地域で活動していく中で、多くの人と接する中で、自身の居場所や社会的役割、愛着と使

命感を強めていったもの考えている。この点については今後も継続して分析を行っていく

予定である。

健幸アンバサダーの育成を行うことにより、モデル地域の住民は、養成された健幸アンバ

サダーと接触することで、健康情報に触れる回数が増え、それにより、接触をした一定割合

の住民の健康情報獲得力の向上およびヘルスリテラシーの向上が期待される。

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79

2-1-4 健幸アンバサダーの影響度調査

(1)質問紙調査概要

① 評価目的

本章では、静岡県三島市、磐田市、賀茂郡松崎町で実施された健幸アンバサダー養

成モデル事業に先立って行われた住民調査(質問紙調査)の結果を分析する。これ

は、介入前(健幸アンバサダー養成前)の住民の状況をまとめるものであり、次年

度以降、健幸アンバサダー養成事業の効果を縦断的に検討するためのベースライン

評価である。

② 評価対象

静岡県三島市、磐田市、賀茂郡松崎町の住民基本台帳より無作為に抽出された地

域住民 4,950人を対象に質問紙調査を実施した(2-1-4表 1、表 2、図 1、図 2)。

対象者の内訳を 2-1-4 表 2に示す。なお、本調査は市町が実施する健康づくり事

業の一環として行われた。

2-1-4 表 1 対象者

市町村名 アンケート

送付日

アンケート

回答期限

対象者数

(人)

年齢 抽出方法

三島市 9 月 25日 10月 20日 950 39~79歳 住民基本台帳からの

無作為抽出

松崎町 11月 24日 12月 15日 1,000 25 歳以上 住民基本台帳からの

無作為抽出

磐田市 10月 3日 12月 15日 3,000 40 歳以上 住民基本台帳からの

無作為抽出

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80

2-1-4 表 2 回答者および分析対象者

回答者

(回答率)

分析対象者

全体 男性 女性 欠損

年齢

n (%)

n n (%) n (%) n

(%)

平均 ± 標準偏差

三島市 312 (32.8)

300 143

(47.7)

156

(52.0)

1

(0.3

)

62.3 ± 11.6

松崎町 301 (30.1)

300 115

(38.3)

185

(61.7)

0

(0.0

)

65.2 ± 15.2

磐田市 1,297 (42.8)

1,277 529

(41.4)

746

(58.4)

2

(0.2

)

63.9 ± 13.9

全体 1,910 (38.6)

1,877 787

(41.9)

1,087

(57.9)

3

(0.2

)

63.8 ± 13.8

2-1-4 図 1 各都市の位置と特性

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81

2-1-4 図 2 対象者のフロー

③ 評価時期

調査は健幸アンバサダー養成事業に先立ち、2017年 9月から 12月に行われた。

④ 評価方法

各自治体の協力を得て郵送による質問紙調査を行った。

⑤ 評価内容

調査項目は、性別、年齢に加えて、

健幸アンバサダーの認知度

生活習慣病に関する知識・知識の伝達経験

健康に関する情報源(マスメディア、口コミ)

運動に関するイベント、フィットネスクラブ、サークルへの参加状況

運動実施頻度

運動に関する自己効力

主観的健康感

日常生活の移動手段

健康リテラシー

精神健康度(WHO-5 精神的健康状態表)

ソーシャルキャピタル

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82

身体活動に関する地域環境

生活習慣(特定健診問診票)

とした。調査票を資料として添付する(資料 1:三島市調査票、資料 2:松崎町調

査票、資料 3:磐田市調査票)。

分析は町村別に記述統計を行った。なお、結果は主にグラフを用いて表示したが、

数値を明示するために表として再掲した。

(2)結果

4950名のうち、1,910名より返信が得られた。本研究ではサンプリングにあた

り、年齢を包含基準に含めたため、年齢に欠損が認められた 33名は分析対象から

除外し、1,877名を分析対象とした(2-1-4図 2)。回答率は 38.6%だった。対象者

の年齢(平均±標準偏差)は 63.8±13.8歳だった。健幸アンバサダーの認知度は

養成事業開始前の調査であり低かった。(2-1-4図 3、表 3、表 4)。

2-1-4 図 3 健幸アンバサダーの認知度

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83

2-1-4 表 3 健幸アンバサダーの認知度

よく知

ってい

まあ知

ってい

どちら

とも言

えない

あまり知

らない

全く知

らない

欠損

① 三島市でのスマートウ

エルネスシティの活動を知

っていますか

17

(5.7)

49

(16.3)

37

(12.3)

29

(9.7)

164

(54.7)

4

(1.3)

②(1)のマークを知って

いますか

9

(3.0)

27

(9.0)

17

(5.7)

25

(8.3)

217

(72.3)

5

(1.7)

③「健幸アンバサダー」と

いう言葉を知っていますか

19

(6.3)

38

(12.7)

26

(8.7)

27

(9.0)

185

(61.7)

5

(1.7)

④(2)のマークを知って

いますか

11

(3.7)

14

(4.7)

20

(6.7)

30

(10.0)

220

(73.3)

5

(1.7)

⑤「健幸アンバサダー」は

どういう活動をしているか

知っていますか

9

(3.0)

13

(4.3)

34

(11.3)

32

(10.7)

206

(68.7)

6

(2.0)

2-1-4 表 4 健幸アンバサダーの認知度

よく知っ

ている

まあ知っ

ている

どちらと

も言えな

あまり知

らない

全く知らな

欠損

①「健幸アンバサダー」という言葉を知っていますか

松崎町 14 (4.7) 23 (7.7) 23 (7.7) 21 (7.0) 217 (72.3) 2 (0.7)

磐田市 22 (1.7) 42 (3.3) 66 (5.2) 68 (5.3) 1,070

(83.8)

9 (0.7)

②(1)のマークを知っていますか

松崎町 7 (2.3) 7 (2.3) 19 (6.3) 14 (4.7) 251 (83.7) 2 (0.7)

磐田市 16 (1.3) 23 (1.8) 52 (4.1) 53 (4.2) 1,119

(87.6)

14

(1.1)

③「健幸アンバサダー」はどういう活動をするか知っていますか

松崎町 10 (3.3) 10 (3.3) 21 (7.0) 24 (8.0) 234 (78.0) 1 (0.3)

磐田市 7 (0.5) 25 (2.0) 39 (3.1) 71 (5.6) 1,123

(87.9)

12

(0.9)

この 1年間に週 2日以上の頻度で運動を実施した割合は、三島市で 42.7%、松崎

町で 33.0%、磐田市で 45.3%だった(2-1-4図 4、表 5)。健康状態が「あまりよ

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84

くない」「よくない」と回答した者の割合は三島市で 15.0%、松崎町で 24.0%、磐

田市で 21.3%だった(2-1-4図 5、表 6)。

2-1-4 図 4 この1年間に運動やスポーツを実施した頻度

2-1-4 表 5 この1年間に運動やスポーツを実施した頻度

≥5 日/

≥3 日/

2 日/週 1 日/週 1~3 日

/月

1~2 日

/3 ヵ月

1~3 日/

わから

ない

欠損

三島市 43

(14.3)

50

(16.7)

35

(11.7)

30

(10.0)

32

(10.7)

17

(5.7)

39

(13.0)

38

(12.7)

16

(5.3)

松崎町 34

(11.3)

33

(11.0)

32

(10.7)

28

(9.3)

45

(15.0)

20

(6.7)

34

(11.3)

58

(19.3)

16

(5.3)

磐田市 205

(16.1)

195

(15.3)

178

(13.9)

144

(11.3)

114

(8.9)

49

(3.8)

136

(10.6)

197

(15.4)

59

(4.6)

全体 282

(15.0)

278

(14.8)

245

(13.1)

202

(10.8)

191

(10.2)

86

(4.6)

209

(11.1)

293

(15.6)

91

(4.8)

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85

2-1-4 図 5 健康状態

2-1-4 表 6 健康状態

よい まあよい ふつう あまりよくない よくない 欠損

三島市 63 (21.0) 69 (23.0) 106 (35.3) 35 (11.7) 11 (3.7) 16 (5.3)

松崎町 33 (11.0) 74 (24.7) 109 (36.3) 56 (18.7) 16 (5.3) 12 (4.0)

磐田市 155 (12.1) 312 (24.4) 510 (39.9) 224 (17.5) 48 (3.8) 28 (2.2)

全体 251 (13.4) 455 (24.2) 725 (38.6) 315 (16.8) 75 (4.0) 56 (3.0)

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86

健康情報の集め方(情報源)は「テレビ」「人から聞く」「新聞紙」「インターネ

ット」の順に多かった。また、人から聞く場合の相手は「友人・知人」「家族」「病

院や薬局」「職場」が多かった(2-1-4 図 6、図 7、表 7、表 8)。

2-1-4 図 6 普段の健康づくりに関する情報の集め方

2-1-4 図 7 普段、健康づくりに関する情報を「人から聞く(口コミ)」場合の相手

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87

2-1-4 表 7 普段の健康づくりに関する情報の集め方

人から

聞く

テレビ インタ

ーネッ

SNS 新聞紙 チラシ ラジオ 講演

その

松崎町 179

(59.7)

262

(87.3)

113

(37.7)

15

(5.0)

138

(46.0)

59

(19.7)

35

(11.7)

15

(5.0)

25

(8.3)

磐田市 859

(67.3)

1119

(87.6)

528

(41.3)

59

(4.6)

565

(44.2)

185

(14.5)

153

(12.0)

63

(4.9)

111

(8.7)

2-1-4 表 8 健康づくりに関する情報を「人から聞く(口コミ)」場合の相手

家族 友人・知人 職場 病院や

薬局

健康・運動

サークル

それ以外の

サークル

その他

松崎町 196

(65.3)

209

(69.7)

86

(28.7)

127

(42.3)

27

(9.0)

10

(3.3)

12

(4.0)

磐田市 751

(58.8)

945

(74.0)

426

(33.4)

540

(42.3)

172

(13.5)

81

(6.3)

61

(4.8)

(3)考察

三島市、松崎町、磐田市の住民より無作為に抽出した住民を対象に調査を行っ

た。基本的には健幸アンバサダー養成前の調査であり、今後の養成事業によって住

民の健幸アンバサダーに対する認知や住民の健康行動等がどのように変化するのか

を検討するためのベースライン調査である。なお、各自治体によって調査対象とな

った年齢層が異なるため、自治体間の比較は困難である。

健康情報の情報源については「テレビ」「人から聞く」「新聞紙」「インターネット」

の順に多く、人から聞く場合の相手は「友人・知人」「家族」「病院や薬局」「職場」

が多かった。この質問項目は単純にどのような情報源から情報を得ているかを問う

たものだが、最も頻繁に情報を得る情報源と、情報を得た場合の影響の大きさは区

別して考える視点も必要である(例えばある情報源からは頻回に情報を得るが、そ

の影響は短期的であったり、影響度が小さく行動変容に至るような情報とはなり難

くかったりするかもしれない)。また、今後の健幸アンバサダー養成事業によって、

情報源等がどのように変化するのかの検討が必要である。

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88

2-1-5 企業・学会・指導者養成機関でのインフルエンサー養成システムの構築

(1)目的

健幸アンバサダー200万人養成という目標は、2016年度の養成人数 742人を 10年

で 2700 倍、毎年 20 万人ずつ養成する規模に相当する。主な養成講座の開催主体と

して自治体が想定されているものの、政策的優先度や財政事情が異なる自治体によ

る養成のみでは目標達成は困難と想定される。そこで、企業や学会、健康関連の指

導者養成機関等の協力を得ながら養成する方法を具体化する必要がある。また、全

国で健幸アンバサダーを多様な方法で養成していく活動を支える運営体制や費用負

担のあり方を検討する必要がある。以下の 2点を目的に検討を行った。

1)参加団体拡大に向けた企業・学会・指導者養成機関による養成システムの構築

2)多様な養成モデルを支える事務局運営体制の確立及び費用負担のあり方

① 多様な養成モデルの必要性

2016 年度の養成実績に基づけば健幸アンバサダーを 200 万人養成するためには、

養成に参加する団体が毎年 100団体程度は必要となる。具体的には、2016年度に実

施された自治体の平均的な養成規模は 1団体あたり概ね 240人(120人規模で 2日)

であった(以下、通常規模養成)。大企業による 1,000人単位の大規模な養成を毎年

数団体~10団体程度見込むとしても、健幸アンバサダー養成目標人数から大企業に

よる養成分を除いた人数を通常規模で養成するとして1団体あたり 240人で割ると、

目標人数の養成には毎年 100団体程度必要となる(2-1-5 図 1)。

2-1-5 図 1 健幸アンバサダー養成数から見た必要団体数

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年 100 団体の協力を得て養成を実現するためには、これまでのように事務局か

ら養成団体へ講師やスタッフを派遣する形式のみでは物理的に困難である。そのた

め、事務局ありきの形式ではなく、全国で多様な団体が、講師やスタッフの派遣を

受けることなく独自に健幸アンバサダーを養成できることが必要である。

そこで、各団体がそれぞれ実現しやすい方法で健幸アンバサダーを養成すること

のできるよう、①養成モデルを複数検討し、②企業内や健康関連資格認定団体内で

有資格者が講師役となり各団体内で健幸アンバサダーを養成する体制を検討した。

2-1-5 図 2 自治体・企業・団体の協働によるアンバサダーの養成

養成モデルには、①自治体が市民を健幸アンバサダーとして養成するモデル(「官

民連携モデル」)、②企業が従業員を健幸アンバサダーとして養成するモデル(「セカ

ンドキャリアモデル」「健康製品・サービス活性化モデル」「健康経営モデル」)、③

健康関連資格認定団体が認定した有資格者の講師役へのステップとして健幸アンバ

サダーとして養成するモデル(「プロフェッショナルモデル」)の大きく 3 つのパタ

ーンが考えられる。企業が養成する場合は、従業員を健幸アンバサダーマスター(講

師役)として養 成することで、講師の派遣を受けることなく社内で継続的に健幸

アンバサダーの養成が可能なモデルとした。企業が養成対象とする従業員は、セカ

ンドキャリアの形成促進の視点から退職予定者、お客様に健康情報を届けることで

営業価値を高める視点から顧客と接点のある担当者、自社の健康経営の観点から自

社に所属する従業員全体等が考えられる。

また、企業が自治体と連携して市民を健幸アンバサダーとして養成する場合や、企

業が健幸アンバサダーとして養成した退職者が地域で講師役となり市民を新たな

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90

アンバサダーとして養成する場合、あるいは、健康関連資格認定団体が養成した有

資格者がその他の養成モデルにおいて講師を務める場合等、各モデルが相互に作

用する場合も考えられる。

② 多様な養成モデル

自治体と企業に限らず、企業のなかでも業種が異なれば健幸アンバサダー養成に

対するモチベーションも異なる。各団体がそれぞれ実現しやすい方法で健幸アンバ

サダーを養成することのできるよう、以下のとおり複数の養成モデルを設定した。

各モデルの概要について、主催者、健幸アンバサダー候補、養成のねらい・意義、

開催団体の参加のモチベーション、期待される資格の活用方法、モデル実現の要件、

共催団体例についてそれぞれ検討した内容を下記に示す。

1)官民連携モデル(2-1-5 表 1)

官民連携モデルは自治体と企業(特に健康製品・サービス関連企業)が連携する

ことで双方にメリットを生みだすモデルである。市町村等自治体と企業が、共同し

て自治体市民や企業の顧客を健幸アンバサダーとして養成する。自治体は、自治体

のみの呼びかけでは届かなかった層を呼び込むことができることがメリットとなり、

企業にとっては、顧客となりうる市民に情報を提供する機会を得られることや健康

づくりに取り組む企業としてのイメージアップ、自治体との連携実績ができること

でその後の連携を具体化できること等がメリットとなる。

課題は、自治体と企業で連携して新たなイベントを実施することとなるため、相

応のコスト(特に人員、時間)が必要となることである。

2-1-5 表 1 官民連携モデル

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2)健康製品・サービス活性化モデル(2-1-5 表 2)

健康製品・サービス活性化モデルは、健康製品・サービス関連企業が、健幸アンバ

サダー養成を通じて顧客増や満足度向上といった経営上のメリットを得るモデルで

ある。健康製品・サービス関連企業が、自社の従業員、特に営業に関わる従業員を

健幸アンバサダーとして養成する。営業担当の従業員が顧客に対して健康情報を提

供することで、顧客との関係を強化することができる。

また、将来的に健幸アンバサダーの認知度が向上すれば、企業のイメージ向上につ

ながることが期待される。このモデルを実現するための要件は、企業が自社内で養

成を実施しやすいように、養成講座の実施方法(講座時間、場所、受講方法等)や

内容(健康リテラシーに合わせた健康情報の選択や部分的な免除等)に柔軟性を持

たせることが挙げられる。

2-1-5 表 2 健康製品・サービス活性化モデル

3)セカンドキャリアモデル(2-1-5 表 3)

セカンドキャリアモデルでは、企業が、自社の退職予定者または退職後の元従業員

(OB)をアンバサダーとして養成する。企業は退職者が講師役となり市民を健幸ア

ンバサダーとして養成する、健幸アンバサダーとして自治体の健康関連事業のサポ

ート役となるあるいは自ら健康関連イベントや事業を企画実施する等、退職者の地

域におけるセカンドキャリアの形成を支援することになる。退職者にとっては、退

職後の生きがいの選択肢を増やすことができる。

このモデルを実現するための要件は、健幸アンバサダーとなった退職者が活躍で

きるよう全国各地で健幸アンバサダー養成講座を開催すること、退職者が居住する

地域において、アンバサダー資格取得後の活躍の場を自治体と協力して確保するこ

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とが挙げられる。また、健康経営アドバイザーや日本健康マスター検定等、他の健

康資格と比べた場合に健幸アンバサダーを敢えて選択して社員研修をするだけの差

別化が必要である。

4)健康経営モデル(2-1-5 表 3)

健康経営モデルでは、企業が、自社の従業員を健幸アンバサダーとして養成する。

企業が健康経営施策のひとつとして健幸アンバサダーを養成するモデルである。こ

のモデルを実現するための要件は、セカンドキャリアモデルと同様に、健康経営ア

ドバイザーや日本健康マスター検定等、他の健康資格と比べた場合に健幸アンバサ

ダーを敢えて選択するだけの差別化が必要となることが挙げられる。健康経営の指

標として健幸アンバサダー数が設定される等の制度化されれば企業として取り組み

やすくなる。

2-1-5 表 3 セカンドキャリアモデル・健康経営モデル

5)プロフェッショナルモデル(2-1-5 表 4)

健康関連資格認定団体と健幸アンバサダー事業が連携するモデルである。健康関

連資格認定団体が、団体が認定した有資格者を健幸アンバサダーとして養成する。

健康関連資格認定団体や資格者にとっては、資格取得者の活躍の場の拡大を図るこ

とが出来る。このモデルを実現するための要件は、健幸アンバサダーとなった有資

格者が活躍できるよう全国各地で健幸アンバサダー養成講座を開催すること、資格

の内容によってヘルスリテラシーは十分高いとも考えられるため、受講内容の短縮

化や受講費等の負担が発生する場合にそれを軽減する等の柔軟性を持たせることが

挙げられる。

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93

2-1-5 表 4 プロフェッショナルモデル

③ 企業の多様な関わり方

企業の関わり方として、養成講座を主催する養成主体としての関わりに限るので

はなく、自治体等他の団体が主催する講座の開催に協力する関わり方も可能とする

ことが必要であると想定される。社員研修等講座を主催するには組織的な合意形成

や予算の確保が必要になるため、企業にとって養成主体として健幸アンバサダーを

養成することは難しいものの、講師の派遣、会場の貸出、受講者向けの周知協力と

いった、講座開催に係わる小さな単位での協力であれば比較的関わりやすいという

状況があると考えられる。企業の状況に応じて可能な範囲で養成に協力いただき、

徐々に協力範囲を広げるような関わり方ができることで、健幸アンバサダー養成に

協力する企業数を増やすことを期待できる。

2-1-5 図 3 企業の多様な関わり方の例

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94

④ 運営体制と費用負担のあり方

全国で健幸アンバサダーを多様な方法で養成していく活動を支える運営体制や費

用負担のあり方については、いくつか論点がある。いずれにせよ、2019年度からの

自立運営が SWC協議会の方針として求められている。

1)事務局の業務範囲

2016年度は SWC協議会・健康長寿推進員・人材育成分科会の事務局が健幸アンバ

サダー養成の事務局を兼ねて実施してきたものの、稼働状況が逼迫しており健幸ア

ンバサダー養成規模の拡大に対応できる状況にない。養成規模に合わせて人員を拡

充することが考えられる一方、運営費用が上がることになる。

文献調査を踏まえると、事務局が全て関連業務を担う「本部集中型」(例:健康管理

士一般指導員、スポーツリーダー)と講座主催団体と業務を分担する「事務局分担

型」(例:認知症サポーター)の大きく二つの方向性が考えられる(2-1-5 表 5)。

2-1-5 表 5 一般の方向けの健康関連資格の運営方法

本部集中型は、専門職としてキャリアを積むスペシャリスト路線の資格である場

合に多く、一例として健康管理士一般指導員が挙げられる。事務局が受験のための

講座実施、試験実施、認定後の会員管理に基づきステップアップや最新情報提供等

の継続的なリテラシー向上支援及び普及啓発活動まで一貫して行っている。個人が

比較的高額の負担(受講料、受験料、会費等)を行うが、キャリアアップを目指す

受講者のモチベーションも高く費用負担に納得感があると考えられる。

一方、認知症サポーターのように全国の養成講座の主催団体がそれぞれ事務局役

タイプ 資格名称

特徴 資格者数 認定者 認定方法 運営形態 資格取得後サポート

本部集中型

健康管理士一般指導員

スペシャリスト路線、認定者の活動を組織的にサポート

6.5万人(H4年認定開始から25年)

財団法人生涯学習開発財団、特定非営利活動法人日本成人病予防協会

• 64,800円•講座修了(4ヶ月)、添削問題提出→資格試験合格(受験料5500円)

• NPO法人日本成人病予防協会が賛助会員の受入れ、資格登録・管理

•入会金1万円、年会費6,000円•主な活動:健康管理士一般指導員の認定、育成、講師派遣、食育活動、健康講演会、セミナー・イベント実施

•加盟団体は省庁

•定期刊行物による最新知識、研修問題(隔月)、セミナー、ニュースレター(隔月)

• ステップアップ講座あり

•会員による地域単位の自主組織「健康管理士会」あり

本部集中型

スポーツリーダー

本格資格に向けた基礎資格の位置づけ

32.4万人(H28.10)

公益財団法人日本体育協会

• 23,100円•通信制35h、集合研修14h(講習会、検定試験)、自宅学習21h 計35h

•各種公認スポーツ指導者養成•指導者相互の交流を図るため、各種研修会実施(資質、指導力の向上及び情報交換やネットワークづくり)

•補助金寄付等4割、事業収入2割他

•公認スポーツ指導者制度受講の際、「共通科目I」が免除

事務局分担型

認知症サポーター

養成メイン 906万人(H29.6)

(H17年認定開始から12

年)

キャラバン・メイト(登録制)

•無料•講座終了で認定

•認知症サポーターを構成員とする組織は特になし。各基礎自治体が事務局となり登録管理している(想定)

• 「全国キャラバン・メイト連絡協議会」:講師養成、サポーター講座開催支援、サポーター&講師役養成数の管理等の本部機能を担う。協議会の実態不明

•事務局は「NPO法人地域ケア政策ネットワーク」

•運営費は①会費(自治体 10万円/年、非営利団体 5万円/年、企業 20万円/年)、老健事業補助金、サポーターグッズ販売

・特になし

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を分担し、本部は講師養成や各地域の養成講座支援、認知症サポーター及び講師役

の養成数等の統計情報管理を行うやり方も考えられる。一般の方への普及を主眼と

する性格の資格である場合が多く、運営費は主催団体が分担し、個人の課金は無料

かそれに近い。

2)SWC協議会との関係

業務内容や運営費用の拡大が想定される中、収支の透明性や自立運営への移行の

観点から、従来のように SWC 協議会・健康長寿推進員・人材育成分科会の事務局か

ら切り分けて「健幸アンバサダー事務局」を設置する必要がある。SWC協議会の内部

に設置するか、SWC協議会と独立して別の資格団体を設立するかが論点となる。

3)講座主催団体の参加資格の要否

健幸アンバサダー養成に企業が参加する場合、SWC協議会への入会を必要とする

か検討する必要がある。初期は SWC 協議会の会員企業がもっとも健幸アンバサダー

の意義について理解を得やすいと考えられるものの、講座を主催する自治体への協

力企業や団体、純粋に健幸アンバサダー養成に関心を持つ企業も存在すると考えら

れる。SWC協議会自体は健幸アンバサダー事業以外の事業を広く行っていること、

また廉価ではない年会費設定であることから、健幸アンバサダーの養成に限定して

関心がある企業や団体にとっては、参加資格として SWC 協議会会員となることを必

要とすると養成モチベーションに影響することになる。他方、SWC 協議会の活動と

して養成する場合、非会員による養成について SWC 協議会会員企業の理解を得られ

ない可能性がある。

4)主な収入源

2018年度まではフィージビリティー期間と位置づけて無料で講座開催を行って

きたため収入がない状況である。全国での養成を行うには事務局運営費用を含めて

収入源が必要となる。

他事例を踏まえると、健幸アンバサダー個人に課金する方法(個人課金)と講座

主催団体が負担する方法(団体課金)の大きく 2つが考えられる。併用も考えられ

るが、主な収入源として個人課金か団体課金のいずれとするかは検討する必要があ

る。

個人課金の場合、市民向け講座は一般的に無料で実施されていることを考慮する

と、課金金額あるいは課金の事実そのものにより受講モチベーションに影響し、養

成人数の拡大に時間がかかることが想定される。一方、団体課金の場合、SWC協議

会の会員団体から健幸アンバサダー養成の理解を得やすいと考えられるが、SWC協

議会の年会費に加えて健幸アンバサダー養成のための年会費を別途負担することに

納得感を得られるかを検証する必要がある。

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(2)方法

上記の仮説を検討するため、委員会とワーキングを開催し議論の場を設けた。

加えて、検討した仮説を検証するため企業や団体にヒアリングを行った。

(3)結果

養成モデルを複数用意したことで、健康製品・サービス活性化モデルや健康経営モ

デル、プロフェッショナルモデルでの養成や想定している養成モデルの実施を見据

えた社内有資格者を対象にした養成等、一定の成果を得られた。

他方、2017年度や 2018年度の養成見込みや養成人数を把握することを想定して企

業ヒアリングを行ったものの、具体的な養成人数や養成モデルの選択、養成方法の

具体化を検討する以前に、企業が養成に参加するための前提条件があることが判明

した。それは、①他の健康関連資格に対する健幸アンバサダーのポジショニング(価

値)の明確化と②制度的建てつけを確立すること、および③コンテンツの確立であ

る。

2-1-5 図 4 企業が重視する要素の相関関係

以下では、ポジショニング(価値)とコンテンツについて詳述する。

① 健幸アンバサダーのポジショニング(価値)

企業・団体において健幸アンバサダーの養成を意思決定する際、健幸アンバサダー

資格が、それ以外の多数の健康関連資格に対してどのような差異を有しているか明

確にする必要がある。健康への取り組みに熱心な団体ほど、他の資格の取得にも既

に取り組んでいる場合が多く、他の資格に重ねて健幸アンバサダーを養成すること

に対し、養成のメリットを整理する必要がある。健幸アンバサダーの養成する最大

のメリットは、市民の 7 割にのぼるとされる無関心層への対策として、対象者にと

って身近な人からの口コミというアプローチにより、健康情報が日常生活において

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複数回耳に入る状態となることで、ヘルスリテラシーの向上ならびに行動変容を起

こしやすい状態の醸成が可能となることである。養成主体別に考えると、自治体に

とっては住民のヘルスリテラシーが向上すること、企業にとっては健康づくりに取

り組むことで企業のイメージアップが図れることが主なメリットとなる。

加えて、健幸アンバサダープロジェクトが産官学の参加する SWC 協議会を背景に

持つことから、健幸アンバサダープロジェクトを通じて自治体と企業が連携しやす

い環境にある。そのため、自治体と企業が連携した取り組みにより、自治体にとっ

てはこれまで自治体のみの働きかけでは情報が届かなかった層へ情報が届き行動変

容が見込まれること、企業にとっては自治体と連携した健康づくりの実績ができる

ことがメリットとして挙げられる。

2-1-5 図 5 健幸アンバサダーの養成メリット

検討を通じて、特に「自治体にとっては住民のヘルスリテラシーが向上すること、

企業にとっては健康づくりに取り組むことで企業のイメージアップが図れること」

という主なメリットについて、他の健康資格に対するポジショニング(価値)の明

確化が必要であるとの指摘を受けた。

健康資格には、①一般の方が自分の健康づくりのために取得する資格と、②専門職

として他者に助言するために取得する資格の大きく 2 つがある。健幸アンバサダー

資格は前者にあたり、他の健康資格とは、認知症サポーター、フレイル予防サポー

ター、日本健康マスター検定や健康経営アドバイザー等が想定されている。

健幸アンバサダーがこれらの①の健康関連資格に対して異なる点は、健康に関

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する内容を学ぶための資格というよりも、健康に関する情報を伝える力をつけるこ

とに力点を置いた資格であるという点である。健幸アンバサダーが最も重視する点

は、受講者が得た知識を自ら実践すること以上に、受講者にとって大切な人に情報

を届ける「伝道師」として活動することである。健幸アンバサダー資格が、これま

で実現していない無関心層の行動変容を起こすきっかけを作ることができるのは、

無関心層に伝えることを中心概念としているからである。

このため、健幸アンバサダー資格は、他の健康関連資格と競合する資格ではなく、

むしろ健康への関心を高めるきっかけとなることで①の他の資格を学ぶためのきっ

かけとなる可能性があり、他の資格との相乗効果が見込めるものと考えられる

(2-1-5 図 6)。

2-1-5 図 6 他の資格に対する健幸アンバサダーの養成メリット

ただし、上記で述べたポジショニングを具現化するには、講座で学ぶ教材(健幸

アンバサダー通信)の質の担保が必要であるとの指摘もあった。

② コンテンツの確立

健幸アンバサダー養成講座では教材(コンテンツ)として健幸アンバサダー通信

が配布されているが、養成を実施する際の質の担保、および各団体が独自で養成を

実施しやすくするための策として、コンテンツの確立が求められている。コンテン

ツの確立について重要な点は、コンテンツの共通化、カリキュラムの柔軟性の確保

および信頼性の担保の 3点である。

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2-1-5 図 7 企業意見を踏まえた養成講座構成イメージ

1)コンテンツの共通化

現在の健幸アンバサダー養成講座では、受講者に健幸アンバサダー通信がテキ

ストの代わりとして配布されている。それに対し、一部基礎テキスト等の共通配布

が必要と考えられている。

基礎テキスト等が必要な理由は、提供される健幸アンバサダー通信が体系的なカ

リキュラムに則って配布されていることの担保、今後、団体が独自に、健幸アンバ

サダーマスターを講師として養成講座を実施する際、講師が講座を実施しやすく

し、さらに講師による講座内容の差を小さくするため、最後に、健幸アンバサダー

受講者にとって、受講後も振り返る手段を提供するためである。また、テキスト等

の手元に保管できる資料があることは、受講費用負担に対する納得感を得るために

必要であるとの意見もあった。

一方で、テキストはチラシと比較して一度製作すると更新が難しいことから、時

間の経過に伴い内容が陳腐化する可能性があるため、養成講座においても健幸情報

の提供手段はチラシにするべきとの意見もあった。

2)カリキュラムの柔軟性の確保

健幸アンバサダー養成講座を実施する際、特に健幸情報に関する部分について、受

講者の特徴に応じてカリキュラムを変更することのできる柔軟性が必要である。こ

れまでの実績を見ても、養成講座実施主体によって、看護師、薬剤師や管理栄養士

等の公的な資格を取得している者を対象としている場合や、社員研修ですでにヘル

スリテラシーに関わる研修や資格取得を行っている場合、一般の市民である場合と、

受講者のヘルスリテラシーのレベルに差がある。受講者の属性に応じて必要な情報

を届けるために、健幸情報に関する部分については内容の取捨選択ができる必要が

ある。

また、特に社内研修の場合、主催企業・団体が受講者に学んでほしい内容がそれぞ

れ異なることが考えられるため、この点においても、内容の取捨選択ができる必要

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100

がある。

さらに、特に企業で健幸アンバサダー養成講座を実施するにあたり、通常の業務に

影響のないよう、既存の研修等に組み込んで実施するケースが多い。そのため、現

在 3 時間余りかかる講座の所要時間の短縮や講座を分割して実施できるようにする

等の柔軟な対応策が望まれている。具体的には、健康に関連する研修を別途受けた

従業員を対象とする場合は基本的なリテラシーに関わる部分を省略する等して 3 時

間のカリキュラムを 1 時間程度に短縮する、業務の合間や終了時に学習できるよう

カリキュラムの単元ごと(使命と役割、健幸情報、心に届く情報の伝え方、健幸情

報の提供法)に分けて受講できるようにする等の意見があった。

3)信頼性の担保

健幸アンバサダーが健康に関する内容を広めるための資格である以上、特に健幸

情報が正しい情報であるという信頼性の担保が不可欠である。この点については、

現在も学識者等の専門家による認定委員会を組織し、委員会の場で信頼性について

確認されている。今後も同様の取り組みをすると同時に、そのような信頼性の担保

の仕組みがとられていることを養成団体や受講者に積極的に周知することが必要で

ある。

(4)考察

企業や学会、健康関連の指導者養成機関等の協力を得ながら全国で健幸アンバサ

ダーを養成するには、多様な養成システムと事務局の運営体制の確立並びに運営収

入の確保が必要となる。

2017 年度は多様な養成モデルの検討と事務局運営体制のあり方や運営費の試算、

主な収入源の検討を行った。養成モデルを複数用意したことで、一定の成果を得ら

れた一方で、具体的な養成人数計画や具体的な費用負担金額について企業会員の合

意を得るには至らなかった。企業が養成に参加するためには、他の健康関連資格に

対する健幸アンバサダーのポジショニング(価値)の明確化や、制度的建てつけの

確立、およびコンテンツの確立という前提条件があることが判明したためである。

2018 年度は健幸アンバサダーの養成に取り組み事と並行して、企業会員の養成協

力の前提となる健幸アンバサダーの価値の明確化や SWC 協議会内の共通認識の醸成、

制度化に向けた調整、講座カリキュラムやコンテンツの充実・提供方法の柔軟化、

運営主体の設立、課金方法の具体化と合意形成等、健幸アンバサダーの養成拡大に

向けた土台作りを行う必要がある。

このため、当初予定していた 2018年度の養成人数目標 5万人は 1年延長すること

を提案し、SWC 協議会において了承された(2-1-5 図 8)。2018 年度に土台作りが

行われることで、2019年度から企業と自治体の協力を得て多様な養成モデルによる

健幸アンバサダーの養成が全国で実現するとともに、養成された健幸アンバサダー

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101

の継続活動の支援に取り組むことが可能となると考えられる。

2-1-5 図 8 事業スケジュール(案)

3 普及啓発活動

3-1 目的

本事業では、無関心層に繰り返し健康情報を届けるためには、生活のあらゆる場面

において、口コミで健康情報が日常的に耳に入ってくる情報網を構築することが必

要と考え、2030年度までに全国に 200万人の健幸アンバサダーを養成する計画であ

る。

上記目標を達成するためには、事業拡大を図ることが必須であり、そのために多く

の自治体や企業・団体等の参画を推進する策が必要であると考えた。そこで、自治

体や企業・団体等の職員に向けた周知活動、また、一般住民を対象とした講演会等

での情報発信により、本事業の普及啓発に取り組んだ。

3-2 活動内容

(1)シンポジウムの開催

2017年 10月 27日(金)、筑波大学東京キャンパス文京校舎 134講義室にて、「SWC

協議会 健幸アンバサダー養成プロジェクトシンポジウム」を下記の通り開催した。

無関心層の特徴やヘルスリテラシー向上の取組み方法や、見附市での成功事例の紹

介を行い、4省庁、62自治体、17企業、13メディア、その他 6団体で合計 102団体

2017年度

目標養成数 1万人 2万人 5万人 10万人 100万人 200万人

制度化に向けた調整

健幸アンバサダー養成

養成内容

アンバサダー活動支援

(フォローアップ)

事業化

周知広報

2018年度 2020年度

官民連携モデル、活性化モデル

(WGメンバー中心)

2019年度 2026-30年度2021-25年度

10倍

既存の内容で養成

各養成モデルによる養成(モデルケースづくり)

全養成モデルによる養成の本格化

フォローアップ研修内容検討、褒賞制度、ステップアップ策検討

収益モデル、運営体制検討

運営主体設立(SWC内)、運営開始、 課金開始

会員規模と無関心層へのチャネルを生かした事業展開

一般向け、SWC協議会メンバー向けシンポジウム

資格業界における認知度向上、ブランディング戦略策定

ブランド戦略実施による健康関連資格の基礎資格、地域人材の基礎資格としてのブランド確立 ※エビデンス

一般用語レベルの認知度確立

養成拡大に向けた土台づくり

フォローアップ研修方法検討・実施、定期コンテンツ配信(配布)、e-ラーニング開始

一年後ろ倒し

2019年度予算に向けた調整 国事業実施 制度化対応

ポジショニング(価値)検討、国・団体

連携

養成モデルの具体化モデル実施企業調整

マスター講座確立

カリキュラム確立、講座コンテンツ作成、提供方法多様化検討

2019年度予算に向けた調整

効果検証(厚労省事業)

アンバサダーコミュニティ化本格化

エビデンス収集、価値訴求資料作成

多様な養成モデルによる養成(量)

健康アンバサダーの活動支援(質)

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(170名)が参加した。

日時:2017年 10月 27日(金)14:00~16:00

会場:筑波大学東京キャンパス文京校舎 134講義室

主催:SWC協議会

プログラム:

第 1講 14:00~14:30 【基調講演Ⅰ】

見附市における成果の出る SWC政策の秘訣

新潟県見附市長 久住 時男

第 2講 14:30~15:00 【基調講演Ⅱ】

健康無関心層とヘルスリテラシー

筑波大学大学院教授 久野 譜也

第 3講 15:00~16:00 【シンポジウム】

健康無関心層の心に届く情報提供のしくみ

司会 塚尾 晶子 (株)つくばウエルネスリサーチ執行役員

パネリスト 久住 時男 新潟県見附市長

土屋 厚子 静岡県健康福祉部理事

下光 輝一 健康・体力づくり事業財団理事長

久野 譜也 筑波大学大学院教授

増本 岳 (株)カーブスジャパン代表取締役会長兼 CEO

岩井 泰雅 第一生命保険(株)執行役員

参加団体:合計 102団体(4省庁・62自治体・17企業・13メディア・その他 6団体)

3-2 図 1 開催案内リーフレット

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(2)講演会等での情報発信

本事業のプロジェクト実行委員は、成果報告と普及啓発のための講演会等を積

極的に行った。下記に、活動の一例を示す。

(3)メディア掲載

本事業に関するメディア掲載は下記の通りである。

日付 主催者 講演会タイトル 講演者2017年9月13日 時評社 超高齢化社会 筑波大学大学院教授 久野譜也2017年9月27日 時評社 地方創生シンポジウム 筑波大学大学院教授 久野譜也

2017年10月31日~11月2日 日本公衆衛生学会 日本公衆衛生学会総会 筑波大学大学院教授 久野譜也2017年11月4日 日本未病システム学会 日本未病システム学会特別講演 筑波大学大学院教授 久野譜也2017年11月8日 山梨県国保連合会 山梨県国保連合会講演会 筑波大学大学院教授 久野譜也

2017年12月15日SWC協議会静岡県三島市

静岡県三島市健幸コンシェルジュ講習会 筑波大学大学院教授 久野譜也

2017年1月29日 愛知県国保連合会 愛知県国保連合会講演会 筑波大学大学院教授 久野譜也

2018年1月30日~31日 SWC首長研究会 第17回SWC首長研究会筑波大学大学院教授 久野譜也

つくばウエルネスリサーチ執行役員 塚尾晶子2018年2月20日 北海道国保連合会 北海道国保連合会講演会 筑波大学大学院教授 久野譜也2018年3月27日 日本未病システム学会 ME-BYOサミット 筑波大学大学院教授 久野譜也

掲載日 メディアの種類 掲載(放送)メディア名 掲載内容

1 2017年9月14日 新聞 静岡新聞健康情報広めよう 県などで提供者養成静岡県主催の「健幸アンバサダー養成講座」開催案内

2 2017年9月16日 新聞 静岡新聞健康の“伝道師”養成三島市で年度内300人以上の健幸アンバサダーを育成する取り組みの紹介

3 2017年10月30日 新聞 日本経済新聞健康無関心層を減少させる地域の口コミ戦略~健幸アンバサダー200万人養生プロジェクト~

4 2017年10月31日 Web 日経デジタルヘルス口コミに着目、200万人の「健幸アンバサダー」を養成へSWC協議会、健康無関心層の切り崩しを狙う

5 2017年11月7日 新聞 静岡新聞健康寿命延伸手助け伝道師養成へ 静岡で県講座

6 2017年11月22日 新聞 日本経済新聞健康無関心層の「心に届ける」2017年10月27日(金) SWC協議会 健幸アンバサダー養成プロジェクトシンポジウム開催について

7 2017年12月1日 雑誌 カーブスマガジン特集「いま知っておきたい 健康の新ジョーシキ キーワード4」・実は国民の7割が「健康無関心層」・7割の健康無関心層を動かそう!

8 2017年12月6日 新聞 日本経済新聞コラム「砂上の安心網」で、自助を育む取組みとして、新潟県見附市での健幸アンバサダー養成を例示

9 2018年1月1日 雑誌 へるすあっぷ21健康無関心層を半減!健幸アンバサダーの養成に本腰(SWC協議会)

10 2018年2月20日 新聞 夕刊フジ特別版白寿生化学研究所原副社長との対談記事「長寿社会の実現目指し 健康無関心層へ積極アプローチ」

11 2018年2月23日 書籍 日本経済新聞書籍日本経済新聞コラム「砂上の安心網」書籍化により、自助を育む取組みとして、新潟県見附市での健幸アンバサダー養成を例示

3-2 表 1 講演会一覧

3-2 表 2 メディア掲載一覧

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(4)健幸アンバサダー会員の養成講座後の実際の活動例

健幸アンバサダー養成講座受講後の受講者の活動の一例を示す。

3-2 図 2 活動事例 静岡県松崎町

3-2 図 3 活動事例 静岡県西伊豆町

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(5)健幸アンバサダー会員のコメント抜粋

健幸アンバサダー養成講座受講後アンケートを実施し、回答内容の一例を示す。

3-2 図 4 健幸アンバサダー養成講座受講後アンケート抜粋

3-2 図 5 健幸アンバサダー養成講座受講後インタビューコメント抜粋

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4 まとめ・提言

本事業を 2 年間実証し、これまでの自治体の健康事業へ参加していない層の参加者も多

く、新たな層の健康事業への参加を促すことにつながっている。また、実際の健幸情報の伝

達も確実に広がり、当初は、健幸アンバサダー1人が 5人程度に情報伝達することを想定し

ていたが、実際にはその 3倍の人数への伝達を可能としている。

現在、事務局には健幸アンバサダーの養成方法についての問い合わせが多く寄せられ各

団体の関心度の高さがうかがえる。また、2018 年度からの参画団体も拡充している。これ

らの例が示す通り、各地域で無関心層対策が必要にもかかわらず、その具体策がなかった状

況で、本プロジェクトはこの課題を解決できる有望な施策との認識を多くの関係者におい

て持たれたことが特徴と言える。それゆえ、今後養成数が増え、無関心層へ健康情報が届く

環境整備は飛躍的に拡大していくことが期待されると同時に、その結果ヘルスリテラシー

が向上すると、健康寿命の延伸や社会保障制度の持続性への貢献も期待される。

健康無関心層に情報を届け続け、最終的には相手のヘルスリテラシーを向上させ、行動変

容に導くためには、健幸アンバサダーが、なかなか相手に変化が見られなくとも、伝え続け

る気持ちを持続し、伝えることを止めないことが求められる。それゆえ、2年目より健幸ア

ンバサダーに対するフォローアップ講座を立ち上げたが、この講座内容の教育効果を如何

に上げるかの工夫と、健幸アンバサダーの取得者がこの講座に参加したくなる、かつ参加し

やすい状況をどのように構築していくのかが重要である。

また、今後 200万人養成するためには、1年当たりの養成講座数を飛躍的に増加させる必

要があるが、それを支えるためには事務局機能の強化と講座の担当講師の量と質の確保が

大変重要な課題となる。

例えば、具体的な例として、養成講座の運営に関わっている自治体及び企業の関係者から

のコメント、及び受講生の受講後アンケートをみると、健幸アンバサダーのモチベーション

UP については、現在の初代講師(健幸アンバサダープロフェッサー)の講演術に頼っている

面があり、これと同様なレベルの講演者を多数養成することは、現実的ではないと思われる。

今回のこの一連のプロジェクトを通じて感じたことは、従来の多様な専門職の指導法は知

識の伝承に終始しており、相手の心に火をつけていないのではないかと感じている。これま

での専門職の講義では、知識と技法の指導がコアコンピタンスとされてきているため、基本

的に全国にいる健康関連の大部分の指導者は、健幸アンバサダー養成講座の講師として参

加者の心に火をつける指導法という点では十分ではない可能性が考えられる。健幸アンバ

サダーの使命と役割を如何に伝えられるか、すなわち心に火をつけるためのシステムづく

りが、このプロジェクトの成功の可否となると考えられる。