Post on 27-Jun-2015
description
QGISへのHomerangeツールのインストールマニュアル
2013秋
農工大M2 石井宏章
概要
Pythonというプログラム言語による仲介「プラグイン」
Rのパッケージ・rgdal・gpclib
・shapefiles・adehabitat
を用いて計算・作図
側位点のシェープファイル(.shp)
行動圏のシェープファイル(.shp)
Home range analysisプラグイン
GISデータを描画するソフト:QGIS・QGISの中で動くプラグインプラグインを介して投げられたデータの統計計算をするソフト:R
プラグインはQGISの中に入っているので、RとQGISをインストールします。
用意するファイル
①QGIS1.7.1 インストールファイル
“QGIS‐OSGeo4W‐1.7.1‐c58071d‐Setup”(1.7.4と1.8.0だと動かなかった。2.0.1にはプラグインが無い?)
②R 2.11.0 インストールファイル
“R‐2.11.0‐win32”
インストール・設定の流れ
1. QGIS1.7.1をインストール
2. R2.11.0をインストール
3. Rにてパッケージをインストール
“rgdal” ,“gpclib”,“shapefiles”,“adehabitat”
4. パソコンのシステム環境の設定
5. QGISでプラグインをインストール
①QGISのインストール
• http://qgis.org/downloads/
から“QGIS‐OSGeo4W‐1.7.1‐c58071d‐Setup.exe”
を選んでダウンロード
基本的にyesを押していればOK
2-1.RのダウンロードGoogleで”R”で検索すると二番目に出てくる“The R Project for Statistical Computing”に行きますhttp://www.r‐project.org/
“dounload R”をクリック
いろんな国からダウンロードできますがとりあえず一番近いJapanのhttp://cran.ism.ac.jp/をクリック
2-1.Rのダウンロード
パソコンのOSを選択
“install R for the first time.”をクリック
“Previous releases”から旧バージョンのダウンロード画面へ進みR2.11.0 を選択、OSを選択してダウンロード
初めに出てくるのは最新バージョン(3.0.2)ですが、旧バージョン(2.11.0)が欲しいので旧バージョンのダウンロード画面まで行き、OSに合ったものをダウンロードします。
2-2.Rのインストール
ダウンロードしたセットアップファイルをクリックし言語を選んであとはYes連打でとりあえずインストール完了
※Rのインストール先をメモしておいてください。
大抵は “C:¥Program Files (x86)¥R¥R‐2.11.0”
3-1.Rにてパッケージのインストール
Rを起動し、4つのパッケージをインストールします
install.packages("rgdal",dep=TRUE)install.packages("gpclib",dep=TRUE)install.packages("shapefiles",dep=TRUE)install.packages("adehabitat",dep=TRUE)
• コンソールにこの↑4行をコピペすると、インストールが始まります。
• 言語は日本語、パッケージのダウンロード元は一番近いTokyoを選択してください
※Rのインストール先とは別の場所にパッケージはインストールされますので、インストール先をメモしておいてください。
大抵は “C:¥Users¥ユーザ名¥Documents¥R¥win‐library¥2.11”
3-2.Rにてパッケージのインストール
インストールされたパッケージを、インストール先から別のフォルダにコピーします“C:¥Users¥ユーザ名¥Documents¥R¥win‐library¥2.11”
の中身を“C:¥Users¥ユーザ名¥R¥win‐library¥2.11”
というファイルを作ってコピーします。
• Documentと同じ階層に”R”というフォルダを作ります。
4-1.パソコンのシステム環境の設定QGISのホームレンジプラグインが、Rのパッケージを認識するようにするため、環境設定を行います。
• コントロールパネルを開き、クラシック表示またはアイコン表示にする
• システムを選択
• システムの先はシステム→システムの詳細設定→システム環境変数
まで行き、そこから詳細の設定を行います
4-2.システム環境変数の変更
• 「システム環境変数」の中から”Path”を選択、編集をクリックします。
• 「システム変数の編集」が開きます• Rのソフトがインストールされているフォ
ルダのうち、binフォルダのあるアドレス“; C:¥Program Files (x86)¥R¥R‐2.11.0¥bin”を変数値の最後に追加。“;”を忘れないでください。入力したらOKをクリック
4-3.システム環境変数の変更
• 「システム環境変数」の新規をクリック
• 「新しいシステム変数」が空欄で出てくるので
変数名に“R_HOME”
変数値に“C:¥Program Files (x86)¥R¥R‐2.11.0”(Rのソフトがインストールされているフォルダのアドレス)
を入力して、OKをクリック
• 最後に、環境変数までもどったらOKを押して終了、パソコンを再起動してQGISでのプラグインインストールに移ります。
5-1.QGISでプラグインをインストール• QGISを起動します
• プラグインをインストールするにはネットに接続する必要があるので、ネットにつなげてください
• メニューにある“プラグイン”にある“Pythonプラグインを呼び出す”をクリック
• 「リポジトリの取得」というウィンドウが出てきます。ちゃんとネットにつながっていると、“状態”の部分に“成功”と表示されます(左図)
• いくつかのリポジトリには接続できませんが、虫して進めると、右図のようなプラグインの一覧が出てくるはずです。
5-1.QGISでプラグインをインストール• 左の欄が「未インストール」のプラ
グインが一覧で出ない場合は、ウィンドウ内
“リポジトリ”
のタブに移動し、“サードパーティーのリポジトリを追加”
をクリックして、サードパーティー(QGISの開発者以外の開発者)が
公開しているプラグインを取得できるようにしてください。
それが完了したら“プラグイン”のタブに戻ります。
5-1.QGISでプラグインをインストール
• プラグインインストーラから
「HomeRange_Plugin」をインストール
• 未インストール状態の”HomeRange_Plugin”があると思いますので、それをクリックして、インストールしてください。
• “壊れています”などのメッセージが出る場合は、一度プラグインをアンインストールした後、リポジトリの追加をして、再びインストールをすればできたりします。