Post on 31-May-2020
Oculusで没入VR(DK2)
EnSight 補足資料
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Oculus で没入VR
バージョン10.1.6よりOculus Rift DK2 によるVR表示に対応します。
映像をOculus HMD(Head Mount Display)に投影することにより、
デスクトップ環境で手軽に没入空間での可視化が可能になります。
! EnSight Windows版限定の機能です。
EnSight の全てのプロダクトで利用可能です。 i
Oculus Riftの設定を行います。
※ 詳細については下記手順の各URLを御覧ください。
詳細はOculusの「Developer Introduction Guide」 https://developer.oculus.com/documentation/pcsdk/latest/concepts/book-intro/
I. ハードウェア接続:
OculusのHDMIをグラフィックスボードに接続します。
USBは、USB2.0/3.0が利用可能なポートに接続します。
ポジショントラッカーと電源を接続してOculusのハードウェア面での接続は完了です。 http://static.oculus.com/sdk-downloads/documents/Oculus_Rift_DK2_Instruction_Manual.pdf
1.Oculusの設定
2.ディスプレイの設定
3.EnSightの設定
4.実行
5.コントローラと
ウォークスルー
6.EnLitenでは?
7.その他情報
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HDMI
USB
電源
HMD
Position Tracker
USB
II. ドライバーインストール:
次に DK2 ドライバーを下記URLよりダウンロードします。
https://developer.oculus.com/downloads/
”Oculus Runtime for Windows V0.6.0.0 / V0.6.0.1”、または
“Oculus SDK for Windows V0.6.0.0 / V0.6.0.1” https://developer.oculus.com/documentation/pcsdk/latest/concepts/dg-software-setup/
III. Oculus Runtime 設定:
インストール後、OculusConfigUtilを実行します。
そこでディスプレイ関連の設定を行います。EnSight を Oculus に投影する場合、メニュー[Tools] > [Rift Display Mode ...] で Display Mode を“Extend Desktop to HMD”に設定します。 https://developer.oculus.com/documentation/pcsdk/latest/concepts/dg-monitor-setup/
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現在のところ、Oculus Runtime V0.6まで対応しております。
ダウンロードページで、最初にPlatform とバージョンの選択が必要になります。 !
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ディスプレイドライバーのユーティリティー・ツール(NVIDIAコントロールパネル等)の[複数のディスプレイ]にて、 ディスプレイ”Rift DK2”に関して以下のような設定を行います。
Rift DK2で必要とされる解像度設定は、1920x1080です。 しかし、最初は、 縦長の画面 (1080x1920) で表示されになります。 横長の画面で投影するには、 [ディスプレイの回転]でOculusRiftに投影される 2番のディスプレイを右へ90度回転します。(グラフィックスがNVIDIAの場合)
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-oculus オプションを付けるだけでOculusへの投影が可能です。
コマンドプロンプト、もしくはバッチファイルで以下のコマンドを実行してみましょう。
> ensight101 -oculus
前のページの要領でEnSightを起動し、データを読み込みます。Oculusには、ビューポートに 表示されている内容が立体投影されます。
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背景画像:Edwards_AFB_Runway_5_on_Rogers_Dry_Lake.jpg (Wikipedia Public domain)
背景のグラデュエーション、及びテクスチャー画像はOculus側では表示されません。
没入VRで背景を設定する場合、非常に大きいサイズで設定されたSkyBoxを
利用すると良いでしょう。
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Oculusで投影されるVR空間中をウォークスルーするにはEnSightのゲームコントローラー設定を行います。
%CEI_HOME%¥ensight101¥site_preferences 直下に設定ファイル
”spacedevice.defaults” を置くだけで、コントローラーによる移動が可能になります。
spacedevice.defaults:
VERSION 1.0 # # ranges are xmin xmax ymin ymax zmin zmax # translate_ranges -80 80 -80 80 -80 80 rotate_ranges -80 80 -80 80 -80 80 controller_id "0" controller_config "X=X Y=Yu5 Z=Y5 A=Ru6 B=Z C=R6" single_axis 0
controller_config行について: 定義されている左辺のX,Y,Z,A,B,Cは、X,Y,Zが移動操作の設定を表し、 A,B,Cが回転操作の設定を表します。 右辺のX,Y,R,Zは、割り当てられたゲームコントローラーのキーの定義です。 X,Yがゲームコントローラーの左スティックの左右、上下方向の操作をそれぞれ表し、 R,Zがゲームコントローラーの右スティックの左右、上下方向の操作をそれぞれ表します。 また、右辺の5,u5,6,u6は、5がボタン5を押している状態を示し、u5がボタン5を押していない 状態を示します(6,u6についても同様です)。
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EnLitenでも、環境変数CEI_INPUTを設定することでOculusへの投影が可能です。
> set CEI_INPUT=oculus > enliten101
現在、コントローラーは利用できません。 !
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ナビゲーションウィンドウの表示: Oculus利用者の視点をウィンドウ表示することができます。 下記環境変数を設定してEnSightを-oculusオプション付きで起動すると、デスクトップ上にEnSightの メインパネルとは別にOculusの投影画面が表示されます。 コマンドプロンプトによる設定例) set CEI_OCULUS_VERBOSE=3
制限事項・問題: キーフレーム・アニメーションでの拡大縮小が反映されない、ビューポートへのカメラのひも付けができない等の 制限があります。 また、10.1.6(d)での動作検証段階で注釈や選択パートのハイライト、ツールの操作に幾つかに問題があり ます。詳しくは弊社サポートまでお問い合わせください。
今後の展開: 下記URLでアナウンスされているOculus Touch によるVR空間中でのナビゲーション、またはEnSight ツールの操作機能(例えば任意断面の設定、インタラクティブクエリ等)の実装が予想されます。 Oculus Touch
https://www.oculus.com/en-us/rift/
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