資料編 「障害種別自立活動内容表」 「各教科項目 …...資料編...

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資料編

「障害種別自立活動内容表」 ページ

Ⅰ 視覚障害 1

Ⅱ 聴覚障害 5

Ⅲ 肢体不自由 8

Ⅳ 病弱・身体虚弱 13

Ⅴ 知的障害 16

「各教科項目別学習内容一覧(知的障害)」各教科項目一覧 20

生活 24

国語 27

社会 28

算数・数学 29

理科 31

音楽 31

図工・美術 32

体育 33

職業・家庭 36

● 総合支援学校では、5障害への対応が求められます。知的障害以外の各教科・科目の

内容等は、小・中・高等学校に準じて行います。このため、5障害に対応する自立活動

の内容・方法等を示しています。

● 知的障害の児童生徒を教育する場合の各教科の内容について、学習指導要領総則には、

「各教科に示す内容を基に、児童又は生徒の知的発達の遅滞の状態や経験等に応じて、

具体的に指導内容を設定するものとする」と述べられています。

● 本資料は、各教科の具体的な指導内容例を各項目ごとに示したものであり、「平成18・

19年度特別支援学校体制整備モデル事業」<教育課程モデル研究(県立防府養護学校・

県立下関養護学校)>の成果の一部をまとめたものです。

● 本資料では、各教科の指導内容をより具体的・網羅的に取り上げるようにしています。

活用に当たっては、資料中の各項目の指導内容を適切に選択したり、再構成したりするな

どして、一人ひとりの児童生徒の実態に即した指導計画の作成に役立ててください。

※本資料に掲載した内容の活用の実際については、モデル研究を参照してください。

- 1 -

Ⅰ 視 覚 障 害

1 障害の定義や状態について

2 障害の主な原因

視野狭窄等から失明へ進行する網膜色素変性症や、早産や低出生体重に伴う網膜血管発育の未

熟性等による未熟児網膜症、外傷や髄膜炎等が原因で引き起こされる視神経萎縮等によるものが

多い。

<特別支援学校の対象となる障害の程度(学校教育法施行令第22条の3による)>

両眼の視力がおおむね0.3未満のもの又は視力以外の視機能障害が高度のもののうち、拡大

鏡等の使用によっても通常の文字、図形等の視覚による認識が不可能又は著しく困難な程度の

もの

3 障害に基づいた困難さ

なお、「情緒不安に陥りやすい」「対人認知が難しく、社会性の発達が遅れる」等の二次的な問題

も生じることがある。

4 実態把握(診断的評価)の視点

(1)視覚の活用状況の把握

視覚障害とは、視機能(視力、視野、色覚、光覚等)の永続的低下の総称である。

そのため、視覚障害に伴う学習や生活上の困難や不便な点を改善・克服するための特別な指

導や教育上の配慮が必要なものである。 (※光覚・・・光の明暗の感覚)

○ 移動や食事、衣服の着脱等の日常生活の行動が制限され、経験が乏しくなる。

○ 文字や図形の読み書き等が困難なため、視覚情報が不足し、概念の形成や知識の習得

に制約を受けることが多くなる。

○ 空間関係の理解や動作の模倣などといった視覚情報を活用することができないため、

運動・動作や作業的な技術の習得に難しさが生じる。

○ 大きい物の全体像を把握したり、全体と部分との関係をとらえたり、立体感・遠近感

をつかんだりすることが苦手である。

光覚に障害がないかの確認が必要であり、光覚があれば色覚がある可能性もあるので、色

覚の状態についても把握することが必要となる。光覚と色覚があれば、形がどの程度分かる

か(形態覚の程度)を把握する。

対人認知に関しては、相手の顔をどの程度見分けることができるのか、あるいは動作や表

情をどの程度見分けられるかを把握する。

絵や図、ひらがなや漢字等を、視覚的にどの程度までとらえているのか、教科書や黒板の

文字は、どの程度近づくと分かるのか、あるいは、段差の認識等といった遠近感、奥行感、

さらに、どの程度視野があるのか等についても把握する必要がある。

- 2 -

(2)触覚の活用状況の把握

(3)聴覚の活用状況の把握

(4)言語や空間の概念形成の状況の把握

(5)心理検査の活用

ここで、日常の行動観察から把握する方法として、下の「見え方のチェック観点」を紹介する。

『初めて特別支援教育に携わる先生のための手引』福岡県教育センター研究紀要№ 150(平成16年3月)から

○ 教科書やプリントを見るとき、顔を極端に近づける。

○ 教科書やプリントを見るとき、顔を傾けている。

○ 物を見るとき、小刻みに頭を動かすことがある。

○ 物を見るとき、よその方を向いていることがある。

○ 目を細めて物を見ようとする。

○ テレビや掲示物等に近づいて見たがる。遠くから見せると集中できない。

○ 遠くの物や小さな物にはあまり興味を示さない。

○ 歩いていて人や物にぶつかったり、つまずいたりしやすい。

○ 階段や段差などで動きが慎重になる。

○ 外に出るとまぶしがる。外での活動が苦手である。

○ 薄暗い場所では、動きが慎重になる。夜道等をこわがる。

○ 物を探すのに時間がかかったり、見失ったりする。

○ ボールを追いかけたりパスを受け取ったりすることが苦手である。

○ 文字の読み書きが不正確になりやすい。

物に手が当たればそれを触れるか、手を伸ばして物に触れるか、手を動かして物を探すか、

物の各部を触って調べるか等、手による触覚情報の収集の状況を把握する。

また、手からの情報収集のみでなく、足裏からの床面の情報収集の様子も把握する。

食事等の日常生活上の手指による物の操作では、つまむ、探すといった手の運動機能の把

握とともに、物の位置、向き、傾き、長さ、運動方向等を触れながら捉えるといった空間的

な調整力の把握も必要である。また、触図や点字の学習では、手指の動かし方や指の点字へ

の触圧状態、指先での点字の弁別状況を把握する必要がある。

室内の音や人の声、街路での車や自動販売機の音等、様々な音源を定位したり、適切に利

用したりできるかどうかを把握する必要がある。また、音の反射や反響の状況で大きな障害

物を知覚したり、体育館等の空間の大きさや形状を捉えたりする反響知覚の程度も把握する。

他者からの音声言語(話し言葉)による情報から、その人の名前や性別、年齢、気分等をど

こまで判断できるか、把握することも大切である。

言語による概念形成については、すでに獲得している言葉が、どの程度、実際の事物・事

象と合致しているかを、その言葉について説明させたり、対応する事物について提示や動作をさせたりしながら把握する。

空間概念では、単に前後や左右の方向へ向いたり、指さしたりするだけでなく、身体の90度

回転で「前後左右」の方向が変わることを理解できているかの把握が必要である。あわせて、

身体の向きが変わっても、方向が変わらない「東西南北」の概念の形成の状況も把握する。

視覚障害の児童生徒用の発達検査として、広 D - K 式視覚障害児用発達診断検査がある。

また、弱視の場合、視知覚の状況や視覚的に運動をコントロールする能力の状況等を見るた

めに、フロスティッグ視知覚発達検査を用いることができる。

一般の知能検査として WISC -Ⅲの検査を、問題の出し方や提示される図版に工夫をすれ

ば実施できるが、どのように視覚に依存しているかを考えて、検査結果を分析する必要がある。

- 3 -

5 自立活動における主な指導内容

指 導 項 目 主 な 指 導 内 容

①生活のリズムや生活習慣の形成

②病気の状態の理解と生活管理

③損傷の状態の理解と養護

④健康状態の維持・改善

健康の保持

○ 眼疾患に伴う視覚管理

○ 眼疾患に関わる病気の状態の理解と健康管理

①情緒の安定

②対人関係の形成の基礎

③状況の変化への適切な対応

④障害に基づく困難を改善・克服す

る意欲の向上

心理的な安定

○ 視覚障害に起因する心理的な不適応への対応

○ 視覚障害に基づく種々の困難を改善・克服しよ

うとする意欲

①保有する感覚の活用

②感覚の補助及び代替手段の活用

③感覚を総合的に活用した周囲の状

況の把握

④認知や行動の手掛かりとなる概念

の形成

○ 触覚や聴覚(反響音等)の活用

○ 視覚補助具の活用

・弱視レンズの活用

単眼鏡等の遠用弱視レンズ

ルーペ等の近用弱視レンズ

・拡大読書器や拡大教材の活用

○ 触覚による観察の仕方

○ ボディ・イメージや空間概念の形成

○ 地理的な概念の形成

○ 情報の予測

○ 視覚的な認知能力の向上

①姿勢と運動・動作の基本的技能

②姿勢保持と運動・動作の補助的手段

の活用

③日常生活に必要な基本動作

④身体の移動能力

⑤作業の円滑な遂行

○ 視覚に頼らない座位や立位の姿勢

○ 運動時における動作とバランスの調整

○ 食事や排泄、衣服の着脱、洗濯、掃除等、日常生活

に必要な技術の習得

○ 意思の相互伝達の習得

○ 場の雰囲気等を読み取り、その場に応じた意思

の伝え方

○ 歩行軌跡の表現と歩行地図の活用

○ 歩行の基本的技術

○ 白杖の活用

○ 歩行計画の作成

○ 手指の巧緻性や身体の敏捷性

○ 各種道具の使い方

○ 平面や立体の構成と作図

①コミュニケーションの基礎的能力

②言語の受容と表出

③言語の形成と活用

④コミュニケーション手段の選択と活用

⑤状況に応じたコミュニケーション

コミュニケーション

○ 点字の読み書きや表記の仕方、中途視覚障害者

に対する点字指導

○ コンピュータや情報通信ネットワーク等の情報

手段の活用

○ 点字使用者に対する普通文字の指導

- 4 -

6 学部別にみた指導上の配慮点

幼稚部

生活環境づくりと概念の育成

○ 安全で、しかも具体的なねらいが達成できるよう生活環境を構成し、幼児自らその環境に

関わりながら必要な体験を積み重ねたり、身の回りの具体物や動作と言葉とを結びつけたり

して概念形成の基礎を培うこと。

遊びの中に視覚以外の活用

○ 遊びやゲーム的要素等を取り入れながら、視覚の代替手段とする触覚や手を使った活動に

自発的、能動的に取り組めるようにすること。

段 階 主 な 指 導 上 の 留 意 点

小学部中学部

高等部

小・中学部での学習を踏まえて

○ 日本語を的確に理解し表現するように指導すること。

○ 日常会話や文学作品等を通して、視覚以外ではイメージをつかむことが難しい表現や用語

を理解できるようにすること。

○ 実験的な活動や視覚補助具を活用した活動を通して、基本的な内容や法則性を理解したり、

演繹的に推測したりする学習を進めること。

○ 主体的に学習ができるように、空間的な位置関係や役割分担、学習展開の見通しや時間的

な経過等が明確に理解できるようにすること。

的確な概念の育成

○ 視覚障害によって限られた情報や経験の範囲内で概念形成を行ったり、誤ってイメージした

りするため、事物・事象や動作と言葉とを対応させたり、見学や実験、観察等の実際的で直接

的な体験をさせたりして、経験の拡充や具体的なイメージづくりができるようにすること。

○ 視覚障害の状態に応じて、点字のみならず、凸教材や模型等の触覚教材を活用すること。

そのためには、初期の段階において、触って心地よい経験を積み重ねながら、形や硬さ等の

属性に応じた手指の使い方、触り方を身に付けさせること。

○ 視覚的な動作模倣が難しく、走る、投げる等、基本的な運動を全力で行う機会に恵まれて

いないため、丁寧な言葉での説明とともに体の動きを触覚的にとらえさせながら運動・動作

の理解を深めていくこと。

○ 触覚や聴覚を効果的に活用する場合、視覚に比べて詳しい情報を得ることが難しいため、

情報収集のポイントを明確にした上で、まず全体像を大まかに把握し、続いて全体像との関

連のもとに内容を詳しく調べ理解する方法を身に付けさせること。

視覚障害の状態に応じた読み書きの指導

○ 読み書きの手段については、視力や視野の程度、眼疾患の進行状態、学習の効率性、本人の

希望や意欲等を判断基準として、点字もしくは普通の文字のどちらを常用するか決めること。

○ 点字指導の場合、触覚の能動的な活用を大切にし、触圧、触運動、読書スピード、両手操

作の効率性に留意しながら指導していくこと。

○ 普通文字を指導する場合、児童生徒が視覚を活用する上で負担を感じさせない環境づくり

に配慮すること。そのためには、拡大教材や拡大読書器等の活用や、一般向けの教材を使う場

合、弱視レンズ等を活用するなど、負担の軽減を図ること。

学習上困難を伴う内容への配慮

○ 視覚障害の児童は、初めての内容を理解することに時間がかかるため、基礎的、基本的な

事項について十分に時間をかけて、概念やイメージの枠組みの確立を促していくこと。

コンピュータ等の情報機器の活用

○ 問題解決的な学習等に主体的に取り組めるように、点字と普通文字との相互変換やディス

プレイ画面上の文字の拡大、テキスト情報の音声化等が可能な情報機器を活用していくこと。

空間・時間の概念を活用した学習環境の状況把握

○ 学習環境を整える場合、学習に使用する道具や材料が置かれた場所や使用の順序等につい

て十分に理解させ、見通しをもって安心して学習を進めることができるようにすること。

弱視の児童生徒への視覚の活用と配慮

○ 弱視の状態や視覚認知能力に応じた内容を設定するとともに、視覚補助具を活用したり、

不必要な情報が除去された教材を準備したり、照明器具等を工夫したりして、見やすい環境

を整えること。

- 5 -

Ⅱ 聴 覚 障 害

1 障害の定義や状態について

2 障害の主な原因

主として、麻疹・流行性耳下腺炎・髄膜炎等の感染症による後遺症や脳梗塞等の脳の腫瘍性疾

患によって第一次聴覚野の機能障害を起こす場合の他、薬物性や遺伝性もある。

<特別支援学校の対象となる障害の程度(学校教育法施行令第22条の3による)>

両耳の聴力レベルがおおむね60デシベル以上のもののうち、補聴器等の使用によっても通常の

話声を解することが不可能又は著しく困難な程度のもの

3 障害に基づいた困難さ

なお、次のような二次的な問題が生じる場合もある。

・音や音声でのコミュニケーションを用いることへの意欲が低下する。

・学力が身につかず、学習意欲が低下する。

・日常の生活や社会生活において不便さや孤独感を感じる。等

4 実態把握(診断的評価)の視点

聴力検査は、病院で実施する目的とは異なり、次のような教育的観点で実施されるものである。

【聴覚能力や言語能力に関する検査・テスト】

聴覚活用に関するもの JANT(数唱聴取検査)、語音パターン知覚検査、単語了解度検査 等言語に関するもの 幼児・児童読書力テスト、絵画語い発達検査、読書力診断検査 等

構音(発音)に関するもの構音状態を把握する検査(単音節・単語・文章)、発音明瞭度検査、構音器官の形態や機能を把握する検査 等

聴覚障害とは、聴覚機能の永続的低下の総称である。障害の部位により、次の3つに分けられる。

①伝音性難聴・・ 外からの音の振動が外耳、中耳を経て内耳の感覚細胞を刺激するまでの

経路の障害による難聴

②感音性難聴・・ 内耳の感覚細胞から大脳の第一次聴覚野に至る神経系の障害による難聴

③混合性難聴・・ 伝音性難聴と感音性難聴の両者にわたった難聴

また、聴力損失のレベルは同程度であっても、障害の部位

によって聞こえ方が異なり、補聴器を装用している場合、児

童生徒によって補聴器の調整が異なる。

聴覚障害には、離れた人の言葉を聞き取ることは難しいが、

日常生活の大きな音なら聞き取れる程度から、身近にあるい

ろいろな音がほとんど聞こえない程度まである。

聴覚器官

「文部科学省『就学指導資料』」

○ 音や音声情報を受け取りにくいことによって音声言語の受容・表出が難しくなり、音声に

よるコミュニケーションが困難になる。

○ 聴覚を通して得る情報が非常に不足するので、言語概念の形成に時間がかかる。

○ 自分の音声を自分の耳で聞くことが難しいことから発音が不明瞭になりやすい。

①聞こえの実態を正しく把握し、適切な教育的対応を行うことができるようにする。

②聴覚活用を促すために不可欠な、補聴器を調整するためのデータを得る。

③聴力変動を監視し、聴力低下を未然に防ぎ、聴力低下を来した場合のスムーズな対応を図る。

- 6 -

5 聴覚障害の実態把握の視点

(1)聞こえの発達状況

(2)コミュニケーションと社会性の発達状況

(3)様々な感覚の活用状況

(4)障害についての理解の程度

6 自立活動の主な指導内容

聴覚障害の原因や障害の部位、聴力の程度等の把握が必要である。また、その幼児児童生徒がどのような言語環境で養育されてきたかを把握することも大切である。

補聴器等に関する知識や操作技能は、聞こえの発達を支える上で重要であり、近年増えている人工内耳の手術や機器の基本的知識とあわせ、どの程度理解しているかを把握する必要がある。

音声言語を介した一般的なコミュニケーション発達について把握する。また、聴覚障害の幼児児童

生徒は、音刺激のある環境の中で、受け身的な存在になりやすく、音や音声をコミュニケーション手

段として用いることに消極的になりやすい。そのため、情緒面や社会面での実態を把握する必要がある。

多くの集団や社会では、コミュニケーション手段として、聴覚以外にも視覚や触覚等が利用されている。そのため、視覚や触覚等の実態についても把握する必要がある。手話や指文字、身振りをコミュニケーション手段とする場合は、粗大運動や手指の微細運動の発達状況の把握も重要である。

自分の障害に対する認識や受容の程度について把握するため、聴覚活用・コミュニケーション・手話・発音等に関する意識調査を実施することも必要である。保護者の障害に対する意識は、幼児児童生徒に大きく影響するため、保護者の考えを知っておく

必要もある。

指 導 項 目 主 な 指 導 内 容

①生活のリズムや生活習慣の形成②病気の状態の理解と生活管理③損傷の状態の理解と養護④健康状態の維持・改善

健康の保持

○ 聴覚疾患についての理解と自己管理

①情緒の安定②対人関係の形成の基礎③状況の変化への適切な対応④障害に基づく困難を改善・克服す

る意欲の向上

心理的な安定

○ 聴覚活用への関心・意欲の向上

○ 障害の自己受容と改善・克服への意欲

○ 社会自立に向けての情報収集、進路選択

○ 手帳申請等の福祉制度の理解

①保有する感覚の活用②感覚の補助及び代替手段の活用③感覚を総合的に活用した周囲の状

況の把握④認知や行動の手掛かりとなる概念

の形成

環境の把握

○ 補聴器(人工内耳)の操作と管理○ 補聴器(人工内耳)の装用習慣の定着○ 音・音楽の聞き取り○ 言葉の聞き取り○ 聴力・補聴器等についての知識の習得○ 言語概念の形成

①姿勢と運動・動作の基本的技能②姿勢保持と運動・動作の補助的手段

の活用③日常生活に必要な基本動作④身体の移動能力⑤作業の円滑な遂行

身体の動き

○ 粗大運動、指文字につながる手指の微細運動

○ 構音器官(息・声・舌・あご・唇等)の機能の向上

①コミュニケーションの基礎的能力

②言語の受容と表出

③言語の形成と活用

④コミュニケーション手段の選択と活用

⑤状況に応じたコミュニケーション

コミュニケーション

○ 語句・文の完成

○ コミュニケーション手段(意欲、受容・表出)

読話、発音・発語、キュード・スピーチ、文字、

指文字、手話 等の選択や活用

○ 情報機器等の活用

○ 単音(母音・子音の発声)の習得

- 7 -

7 学部別にみた指導上の配慮点

幼稚部

段 階 主 な 指 導 上 の 留 意 点

小学部中学部

体験的な活動を通した言語概念の形成

○ 各教科等の指導に当たっては、基本的な言語指導に重点を置き、具体的な経験を積み重ね

ながら言語概念の形成を図っていくこと。

言語発達の程度に応じた主体的な読書

○ 聴覚障害の児童生徒は、聴覚による情報獲得が難しいため、それを補償するための読書活

動を積極的に促していくこと。

指導内容の精選

○ 聴覚障害の状態に応じて、基礎的・基本的な事項に重点を置いた指導内容を組んでいくこと。

児童生徒が保有する聴覚能力の活用

○ 児童生徒の保有する聴覚能力を最大限に活用にするには、聴力測定の定期的な実施や補聴

器等の適切なフィッティング等に留意するとともに、授業開始時の補聴器等の点検を欠かさ

ないこと。

視覚的な機器の活用

○ VTRやOHP等の教育機器やコンピュータ等の情報機器、周辺機器を活用して獲得した情報

に基づいて理解したり表現したりする活動を積み重ねること。

言葉による意思の伝達

○ 発音・発語や読話、指文字、手話等、多様なコミュニケーション手段を活用しながら、授業等

の話し合い活動を通して、意思の相互伝達が円滑に行われるようにすること。

高等部

抽象的・論理的な思考力の伸長

○ 日本語による言語活動を促進させ、身近な話題や経験等を通じて抽象的な言語表現の理解

を図ったり順序立てて考えたりする力を伸ばすようにすること。

読書習慣の形成

○ 生徒のニーズに合わせて読書指導の計画を立て、日常から読書に興味関心をもって取り組

めるようにすること。

○ 新聞や雑誌等、多様な情報源の中から、自分にとって必要なものは何かを見極めたり、事

実かどうかを確かめたりする態度を育てること。

生徒の保有する聴覚の最大限の活用

○ 生徒自らが障害の状態を理解し、聴覚活用の効果を自覚するとともに、これを生活や学習に生か

すための工夫、補聴器や人工内耳の管理の仕方について理解し実行できるようにすること。

視覚的な教材・機器の有効活用

○ 中学部段階と比べて、指導内容の範囲や量、困難度が増大するため、視覚情報を得られや

すい教材・教具やコンピュータ等の情報機器を有効に活用し、学習を効率よく進められるよ

うにすること。

早い時期からの聴覚活用と言語概念の基礎づくり

○ 遊びや日常生活の中で幼児が保有する聴覚能力を活発に生かせる場をつくり、視覚や触覚

等の感覚も活用して、物の属性を認知したり、事物と言葉とを結びつけたりしながら言語概

念の基礎をつくっていくこと。

保護者との連絡

○ 早い段階から保護者との連絡を密にしながら、家庭での聴覚環境の状態や発達状況に応じ

た指導ができるようにすること。

<実際の授業場面での留意点>

○ 板書や掲示物等の視覚的な手がかりを活用して、学習の目標や授業の展開などを明確に示す。

○ 板書した後に、顔や口元を児童生徒に見せ、的確な音声や手話等で説明する。

○ 机間指導の際には、児童生徒の前に立って話しかけること。その時に、逆光にならないように

気をつける。

○ 発言する児童生徒は、周りの児童生徒に分かるようにきちんと挙手をさせ、発言者の位置を明

確にさせる。また、発言内容は板書して確認するようにする。

○ 確実に指導者や発言者の声が届くように、椅子に硬式テニスのボールをはめて雑音を減らすな

どの工夫をする。

- 8 -

Ⅲ 肢 体 不 自 由

1 障害の定義や状態について

2 障害の主な原因

発症原因別にみると、中枢神経の損傷による脳性まひを中心とした脳原性疾患が多く、損傷の

部位の違いによって、緊張性の強い痙直性まひやアテトーゼといわれる不随運動等が見られる。

この脳原性疾患のほか、下肢のまひ・膀胱直腸障害を引き起こす二分脊髄を代表とする脊椎脊髄

疾患や、徐々に筋力が低下していく進行性筋ジストロフィーのような末梢神経疾患の場合もある。

また、骨形成不全症等の骨・関節疾患もあるが頻度は比較的高くない。

<特別支援学校の対象となる障害の程度(学校教育法施行令第22条の3による)>

一 肢体不自由の状態が補装具の使用によっても歩行、筆記等日常生活における基本的な動

作が不可能又は困難な程度のもの

二 肢体不自由の状態が前号に掲げる程度に達しないもののうち、常時の医学的観察指導を

必要とする程度のもの

3 障害に基づいた困難さ

なお、次のような二次的な問題が派生する場合も考えられる。

・障害の状態によっては、加齢により関節や脊柱が硬くなり四肢体幹の拘縮や変形が生じやすい。

・障害の状態によっては、目と手の協応や空間認知等の視知覚につまずきがみられる。

・社会的な行動範囲や経験活動が制約されやすい。

医学的には、発生原因や先天性・後天性を問わず、体幹や手足の運動機能等に永続的な障害が

あるものをいう。形態的側面としては、先天性のものと、生後、事故等によって四肢等が切断さ

れ障害を引き起こされたものとがある。また、関節や脊柱が硬くなって拘縮や変形を生じていく

ものがある。

教育的側面からみた肢体不自由は、起立や歩行、階段昇降、机上の物の取扱い、書字、食

事、衣服の着脱等、日常生活や学習上の運動・動作の全部又は一部に困難があるものととらえて

いる。

これらの運動・動作は、次の3つに大きく分けられる。

①起立や歩行のように、主に下肢や平衡反応に関わるもの

②書字や食事のように、主に上肢や目と手の協応動作に関わるもの

③物の持ち運びや衣服の着脱のように、四肢体幹の全体に関わるもの

○ 移動や椅子への腰掛け、食事、衣服の着脱等、日常生活に関わる姿勢の変換や動作がう

まくできない。

○ 机上の物の取扱いや書字、ハサミ等の道具の使用等、学習や作業に関わる手指の操作に

困難さが見られる。

○ 脳性まひのうち、頸部やあご、口唇等に筋緊張がある場合、発音の調整が難しく、言葉

でのコミュニケーションがとりにくい。また、食事面でも、嚥下や咀嚼がうまくいかない

ため、飲食物の摂取に時間がかかりやすい。

- 9 -

4 実態把握(診断的評価)の方法

(1)医学的側面からの把握

参考 ボディ-・ダイナミックス

肢体不自由の児童生徒に対して、身体の動きに関する指導を行う場合、実態把握の際に、「ボ

ディ・ダイナミックス」を利用することがある。からだの動きの難しさ・からだの偏り・姿

勢の歪みなどを図解的に示すものであり、指導後の評価にも活用される。

ボディ・ダイナミックス図

(2)教育学的側面からの把握

○既往・生育歴に関して

現在の障害の状態を把握するためには、保護者との面談等を通して、出生時の状態や生後

のけいれん発作・高熱の発生状況等を必要な範囲で把握したり、首座りや座位保持、一人歩

き等の乳幼児期の運動・動作面での発達状況を把握したりする必要がある。

○就学後の障害の状態に関して

行動観察や保護者等からの聴取等により、姿勢保持や粗大、微細の運動・動作の発達状況、

四肢体幹の筋緊張の程度や不随伴運動の有無等もあわせて把握する必要がある。また、日常使

用している日用品や補装具(車椅子や杖等)についても確認する必要がある。さらに、言葉の理

解や意思の伝達能力、対人関係等の心理的・社会的な発達状況も把握する必要がある。

○主治医等からの情報に関して

主治医等から、診断や薬物等による治療方法等についての医学的所見を把握する必要がある。

○基本的生活習慣に関して

睡眠や覚醒、食事、排泄等の生活リズムや健康状態、自立の程度について把握する。また、

遊びや食事等、無理なく活動できる姿勢や身体の状態が安定するための姿勢のとり方を把握

することも大切である。

○手の運動能力に関して

筆記用具や作業用具等、学習や作業等で使用する道具の使用に関する手の操作性や巧緻性

について把握すると同時に、文字の大きさ、書写の速さ、自助具や補助用具あるいはコンピ

ュータ等の代替用具の必要性について把握する。

- 10 -

(3)障害が重い肢体不自由児に対して

障害が重い肢体不自由児の場合は、特に以下のような視点で、医療機関と連携しながら実態把握

を行う必要がある。

○視知覚機能に関して

脳性まひ等の障害の原因や状態によっては、目と手の協応動作、図と地の知覚、空間の認

知等の状況を把握する必要がある。必要に応じて、フロスティッグ視知覚発達検査等の標準

化された検査を実施することもよい。

○知能やコミュニケーションの発達に関して

幼少時期から行動範囲や経験活動が制約されやすいため、言葉や数量の概念等、知的発達

の状況を把握する必要があり、標準化された個別式の知能検査を実施する場合、検査結果の

解釈に当たっては、理解していても上肢の障害や言語表出の難しさによって十分に回答がで

きない場合がある等についても考慮する必要がある。

○自己認識に関して

将来への進路に向けて、肢体不自由という障害について自分自身がどの程度、理解・受容

し、困難に立ち向かおうとしているか等を把握することが大切である。

例えば、具体的に、次の表に示した観点でとらえていくことができる。

○ 自分の障害に気づき、障害を受容しているか。

○ 障害を正しく認識し、克服しようとする意欲をもっているか。

○ 自分のできること・できないことについて認識しているか。

○ できることは、自分でやろうとする意欲があるか。

○ 自分のできないことに関して、悩みをもっていないか。

○ 自分のできないことに関して、先生や友達の援助を適切に求められるか。

○ 自分の行動について、自分なりの自己評価ができるか。

○ 家族が、子どもに対して障害について教えているか。

○ 障害の状態の改善のために、自分から工夫する姿勢が身に付いているか。

○ 補助的手段を使いこなすことができるか。

○ 周囲の状況を判断して、自分自身で安全管理ができるか。

・健康状態が安定しているか。

・順調な体重の増加がみられるか。

・感染症への配慮が必要であるか。

・てんかん発作が頻繁にあるか。

・経管栄養摂取、痰の吸引等が必要か。

・骨折、あるいは脱臼しやすくないか。

- 11 -

5 自立活動における主な指導内容

指 導 項 目 主 な 指 導 内 容

①生活のリズムや生活習慣の形成

②病気の状態の理解と生活管理

③損傷の状態の理解と養護

④健康状態の維持・改善

健康の保持

①情緒の安定

②対人関係の形成の基礎

③状況の変化への適切な対応

④障害に基づく困難を改善・克服

する意欲の向上

心理的な安定

環境の把握

①姿勢と運動・動作の基本的技能

②姿勢保持と運動・動作の補助的手

段の活用

③日常生活に必要な基本動作

④身体の移動能力

⑤作業の円滑な遂行

○ 日常生活動作の基本となる姿勢の保持や変換のた

めの上下肢の運動・動作の改善と習得

○ 筋肉・関節の拘縮・変形の予防や動作の習得のた

めの筋緊張への弛緩

○ 筋力の強化・維持(過度に弱すぎる場合)

○ 補装具や車椅子等の補助的代行手段の活用や移動技

能の習得

○ 食事や書字等の日常生活動作とそれに応じた適正

なポジショニングの方法の習得

○ 作業における目と手の協応等の基本動作やポジ

ショニングの方法の習得

○ 温水プールでの浮力、動水圧による筋緊張の緩

和、バランス感覚の向上

①コミュニケーションの基礎的能力

②言語の受容と表出

③言語の形成と活用

④コミュニケーション手段の選択と活用

⑤状況に応じたコミュニケーション

コミュニケーション

○ 発声機能を高める呼気の調整や筋緊張の弛緩

○ 構音の学習

○ 言語に代わる絵やサイン等のコミュニケーション手

段の活用

○ パソコンや様々なスイッチ器具を活用したコミュニ

ケーション方法の習得

○ 四肢体幹の筋緊張や拘縮、変形の状態の理解

○ 拘縮や変形を予防するためのポジショニングや筋

弛緩の技術の習得

○ 二分脊髄に伴う尿路感染についての知識と自己

導尿の仕方の習得

○ 温水プールによる呼吸循環機能の改善、向上

○ 過去の失敗経験等による自信の欠如や情緒不安

への対応

○ より豊かな対人関係の形成

○ 四肢体幹の障害の受容と困難を改善・克服する

意欲の向上

①保有する感覚の活用

②感覚の補助及び代替手段の活用

③感覚を総合的に活用した周囲の

状況の把握

④認知や行動の手掛かりとなる概

念の形成

○ 視覚や聴覚、触覚等の諸感覚の有効活用

○ 身体感覚を使ったボディ・イメージ、ラテラリテ

ィ(左右概念)の形成

- 12 -

6 学部別にみた指導上の配慮点

幼児期

段 階 主 な 指 導 上 の 留 意 点

小学部中学部

高等部

補助用具や補助的手段の選択

○ 高等部段階では、肢体不自由の障害の状態の改善を目指すか、補助用具や補助的

手段を活用していくか、ということが問題となることがある。生徒の発達段階や身

体の動きの状態とその改善の見通し、生徒自身の考え等を的確に把握しつつ、専門

の医師や機関からの助言を得て、総合的に判断すること。

主体的活動の促進

○ 障害や健康の状態に応じて、進んで身体を動かそうとする活動の場や環境を作っていくこと。

遊具・用具の工夫、活用

○ 上肢や下肢等の障害に応じて、遊具や用具を創意工夫し、必要があれば補助用具

を活用していくこと。

医療機関や家庭との連携

○ 健康を損ないやすい幼児については、医療機関との連携を図りながら健康の維持

や改善に必要な活動を進めていくこと。

○ 生活リズムが乱れやすい幼児については、家庭との連携を図りながら規則正しい

日課の編成とその励行に努めること。

児童生徒の実態に応じた指導内容の設定

○ 児童生徒の身体の動きの状態や生活経験の程度等の実態を的確に把握し、それぞ

れの児童生徒にとっての基礎的・基本的な指導内容を十分に見極めながら設定する

こと。

○ 各教科の目標や指導内容との関連を十分に研究し、その重点の置き方や指導の順

序を工夫しながら指導の効果を高めるようにすること。

実技的な教科指導への配慮

○ 音楽や図画工作、家庭、体育等の実技教科において、実践的で体験的な活動を展

開する際には、自立活動の時間における指導との密接な関連を図りながら学習効果

を高めるようにすること。

補助用具や補助的手段の選択

○ 活用の是非について、児童生徒の身体の動きや意思表出等の状態やその改善の見

通しに基づいて、慎重に判断していくこと。

拘縮や変形を予防するための場所と時間の確保

○ 特に筋緊張の強い児童生徒については、身体の拘縮や変形の進行を防ぐために、

授業や諸活動の間にマットや台を利用して緊張を緩めたり、姿勢を変換したりする

時間や場所を確保すること。

- 13 -

Ⅳ 病 弱・身 体 虚 弱

1 障害の定義や状態について

2 主な病気の種類や状態

以前は、気管支喘息等の呼吸器疾患や腎炎・ネフローゼ等の腎臓疾患が多かったが、近年、精

神及び行動の障害によるものが増えている。例えば、心身症、自立神経失調症、適応障害、強迫

神経症、うつ病、慢性疲労症候群等があげられ、これらの幼児児童生徒の中には、不登校の経験

のある者もいる。他に、筋ジストロフィー等の神経系の疾患や小児ガン等の悪性新生物による疾

患や糖尿病を併発した高度肥満児も対象としている。

<特別支援学校の対象となる障害の程度(学校教育法施行令第22条の3による)>

一 慢性の呼吸器疾患、腎臓疾患及び神経疾患、悪性新生物その他の疾患の状態が継続して

医療又は生活規制を必要とする程度のもの

二 身体虚弱の状態が継続して生活規制を必要とする程度のもの

3 障害に基づいた困難さ

4 実態把握(診断的評価)の視点

(1)病気の状態や周囲の環境の把握

病弱とは、病気にかかっているため、体力が弱っている状態をいう。一般的に学校教育の

立場から、病気が長期にわたっているもの、又は長期にわたる見込みのもので、その間継続

して医療又は生活規制を必要とする状態をいう。

ここでいう「病気」とは、症状から普段の生活への影響の度合いを主観的に判断する状態

をさし、生体の構造や心理の機能に障害を起こしている客観的状態の「疾患」とは区別する。

また、「生活規制」とは、健康の維持や回復・改善のために必要な運動や食事、安静、服薬

等に関して、守らなければならないことが決められている状況をさす。

なお、身体虚弱とは、一般に健康や丈夫という用語に対して、身体が弱いという状態をいう。

○ 食事や安静、運動等の健康面、体力面の自己管理能力が低下しやすい。

○ 病気や症状の変化、治療等に対して、不安感や恐怖感が高まりやすい。また、治療等

の苦痛体験からストレスを感じて、時に退行行動や睡眠、食事等の摂取状況やリズムが

乱れやすくなる。

○ 家庭から離れ病院等での生活が余儀なくされるため、社会経験の不足、社会性の未発

達に陥りやすい。また、学習に遅れが出たり、学級内で孤立しがちになったりして、仲

間から取り残される恐怖心や不安感を抱きやすくなる。

○ 日常生活の中で、介助や保護を受ける機会が多くなるため、甘えやわがままな気持ち

をもちやすくなる。

○ 思春期になると、理想的な自己のイメージと現実の自分を比較することで葛藤が起き

やすく、将来の生活についての不安を抱くようになる。

幼児児童生徒の病気について、その種類や現在どの程度の状態なのかを医療機関からの情

報を得ながら適切に把握する必要がある。また、その病気がいつ発症したか、これまでの病

気の状態や変化はどうだったか、その時の治療法は何だったか、周囲の家族や友達のサポー

トはどうだったか等について、保護者や主治医等から情報を得ながら整理する必要がある。

- 14 -

(2)心理面・行動面からの把握

(3)発達についての把握

5 自立活動における主な指導内容

(1)慢性疾患に対する一般的な指導内容例

病弱の幼児児童生徒を理解するためには、まず、学習や生活の様子、友人関係等について

把握する必要があり、あわせて、服薬の副作用によって脱毛する等、治療によって変化する

身体症状に伴う心理面の状態を把握することが大切である。

また、面接を通して、自分の病気について自分自身がどのように認識し、受容しているか

を知る必要もある。さらに、保護者から家族が病気の状態をどのようにとらえているかを聴

取することも必要であり、親子関係診断テスト等の実施で客観的な把握も参考になる。

心理的に不適応の状態にある幼児児童生徒については、主に行動観察を通して、内的世界

(意識)と表に出された行動の両面から実態をとらえる必要がある。この場合、いつ、どこ

で、誰がいるときに、どのような状況で、どのくらいの頻度でその行動が生起したのかをと

らえ、その要因を分析する必要がある。

障害が重度で、いくつかの障害を重複している幼児児童生徒の発達について、横断的な視

点と縦断的な視点から把握する必要がある。横断的な視点からは、言語発達検査のように発

達を特定の領域から総合的に測定するものや、乳幼児発達検査のようにいくつか分けられた

領域のバランスを測定するものを活用するとよい。縦断的な視点からは、生育歴や治療歴等、

過去にさかのぼって発達的変化をとらえていく。

指 導 項 目 主 な 指 導 内 容

①生活のリズムや生活習慣の形成

②病気の状態の理解と生活管理

③損傷の状態の理解と養護

④健康状態の維持・改善健康の保持

①情緒の安定

②対人関係の形成の基礎

③状況の変化への適切な対応

④障害に基づく困難を改善・克服

する意欲の向上

心理的な安定

○ 病気の状態や入院等の環境に基づく心理的不適応の

改善

・カウンセリング、集団活動等を通じた適応

○ 諸活動による情緒の安定

・体育、音楽、造形、創作的活動等を通じた情緒

の安定

○ 病気の状態を克服する意欲の向上

・各種の身体活動等による、意欲、積極性、忍耐力、

集中力等の向上

・各種の造形的活動や持続的作業等による成就感の

体得と自信の獲得(病気に立ち向かう自己効力感

の高揚)

○ 自己の病気の状態の理解

・人体の構造と機能の知識、理解

・病状や治療法等に関する知識、理解

・感染防止や健康管理に関する知識、理解

○ 健康状態の維持・改善等に必要な生活様式の理解

・静養、食事制限、運動量の制限等に関する知識、

理解

○ 健康状態の維持・改善等に必要な生活習慣の確立

・食事、安静、運動、清潔、服薬等の生活習慣の形成及び

定着

○ 諸活動による健康状態の維持・改善

・各種の身体活動による健康状態の維持・改善

- 15 -

(2)病気の種類別の指導内容(例)

病気の種類 主 な 指 導 内 容

・アレルギー反応の仕組み ・感染防止や健康管理に関する知識、理解

気管支喘息 ・腹式呼吸の練習 ・乾布摩擦

・水泳等の体力づくり 等

腎 臓 疾 患・体重の管理、食事制限についての理解

・ウォーキング等の運動療法 等

6 学部別にみた指導上の配慮点

幼児期

段 階 主 な 指 導 上 の 留 意 点

小学部

中学部高等部

各教科と自立活動の関連

○ 自立活動の時間における、健康状態の改善に関する内容については、保健体育科、

理科、家庭科等における「病気の予防や健康な生活」等との内容と関連付けて、相

補いながら学習効果を高めていくこと。

内容の取扱いや教材・教具の工夫

○ 病状や生活規制に伴い経験不足や身体活動の制限を余儀なくされるため、理科や

社会科等では、できるだけ観察や社会見学等の時間を確保したり、教材・教具を創

意工夫したりすること。

○ 病状によっては、教科の特質を生かした指導が十分にできない場合が多いため、

必要に応じて他の学級や学年と合併したり、病気の種類別や課題別にグループ編成

したりして指導の効果を高めること。

情報機器の活用

○ 病状によって直接体験が難しい場合は、テレビ電話やコンピュータ等でテレビ会

議システム等を利用して、療養中でも学習が進められるように工夫すること。

学習活動における負担への配慮

○ それぞれの疾患の特質や個々の病状等を考慮して、学習活動の負担加重によって

病状や健康状態が悪化しないように指導計画の作成の段階から配慮していくこと。

指導者との信頼関係づくり

○ 入院し家庭と離れることによって分離不安を起こしたり、治療に伴う苦痛体験か

らストレスを感じたりするため、指導者との信頼関係を築き、興味・関心に基づい

た直接的な体験ができるように工夫すること。

遊びの工夫

○ 遊びを通して、主体性を育み、友達と十分に関わることで集団への参加意欲を高

め、自律性を身に付けるようにすること。

基礎的・基本的事項の精選

○ 病気の状態によって活動の制限を受けたり学習が遅れたりするため、教科の特質

を踏まえながら指導内容を精選し、基礎的・基本的な事項を重点に置いて指導を進

めること。

交流及び共同学習の推進

○ 小集団やマン・ツー・マンでの指導が多い学習環境を補うために、近隣の小学校

等との交流及び共同学習を進め、集団への参加能力や社会性の向上を目指すこと。

- 16 -

【Ⅴ 自立活動内容(知的障害)】

健康の保持

(1)生活のリズムや生活習慣に関すること

(2)病気の状態の理解と生活管理に関すること

(3)損傷の状態の理解と養護に関すること

(4)健康状態の維持・改善に関すること

項 目 チェック

・衣類の着脱や身辺の処理の技術を獲得する。(1) □

・着替え、服をたたみ、帰りの準備をする。(1) □・長い距離(500m)を休まず走る。(1) □

・生活のリズムを整え、しっかりと食事が取れるようにする。(1) □

・常に自分の身体を清潔に保つための手段を身に付ける。(1) □・ロッカーや机の整理整とんをする。(1) □

・心の安定を図り、健康で丈夫な身体を作る。(1) □

・忘れ物をしないようにする。(1) □・決められた時間に少しでも多くの水分を取る。(1、4) □

・毎日、定時に登校する。(1) □

・日内リズムを整える。(1) □・体調を管理し、次の活動に備える。(2) □

・援助されて身体の各部位を動かす。(4) □

・関節の拘縮や変形の進行を防止するストレッチを行う。(4) □・ストレッチを行い体力を付ける。(4) □

・援助されていろいろな姿勢をとることに慣れる。(4) □

・教師と一緒に身体を曲げたり伸ばしたりすることに慣れる。(4) □・着地面を広く取りながら立ったり歩いたりする。(4) □

・速く歩くことを心がける。(4) □

・健康タイムの時間に集中して運動場を10周走る。(4) □・健康タイム等の時間に集中して運動に取り組む。(4) □

・日常生活の中で、体調に応じて体を動かしたり、衣服の調 □

整をしたりする。(4)

・楽しみながら体を動かし、体重を管理する。(4) □

・ブラッシングをして口内衛生に気を付ける。(4) □

心理的な安定(1)情緒の安定に関すること

(2)対人関係の形成の基礎に関すること

(3)状況の変化への適切な対応に関すること

(4)障害に基づく種々の困難を改善・克服する意欲の向上に

関すること

・落ち着いて行動する。(1、3) □

・スイッチ操作で教員とのやりとりをするとももに、落ち着 □いて活動に取り組む。(1、2)

・好きな活動に集中する時間を増やす。(1、2、3) □

・課題に対して落ち着いて取り組む。(1) □・席について○分間、集中して学習する。(1、4) □

・ボールペン組み立て、箸入れ、ビーズ、洗濯ばさみなどを □

一人で繰り返し行う。(1)

・教師と一緒に身体を曲げたり伸ばしたりすることに慣れる。(1)□

・スケジュールカード等で、見通しをもてるようにする。(1) □

・課題のスケジュールが全部終わるまで、集中して取り組む。(1) □・自分のスケジュールを理解し、進んで行動したり意思選択 □

をしたりする。(1、2、3)

・嫌な場面で泣いたり、わがままを言ったりせずにその場を □離れる。(1)

・自分の意思に反することでも少し我慢して応じる態度を身 □

に付ける。(1)

・学級や合同学習でも、ルールや順番を守りながら友達と仲 □良く活動することを増やす。(1、2) □

・かっとなったとき、感情を自分で抑えることができる。(1) □

・短気を起こしたり、物に八つ当たりしたりしないようにする。(1) □・新しい環境に慣れ、教師と一緒に音楽を聴いたり、本を読 □

んだりすることを楽しむ。(1、2)

・名前を呼ばれたら相手の顔を見る。(2) □・友達の写真を見て名前を言い、当人に渡す。(2) □

・学級やグループと一緒に活動ができるようにする。(2) □

・提示された2つの具体物の中から、好きな方を選んで手に取る。(2)□・要求などを身振りや言葉で伝える。(2) □

・自分の意思や要求を相手に穏やかに伝える方法を身に付ける。(2) □

・要求を2語文で伝える。(2) □・相手の顔を見て会話をする。(2) □

・自信をもって大きな声ではっきり話す。(2) □

・間違いを注意されたときは落ち着いて改善することができる。(2) □・「待つ」習慣を付け、名前を用もなく呼び続けるなど自分に □

注意を向けようとしないようにする。(2)

・カードケースに入ったスケジュールカードを見て、活動の □見通しをもつことに慣れる。(3)

・スケジュールボードにある3枚のカードを上から順に取り、 □

示された内容に合った行動をする。(3) □・声かけやカードの提示により次の行動に移る。(3) □

・取ったカードを活動場所までもって行き、示されたとおり □

の活動をする。(3)

・絵や写真が添えられていない文字だけのスケジュールカー □

ドでも、見通しをもって行動する。(3)

・次の活動に移るときに適切に応じる。(3) □・次の動作にスムーズに移る。(3) □

・時間やチャイムへの意識をもち、遊び学習の場面を理解する。(3) □

・慣れない場所でも、落ち着いて活動に参加する。(3) □・集団での活動に参加できるようになる。(3) □

・継続した活動に見通しをもって活動する。(3) □

・半日の活動に見通しをもって行動する。(3) □・急な変更に対応できるようになる。(3) □

・昨日・今日・明日が分かる。(3) □・時計を見て、次の活動に移る。(3) □

・日にちや曜日の感覚を身に付け、行事などを整理して理解する。(3) □

・一日・一週間の目標を立てて活動する。(3) □・できるだけ人と関わる機会を増やす。(4) □

環境の把握(1)保有する感覚に関すること

(2)感覚の補助及び代行手段の活用に関すること

(3)感覚を総合的に活用した周囲の状況の把握に関すること

(4)認知や行動の手掛かりとなる概念の形成に関すること

・様々 な感覚刺激を経験し、外界から刺激を受けることに慣れる。(1)□

・いろいろな感覚を体験する。(1) □・幾つかの素材の異なる物に触れ、触感覚の育成を図る。(1) □

・視覚刺激に対して注視を促す。(1) □

・いろいろな感覚刺激を経験し、興味を広げる。(1) □・受け入れやすい刺激に対して、視線を向ける場面を増やす。(1) □

- 17 -

・水の感触に慣れる。(1) □・運動・動作と音の関連に気付く。(1) □

・ボールを握り、穴の中に落とす。(1) □

・ボールを持ってカップの中へ落とす。(1) □・棒に輪を通す。(1) □

・簡単な型はめをする。(1) □

・コインを指先でつまんで箱に入れる。(1、3) □・絵カードの上に絵と同じ具体物を置く。(1、3、4) □

・整理整とんを心がける。(1) □

・スイッチ操作で因果関係等を学習する。(2、4) □・1~5の数字カードを並べることができる。(3) □

・1~5の数字カードと同数の洗濯ばさみを挟める。(3) □

・1~5枚のシールを貼った紙皿に、おはじきをシールの上 □に置き対応させることができる。(3)

・1~8までの数字と具体物が対応できる。(3) □

・1~10までの数唱ができる。(3) □・1~50までの数字カードを正しく並べることができる。(3) □

・30ピースのパズルができる。(3) □・自分の名前の文字カードを正しく並べることができる。(3) □

・1~2音の物の名前の文字カードと絵カードのマッチングができる。(3) □

・1~4音の名前の絵カード取りができる。(3) □・1~4音の名前の絵カードと文字カードのマッチングができる。(3) □

・大小の型はめをする。(3) □

・○や△、□の形に注目して型はめをする。(3、4) □・赤、青のマッチングをする。(3) □

・急な予定変更や日常と異なることがあっても、泣かず □

に対応する。(3)

・急な予定変更や、自分の意思に反したことでも、落ち着い □

て行動する。(3)

・楽しみながら体を動かし、体重を管理する。(3) □・コインを貯金箱の穴の向きに合わせて入れる。(4) □

・具体物と具体物のマッチングをする。(4) □

・具体物で一対一対応をする。(4) □・4~5種類の色や形の弁別をする。(4) □

・数字とドットを結ぶ。(4) □

・数字を見てシールを貼る。(4) □・シールを貼って数を数える。(4) □

・指示された数だけペグを差す。(4) □

・赤、青、黄の3色のビーズを手本どおりの順にひもに通す。(4) □・名前の平仮名文字のマッチングをする。(4) □

・身近な物の名前を聞いて、絵カードを取る。(4) □

・すごろくで遊ぶ。(4) □・活動に見通しをもち、自ら取り組む気持ちや態度を育てる。(4) □

・一日の流れを理解する。(4) □

・自分の気持ちを素直に表現する。(4) □・環境に関わらず、スムーズに行動する。(4) □

身体の動き(1)姿勢と運動・動作の基本的技能に関すること

(2)姿勢保持と運動・動作の補助的手段の活用に関すること

(3)日常生活に必要な基本動作に関すること

(4)身体の移動能力に関すること

(5)作業の円滑な遂行に関すること

・身体の緊張を緩め、リラックスする。(1) □・教師や級友と体を動かすことを楽しむ。(1、2、3) □

・足を中心にストレッチなどの運動を行う。(1) □

・ストレッチを行い体力を付ける。(1) □・ストレッチや運動をすることで、身体機能の低下を防ぎ、 □

運動機能や体力の向上を図る。(1)

・足の可動域を広げる。(1) □・腹ばいの姿勢から片手をつき、片手で物を取る。(1) □

・身体を支えたりバランスをとったりする力を養う。(1) □

・上体や頭部を支える力を養う。(1) □・うつぶせの姿勢で頭をもち上げ、目の前の遊具を意識する。 □

(1、2、3)

・あぐら座位で背中を伸ばした姿勢をスムーズにとる。(1、2、3) □・あぐら座位を保持して活動する時間を延ばす。(1) □

・手足を自分で意識的に曲げ伸ばししてリラックスする。(1) □

・腹ばいから四つばいの姿勢をとる。(1) □・水治訓練を通して自分の体を動かせるようにする。(1、4) □

・いすやトイレットチェアーから立ち上がるとき、自分から □

立とうとする。(1)

・立位台を使い、両足で立つ感覚に慣れる。(1) □

・自分の両手で支えながら立位を保持する。(1) □・ウォーカーで歩く。(1) □

・歩行練習(校舎内外の散歩、階段の昇降)をする。 □

・速く歩くことを心がける。(1) □・全身を使っての運動体験を増やす。(1) □

・スイッチ遊びをする。(1) □

・赤、青、黄の3色のビーズを手本どおりの順にひもに通す。(1、5) □・好きな活動に集中する時間を増やす。(1) □

・おもちゃや楽器等を操作する。(1) □

・腰を伸ばすことに慣れる。(1) □・膝立位で両膝に体重をかける。(1) □

・片側に重心が移ったときバランスを保ちながら立つことが □

できる。(1、3)

・10㎝離れたブロックの上を落ちずに歩くことができる。(1、3、4)□

・ブランコや木馬、すべり台等の遊具で遊ぶことに慣れる。(1) □

・三輪車やろくぼく、平均台等を使った運動に慣れる。(1) □・水に浮き、身体をコントロールする。(1) □

・両足を床に付けて座る。(2) □

・プレイバルーンの上で、座位を保持する。(2) □・援助を受けながらのあぐら座位や装具を付けての立位を保 □

持する。(2)

・ストレッチをして体を動かす。(2、3) □・車いすやウォーカー等を使用して体を動かすことに慣れる。(2、3、4)□

・車いすやウォーカー等を使用して移動する(○分間、○m)。(2) □

・持った物をタイミングよく放す。(2) □・肩を上下に動かす。(2) □

・肩を前後に動かす。(2) □

・胸を張った姿勢を保持する。(2) □・教師と一緒に身体を曲げたり伸ばしたりすることに慣れる。(3)□

・肘這いや寝返りで移動する。(3) □

・持った物を放すことができる。(3) □・紙をちぎる。(3) □

・コインを指先でつまんで箱に入れる。(3、5) □

・スプーンですくう操作をする。(3) □・スプーンで物をすくい、別の容器に移す。(3) □

・ペグボードを使って棒に差す操作をする。(3) □

・ピンセットで小さい物をつまんで別の容器に入れる。(3) □・コップを持ってお茶を飲む。(3) □

・片手でバーをつかんで階段を下りる。(3) □

- 18 -

・着替え、服をたたみ、帰りの準備をする。(3) □・楽しみながら体を動かし、体重を管理する。(3、4、5) □

・一人でできることを増やす。(3) □

・日常生活に必要な基本的動作を身に付ける。(3) □・緩やかな斜面での寝返りができるようにする。(4) □

・背臥位からの寝返りができるようにする。(4) □

・日常生活の中で、体調に応じて体を動かしたり、衣服の調 □整をしたりする。(4)

・紙を折る。(4) □

・紙片に洗濯ばさみを挟んだり、挟まれた洗濯ばさみを取っ □たりする。(4)

・グー、チョキ、パーをスムーズに出す。(4) □

・親指と人差し指、親指と中指等で、リングを作る。(4) □・電動車いすを使って目的地に安全に移動する。(4) □

・ウォーカーを使用し、一定の時間内、止まらずに歩き続ける。(4)□

・健康タイムで教師と一緒に運動場を5周歩く。(4) □・片手で手すりを持って、前向きに階段を上る。(4) □

・手すりを持って一人で階段の昇降をする。(4) □・一人でもスムーズに教室移動できるようにする。(4) □

・友達に遅れないペースで行動できる。(4) □

・落ち着いて行動する。(5) □・玉入れをする。(5) □

・4~5種類の色や形の弁別をする。(5) □

・コインを貯金箱の穴の向きに合わせて入れる。(5) □・リングやペグ等を棒に通す操作を行う。(5) □

・洗濯ばさみをつまみ、缶の縁に挟む。(5) □

・赤、青、黄の3色のビーズを手本どおりにひもに通す。(5) □・席について○分間、姿勢を保持することができる。(5) □

・提示された数字、文字カードを見て教材を棚かごから持っ □

てくる。(5)

・ボールペン組み立て、箸入れ、ビーズ、洗濯ばさみなどを □

一人で繰り返し行う。(5)

・枠の中に一定の大きさの文字を書き込む。(5) □・身近な道具の扱いに慣れる。(5) □

コミュニケーション(1)コミュニケーションの基礎的能力に関すること

(2)言語の受容と表出に関すること

(3)言語の形成と活用に関すること

(4)コミュニケーション手段の選択と活用に関すること

(5)状況に応じたコミュニケーションに関すること

・前後・左右からの音に対して探るように顔や身体を動かす。(1)□・身近な人の声やいろいろな物の音を聞いて、快・不快の表 □

出を促す。(1)

・本人の興味・関心の高い物の音を鳴らし、快の表情(ほほ □えみ、発声など)の表出を促す。(1)

・タッピングや揺さぶりなど、素手で身体に直接刺激を与え □

快・不快の表情(発声を含む)の表出を促す。(1)

・教師や級友と体を動かすことを楽しむ。(1、2) □

・スイッチ操作で学習する。(1) □

・名前を呼ばれたら相手の顔を見る。(1) □・絵カードの上に絵と同じ具体物を置く。(1) □

・要求があるとき、声を出して知らせることができる。(1) □

・問いかけに対して、表情を変えたり声を出したりする。(1) □・排尿や給食のおかわりをしたいとき、身振りで伝える。(1) □

・絵カードの上に絵と同じ具体物を置く。(1) □

・身近な物の名前を聞いて、絵カードを取る。(1) □・自分の意思や要求を相手に穏やかに伝える方法を身に □

付ける。(1)

・自分のスケジュールを理解し、進んで行動したり意思選択 □をしたりする。(1、2)

・何かしてほしいときに自分から「やって」と言う。(1) □

・要望を伝えるときは教師の名前を呼ぶ。(1) □・要求を2語文で伝える。(1、2) □

・時と場に応じた話題や言葉遣い、言動を身に付ける。(1) □

・要求するときに声を発するようになる。(1) □・不快感を適切な態度と言葉で表現できるようになる。(1) □

・トーキングエイドを使って挨拶をする。(1、4) □

・相手を見て、自分から挨拶をする。(1) □・挨拶や返事をきちんとする。(1) □

・自分から、声かけができるようになる。(1) □

・大きな声で挨拶や話ができるようになる。(1) □・支援者の言葉をまねて話したり、一緒に声を出して発表し □

たりする。(1)

・見聞きしたことや経験したことを簡単な言葉で話す。(1) □

・自分の考えていることや気持ちを簡単な言葉で表現したり、 □

意思表示したりする。(1) □・自分の気持ちを伝えることができるように、様々な言葉を □

使ってあきらめずに意思表示する。(1)

・落ち着いてはっきりと発表をしたり、ていねいに字を書い □たりする。(1)

・相手に聞き取りやすい発音で、自信を持ってはっきりと発 □

言する。(1)

・五十音を明瞭に発音できるようになる。(1) □

・身振りや手振りで、「はい」、「いいえ」「あちらに行きたい」 □

など意思を伝える。(1)

・「いいえ」と「わからない」を表す動作を区別する。(1) □

・「はい」「いいえ」で問いに答える。(1) □

・相手の身振りや話を見聞きし、模倣したり質問に簡単な返 □事をしたりする。(1)

・「はい」「いいえ」を表情や声、手の動きで表す。(1) □

・口をしっかり開けて、大きな声で会話をする。(1) □・新しい環境に慣れ、教師と一緒に音楽を聴いたり、本を読 □

んだりすることを楽しむ。(1、2)

・提示された2つの具体物の中から、好きな方を選んで手に □取る。(2、4)

・指示したカードを取る。(2) □

・提示された数字、文字カードを見て教材を棚かごから持っ □てくる。(2)

・日課のスタンプを押す。(2) □

・口の形をまねて声を出す。(2) □・カードを見て名前を言う。(2) □

・文字をなぞって書く。(2) □

・自分の意思を言葉で伝える。(2) □・自分の思いやしてほしいことなどを身振りや言葉で伝える。(2、3) □

・日常生活で用いる簡単な言葉の模倣をする。(2) □

・写真や絵カードを教師に手渡したり、身振りや言葉を使ったり □して、自分の思いやしてほしいことを伝えようとする。(2、3)

・言いにくい言葉は、一音ずつはっきり発音する。(2) □

・服をハンガーに掛けたり、サスペンダーを付けたりすると □きに、「お願い」等の言葉を発して教師に依頼する。(2)

- 19 -

・便所や遊びに行くときは、教師の肩をたたいて合図をし、 □言葉で知らせる。(2)

・困ったときに「やってください」ではなく、具体的に依頼する。(2) □

・給食のときに、ソースや海苔が欲しいときは、「ソース」「海苔」 □の言葉の後に、「ください」のカードと言葉で要求を示す。(2)

・「歌が歌いたい」「好きな活動がしたい」気持ちを言葉で伝える。(2) □

・呈示された数字・文字カードを見て、教材を棚から取ってくる。(2) □・カードのメッセージを見て行動に移す。(2) □

・教師との会話を楽しみ、質問に答えて返事をしたり、要求に □

応えて行動したりする。(2)

・大きな声で発表する。(2) □

・字をていねいに書く。(2) □

・自分の意思をノート等に書いて表す。(2) □・問いかけに対して、あいまいな返答をせず、よく考えてか □

ら回答する。(2)

・自分の苦手なことにも取り組む姿勢をもつ。(2) □・友達の意見や人の話を集中して聞く。(2) □

・友達の意見や考えを聞き、自分の考えにも生かした意見を □述べる。(2)

・自分のしてほしいことなどを身振りで伝えようとする。(3) □

・給食で「おかわり」を聞かれたときに「いります」「いりま □せん」と答える。(3)

・健康観察簿を、渡すとき、1音ずつはっきり話す。(3) □

・「やってください」だけではなく、その場にあった要望の言 □葉を使う。(3)

・考えや感想を人前で発表する。(3) □

・自分の考えや気持ちをできる限り詳しく述べる。(3) □・具体物と具体物のマッチングをする。(4) □

・平仮名を書く。(4) □

・絵カードのマッチングにより教材を選び取ってくる。(4) □・示された数字の順に教材を取ってくる。(4) □

・行きたい場所があるときに、「○○に行きたいです」と要求する。(4) □

・プレイルームや図書室に行きたいときに、「○○に行く」と □2語文で教師に伝える。(4)

・カームダウンエリアで休憩したい時やプレイルームに行きたい □

時、「○○して(に行って)いいですか?」と教師に要求する。(4)

・「○」「×」等のカードを用い、希望を示す。(4) □

・「食べたい」、「遊びたい」などの要求をカードで示す。(4) □

・分からないとき、できないときは、口頭で伝えられるようになる。(4)□・自分の気持ちを言葉で相手に伝える。(4) □

・周囲の人と楽しくコミュニケーションする。(4) □

・むやみに他者に触れないようにする。(4) □・好きな活動に集中する時間を増やす。(5) □

・1~4音の名前の絵カード取りができる。(5) □

・1~4音の絵カードと文字カードのマッチングができる。(5) □・「いや」「おねがい」「ちょうだい」の身振り表現ができる。(5)□

・発音に気を付けて会話する。(5) □

・多くの人と積極的に関わるようにする。(5) □・場面に応じた会話を楽しむ。(5) □

・場と相手に配慮した会話をする。(5) □

・場所や場面に応じた行動をする。(5) □・自分の意志を言葉ではっきり表現する。(5) □

・相手に分かりやすく話せる工夫をする。(5) □

・返事や挨拶をきちんと行う。(5) □・便所に行くときや教室から出るときはどこに行くか伝える。(5) □

・正しい言葉で、自分の気持ちを伝えられるようにする。(5) □

・場に応じたコミュニケーションをとる。(5) □・TPOに応じた言葉遣いができるようになる。(5) □

・バスの中などのいろいろな場面でも適切なコミュニケーシ □

ョンがとれるようになる。(5)

・分からないときや困ったときに質問をする。(5) □

・行事や係の仕事などリーダーシップを取りながら行う。(5) □

・毎日、日記を書く。(5) □

- 20 -

【各教科項目別学習内容一覧(知的障害)】

生活

食事 排泄

清潔

着脱

健康安全

遊び

交際

役割

手伝い・仕事 金銭

決まり

○いろいろな器からこぼさないように飲む。

○こぼさないで食べる。

○手洗い、あいさつなどをする。

○食事のマナーを守って食べる。

○食事の準備や後片付けをする。

○メニューを見て注文する。

○必要なときに外食する。

○自分の排泄物に関心を持つ。

○大小便が出たことを知らせる。(声、表情、動作など)

○便意を告げる。

○便所の正しい使い方が分かる。

○時と場に応じて便所を使用することができる。

○介助によって衣服の着脱をする。

○衣服の着脱の介助に協力する。

○ボタン、スナップ、ファスナーなどの掛け外しをする。

○簡単な衣服の着脱をする。

○普通の衣服の着脱をする。

○脱いだ衣服の後始末をする。

○時と場に応じた衣服の着脱をする。

○介助によって、靴下の着脱をする。

○靴下の着脱をする。

○介助によって、靴の着脱をする。

○靴の着脱をする。

○介助によって、帽子の着脱をする。

○帽子の着脱をする。

○手を洗って拭く。

○顔を洗って拭く。

○鼻汁をかむ。

○歯を磨く。

○髪をきちんとする。

○爪を切る。

○入浴する。

○病気の予防に努める。

○体の具合が悪いときの対処の仕方が分かる。

○危険なものの取り扱いを知る。

○危ない遊びをしない。

○知らない人について行かない。

○道路や踏切では交通ルールに従う。

○安全に避難する。○あやすと顔を見て笑う。

○身近な物に手を出してつかむ。

○初歩的な遊びをする。

○一人で遊ぶ。

○物を介して教員と遊ぶ。

○乗物ごっこや人形ごっこをする。

○ままごとなどの家庭的なごっこ遊びをする。

○2~3人遊びをする。

○友達と互いに主張したり妥協したりしながら遊ぶ。

○数人で組織立ったごっこ遊びをする。

○集団遊びをする。

○遊具などの後始末をきちんとする。

○友達とのつき合いができる。

○身近な人と自分との関係を知り対応する。

○係活動をする。

○誕生会や学級会などで役割をする。

○運動会や学習発表会などで役割や係活動をする。

○学校全体の係活動をする。

○手伝いをする。

○整理整とんをする。

○自分から掃除をする。

○洗濯をする。

○指示に従う。

○学級や学校の決まりを守る。

○公共の場や施設での決まりを守る。

○お金の価値が分かる。

○物を買うのにお金が必要なことが分かる。

○定額どおりのお金をもらって品物を買う。

○おつりのある買い物をする。

○小遣いを自分で考えて使う。

○貯金の必要なことが分かる。

- 21 -

国語 聞く 話す・読む

書く

社会 社会の仕組み 公共の施設

算数・数学

数と計算 量と測定

図形

理科

○音に反応する。

○身振りを交えた簡単な指示が分かる。

○言葉による簡単な指示が分かる。

○簡単な形容詞の意味が分かる。(速い、大きい、小さい)

○日常の話し言葉を理解する。

○聞いた内容のあらましが分かる。

○話の要点が分かる。

○泣かずに声を出す。

○一語文を話す。

○二語文を話す。

○簡単な会話をする。

○日常の話し言葉を使う。

○あらましを話す。

○まとめて順序をたどって話す。

○身近な具体物や絵を読む。

○自分の名前の文字を読む。

○簡単な平仮名の文を読む。

○漢字交じりの文を読む。

○いろいろな交通機関を利用する。

○郵便局の働きを知り、利用する。

○公園や遊園地などを利用する。

○その他の公共施設を知る。

○積み木や棒を握る。

○なぐり書きをする。

○ぐるぐる書きをする。

○なぞり書きをする。

○線を模写する。

○簡単な図形を模写する。

○平仮名の簡単な語句を視写する。

○簡単な語句、短文を平仮名で書く。

○漢字交じりの文を書く。

○身近にある物を個として認める。○形や色や大きさで分類する。○形、色、数の同じ物を選ぶ。○ひとつ、ふたつ、たくさん(いっぱい)を言う。○数字と物を対応させる。○数(1~10)を数えたり書いたりする。○100までの数を読んだり数えたり書いたりする。○簡単な1位数、2位数のたし算、ひき算をする。

○家の人と自分との関係やそれぞれの役割を知る。

○公共の施設や病院などの場所や働きを知る。

○いろいろな職業と自分たちの生活とのつながりを知る。

○地域の行事に関心をもち、参加する。

○社会のできごとや行事に関心をもつ。

○自分の住んでいる町や国に関心をもつ。

○多少が分かる。○大小が分かる。○目盛りを読む。○軽重が分かる。○はかりを使って重さを量る。(デジタルばかりを含む)

○目盛りを読む。○「○」「×」を使う。○時計が読める。○暦が分かる。

○自分の身体の上下・左右・前後が分かる。○二つ以上の物の上下・左右・前後が分かる。○距離(遠い・近い)が分かる。○形の違い(同じ)が分かる。○形を書く。○形を作る。

○自然に親しむ。

○身近な植物に関心をもつ。

○身近な動物に興味・関心をもつ。

○天文に興味・関心をもつ。

○気象に関心を持ち、四季の特徴を知る。

○鏡や磁石などを使って遊ぶ。

- 22 -

音楽 表現 鑑賞

図工・美術

描画 版画

粘土細工

デザイン その他の造形

鑑賞

体育 基本の運動 器械運動

陸上競技

水泳

ボール運動

保健

表現運動

○音楽に合わせて手や上体を動かす。○音楽に合わせて手をたたいたり、歩いたりする。○音楽に合わせて動物や花等の模倣表現をする。○リズムを伴った簡単な集団遊びをする。(「かごめ」「花いちもんめ」等)

○音楽を聴いて動作や身体表現で表す。○簡単な創作音楽劇をして楽しむ。○音楽に合わせて、タンバリン等の楽器を叩く。○歌らしきものを口ずさむ。○簡単な歌の一部を覚えて歌う。○伴奏に合わせて一人で最後まで歌う。○リズムや音程に気を付けて歌う。○正確なリズムや音程で歌う。

○音や音楽に興味関心を示し反応する。

○歌や演奏等を楽しんで聴く。

○知っている歌や曲を楽しんで聴く。

○歌や演奏を静かに聴く。

○歌や演奏を聴いて曲名が分かる。

○歌や演奏を集中して聴く。

○なぐり描きをする。○単描画を描く。○集団・複合画を描く。○生活画を描く。○物語画を描く。○観察画を描く。○空想画を描く。

○版画を作る。

○砂遊びをする。

○粘土遊びをする。

○粘土でいろいろな物を作る。(平面)

○粘土でいろいろな物を作る。(立体)

○造形遊びをする。

○模様を作る。

○平面デザインをする。

○紙を破る、ちぎる。

○紙を折る。

○紙を切る。

○紙を貼る。

○身近な物でいろいろな物を作る。○作品を鑑賞する。

○一人で自由に歩くことができる。

○一人で自由に走る。

○両足や片足で跳ぶ。

○平均台の上を一人でバランスをとって歩く。

○いろいろな固定遊具で遊ぶ。

○マットで前回りや後ろ回りなどいろいろな技を

する。

○跳び箱で開脚跳びができる。

○鉄棒でいろいろな技をする。○リレーや障害走、持久走などいろいろな競技をする。

○走り幅跳びや走り高跳びをする。

○水に慣れる。

○一人でバタ足をする。

○一人で浮いて、進む。

○一人でいろいろな泳法で泳ぐ。

○ボールを投げる技能を高め、ドッヂボールやバスケットボールをする。

○ボールを捕る技能を高め、ドッヂボールやバスケットボールをする。

○ボールをけったり、打ったりする技能を高め、サッカーや野球型のゲームをする。

○模倣をしたり、いろいろな表現を工夫したりする。

○合図で立ったり、座ったり、並んだりする。

○合図で決められた位置に素早く集まり、整列する。

○合図にあわせて集団で決められた行動をとる。

○自分や友達の体を大切にし、健康に気を付ける。

- 23 -

職業・家庭

栽培 木材加工

木工

被服

家庭生活 食物

○仕事をする場所にいて、説明をよく聞く。

○草取りをする。

○じょうろで畑に水やりをする。

○みつくわを使って畑を耕す。

○スコップを使って土を掘る。

○耕運機を使って畑を耕す。

○平くわで畝立てをする。

○一輪車で荷物を運ぶ。

○移植ごてで苗を移植する。

○野菜を収穫する。

○安全に配慮して仕事をする。

○後始末をきちんとする。

1 準備 ①教室移動

②挨拶

③出欠席の確認

④服装と持ち物の確認

⑤作業の確認

⑥材料、道具の確認

2 製作

(1) あらけずり ①自動かんな盤の使用

(2) 材料取り ①けがき

②のこぎり引き

3 部品加工 ①糸のこ盤の使用

②ボール盤の使用

③トリマの使用

4 組み立て ①接着

②接合(釘打ち)

○金づちで釘を打つ。

○きりを使う。

○ねじ回しを使う。

③仕上げ

サンドペーパーの使用

5 塗装

6 販売 ①ラッピング

②価格表(値札)

③販売品目

④販売

7 後始末・清掃・反省

①材料、道具

②後始末・清掃

③反省

④挨拶

⑤退出

○1枚の板で、簡単な工作をする。

○板をつなぎ合わせて工作をする。

○安全に配慮して仕事をする。

○紙やその他の材料に必要な線や図形を描く。

○はさみで切る。

○針に糸を通す。

○2穴のボタンを付ける。

○適当な針目でなみ縫いをする。

○ミシンで簡単な物を作る。

○上靴を手で洗濯する。

○洗濯機を使って洗濯する。

○アイロンがけをする。

○洗濯物をたたむ。

○気温や季節に合った着方をする。

○食器をきれいに洗う。

○まな板の上で包丁を使って切る。

○電気炊飯器を使ってご飯を炊く。

○安全で正しくガス器具を使う。

○火かげんを調節しながら調理する。

○配膳を一人でする。

○食事作法をきちんと守る。

○調理用具の後片付けや食事の後片付けをする。

○指示どおりにぞうきんで拭く。

○ぞうきんを使って自分で拭く。

○ほうきで掃除をする。

○掃除機を使って掃除する。

○住まいの簡単な手入れや室内の飾り付けを工夫

する。

- 24 -

生 活区分 学 習 内 容 チェック

○いろいろな器からこぼさないように飲む。 □・介助によって口を開ける。 □

飲 ・飲物の入った器を見ると口を開ける。 □・液体を吸う。 □

む ・コップを口に当てると飲む。 □・飲物の入ったコップに手を伸ばす。 □

こ ・コップを口に持っていく。 □・コップを自分で持って飲む。(片手から両手) □

と ・コップからこぼさないように飲む。 □・ストローで飲む。 □

○こぼさないで食べる。 □食 ・介助によって液化した食物を食べる。 □

・介助によってつぶした食物を食べる。 □べ ・介助によって刻んだ食物を食べる。 □

・指を使って自分で食べる。 □る ・食物をのせてもらったスプーンを口に持っていく。 □

・スプーンを使って食べる。 □こ ・フォークを使って食べる。 □

・スプーンやフォークをきちんと持って食べる。 □と ・箸を使って食べる。 □

食 ・よくかんで食べる。 □・しょうゆやソースなどが分かり、上手に使う。 □

○手洗い、あいさつなどをする。 □事 ・食前に手を洗う。 □

・食前の挨拶が済むまで待つ。 □・食前食後の挨拶をする。 □・席について食べる。 □・食事の途中で遊ばない。 □

マ ・食後の挨拶が済むまで席を離れない。 □・食器を押さえて食べる。 □

ナ ○食事のマナーを守って食べる。 □・食物で遊ばない。 □ー

・食物以外は口に入れない。 □・落ちた物を食べない。 □・こぼしたら拭く。 □・好き嫌いなく食べる。 □・主食と副食を取り合わせて食べる。 □・食べ残しのないように、きれいに食べる。 □・人の物に手を出さない。 □・食事の後に口を拭く。 □

○食事の準備や後片付けをする。 □○メニューを見て注文する。 □

外 ・簡単な献立の名前を言う。 □食 ・食べたい献立の名前を言う。 □

○必要なときに外食する。 □○自分の排泄物に関心をもつ。 □

排 ○大小便が出たことを知らせる。(声、表情、動作など)□泄 ○便意を告げる。 □の ・排泄は便所ですることが分かる。 □自 ・下着を下ろしてもらって用便をする。 □立 ・一人で便所に行き用便をする。 □

排 ・ペーパーを持たせてもらって用便の始末をする。□・一人でペーパーを使って用便の始末をする。 □

泄 ・排泄が一人でできる。 □○便所の正しい使い方が分かる。 □・便所の男女が分かる。 □・便所のはきものにはきかえて用便をする。 □

・便所に入るときはノックをする。 □正 ・戸を閉めて用便をする。 □し ・衣服にあった適当な方法で用便をする。 □

排 い ・衣服を汚さないように用便をする。 □使 ・便器の周りを汚さないで用便をする。 □い ・用便後、水を流す。 □

泄 方 ・用便後、衣服を整える。 □・用便後、手を洗う。 □

○時と場に応じて便所を使用することができる。 □時 ・便所のいろいろな標示が分かる。 □と ・慣れた場所以外の便所も一人で使用する。 □場 ・指示されて入浴、就寝、外出、集会の前など □

に用便を済ませる。

○介助によって衣服の着脱をする。 □○衣服の着脱の介助に協力する。 □・おむつを替えるとき腰を浮かせる。 □・必要に応じて手や足をさし出す。 □・パンツを脱ぐ。 □・パンツを履く。 □・かぶって着る衣服を脱ぐ。 □・かぶって着る衣服を着る。 □

衣 ○ボタン、スナップ、ファスナーなどの掛け外しをする。 □・スナップを外す。 □・スナップを留める。 □・大きなボタンを外す。 □・大きなボタンを留める。 □・小さなボタンを外す。 □・小さなボタンを留める。 □

服 ・ファスナーを外す。 □・ファスナーを留める。 □・鍵ホックを外す。 □・鍵ホックを留める。 □・ベルトを外す。 □・ベルトを留める。 □

着 ○簡単な衣服の着脱をする。 □・衣服の前後裏表が分かる。 □・簡単な衣服を脱ぐ。(半ズボン、前開き上着など)□

脱 ・簡単な衣服を着る。 □○普通の衣服の着脱をする。 □・普通の衣服を脱ぐ。(上着、スカート、長ズボン)□・普通の衣服を着る。 □・衣服の着脱を一人でする。 □

○衣服の後始末をする。 □・衣服をたたむ。 □・衣服を定位置にしまう。 □・ハンガーを使って定位置にしまう。 □

○時と場に応じた衣服の着脱をする。 □・運動、遊び、作業など場に応じた服装をする。 □・寒暖や天候に合わせて衣服の調節をする。 □

○介助によって、靴下の着脱をする。 □靴 ○靴下の着脱をする。 □

・靴下を脱ぐ。 □下 ・靴下を履く。 □

・靴下の前後表裏が分かる。 □・ハイソックスを履く。 □・タイツを履く。 □

○介助によって、靴の着脱をする。 □靴 ○靴の着脱をする。 □

・靴を脱ぐ。 □

- 25 -

・靴を履く。 □靴 ・靴の左右を区別して履く。 □

着 ・靴を定位置にしまう。 □○介助によって、帽子の着脱をする。 □

帽 ○帽子の着脱をする。 □脱 ・帽子を脱ぐ。 □

子 ・帽子をかぶる。 □・帽子の前後を正しくかぶる。 □・帽子を定位置にしまう。 □

○手を洗って拭く。 □・いつもハンカチを持っている。 □

手 ・教師と一緒に手を洗って拭く。 □・指示されて手を洗って拭く。 □・石けんを使って手を洗って拭く。 □

○顔を洗って拭く。 □顔 ・教師と一緒に顔を洗って拭く。 □

・指示されて顔を洗って拭く。 □・一人で顔を洗って拭く。 □

○鼻汁をかむ。 □・いつもティッシュを持っている。 □・鼻汁が出たら拭いてもらう。 □

鼻 ・鼻汁が出たら拭く。 □・教師と一緒に鼻汁をかむ。 □

清 ・指示されて鼻汁をかむ。 □・一人で鼻汁をかむ。 □

○歯を磨く。 □潔 ・水を飲みこまないで口をすすぐ。 □

歯 ・教師と一緒に歯を磨き、口をすすぐ。 □・指示されて歯を磨き、口をすすぐ。 □・一人で歯を磨き、口をすすぐ。 □

○髪をきちんとする。 □髪 ・髪をとかしてもらう。 □

・指示されて髪をとかす。 □・一人で髪をとかす。 □

○爪を切る。 □爪 ・爪を切ってもらう。 □

・指示されて爪を切る。 □・一人で爪を切る。 □

○入浴する。 □・一緒に手足を洗ったり拭いたりする。 □・指示されて手足を洗ったり拭いたりする。 □

入 ・一人で手足を洗ったり拭いたりする。 □・一緒に体を洗ったり拭いたりする。 □・指示されて体を洗ったり拭いたりする。 □

浴 ・一人で体を洗ったり拭いたりする。 □・一緒に髪を洗ったり拭いたりする。 □・指示されて髪を洗ったり拭いたりする。 □・一人で髪を洗ったり拭いたりする。 □

○病気の予防に努める。 □病 ・汗が出たら拭く。 □気 ・うがいをする。 □の ・身の回りを清潔に保つ。 □

健 予 ・健康診断、予防接種を受ける。 □康 防 ・身体測定の結果に関心をもつ。 □安 ・部屋の換気や採光に注意する。 □全 ○体の具合が悪いときの対処の仕方が分かる。 □

・保健室が分かる。 □・体の具合が悪いときは教師などに告げる。 □・教師と一緒に保健室に行き手当を受ける。 □・一人で保健室に行き手当を受ける。 □

・保健室の利用の仕方が分かる。 □・病気やけがをしたときは病院に行き手当を受ける。□・病気やけがによってかかる病院が違うことを知る。□

病 ・薬を飲む。 □気 ○危険なものの取り扱いを知る。 □・ ・ガスの栓、マッチ、刃物などの危険な物にむ □け やみに触れない。

が ・ガラスの破片などの危険物を取り除く。 □健 へ ・電気器具、ガス栓、刃物、マッチなどを安全□

の に取り扱うことに慣れる。

対 ○危ない遊びをしない。 □康 応 ・熱いものには触らない。 □

・ビー玉や硬貨などを口や耳に入れない。 □・禁止されていることを他の子どもがやったと □

安 き、その子どもに注意する。

・危険な場所に行かない。 □○知らない人について行かない。 □

全 ○道路や踏切では交通ルールに従う。 □・道路へ急に飛び出さない。 □・歩道を歩く。 □

交 ・右側を歩く。 □・自動車に気を付け、横並びをしたりふざけた □

通 りしない。

・横断歩道や歩道橋を渡る。 □安 ・道路を横断するときは、左右を確かめ手を上 □

げて渡る。

全 ・交通信号の見方が分かり正しく渡る。 □・交通標識を理解する。 □・踏切を渡るときは左右を確かめ、警報器のあ □るときはそれに従う。

緊 ○安全に避難する。 □急 ・避難訓練のときは教師と一緒に行動する。 □時 ・避難訓練のときは教師の指示に従う。 □の ・避難訓練のとき集合したらしゃべらない。 □安 ・火災報知器や消火器などにむやみに触れない。 □全 ・火災報知器、消火器などの働きが分かる。 □

○あやすと顔を見て笑う。 □・音のした方に首を回す。 □・見た物を目で追う。 □

初 ・声をたてて笑う。 □歩 ○身近な物に手を出してつかむ。 □的 ・指遊びをする。 □な ・ガラガラで遊ぶ。 □遊 ・新聞などを引っぱって破る。 □び ○初歩的な遊びをする。 □

遊 ・引きだしを開けて、いろいろな物を出す。 □・箱、ビンなどのふたを開けたり閉めたりする。 □・コップやビンなどに物を出し入れして遊ぶ。 □

○一人で遊ぶ。 □び ・おもちゃの電車などを手で走らせて遊ぶ。 □

・鏡を相手に遊ぶ。 □ひ ・水に手足を付けて遊ぶ。 □と ・おもちゃをひもで引っぱって歩き回る。 □り ・何でも自動車に見たてて、押して歩く。 □遊 ・砂いじりをして遊ぶ。 □び ・コップからコップに水を移したりして遊ぶ。 □

・机、いすなどの下に潜ったり、箱の中に入っ □たりして遊ぶ。

・いろいろな物を紙や布などに包んで遊ぶ。 □・ぬいぐるみなどをおぶったり抱いたりして遊ぶ。 □

- 26 -

・おもちゃを並べて遊ぶ。 □・ブランコ、すべり台、シーソーなどの遊具で遊ぶ。 □・三輪車、自転車などに乗って遊ぶ。 □・積み木でいろいろな物を作る。 □

○物を介して教員と遊ぶ。 □・ボールを投げると投げ返す。 □・遊具等を取ったり投げたりすることを繰り返す。 □

2 ・教員と一緒にままごとのまねをする。 □~

○乗物ごっこや人形ごっこをする。 □3 ・年上の友達の後をくっついて歩く。 □

・追いかけっこをする。 □遊 人 ・すもうをして遊ぶ。 □

・道具を使って砂遊びをする。 □遊 ・消防車や救急車を想像して遊ぶ。 □

び ○ままごとなどの家庭的なごっこ遊びをする。 □び ・電話ごっこで交互に会話ができる。 □

・買い物ごっこをする。 □・活動的なごっこ遊びをする。 □

○2~3人遊びをする。 □・自分が使いたい物を借りるとき「かして」と言う。 □・じゃんけんで勝ち負けが分かる。 □

○友達と互いに主張したり妥協したりしながら遊ぶ。 □・順番を守って遊ぶ。 □

集 ・かくれんぼや鬼ごっこなどをして遊ぶ。 □○数人で組織立ったごっこ遊びをする。 □

団 ・遊びの勝ち負けが分かる。 □・他の子の遊びに加わるとき、「入れて」と言う。 □

遊 ・砂場で、大勢で協力して、一つの山を作る。 □・仲間に入れない友達と一緒に遊んであげる。 □

び ○集団遊びをする。 □・勝ち負けのある遊びをする。 □・遊びにじゃんけんを使う。 □

後 ○遊具などの後始末をきちんとする。 □始 ・教師と一緒に遊具などの後始末をする。 □末 ・指示されて遊具などの後始末をする。 □等 ・進んで遊具などの後始末をする。 □

○友達とのつき合いができる。 □・友達と手をつなぐ。 □

交 ・友達の名前を言う。 □・友達に「~しようか」と誘いかける。 □・友達から借りた物はていねいに扱って返す。 □

友 ・友達のあやまちをむやみにとがめない。 □・友達との約束を守る。 □・友達が困っているのを見たときは手助けをする。□

○身近な人と自分との関係を知り対応などをする。 □交 ・必要なときに自分の名前を言う。 □

・必要なときに親の名前を言う。 □・必要なときに担任の名前を言う。 □

際 ・必要なときに自分の住所を言う。 □身 ・必要なときに家の電話番号を言う。 □近 ・必要なときに学校の名前を言う。 □な ・自己紹介をする。 □人 ・自分の学校の先生、親戚の人、近隣の人が分かる。□と ・指示されて、身近な人に「おはよう」「さような □の ら」などの挨拶をする。

交 ・指示されて、「ありがとう」「ごめんなさい」を言う。 □際 ・自分から「ありがとう」「ごめんなさい」を言う。 □

・身近な人と日常の会話をする。 □・聞かれれば見たこと聞いたこと遊んだことを話す。 □・自分から見たこと聞いたこと遊んだことを話す。 □

・来客を先生や家の人に告げる。 □・来客があったときは取次ぎ応対をする。 □

身 ・時と場に応じて適切な言葉や態度で応対する。 □交 近 ・自分の立場をわきまえて適切な言葉や態度で □

な 応対する。

人 ・必要に応じて人に尋ね用件を果たす。 □際 と ・電話があったときは、取次ぎや応対をする。 □

の ・電話のかけ方や対応の仕方を知り利用する。 □交 ・年賀状、礼状などの手紙のやりとりをする。 □際 ・男女の特性を理解し正しい交際をする。 □

・人の立場を理解し互いに協調し合う。 □・他校の生徒や近隣の人々と交際し地域の行事 □に参加する。

○係活動をする。 □・挨拶などの号令かけをする。 □・黒板拭きをする。 □・出席係などの係活動をする。 □

学 ・教材配りなどの係活動をする。 □役 ・給食の運搬、配膳、後始末などの係活動をする。□

・掃除当番などの係活動をする。 □級 ○誕生会や学級会などで役割をする。 □

・誕生会や学級会などで挨拶などの役割をする。 □・誕生会や学級会などで教師の助けをかりて司 □会などの役割をする。

・家族や友達の誕生会などに参加し、役割をする。□運 ○運動会や学習発表会などで役割や係活動をする。 □動 ・運動会や学習発表会などで教師と一緒に役割□

割 会 や係活動をする。

等 ・運動会や学習発表会などで自分から進んで役 □割や係活動をする。

○学校全体の係活動をする。 □学 ・作業をみんなで一緒にする。 □

・作業を分担する。 □・教師と一緒に学校全体の役割をする。 □

校 (児童生徒会、委員など) □・指示されて学校全体の役割をする。 □・自分から進んで学校全体の役割をする。 □

○手伝いをする。 □手 ・配り物の手伝いをする。 □伝 ・他の教室などへ物を届けたり取りに行ったりする。 □い ・他の教室などへ伝言に行く。 □

・窓の開閉などの手伝いをする。 □○整理整とんをする。 □

手 ・教師と一緒に学習用具などの後片付けをする。 □整 ・指示されて学習用具などの後片付けをする。 □

伝 理 ・自分から学習用具などの後片付けをする。 □整 ・教師と一緒に机やロッカーの中を整とんする。□

い と ・指示されて机やロッカーの中を整とんする。 □ん ・自分から机やロッカーの中を整とんする。 □

・ ・教師と一緒に掃除用具や図書等を整理整とんする。□・指示されて掃除用具や図書等を整理整とんする。□

仕 ・自分から掃除用具や図書等を整理整とんする。□○自分から掃除をする。 □

事 ・教師と一緒にゴミ箱のゴミを捨てに行く。 □掃 ・指示されてゴミ箱のゴミを捨てに行く。 □除 ・自分からゴミ箱のゴミを捨てに行く。 □・ ・教師と一緒に掃除をする。 □洗 ・指示されて掃除をする。 □濯 ○洗濯をする。 □

・教師と一緒に自分の衣類やタオルなどを洗濯する。 □

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・指示されて自分の衣類やタオルなどを洗濯する。□・自分から自分の衣類やタオルなどを洗濯する。□

○指示に従う。 □指 ・禁止の言葉などに反応する。 □示 ・禁止などの指示に従う。 □

・家の人に断って外出する。 □○学級や学校の決まりを守る。 □・登校時間に遅れないように家を出る。 □・登下校のときは、道草や寄り道をしない。 □・通学バスの中で騒がない。 □

校 ・学校の日課に沿って生活する。 □・下校時間を知り、遅くならないように家に帰る。□

内 ・自分の物と他人の物とを区別する。 □決 ・友達と順番に物を使う。 □

の ・廊下を歩くときは右側を歩く。 □・ゴミはゴミ箱に捨てる。 □

ま 決 ・むやみに他の教室に入らない。 □・用事のあるときは教師に断って席を外す。 □

ま ・学級や学校の物を使ったら必ず返す。 □り ・他人の物を勝手に触ったり持ち出したりしない。 □

り ・落としものを拾ったときは教師に届ける。 □・火災報知器や非常電話などにいたずらしない。 □・学校内の施設・設備などにいたずらしない。 □・学級や学校の決まりを作る。 □

校 ○公共の場や施設での決まりを守る。 □外 ・遠足などのときはゴミの始末をする。 □の ・停留所や駅などでは並んで順番を待つ。 □決 ・順番を守って乗物の乗り降りをする。 □ま ・他の人の迷惑にならないように行動する。 □り ・集団の中では決まりを守る。 □

・集団の中では礼儀正しく行動する。 □金 ○お金の価値が分かる。 □銭 ・お金が大切なものであることが分かる。 □の ・お金にはいろいろな種類があることが分かる。 □

金 価 ・よく買う品物のおよその値段が分かる。 □値

○物を買うのにお金が必要なことが分かる。 □買 ・教師と一緒に簡単な買い物をする。 □

銭 い ・教師と一緒に自動販売機を利用する。 □物 ○定額どおりのお金をもらって品物を買う。 □

・買い物に必要な簡単な言葉を使う。 □○おつりのある買い物をする。 □

金 ○小遣いを自分で考えて使う。 □の ・むだ遣いしない。 □使 ・生活にお金が必要なことが分かる。 □方 ○貯金の必要なことが分かる。 □

国 語区分 学 習 内 容 チェック

○音に反応する。 □・音のする方に向く。 □・人の声で静まる。 □・自分の名前を呼ばれたら反応する。 □

聞 (返事をする、挙手をする) □・話し方で感情を聞き分ける。(禁止など) □

○身振りを交えた簡単な指示が分かる。 □く ・「座って」「立って」の指示に従う。 □

・「バイバイ」の指示に従い、手を振る。 □・「手、足、頭、目、鼻、耳、口」を指す。 □・絵本を読んでもらいたがる。 □

○言葉による簡単な指示が分かる。 □・絵カードを選び出す。 □・文字カードから選ぶ。 □・簡単な話を楽しんで聞く。 □

○簡単な形容詞の意味が分かる。(速い、大きい、小さい) □聞 ・「○○を取ってください」等の指示に従う。 □

(靴を履きなさい、手を洗いなさい)

・自分の名前カードを選び出す。 □く ○日常の話し言葉を理解する。 □

・人の言うことを聞いて行動する。 □・人の言うことを聞いて他の人に告げる。 □

○聞いた内容のあらましが分かる。 □・本の中の絵を見て簡単な話をする。 □・テレビを見て簡単な話をする。 □・やさしいなぞなぞをする。 □

○話の要点が分かる。 □・簡単な指示や説明を聞いて、そのとおりに行動する。□

○泣かずに声を出す。 □・キャーキャー言う。 □・音声を模倣しようとする。 □・要求があるときは声を出して注意をひく。 □・同じ音声を繰り返す。 □・5秒程度の連続から20秒までの発声をする。 □・人に向かって声を出す。 □・音声を明瞭に発音する。 □

○一語文を話す。 □・簡単な言葉で依頼や訴えをする。 □・単語をまねて言う。 □・質問に「はい、いいえ(うん、いや)」で答える。 □

○二語文を話す。 □・自分の名前を言う。 □・簡単な挨拶をする。 □・排泄を言葉で教える。 □

話 ・場面に応じて声の大きさを調節する。 □○簡単な会話をする。 □・名前の代わりに「わたし」「ぼく」を使って話す。 □

す ・過去、未来を表す言葉(明日、昨日)を使って話す。 □・二つのできごとを順番に話す。 □

○日常の話し言葉を使う。 □・思っていることや身近な経験、思考を相手に分か □るように話す。

・「お姉さん、妹、おばあさん」などの呼び方をする。 □・反対語を言う。 □

○あらましを話す。 □・本を読んで感じたことを話す。 □・自分の家の住所や電話番号を言う。 □・しりとりをする。 □・仮定形を使って話す。 □

○まとめて順序をたどって話す。 □・絵本やテレビを注視する。 □・具体物と具体物を対応させる。 □・具体物と絵を対応させる。 □・絵と絵を対応させる。 □

○身近な具体物や絵を読む。 □・写真や絵などの指差しをする。 □・図形や絵などの異同が分かる。 □・自分の棚や靴箱の位置が分かる。 □・自分の名前のカードを選ぶ。 □

○自分の名前の文字を読む。 □・文の中から特定の文字を読む。 □

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・自分の名前の文字を読む。 □・絵カードと文字カードを対応させる。 □・様々なジャンルにおける名詞を読む。 □・平仮名の弁別をする。 □

話 ・平仮名を拾い読みする。 □・平仮名五十音を読む。 □・平仮名単語や簡単な漢字と具体物を対応させる。 □

す ○簡単な平仮名の文を読む。 □・濁音、半濁音のある平仮名の文を読む。 □・拗音、促音、長音のある平仮名の文を読む。 □・片仮名を読む。 □

○漢字交じりの文を読む。 □・簡単な漢字を読む。 □

○積み木や棒を握る。 □・両手に一個ずつ積み木を握る。 □・親指と人差し指で物をつまむ。 □・紙をちぎる。 □

○なぐり書きをする。 □・容器から物を取り出す。 □・積み木を重ねる。 □

○ぐるぐる書きをする。 □○なぞり書きをする。 □・単純線(1~3㎝程度)の上をなぞる。 □・曲線・縦・横・斜の線(4~10㎝程度)の線上を途 □切れることなくなぞる。

・点結びをする。 □・縦線を模写する。 □・横線を模写する。 □・円を模写する。(閉じない円) □

○線を模写する。 □書 ・円を模写する。 □

・十字を模写する。 □・簡単な塗り絵をする。 □

く ・四角形を模写する。 □・三角形を模写する。 □

○簡単な図形を模写する。 □・数字を模写する。 □・平仮名五十音の模写する。 □

○平仮名の簡単な語句を視写する。 □・自分の名前をなぞる。 □・自分の名前を平仮名で書く。 □・数字を書く。 □・平仮名五十音を書く。 □・正確に塗り絵をする。 □

○簡単な語句、短文を平仮名で書く。 □・濁音、半濁音のある平仮名の文を書く。 □・拗音、促音、長音のある平仮名の文を書く。 □・簡単な漢字を書く。 □・片仮名を書く。 □・枠内に収めるようにていねいに書く。 □

○漢字交じりの文を書く。 □・漢字交じりの文を視写する。 □・簡単な日記や手紙を書く。 □・簡単な事実の羅列を日記や手紙や作文として書く。 □・簡単な感情の表現を交えて日記や手紙や作文とし □て書く。

社会区分 学 習 内 容 チェック

○家の人と自分との関係やそれぞれの役割を知る。 □家 ・家の人の名前が分かる。 □

・家の人と自分との関係が分かる。 □庭 ・親類との関係が分かる。(祖父母、おじ、おばなど)□

・家の人の職業が分かる。 □○公共の施設や病院などの場所や働きを知る。 □

公 ・「おまわりさん」や「郵便やさん」が分かる。□共 ・学校や家の近くの交番や郵便局が分かる。 □施 ・警察署、消防署(消防車、救急車)、市役所、 □設 保健所などのある場所が分かり、それらの施

・ 設の働きを知る。

社 病 ・病院のある場所が分かり、働きを知る。 □院 ・いろいろな種類の病院や医院があることを知る。□等 ・銀行などの場所が分かり、自分たちの生活と □

会 の関係を知る。

○いろいろな職業と自分たちの生活とのつながり □を知る。

の ・いろいろな種類の店があることが分かる。 □い ・いろいろな種類の店で売っている品物が分かる。□ろ ・生活に必要ないろいろな品物が、工場や農家 □

仕 い などで作られていることが分かる。

ろ ・世の中にはいろいろな職業があることが分か □な り、自分たちの生活とのつながりを知る。

組 職 ・勤労に対して報酬が得られることを知る。 □業 ・労働と収入との関係を知り、計画的に生活したり、□

貯金をしたりすることの必要性を知る。

・年金、健康保険、失業保険などの社会福祉制 □み 度について、内容を知る。

○地域の行事に関心をもち、参加する。 □・家の人と一緒に地域の祭りや子供会などの行 □

地 事に参加する。

・身近な社会の行事に関心をもち、参加する。 □域 (七夕会、盆踊り、クリスマス、正月など)

・地域の文化財や行事に関心をもつ。 □社 ○社会のできごとや行事に関心をもつ。 □

・社会の行事や祝祭日などの意味が分かる。 □会 ・テレビ、ラジオ、新聞などを通して社会の大 □

きなできごとを知る。

・選挙の意味が分かり、市町村、国などの選挙に □関心をもつ。

○自分の住んでいる町や国に関心をもつ。 □市 ・自分の家の住所を言う。 □町 ・家から学校や駅までの道順を言う。 □村 ・簡単な絵地図や交通の路線図などが分かる。 □・ ・自分の町の山、川、海などの様子を知る。 □県 ・市町村のあることを知る。 □・ ・自分の国や世界の幾つかの国を知る。 □国 ・日本の地図を見て自分たちの県、市、町の位□

置が分かる。

・いろいろな地域や外国の生活の様子を知る。 □○いろいろな交通機関を利用する。 □・通学の電車やバスに乗ることに慣れる。 □

公 交 ・通学の電車やバスに乗せてもらえば、目的地 □共 通 で降りる。

の 機 ・通学の電車やバスを一人で利用する。 □施 関 ・教師と一緒に電車やバスの切符を買う。 □設 ・日常利用している電車やバスの切符を買う。 □

・いろいろな交通機関の利用の仕方が分かる。 □

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・交通機関で働いている人たちの仕事を知る。 □○郵便局の働きを知り、利用する。 □

公 郵 ・教師と一緒に郵便局を利用する。 □便 ・はがきや切手の種類が分かり、利用する。 □

共 ・ポストに手紙を投かんする。 □公 ○公園や遊園地などを利用する。 □

の 園 ・教師と一緒に公園や遊園地を利用する。 □等 ・公園や遊園地の利用の仕方が分かる。 □

施 ○その他の公共施設を知る。 □・公衆電話の扱いに慣れる。 □

設 そ ・携帯電話の扱いに慣れる。 □の ・警察署、消防署、保健所、病院などを適切に □他 利用する。

・市役所(町、村役場)や公民館などの利用の □仕方を知る。

・デパート、劇場などを利用する。 □

算数・数学区分 学 習 内 容 チェック

○身近にある物を個として認める。 □・物を注視する。 □・指示された物を注視する。 □・物の追視をする。(移動したことが分かる) □

弁 ・位置を確認する。(隠された物も) □・指の模倣をする。(3本まで) □・物の名前を聞いて指す。(目で追う) □

別 ・物のマッチングをする。(具体物、半具体物を含む)□・物の区別をする。 □・物を並べる。 □・数カードのマッチングをする。(3まで) □・形のマッチングをする。(丸、三角、四角) □・色のマッチングをする。(赤、青、黄) □・数カードのマッチングをする。(3以上) □

数 ・形、色、数などの用語を知る。 □○形や色や大きさで分類する。 □・ある、ないが分かる。 □

と ・どちらが多いか分かる。 □分 ・指示に従って指差す。 □

・多い、少ないなどの用語を知る。 □計 ・多い、少ないなどの用語を言う。 □

類 ・大きい、小さいなどの用語を知る。 □・大きい、小さいなどの用語を言う。 □

算 ○形、色、数の同じ物を選ぶ。 □・形で分類する。(丸、三角、四角) □・色で分類する。(赤、青、黄) □・大きさで分類する。(大、小) □・大、小などの用語を知る。 □

○ひとつ、ふたつ、たくさん(いっぱい)を言う。 □・模倣により具体物を並べる。(おはじきなど) □

分 ・指示されて具体物を並べる。 □類 ・模倣により枠の中に物を並べる。 □・ ・模倣により器に物を入れる。 □対 ・指示されて枠の中に物を並べる。 □応 ・指示されて器に物を入れる。 □・ ・指示されて物を配る。(人や物) □数 ○数字と物を対応させる。 □詞 ・指示された数だけ物を並べる。(おはじきなど) □

・具体物、半具体物を数字と結びつける。(個、数) □・数字と具体物、半具体物を結びつける。(個、数)□

・具体物、半具体物と数字が同じものであること □を知る。

・物と数の対応をする。 □・カード並べをする。(1~5) □(表は数字、裏は○のカード)

・カード並べをする。(6~10) □・カード並べをする。(5~1) □・カード並べをする。(1~10) □・カード並べをする。(10~1) □

○数(1~10)を数えたり書いたりする。 □・具体物を使って数える。(3まで) □・具体物を使って数える。(5まで) □

分 ・具体物を使って数える。(10まで) □・数字を書く。 □

類 ・具体物を使って10の集合を作る。(3つ) □・具体物を使って10の集合を作る。(5つ) □

・ ○100までの数を読んだり数えたり書いたりする。 □・カードを見て読む。(10~30) □

対 ・カードを見て読む。(30~50) □・カードを並べる。(10~30) □

応 ・カードを並べる。(30~50) □・10~30まで書く。 □

・ ・30~50まで書く。 □数 ・指示に従ってカードを取る。(30~50) □

数 ・言語により数字を書く。(10~50) □・1~50まで数える。 □

詞 ・具体物を使って10の集合を作る。(10) □と ・50~100まで書く。 □

・カードを並べる。(50~100) □・カードを見て読む。(50~100) □・指示されたカードを取る。(50~100) □

計 ・言語により数字を書く。(50~100) □・50~100まで数える。 □・1~100まで数える。 □・100~1まで数える。 □

算 ・100~1まで書く。 □・100~1まで読む。 □

○簡単な1位数、2位数のたし算、ひき算をする。 □・3までの数の合成・分解をする。 □・5までの数の合成・分解をする。 □・合計が5までのたし算をする。 □・10までの数の合成・分解をする。 □・合計が10までのたし算をする。 □・繰り上がりのある1位数+1位数の計算をする。 □・合計が20までの2位数+1位数の計算をする。 □・合計が20以上の50までの2位数+1位数の計 □

計 算をする。

・合計が50以上の100までの2位数+1位数の計 □算をする。

・合計が50までの2位数+2位数の計算をする。 □算 ・合計が100までの2位数+2位数の計算をする。 □

・5までの1位数-1位数の計算をする。 □・10までの1位数-1位数の計算をする。 □・繰り下がりのない、20まで2位数-1位数の □計算をする。

・繰り下がりのある、20まで2位数-1位数の □計算をする。

・100までの2位数-1位数の計算をする。 □・同じ位の2位数-2位数の計算をする。 □・50までの2位数-2位数の計算をする。 □

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・100までの2位数-2位数の計算をする。 □○多少が分かる。 □・目で対比する。 □

多 ・手にとって対比する。 □・差が大きい場合に、多い、少ないが分かる。 □・多い、少ないが分かる。 □

少 ・多い、少ないの指示により指す。 □・多い、少ないの指示により取る。 □・多い、少ないの指示により並べる。 □

(3グループまで)

・多い、少ないの用語を知る。 □○大小が分かる。 □・目で対比する。 □

大 ・手にとって対比する。 □・大きい、小さいの用語を知る。 □

量 ・差が大きい場合に、大きい、小さいが分かる。 □小 ・大きい、小さいが分かる。 □

・大きい、小さいの指示により指す。 □・大きい、小さいの指示により取る。 □・大きい、小さいの指示により並べる。 □

と (3グループまで)

○目盛りを読む。 □長 ・指示されて目盛りを読む。 □

・指示されて目盛りを書く。 □測 ・指示されて線を引く。 □

さ ・指示されて線の長さを読む。 □・ものさしの目盛りを読む。 □・簡単な図形(箱、カレンダー)を作る。 □

○軽重が分かる。 □・目で対比する。 □・手にとって対比する。 □

定 ・重い、軽いの用語を知る。 □・重い、軽いの指示により指す。 □・重い、軽いの指示により取る。 □・重い、軽いが分かり比較する。 □

○はかりを使って重さを量る。(デジタルばかりを含む)□・はかりを知る。 □

重 ・デジタルばかりで物の重さを量る。 □・目盛りと針の関係を知る。 □・はかりの使い方を知る。 □・目盛りの読み方を知る。 □・グラム、キログラムの用語を知る。 □・指示により目盛りを指す。 □

さ ・指示により目盛りを読む。 □・指示により目盛りを書く。 □・指示により針の絵を描く。 □・はかりの目盛りを読む。 □・はかりの目盛りを書く。 □・はかりの目盛りを読む。 □・いろいろな物の重さを量る。 □

○目盛りを読む。 □・用具の種類を知る。 □(温度計、体温計、計量カップなど)

・用具の使い方を知る。 □・目盛りの読み方を知る。 □・度、ccなどの単位を知る。 □・温度計、体温計を読む。 □

○「○」「×」を使う。 □・「○」「×」の用途を知る。 □・「○」「×」の意味を知る。 □

・「○」「×」の区別をする。(出席、服装検査、行動等)□・「○」「×」を読む。(数える) □

○ ・「○」「×」の表を読む。 □・「○」「×」の意味が分かり区別する。 □

と ・「○」「×」を理解し書く。 □・決められた枠の中に「○」「×」を書く。 □

× ・「○」「×」の意味が分かり記入する。 □・遊びの中で「○」「×」を使う。(じゃんけん等) □・生活の処理を「○」「×」の表で表す。 □・グラフを読む。(「○」「×」の数) □・グラフを書く。 □・表を数字で表す。 □・「○」「×」の対比をする。 □・対比を数字や言葉で表す。 □

○時計が読める。 □・時計に関心をもつ。 □・時計の種類(形、大きさ、表示方法など)を知る。□・時計の仕組みを知る。(針の長短、秒針、文字盤など) □・針の動きを知る。(3つの動きがあることを知る)□・早い、遅い、時計などの用語を知る。 □・日課表に関心をもつ。 □・時報に関心をもつ。 □・9時、12時、3時を知る。 □

量 ・9時、12時、3時を読む。 □・9時、12時、3時を書く。 □・針を見て数字を読む。(1~12時) □

と 時 ・針を見て数字を書く。(1~12時) □・数字を見て針を書き込む。(1~12時) □・1時間は、60分であることを知る。 □

測 計 ・長・短針の動きの違いを知る。 □・分、半(30分)、○時○分の用語を知る。 □・針を見て数字を読む。(○時30分) □

定 ・針を見て数字を書く(○時30分) □・針を見て数字を読む。(○時 5分単位) □・針を見て数字を書く。(○時 5分単位) □・針を見て数字を読む。(○時○分) □・針を見て数字を書く(○時○分) □・数字を見て針を書き込む。(○時30分) □・数字を見て針を書き込む。(○時○分) □・数字を見て針を書き込む。(○時 5分単位) □・午前、午後を知る。 □・1日が24時間であることを知る。 □・簡単な時間の計算をする。(1時間単位の計算) □・式の読み方、書き方を知る。 □・1時間以内の計算をする。(繰上がり、繰下がり)□・時刻表を読む。 □(学校、日常生活、電車、バス、船、飛行機)

・時刻表と時計との関係により行動する。 □・簡単な生活設計の表を書く。(1日) □・簡単な時間の計算をする。 □

○暦が分かる。 □・天気に関心をもつ。 □・暦、カレンダーに関心をもつ。 □・昨日、今日、明日などを知る。 □・おととい、昨日、今日、明日、あさっての用語を知る。□

暦 ・○日を読む。 □・○日を書く。 □・○曜日を読む。 □・○曜日を書く。 □・○月○日○曜日を読む。 □

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・○月○日○曜日を書く。 □量 ・1週間が7日であることを知る。 □と ・曜日を知る。 □測 暦 ・休日、祭日、行事を知る。 □定 ・1ヶ月が30日、31日であることを知る。 □

(大の月、小の月)

・1年が365日であることを知る。 □・時計や暦を見て日付、曜日、時刻を読む。 □

○自分の身体の上下・左右・前後が分かる。 □・模倣する。(身体に関すること-手、足) □・指示により動作する。 □・右、左の手、足が分かる。 □・○○の右が分かる。 □・○○の左が分かる。 □・向かって右が分かる。 □

位 ・向かって左が分かる。 □・右、左の関係が分かる。 □

置 ・上、下の指示に従い動作する。 □・前、後の指示に従い動作する。 □

図 関 ○二つ以上の物の上下・左右・前後が分かる。 □・○○の上が分かる。 □

係 ・○○の下が分かる。 □・○○の前が分かる。 □・○○の後が分かる。 □・上下、前後、左右が分かる。 □

○順序や距離(遠い・近い)が分かる。 □形 ・上から○番目が分かる。 □

・下から○番目が分かる。 □・前から○番目が分かる。 □・後から○番目が分かる。 □

○形の違い(同じ)が分かる。 □・同じ形を集める。(①丸、②四角、③三角) □・丸、三角、四角が分かり、名称を言ったり、 □指差したりする。

○形を書く。 □・はめ板での指なぞりをする。 □

図 ・なぞり書きをする。 □・型なぞりで書く。 □・見て書く。(特徴をつかむ) □・身近にある物を分類する。 □

形 ・丸、三角、四角などの形を書く。 □○形を作る。 □・定規を使って線を引く。 □・線と線で模様を作る。 □・三角定規で直角を作る。 □・三角定規を使って三角形を作る。 □・定規を使って四角を作る。 □

理 科区分 学 習 内 容 チェック

○自然に親しむ。 □自 ・公園、野山、川、海などで遊ぶ。 □

自 ・草つみ、木の実拾い、落ち葉拾い、石・貝が □然 ら拾いなどをして遊ぶ。

・草木、木の実、落ち葉などつんだ物や、拾っ □然 た物を使って遊ぶ。

植 ○身近な植物に関心をもつ。 □・自然の草花などに関心をもつ。 □

物 ・草花の種、球根などを植えて育てる。 □

植 ・草花や野菜などを栽培し観察する。 □・身近な植物の名称と特徴に関心をもつ。 □

物 ・身近な植物の名称と特徴を知る。 □○身近な動物に興味・関心をもつ。 □

・アリ、チョウ、カタツムリなどを探したり、 □見たりして遊ぶ。

動 ・アリ、チョウ、カタツムリなどを、見たりし □て遊ぶ。

・身近にいる小動物をかわいがる。 □・動物園や牧場などで遊ぶ。 □

物 ・身近にいる虫、魚、小鳥などを飼育し観察する。 □・蚊やハエなどが害虫であることが分かる。 □

自 ・害虫を駆除する。 □・身近な動物の習性や特徴に関心をもつ。 □・身近な動物の習性や特徴を知る。 □

○天文に興味・関心をもつ。 □天 ・「お日さま」「お月さま」「お星さま」などが分かる。□

・太陽、月、星、地球などに関心をもつ。 □文 ・太陽の出没の方角や月の満ち欠けなどが分かる。 □

・太陽、月、星、地球などについて初歩的知識 □をもつ。

然 ○気象に関心をもち、四季の特徴を知る。 □・晴れ、雨、くもりなどの天気が分かる。 □

気 ・テレビやラジオの天気予報に関心をもつ。 □・冬は寒く、夏は暑いなどの季節の特徴が分かる。 □・気温の変化に関心をもつ。 □・温度計を読む。 □

象 ・四季の変化が分かる。 □・台風や地震などに関心をもつ。 □・季節による気象現象の変化や特徴に関心をもつ。 □・季節による気象現象の変化や特徴を知る。 □

理 ○鏡や磁石などを使って遊ぶ。 □科 ・シャボン玉、風車などの遊びをする。 □的 ・紙飛行機、船、コマなどを作って遊ぶ。 □な ・水鉄砲、糸電話、凧などを作って遊ぶ。 □遊 ・鏡や虫メガネなどを使って遊ぶ。 □び ・磁石や乾電池などを使って遊ぶ。 □

音 楽区分 学 習 内 容 チェック

○音楽に合わせて手や上体を動かす。 □・抱っこや揺さぶりのリズムに反応する。 □・手遊び歌を大人と一緒に楽しむ。 □・簡単なリズムに合わせて歩く。 □・簡単な手遊び、物まね遊びをする。 □

○音楽に合わせて手をたたいたり、歩いたりする。 □身 ・簡単な歌やリズムに合わせて体を動かす。 □

表 ・音楽に合わせて自由に体を動かす。 □体 ・歌や曲に合わせて模倣表現をする。 □

・打楽器をたたきながら、歩いたりして身体表 □表 現をする。

現 ○音楽に合わせて動物や花等の模倣表現をする。 □現 ○リズムを伴った簡単な集団遊びをする。 □

(「かごめ」「花いちもんめ」等)

○音楽を聴いて動作や身体表現で表す。 □・リズムに合わせて手や足を動かす。 □・曲のリズム、速度、強弱等に合わせて身体表 □現をする。

・自分で歌を歌いながら身体表現をする。 □

- 32 -

○簡単な創作音楽劇をして楽しむ。 □○音楽に合わせて、タンバリン等の楽器を叩く。 □・音の出るおもちゃに触れたり、振ったりする。 □・おもちゃをたたいたり、振ったりして音を出す。 □・おもちゃの笛を吹く。 □・大人をまねて楽器をたたいたり、鳴らしたりする。 □・楽器を自由に鳴らして音を楽しむ。 □

器 ・簡単なリズムに合わせて楽器をたたく。 □・旋律楽器に興味をもつ。 □

表 ・楽器の音を聴いて、その楽器が何かが分かる。 □・簡単な楽器の奏法を知る。 □・旋律楽器を探り弾きする。 □

楽 ・大きな音と小さな音の違いに気付く。 □・打楽器でリズム打ちをする。 □・合図に合わせて楽器を鳴らしたり、止めたりする。 □

現 ・分担奏をする。 □・拍子打ちやリズム打ちを模倣する。 □・簡単な絵譜を見ながら合奏する。 □・正確に独奏や合奏する。 □

○歌らしきものを口ずさむ。 □○簡単な歌の一部を覚えて歌う。 □

歌 ・わらべうたや手遊び歌等を大人と一緒に楽しむ。 □・好きな歌の一部分を歌う。 □・簡単な手遊びや物まね遊びをする。 □

唱 ○伴奏に合わせて一人で最後まで歌う。 □・簡単な歌をまねて歌う。 □

○リズムや音程に気を付けて歌う。 □○正確なリズムや音程で歌う。

○音や音楽に興味関心を示し反応する。 □・音を聴いて身体で反応する。 □・音の出る物を目で追う。 □・音源を探す。 □

鑑 ・曲を聴いて始まりと終わりが分かる。 □○歌や演奏等を楽しんで聴く。 □・いろいろな音楽を聴いて喜ぶ。 □

賞 ・音楽に合わせて体を動かしながら聴く。 □○知っている歌や曲を楽しんで聴く。 □・友達や教師の歌を楽しんで聴く。 □・CD等を自分でかけて楽しむ。 □

○歌や演奏を静かに聴く。 □○歌や演奏を聴いて曲名が分かる。 □○歌や演奏を集中して聴く。 □

図工・美術区分 学 習 内 容 チェック

○なぐり描きをする。 □・打ち付けた点を打つ。 □・無秩序な点や線を描く。 □(上下、左右、斜めの波型の線等)

・不規則な塗りつぶしをする。 □描 ・点を並べて打つ。 □

・点をいろいろな形の中心に打つ。 □・点と点を線で結ぶ。 □

画 ・直線を描く。 □・いろいろな形を描く。 □・色を決まった枠内に塗る。 □

○単描画を描く。 □・身近な好きな物を点描、線描、面描で表現する。□(人物、動物、植物、乗物)

○集団・複合画を描く。 □・画面いっぱいにたくさんの人物や物を描く。 □(自分を中心としたたくさんの人や物を表現する)

○生活画を描く。 □・日常生活で楽しかったこと、驚いたことなど □を描く。

描 (今日したこと、昨日したことを絵にする) □(・・・・会の様子を絵にする) □(楽しかったこと、見たこと等を絵にする) □

○物語画を描く。 □画 ・おもしろかった話を絵にする。 □

(聞いた話の中で、一番心に残ったこと、場 □面、登場人物、思ったこと等を絵にする)

○観察画を描く。 □・描きたいものをよく見て描く。 □

(心にひかれたところから画面いっぱいに大き□く表現する。

○空想画を描く。 □・心に思ったことを絵にする。 □

(してみたいこと、行ってみたいこと等を空 □想して描く)

○版画を作る。 □・はんこ遊びをする。 □(手形を判として押して遊ぶ) □

・ローラー転がし遊びをする。 □版 (ローラーにインクを付けて転がして遊ぶ) □

・擦り出し遊びをする。 □(凹凸のある物をクレヨン等で擦り出す) □

画 ・紙版画を作る。 □(画用紙等で紙版を作り、バレンで刷りとる)□

・写しとりをする。 □(油絵の絵の具や墨を水に浮かせて、模様を □写しとる)

・ドライポイントをする。 □(ビニル板などに、エッチングプレスする) □

○砂遊びをする。 □・砂に触る。 □・砂の中に手を入れる。 □・手で穴を作る。 □・砂で山や川を作る。 □・食器等を使ってままごとをする。 □

○粘土遊びをする。 □・泥まんじゅう作り等の遊びをする。 □・粘土をたたく。 □・粘土を押す。 □

粘 ・粘土をちぎる。 □・粘土を丸める。(いろいろな大きさに丸める) □

土 (両手のひらを使って丸める) □(指先で丸める) □

細 ・粘土をのばす。(最初は太く、徐々に細く) □・粘土を曲げる。(いろいろな形に巻く) □

工 ・粘土をくっつける。 □・粘土を積み上げる。 □

○粘土でいろいろな物を作る。(平面) □・型押しをする。(模様を付ける) □・型抜きをする。 □・穴を開ける。(くり抜く) □・レリーフ作りをする。 □・粘土絵を描く。 □

- 33 -

○粘土でいろいろな物を作る。(立体) □・粘土で身近かな物を作る。 □(野菜、果物、ケーキ) □(動物、人物) □

・粘土で入れ物を作る。 □・粘土を使って焼成する。 □

○造形遊びをする。 □・身近な物に関心をもち触る。 □・身近な物を集める。 □・身近な物を並べたり、重ねたりする。 □・身近な物を並べたり、重ねたりして、いろい □ろな形を作る。(建物、動物、人物)

・同じ色、同じ形の物を集め、並べて遊ぶ。 □デ ・基本的な色、形を覚える。 □

(赤、青、黄、丸、三角、四角)

ザ ○模様を作る。 □・フィンガーペイントをする。 □

イ ・なぐり書きをする。 □・はんこ押しをする。 □

ン ・擦り出しをする。 □・霧吹きをする。 □・デカルコマニーをする。 □(絵の具を付けた画用紙を半折りし、広げる)□

・写しとりをする。 □・バチックをする。 □・貼り絵をする。 □

○平面デザインをする。 □・基本的な色を、10色程度覚える。 □(赤、橙、黄、黄緑、緑、青、紫、茶、黒、白)

・形の対称、繰り返し等が分かる。 □・色の寒暖、明暗が分かる。 □・目的をもったデザインをする。 □

○紙を破る、ちぎる。 □・紙に触る。 □・ピンと張った紙を握り拳で破る。 □・濡れた紙をちぎる。 □・切れ目の入った紙をちぎる。 □・まっすぐに破る。 □・曲線に破る。 □

そ ・折り目に沿ってちぎる。 □・ちぎって穴を開ける。 □・線に沿って正確にちぎる。 □

の ・折り山を濡らしてちぎる。 □・定規を当ててちぎる。 □

○紙を折る。 □他 ・紙をくしゃくしゃに握りしめる。 □

・紙をねじって遊ぶ。 □・紙を自由に折りたたむ。 □

の ・正しく折る。 □(線に沿って、二つ折りにする) □(線に沿って、四つ折りにする) □

造 (線に沿って、斜め折りにする) □・厚い紙を折る。 □・紙を放射線状に折る。 □

形 ・曲線を折る。 □○紙を切る。 □・はさみの持ち方に慣れる。 □・はさみでまっすぐに切る。 □・はさみで目的のところまで確実に切る。 □・はさみで直線に沿ってきれいに切る。 □

・はさみで曲線を切る。 □・形に沿ってきれいに切る。 □・紙を重ねて切る。 □

そ ○紙を貼る。 □の ・物を貼り合わせる箇所にのりを付ける。 □他 ・大きい紙や複雑な形の紙をのり付けする。 □の ○身近な物でいろいろな物を作る。 □造 ・自由な構成をする。 □形 ・身近な物を作る。(乗物、人物、動物) □

・飾る物を作る。 □・使える物を作る。 □・遊具を作る。 □・共同作品を作る。 □

○作品を鑑賞する。 □鑑 ・友達の作品や本などの資料を見る。 □

・何が描かれているのかが分かる。 □賞 ・好きな作品を選ぶ。 □

・作品を見て思ったことを伝える。 □

体 育区分 学 習 内 容 チェック

○一人で自由に歩くことができる。 □・ハイハイをする。 □・つかまり立ちする。 □・両足で直立する。 □・伝い歩きをする。 □・手をとってもらって歩く。 □・一人で5~6歩歩く。 □・一人で自由に歩く。 □・直線上をバランスをとりながら歩く。 □

歩 ・変化のある曲線上での大また歩行をする。 □・2人組で2拍子のリズムで歩く。 □・変化のある曲線上での素早い歩行をする。 □

基 ・2~4人組で2拍子・4拍子のリズムで歩く。 □・かに歩きをする。 □・変化のある曲線上でのつま先歩き、大また歩 □行をする。

本 ・歩幅をできるだけ広くして、ゆっくり歩いたり、□速く歩いたりする。

・歩幅を狭くして速く歩く。 □・リズミカルに歩く。 □

の ・前後左右やジグザグに方向を変えて歩く。 □・リズミカルにスキップをする。 □・ギャロップで進む。 □

○一人で自由に走る。 □運 ・スピードを上げて前進する。 □

走 ・転ばないで走る。 □・10m程度まっすぐに走る。 □・50m程度走る。 □

動 ○両足や片足で跳ぶ。 □・両足で跳ぶ。 □・両足でピョンピョン跳ぶ。 □・片足で立つ。 □

跳 ・片足で前に跳ぶ。 □・ケンケンパをする。 □・音楽に合わせて歩いたり、跳んだりする。 □・しゃがんだり、立ったり、その場跳びをする。 □・歩幅・速度・方向・姿勢を工夫し、素早く歩 □

いたり走ったり跳んだりする。

- 34 -

・各種のリズムで、歩行・走行・跳躍運動をする。□○平均台の上を一人でバランスをとって歩く。 □・階段をあがる。 □・階段を降りる。 □

平 ・足を交互に出して階段を昇降する。 □均 ・階段を走って昇降する。 □台 ・低い平均台の上を支えられて歩く。 □

・平均台を2つ合わせた上を歩行する。 □・平均台の上を一人で前向きに歩く。 □・平均台の上を一人で横向きに歩く。 □・平均台の上で方向を換える。 □・片足でバランスをとる。 □

○いろいろな固定遊具で遊ぶ。 □・ブランコに乗る。 □

固 ・ブランコを一人でこぐ。 □定 ・ブランコに立ち乗りしてこぐ。 □遊 ・シーソーに乗る。 □

器 具 ・友達とシーソーで遊ぶ。 □・すべり台をすべり降りる。 □・一人ですべり台の上まであがり、降りる。 □・ジャングルジムの上まで一人であがる。 □

械 ・のぼり棒をのぼり降りする。 □○マットで前回りや後回りなどいろいろな技をする。□

マ ・でんぐり返しをする。 □ッ ・横回りをする。 □

運 ト ・前回りをする。 □・後ろ回りをする。 □・いろいろな技をする。 □

○跳び箱で開脚跳びができる。 □動 ・両足同時にジャンプする。 □

跳 ・30cmぐらいの高さから跳び降りる。 □び ・膝ぐらいの高さを跳びこす。 □箱 ・腰ぐらいの高さから跳び降りる。 □

・踏みこし降りをする。 □・馬跳びをする。 □・跳び箱を跳びこす。 □・開脚跳びをする。 □

○鉄棒でいろいろな技をする。 □・鉄棒にぶら下がる。 □・ぶら下がって振る。 □

鉄 ・振り跳びをする。 □・鉄棒の上にあがる。 □・前回り下りをする。 □

棒 ・うんていにぶら下がって進む。 □・さかあがりをする。 □・いろいろな技をする。 □

○リレーや障害走、持久走などいろいろな競技をする。□・スピードを上げて前進する。 □・走る。 □・転ばないで走る。 □

陸 ・走るスピードを調節する。 □・急角度に方向を変えたり止めたりする。 □

上 走 ・直線コース内を走る。 □・線上走行をする。 □

競 る ・5人縦隊でのリズミカルな走行をする。 □・合図によって30m全力走をする。 □

技 ・同じ調子で約1分間駆け足をする。 □・一定の区域や規則を決めて、歩いたり、走った□りして集団で遊ぶ。

・鬼遊びをする。(一人鬼、場所とり鬼) □

・直線上を全力で走ったり、素早く折り返したり、□引き継いだりして遊ぶ。

・30~40mの距離でリレー遊びをする。 □(折り返しリレー遊び、置き換えリレー遊び)

・10人縦隊でのリズミカルな走行をする。 □・合図によってスタートし、目標に向かって走る。□・40m全力走をする。 □・1分間程度の持久走をする。 □・集団行動をとり、お互い協力し合って遊ぶ。 □・鬼遊びをする。(二人鬼、場所とり鬼) □・障害を克服して走る。 □・40~50mの距離でリレー遊びをする。 □

走 (物を置いての折り返しリレー遊び、置き換えリレー遊び)

・合図によって、50m全力走をする。 □・腕を正しいフォームで前後に振って走る。 □

る ・回旋リレー、折り返しリレー(一人の距離5~ □60m)をする。

・60~70m全力走をする。 □陸 ・2分間程度の持久走をする。 □

・テークオーバーゾーン(15m程度)内でのバ □トンパスをする。

上 ・トラック(1 周 80 m程度)を使用し、バトン □パスをしてのリレーをする。

・コーナートップの方法を用いてバトンパスをする。 □競 ・スタンディングスタートをする。 □

・100m×チームの人数リレーをする。 □・50~80m障害走をする。 □

技 ・いろいろな競技をする。 □○走り幅跳びや走り高跳びをする。 □・跳びながら膝を曲げる。 □・両足同時にジャンプする。 □・両足で跳ぶ。(ピョンピョンはねる。) □・幅跳び(両足をそろえて前に跳ぶ)をする。 □・片足で立つ。 □・スキップをする。 □・片足でジャンプする。 □・片足で前に跳ぶ。 □

跳 ・幅広いジャンプをする。 □・ケンケンパーをする。 □・線上歩行をする。 □

ぶ ・線上をピョンピョンはねる。 □・リズミカルなスキップをする。 □・川跳び、片足跳び、ゴム跳びなどをする。 □・助走を付け片足で踏み切り、できるだけ高く □遠くへ跳ぶ。

・反復横跳びをする。 □・台上からの立ち幅跳びをする。 □・馬跳びをする。 □・幅跳び、高跳びをする。 □・うさぎ跳びをする。 □・リズミカルに跳ぶ。 □・一回転跳びをする。 □・走り幅跳びをする。 □・走り高跳びをする。 □

水 ○水に慣れる。 □水 に ・シャワーを浴びる。 □

慣 ・膝くらいの深さの水中に入る。 □泳 れ ・水の中を歩く。 □

る ・水かけをする。 □・顔を水につける。 □

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・頭全体を水中に入れ潜る。 □・水中で石拾いをする。 □・水中でいろいろな遊びをする。 □

○一人でバタ足をする。 □バ ・顔を水に付けて鼻から息を出す。 □タ ・プールサイドを持って、バタ足をする。 □足 ・ビート板、浮きを使ってバタ足をする。 □

水 ・バタ足をする。 □浮 ○一人で浮いて、進む。 □く ・伏し浮きやけのびをする。 □

泳 ・ ・伏し浮きから立つ動作をする。 □進 ・けのびからバタ足をする。 □む ・浮いて、進む。 □

○一人でいろいろな泳法で泳ぐ。 □・息つぎの仕方を覚える。 □

泳 ・リズムよく息つぎする。 □・ビート板を使って、息つぎをしながら顔をつ □

ぐ けて進む。

・クロール、平泳ぎをする。 □・長い距離を泳ぐ。 □・いろいろな泳法で泳ぐ。 □

○ボールを投げる技能を高め、ドッヂボールやバ □スケットボールをする。

投 ・つるつるしたボールで遊ぶ。 □・つかんだ物を放す。 □・ボールを転がして遊ぶ。 □

げ ・でたらめに物を投げる。 □・ボールを投げる。 □・上手投げで小さなボールを投げる。 □

る ・ボールをはずませる。 □・投球動作を大人のようにする。 □

・ ・キャッチボールをする。 □・ボールを転がして的あてをする。 □

転 ・ボールを両手や片手で高く投げ上げ、素早く □捕球する。

・ボール投げ遊びをする。 □が ・ボール遊びをする。 □

ボ ・相手を狙ってボールを投げ当てる。 □・ドッヂボールをする。 □

す ・ラインサッカーをする。(ゴールキーパー) □・ポートボールをする。 □ー

・簡易ルールを使ったゲームをする。 □・パスやドリブルをする。 □

ル ・バスケットボールをする。 □・サッカーをする。(ゴールキーパー) □・ルールに従ったゲームをする。 □

○ボールを捕る技能を高め、ドッヂボールやバス □運 ケットボールをする。

・つるつるしたボールで遊ぶ。 □・手のひらで物をつかむ。 □

動 捕 ・くま手型で小さい玉をつかむ。 □・物をぎこちなくつまむ。 □

ら ・上手に小さい玉をつまむ。 □・大きいボールを胸で受けとめる。 □

え ・はずむボールをつかむ。 □・キャッチボールをする。 □

る ・転がってくるボールをよける。 □・転がってくるボールを捕らえる。 □・移動しながらボールをうけとめる。 □・バウンドしたボールを捕らえる。 □

・ボールを両手や片手で高く投げ上げ、素早く □捕球する。

・ボール遊びをする。 □・落ちてくる大きなボールを飛び上がって捕る。 □

捕 ・飛んでくるボールをよける。 □ら ・ドッヂボールをする。 □え ・ラインサッカーをする。 □る ・小さなボールのゴロやフライを捕る。 □

・ポートボールをする。 □・簡易ルールを使ったゲームをする。 □・ボールを追いかけてゴロやフライを捕る。 □

ボ ・パスやドリブルをする。 □・バスケットボールをする。 □

○ボールをけったり、打ったりする技能を高め、 □ー

サッカーや野球型のゲームをする。

ル ・ボールを前にける。 □け ・止まっているボールを力強くける。 □

運 ・転がってくるボールをける。 □る ・ボールけり遊びをする。 □

動 ・ボール遊びをする。 □・ ・方向を決めてボールをける。 □

・ラインサッカーをする。 □う ・小さなボールを手で打つ。 □

・ボールを追ってける。 □つ ・簡易ルールを使ったゲームをする。 □

・パスやドリブルをする。 □・サッカーをする。 □・ボールをバットで打つ。 □・ティーボールをする。 □・ルールに従ったゲームをする。 □

○模倣をしたり、いろいろな表現を工夫したりする。 □・片足で立つ。 □・片足でバランスをとる。 □・動物のまねをして、はねたり跳んだりする。 □・動物や乗物の模倣をリズミカルにする。 □・教師の動きを模倣をする。 □・軽やかに走る。 □

立 ・走りながら方向を変えたり、止めたりする。 □・ゆっくりと重い動作で歩いたり、走ったりする。□

つ ・軽やかに、柔らかに跳んだり、縮んだりしな □がら、速さ、高さ、方向を変えて、歩いたり、

・ 走ったりする。

・二人で対応する動きを調子を合わせてする。 □表 座 ・数人で対応する動きをする。 □

・重く柔らかく粘りのある感じをリズミカルに □る 曲線的な動きで表現する。

現 ・力が爆発する感じを直線的に早い動きで表現 □・ する。

・力強く、激しい感じを体の各部を使い、曲線 □運 並 的、直線的に、速く鋭く表現する。

・グループのそろった動きで、ストーリーの流 □ぶ れに従い、変化を付けて表現する。

動 ・グループで細やかな表現をする。 □○合図で立ったり、座ったり、並んだりする。 □・素早く立ったり、座ったりする。 □・「気を付け」「礼」をする。 □・体育の座り方をする。 □・縦に並ぶ、横に並ぶ。 □・決められた位置に並んで集まる。 □・合図で立ったり座ったりする。 □

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・一列に並ぶ。 □○合図で決められた位置に素早く集まり、整列する。 □

集 ・指示された位置に素早く集まる。 □合 ・「前へならえ」をする。 □

表 整 ・「右へならえ」をする。 □列 ・一列縦隊、横隊に整列する。 □

現 ・二列縦隊、横隊に整列する。 □・合図によって決められた隊形をとる。 □

運 ○合図にあわせて集団で決められた行動をとる。 □集 ・列になって行進する。 □

動 団 ・音楽に合わせて、決められた隊形で行進する。 □で ・列になって「右向け右」「左向け左」「回れ右」□の をする。

動 ・指示された位置に指示された隊形で整列する。 □き ・番号をかける。 □

・「右向け右」と同時に列の増減をする。 □・集団としての行動をする。 □

○自分や友達の体を大切にし、健康に気を付ける。 □・身体や身辺の清潔に気を付ける。 □

保 ・自分の体やその働きについて関心をもつ。 □・小さなけがや生理の処置について知る。 □

健 ・男女の違いを知り、お互いを尊重し合う。 □・生命の誕生の仕組みを知り、生命を大切にす □る心情を培う。

職業・家庭区分 学 習 内 容 チェック

仕 ○仕事をする場所にいて、説明をよく聞く。 □事 ・きちんと整列する。 □へ ・仕事場所を勝手に移動しない。 □の ・私語をせずに静かに説明を聞く。 □参 ・話す人を見ながら説明を聞く。 □加

○草取りをする。 □草 ・てみを持って集合する。 □取 ・教師の模倣により草を抜く。 □り ・草を根から抜く。 □

・草と作物とを見分けて抜く。 □・抜いた草の土をよくふるってからてみに入れる。 □

○じょうろで畑に水やりをする。 □・じょうろを持って集合する。 □

水 ・教師の模倣によりじょうろで水やりする。 □や ・水道の水をじょうろに入れる。 □

栽 り ・水やりする場所をよく見て水やりする。 □・畑に均一に水やりする。 □・ゆっくり歩きながら全体に水やりする。 □

培 ○みつぐわを使って畑を耕す。 □・みつぐわを持って集合する。 □

み ・教師の模倣でみつぐわのあげおろしをする。 □つ ・周囲の安全に気を付け耕す。 □ぐ ・耕すところをよく見て一カ所を耕す。 □わ ・深く(同じところを二度)耕す。 □

・土を畑の外にこぼさないように耕す。 □・畑の形を整えながら耕す。 □

ス ○スコップを使って土を掘る。 □コ ・スコップを持って集合する。 □ッ ・教師の模倣によりスコップを使う。 □プ ・片足をスコップに乗せて、深く土を掘る。 □

○耕運機を使って畑を耕す。 □

・耕運機使用方法の説明を聞く。 □耕 ・耕運機に異常がないか点検をする。 □運 ・エンジンを始動する。 □機 ・教師の模倣により耕運機で畑を耕す。 □

・畝から外れないように注意する。 □・作業が終わったら洗車して格納する。 □

○平くわで畝立てをする。 □平 ・平くわを持って集合する。 □く ・教師の模倣により平くわを使う。 □わ ・教師と一緒に平くわを持って土をすくう。 □

・溝の土をすくって、両側の畝に交互に上げる。 □○一輪車で荷物を運ぶ。 □

一 ・一輪車を持って集合する。 □輪 ・一輪車をバランスよく押すことができる。 □

栽 車 ・一輪車で荷物を運ぶことができる。 □・荷物が崩れないようにていねいに運ぶ。 □

○移植ごてで苗を移植する。 □培 苗 ・移植ごてを持って集合する。 □

の ・教師が苗を移植するのをよく見る。 □移 ・移植ごてで同じ間隔に穴を掘る。 □植 ・穴に1本ずつ苗を置いていく。 □

・苗を植えて根元の土を押さえる。 □・じょうろで水やりする。 □

野 ○ナスを収穫する。 □菜 ・収穫用のかごを持って集合する。 □の ・収穫できるナスを見分ける。 □収 ・はさみを使って切り取る場所が分かる。 □穫 ・収穫したナスをきれいに洗う。 □

・ナスを袋詰めする。 □○安全に配慮して仕事をする。 □

作 ・農具を投げたり、振りまわしたりしない。 □業 ・仕事に関係のない農具や機械に勝手に触らない。□の ・自分の仕事を途中で止めて、他の場所へ移動 □安 しない。

全 ・他人の仕事の邪魔をしない。 □・危険な箇所へは近づかない。 □・自分の仕事を最後までやり遂げる。 □

○後始末をきちんとする。 □・自分の農具(作物等)と、他人の農具(作物 □

後 等)を間違えない。

始 ・農具(作物等)を大切に取り扱う。 □末 ・使った農具を定位置に戻す。 □

・自分の周りのゴミを拾う。 □・進んで掃除をする。 □

1 準備

①教室移動

・木工室の場所が分かる。 □製 ・木工室の鍵を開ける。 □

木 ・木工室の照明、換気扇のスイッチをONにする。 □作 ・木工室の窓のロックの解除方法が分かる。 □

材 ・木工室の窓を開ける。 □の ②挨拶

加 ・脱帽し、姿勢を正す。 □準 ・号令に従って、始業の挨拶をする。 □

工 ③出欠席の確認

備 ・点呼に返事をする。 □④服装と持ち物の確認

・作業服(上下)、作業帽子を着用する。 □・身だしなみを整える。 □・作業日誌、タオル、筆記用具を用意する。 □

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⑤作業の確認

・本日の作業内容が分かる。 □製 ・自分の取り組んでみたい作業内容・作業行程 □作 を選択する。

の ○仕事をする場所にいて、説明をよく聞く。 □準 ・きちんと整列する。 □備 ・仕事場所を勝手に移動しない。 □

・私語をせずに静かに説明を聞く。 □・話す人を見ながら説明を聞く。 □⑥材料、道具の確認

・本日の作業、自分の希望した作業工程に必要 □な材料や道具が分かる。

・材料や道具を作業を行う場所に準備する。 □2 製作

(1)あらけずり

①自動かんな盤の使用

・自動かんな盤が分かる。 □・自動かんな盤の危険性を知る。 □・自動かんな盤の安全な使い方を知る。 □・電源スイッチのOFF、ONの文字が分かり操作する。□・電源スイッチのOFF(赤)、ON(黒)の色が分 □かり操作する。

・電源スイッチのOFF(下)、ON(上)の位置が □分かり操作する。

・材料の厚さを測り、テーブル昇降ハンドルを □回してテーブルの高さを調整する。

木 ・材料をまっすぐ送り込むことができる。 □・送り出された材料を、受け取ることができる。 □

(2)材料取り

材 ①けがき

製 ・さしがね、直角定規の目盛りが分かる。 □・さしがね、直角定規を使って寸法をけがきを □

加 品 する。

・材料の基準面とさしがね、直角定規など、し □の っかり密着固定して、線を書く。

工 ・材料の節や割れが分かる。 □製 ・材料の節や割れを避けてけがきをする。 □

②のこぎり引き

作 ・材料の切断に適した工具を選択する。 □(両刃のこぎり)

・のこぎりが分かる。 □・のこぎりを両手で持つ。 □・のこ身と顔の中心が一致するようにして、両 □手引きの姿勢を取る。

・切り始めは、爪かあて木を案内にして、のこ □身のもとのほうで、引き溝を作る。

・けがき線を意識して、まっすぐ切る。 □・手前に引くときに軽く力を入れ、刃わたりい □っぱいに使って切る。

・繊維方向に対して直角に切る場合に、両刃の □こぎり横引き用の刃を使う。

・繊維方向に沿って切る場合には、両刃のこぎ □り縦引き用の刃を使う。

・切り終わりは、引く角度を水平近くにして、材料が□欠けないように配慮して、やさしくのこを引く。

○のこで板を切断する。 □・道具箱からのこを出す。道具箱にていねいに □収める。

・材料に釘等が付いていないか、よく調べる。 □・教師がのこを使う様子をよく見て模倣する。 □

・材料を万力で固定する。 □・けがき線の上にのこをきちんと当て、のこを □両手で垂直に支える。

製 ・のこの縦引き用、横引き用の刃を区別して使 □品 い分ける。

の ・引くときに力を入れて切断する。 □製 ・まっすぐに切断する。 □作 ・安全に気を付けて、教師と一緒に電動のこで □

まっすぐに板を切断する。

・教師と一緒に電動糸のこ機を使って、丸く切る。 □・自分だけで電動のこを使って板をまっすぐに □切断する。

・自分だけで電動糸のこ機を使って、丸く切る。 □3 部品加工

①糸のこ盤の使用

・糸のこ盤が分かる。 □・糸のこ盤の危険性を知る。 □・糸のこ盤の安全な使い方を知る。 □・手元の電源スイッチのOFF、ONの文字が分かり □操作する。

・手元の電源スイッチのOFF(赤)、ON(黒)の色 □が分かり操作する。

・手元の電源スイッチのOFF(下)、ON(上)の位 □置が分かり操作する。

・足下の押しボタンスイッチを右足で押し込み、□OFF、ONの切り換えをする。

・材料の厚さにあわせて材料押さえの高さを調 □部 節する。

木 ・テーブルと押さえの間に、材料を固定する。 □・けがき線に合わせて、直線切りをする。 □

品 ・けがき線に合わせて、曲線切りをする。 □材 ・糸のこ刃の上下が分かる。 □

・糸のこ刃の交換ができる。 □加 ②ボール盤の使用

加 ・ボール盤が分かる。 □・ボール盤の危険性を知る。 □

工 ・ボール盤の安全な使い方を知る。 □工 ・電源スイッチのOFF、ONの文字が分かり、操作する。□

・電源スイッチのOFF(赤)、ON(黒)の色が分 □かり操作する。

・電源スイッチのOFF(下)、ON(上)の位置が □分かり操作する。

・必要な径のドリル刃を選ぶ。 □・チャック回しを使って、ドリル刃の交換をする。□・材料に応じて、テーブルの高さを調整する。 □・材料をテーブルや機械万力に固定する。 □・主軸上下用ハンドルを回し、目盛りを見なが □ら、必要な深さに穴あけをする。

③トリマの使用

・トリマが分かる。 □・ボール盤の危険性を知る。 □・ボール盤の安全な使い方を知る。 □・電源スイッチのOFF、ONの文字が分かり操作する。□・補助具に材料を固定して、切削する。 □

4 組み立て

組 ①接着

み ・接着剤が分かる。 □立 ・木材の接合には、酢酸ビニル樹脂エマルジョ □て ン系の接着剤を使うことを知る。

・金属や硬質プラスチックにはエポキシ樹脂系 □

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の接着剤を使うことを知る。 □・材料に適した接着剤を選ぶ。 □・接合部に接着剤を塗る。 □・接合部に接着剤を塗り、薄く均一にのばす。 □・加圧してしっかり接着する。 □・必要に応じてはたがねを使って、材料を固定する。 □②接合(釘打ち)

・げんのうが分かる。 □・げんのうの平らな面と曲面を区別する。 □・接合部のけがきをする。(釘を打つ位置) □・ボール盤や電気ドリルを使って、釘の下穴を □開ける。

・釘の長さや種類が分かる。 □・製品や材料に応じた釘の種類、長さを選択する。□・げんのうを使って釘を打つ。 □・始めはげんのうの平らな面で打ち、釘の頭が残 □る程度まで打ち込み、その後、げんのうの曲面で打つ。

○金づちで釘を打つ。 □・道具箱から金づちを出す。道具箱にていねい □に収める。

・教師が釘を打つのをよく見て模倣する。 □・立っている小さい釘(2~3cm)の頭を打つ。 □・立っている大きい釘(5~6cm)の頭を打つ。 □・打つときに手元を下げない。 □・力を入れて、根元まで打ち込む。 □・途中で曲げないように、真上から打つ。 □・曲がった釘は、釘抜きで抜き取る。 □

木 組 (コースレッド、木ねじ)

・コースレッド、木ねじが分かる。 □・+ドライバー、-ドライバーが分かる。 □

材 み ・ねじを止める場所に、ポンチなどでくぼみを □付ける。

・くぼみにねじの径とほぼ同じドリルで穴を開 □加 立 ける。

・ねじの頭と同径のドリルで座ぐりをする。 □・コースレッド、木ねじの長さや種類が分かる。 □

工 て ・製品や材料に応じたコースレッドや木ねじの □種類、長さを選択する。

・ドライバーでコースレッドや木ねじをねじ込む。□・コースレッドや木ねじがドライバーと一直線にな□るようにまっすぐ当て、押しつけながら回す。 □

○きりを使う。 □・きりを道具箱から出す。道具箱にていねいに □収める。

・教師がきりやねじ回しを使う様子をよく見て、□模倣する。

・材料の下に添え木を置いてきりを使う。 □・三つ目ぎり、四つ目ぎりの違いが分かる。 □・両手できりの丸棒を回して、三つ目きりで、 □下穴を開ける。

・四つ目きりを使って垂直に下穴を開ける。 □・きりの危険性を理解し、使わないときはいつ □もキャップをはめておく。

・きりを両手で回しながら下に力を加え、深く □穴を開ける。

○ねじ回しを使う。 □・下穴に木ねじを入れてねじ回しの先を溝には □める。

・手に力を入れてねじ回しを右に回す。 □・真上から力を加え、木ねじを垂直にねじ込む。 □

・全ての木ねじを根元までねじ込む。 □・ねじ回しを反対に回して、木ねじを抜き取る。□

組 ③仕上げ

○サンドペーパーの使用 □み ・サンドペーパーが分かる。 □

・サンドペーパーの粗さの違いが分かる。 □立 ・繊維方向にむらなく磨く。 □

・サンドペーパーの表裏をよく確かめ、区別する。 □て ・教師がサンドペーパーで磨く様子をよく見て □

模倣する。

・サンドペーパーを手に持って磨く。 □・教師がヤスリで修正したところをきれいに仕 □上げる。

・同じところばかり磨くのでなく、全体を一様 □に磨く。

・表面がきれいになるまで、根気よく磨く。 □5 塗装

①塗装 □塗 ・ペンキ、ポスターカラー、ニスが分かる。 □

・はけや筆の違いが分かる。 □・はけや筆を使って塗装する。 □

装 ・はけや筆を使って、繊維方向に塗る。 □・塗る場所と塗る順序を考え、塗りにくいとこ □ろから塗る。

・塗り始めに端ではけや筆をしごかずに塗る。 □・塗装後、はけや筆、容器を洗う。 □

6 販売

木 ①ラッピング

・製品に応じた大きさの袋を選ぶ。 □・袋の口を大きく開け、製品を同じ向きに入る。 □

材 ・製品を袋に入れるときに、袋にしわや汚れを □付けないように入れる。

・製品を入れた袋を裏側でテープ止めする。 □加 ・袋の折り返しと平行にテープ止めをする。 □

②価格表(値札)

販 ・値札の紙に価格を大きく、はっきり記入する。□工 ・値札を製品に同じ向き、同じ位置に貼り付ける。 □

・値札の両面テープをはがしたり、テープで製 □売 品に貼り付ける。

③販売品目

・木製品の名前が分かる。 □・種類ごとに木製品を分類する。 □・木製品の数を数える。 □・木製品の種類、価格、数量を表に記入し整理する。 □④販売

・POP広告(価格表を含む)を制作する。 □・お客さんの呼び込みをする。 □・お客さんに挨拶をする。 □・お金の種類が分かる。 □・製品の価格と現金が分かる。 □・お金の計算をする。 □・おつりを計算する。 □・製品を包装する。 □・お客さんにお礼を言う。 □・お金の管理をする。 □

7 後始末・清掃・反省①材料、道具・道具をケースに収納したり、材料を箱に入れ □たりして整理する。

・使用した道具や未使用の材料などを元の位置 □に戻して整理する。

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②清掃・ほうきやちりとりが分かる。 □・掃除の手順が分かる。 □・木くず、紙ゴミ、プラスチックなどの分類が □でき、それぞれのゴミ箱に捨てる。

・工作いすを工作台の上に上げる。 □・ほうきを使ってはき、ちりとりでゴミを集める。 □

木 ・集塵機が分かる。 □後 ・集塵機の電源スイッチのOFF、ONが分かり操作する。 □

・集塵機で吸い込んではいけない物があることを知る。□材 始 ・ぞうきんで工作台の上を拭く。 □

・ぞうきんを洗って、ぞうきんかけに干す。 □末 ○後始末 □

加 ・自分の道具(作品等)と他人の道具(作品等)□・ を間違えない。

・道具(作品等)を大切に取り扱う。 □工 清 ・使った道具を定位置に戻す。 □

・自分の周りのゴミを拾う。 □掃 ・進んで掃除をする。 □

③反省

・ ・衣服に付いたほこりを、屋外で払い落とす。 □・手洗い、うがいをする。 □

反 ・本日の活動内容を日誌に記入する。 □・日誌記入の確認を受ける。 □

省 ④挨拶

・脱帽し、姿勢を正す。 □・号令に従って終わりの挨拶をする。 □⑤退出

・作業日誌、タオル、筆記用具を教室に持ち帰る。□・木工室の窓を閉める。 □・木工室の照明、換気扇のスイッチをOFFにする。□・木工室の鍵を閉める。 □

○1枚の板で、簡単な工作をする。 □・自分の材料(作品)に名前を書く。 □・教師の作業手順(型どり、のこ引き、ヤスリ □

一 がけ、ペーパーがけ)をよく見る。

枚 ・型紙(又は木型)をきちんと押さえて鉛筆を □板 垂直に持ってけがく。

で ・のこで板を切断する。 □の ・ヤスリで角を丸める。 □工 ・サンドペーパーで表面を磨き、板目を出す。 □作 ・板の表面をガスの炎で焼く。 □

・たわしを使って水洗いする。 □・目の小さいサンドぺーパーで、少し磨いて仕上げる。□

木 ・ニスを塗る。 □板 ○板をつなぎ合わせて工作をする。 □を ・自分が作る物を決める。 □つ ・板の表面に木取りをする。 □な ・のこで板を切る。 □

工 い ・きりで釘打ちの下穴を開ける。 □で ・板の面を合わせて、釘で打ち付ける。 □の ・ヤスリで面取りをして、あら仕上げをする。 □工 ・サンドペーパーで木目を出して仕上げる。 □作 ・ニスを塗る。 □安 ○安全に配慮して仕事をする。 □全 ・道具を投げたり、振りまわしたりしない。 □へ ・仕事に関係のない道具や機械に勝手に触らない。□の ・自分の仕事を途中で止めて、他の場所に移動 □配 しない。

慮 ・他人の仕事の邪魔をしない。 □

・危険な箇所へは近づかない。 □・自分の仕事を最後までやり遂げる。 □

○紙やその他の材料に必要な線や図形を描く。 □木 ・定規を使って実線や波線、一点鎖線を引く。 □

製 ・簡単な見取り図を読み取る。 □工 ・簡単な正面図、側面図、平面図、断面図を読 □

図 み取る。

・簡単な正面図、側面図、平面図を描く。 □・原寸、縮尺1/2について、ある程度理解する。 □・簡単な見取り図を描いて、寸法を記入する。 □・製図を見ながら、木工材料に木取りをする。 □

○はさみで切る。 □・はさみを正しく持つ。 □

は ・教師を模倣し、はさみを開いたり、閉じたりする。□さ ・はさみで紙を切る。 □み ・はさみで布を切る。 □

・はさみで糸を切る。 □・はさみで形をきれいに切り抜く。 □

○針に糸を通す。 □針 ・針の危険性を知る。 □と ・作業前と作業後に、針の数を確認する。 □糸 ・針と糸を正しく持つ。 □

・糸の先を整えながら針に通す。 □ボ ○2穴のボタンを付ける。 □タ ・ボタンの役目を知る。 □ン ・ボタンを付ける位置を知る。 □つ ・教師の模倣により布に針を通す。 □け ・ボタンの表裏、布をすくう幅、足のつけ方、 □

糸の巻き方など、一つ一つを確認して付ける。

被 ○適当な針目でなみ縫いをする。 □な ・指ぬきのはめ方、針の持ち方を知る。 □み ・糸を付けず、針だけで縫う。 □縫 ・針に糸を通し、玉結びをする。 □い ・玉留めをする。 □

・ぞうきんを縫うための、縫い取り箇所を知る。 □・ぞうきんを縫う。 □

○ミシンで簡単な物を作る。 □服 ・ミシンの出し入れをする。 □

ミ ・教師の模倣により、電源を入れ、空縫いをする。 □シ ・布と糸と針の関係を知る。 □ン ・下糸を巻く。 □を ・上糸を掛ける。 □使 ・下糸を中がまに入れ、下糸を出す。 □う ・直線縫いをする。 □

・上糸と下糸の強さのつり合いをとる。 □・つぎあてをする。 □

○上靴を手で洗濯する。 □・洗濯しやすい身じたくをする。 □・洗濯に必要な用具をそろえる。 □・上靴を水にひたし、石けんをつける。 □・ブラシで汚れを落とす。 □

洗 ・きれいにすすぐ。 □・さおやロープを拭き、上靴を干す。 □・洗濯挟みで止めておく。 □

濯 ○洗濯機を使って洗濯する。 □・洗濯機の操作を覚える。 □・洗濯物の量によって、水量や洗剤の量を調節 □できる。

・さおやハンガーにかけて干す。 □○アイロンがけをする。 □

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・プラグをコンセントに差す。 □・アイロンの温度を布地に応じて調節する。 □

洗 ・取り扱いに十分注意し、安全に配慮する。 □・ハンカチやタオルなどにアイロンをかける。 □

被 ・シャツなどにアイロンをかける。 □濯 ・プラグを外し、安全な場所にしまう。 □

○洗濯物をたたむ。 □・タオルなどを4つに折りたたむ。 □・タオルなどの角を合わせ、正確に4つに折りたたむ。□

服 ・シャツなどをたたむ。 □衣 ○気温や季節に合った着方をする。 □服 ・衣服の役目について知る。 □の ・1日の気温の変化や日本の気候を知る。 □選 ・気候にあった素材を知る。 □択 ・暖かい着方や涼しい着方を知る。 □食 ○食器をきれいに洗う。 □器 ・汚れの種類と食器の材質を知る。 □を ・食器を洗う手伝いをする。 □洗 ・適した洗剤を付ける。 □う ・食器をできるだけきれいに洗う。 □

・しっかりとすすぎ、水気を拭き取る。 □○まな板の上で包丁を使って切る。 □・清潔で働きやすい身じたくをする。 □・石けんで手を洗う。 □

包 ・用具を整える。 □丁 ・まな板は水で濡らし、よく拭き取っておく。 □の ・教師をまねて、包丁を正しく持つ。 □使 ・大根をおおまかに輪切りにする。 □用 ・両手を使って、きれいに大根などを輪切りにする。 □

・イチョウ切りやちぎり、みじん切りをする。 □・包丁でさつまいもの皮むき、ゴボウのささが □きなどをする。

○電気炊飯器を使ってご飯を炊く。 □・米を量り、米をとぐ。 □・水の分量を量る。 □・内釜を正しくセットし、プラグをコンセント □

加 に差してスイッチを入れる。

食 熱 ○安全で正しくガス器具を使う。 □器 ・ガスの危険性を知る。 □具 ・元栓の開け方、閉め方を知る。 □の ・点火から消火までの手順を知る。 □

物 使 ・お湯を沸かして、即席ラーメンを作る。 □用 ○火かげんを調節しながら調理する。 □

・弱火、中火、強火の区別を知る。 □・ゆでる。 □・炒める。 □・焼く。 □

○配膳を一人でする。 □・食事をする人数を確認する。 □

配 ・食器を人数分そろえる。 □膳 ・一人分の量を確かめる。 □

・茶碗にご飯をついだり、惣菜などを盛り付ける。□・食器を正しい位置に置く。 □

○食事作法をきちんと守る。 □・食事の前に手を洗う。 □

食 ・「いただきます」と挨拶を言う。 □事 ・箸を正しく持つ。 □作 ・茶碗を正しく持つ。 □法 ・ご飯やおかずを取り合わせて食べる。 □

・食べるとき、音を立てない。 □

・食べ終わったら、食器や箸をきちんと置く。 □○調理用具の後片付けや食事の後片付けをする。 □

食 後 ・汚れた食器を流しに運ぶ。 □片 ・食卓をきれいにする。 □

物 付 ・食器を洗う。 □け ・洗った食器を拭き、決められた場所にしまう。 □

・残飯を処理する。 □・燃えるゴミやプラスチックゴミの分別をする。 □

○指示どおりにぞうきんで拭く。 □・バケツに水を用意する。 □・ぞうきんを水に浸ける。 □・ぞうきんを水の中で広げ、もみ洗いをする。 □・ぞうきんを絞って、水気をきる。 □・指示された所を拭く。 □

○ぞうきんを使って自分で拭く。 □掃 ・ぞうきんの両端をねじって絞る。 □

・力一杯できるだけかたく絞る。 □・力を入れて拭く。 □・すき間のないように拭く。 □・隅々までていねいに拭く。 □・凹凸のあるところは凹凸に沿って拭く。 □・汚れの程度にあわせて拭く。 □

家 ・バケツの水が汚れたら、水を換える。 □・ぞうきんはいつもきれいに洗って乾かしておく。 □

○ほうきで掃除をする。 □庭 除 ・ほうきを正しく持つ。 □

・ゴミのあるところを掃く。 □・障害物を動かして掃く。 □

生 ・スペースをまんべんなく掃く。 □・ちりを一カ所に集めるように掃く。 □・角や狭いところはほうきを縦にして掃く。 □

活 ・先をはねあげないようにして、畳の目や板の □継ぎ目に沿って掃く。

・ちりとりを斜めにしたり、ずらしたりして、 □ちりを取る。 □

○掃除機を使って掃除する。 □・電源にコードを差し込む。 □・スイッチのON、OFFができる。 □・大きなゴミは取り除いておく。 □・ゴミのある所に掃除機をかける。 □・スペースをまんべんなくかける。 □・場所によって吸い込み口の部品を取り替えて □使う。

・掃除機の袋にたまったゴミの処理ができる。 □○住まいの簡単な手入れや室内の飾付けを工夫する。 □・快適に生活するために、整理整とんの大切さを知る。□

整 ・教室や家の汚れ調べをする。 □理 ・自分の学用品や持ち物を整理して、不要になった□整 物、新しく必要になった物を記録し確認する。

と ・日常の出し入れや安全を考えて、自分の身の □ん 回りの整理整とんをする。

・空き缶に布や紙を貼って小物入れを作り、装 □飾する。