Post on 24-Apr-2020
世界遺産歴史・文化物
伊佐香織 城間季美子
中塚涼子 山城美紀
与儀麻里乃
世界遺産とは・・・?
ユネスコが中心となって進める、人類共通の「宝物」のこと。
• 文化遺産
• 自然遺産
• 複合遺産
• 危機遺産
世界遺産 登録件数
世界遺産の歴史
• 1959年 ヌビア水没遺跡救済
キャンペーン開始(ユネスコ)
• 1972年 世界の文化遺産および
自然遺産の保護に関する条約
(世界遺産条約) が採択
• 1975年 正式発効
世界遺産の歴史
• 1978年 第一号の世界遺産リスト登録
(イエローストーン、
ガラパゴス諸島など)
• 1992年 日本が世界遺産条約に批准
モン・サン=ミシェルとは・・・?
• フランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ修道院。
• カトリック巡礼地の一つ。
• 1979年「モン・サン=ミシェルとその湾」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録。
モン・サン=ミシェルの歴史
• 708年
大天使ミカエルのお告げにより礼拝堂を作ったのが始まり
• 966年
ベネディクト会の修道院を島にたてる。
• 13世紀
増改築を重ねてほぼ現在の形になる。
モン・サン=ミシェルの歴史
• 18世紀末
フランス革命時に修道院が閉鎖され、監獄として使われる。
• 1865年
再び、修道院として復元され、ミサが行われる。
• 19世紀
陸との間に鉄道・道路ができ、陸続きになる。
• 1979年
世界遺産に登録。
モン・サン=ミシェルの特徴
• 潮の干満が激しい。
• カトリックの巡礼地。
• 天空の神の国
• 巨大な修道院建築。
「唯一無二の傑作」
世界遺産 人気ランキング
1 アンコール遺跡(カンボジア)
2 モン・サン=ミシェルとその湾(フランス)
3 パリのセーヌ河岸(フランス)
4 ヴェルサイユの宮殿と庭園(フランス)
5 ヴェネツィアとその潟(イタリア)
出展:地球の歩き方 HP
モン・サン=ミシェルの課題
• 島と陸を結ぶ道路により、周囲に大量の砂が堆積し、幻想的な景観が失われつつある。
↓• かつての神秘性のある姿を取戻すため、
2009年 道路の取り壊し
2010年 新たな橋の建立
が計画されている。
白川郷の歴史
• 江戸時代・・・養蚕と豪雪による作業軽減の為、合掌造りになったと考えられている。
• 19世紀末~20世紀末・・・戸数が激減
• 昭和46年・・白川郷荻町集落で自然環境を守る会が発足。
• 昭和51年・・国の重要伝統的建造物群保存地区に指定。
• 平成7年・・世界遺産に登録
白川郷とは
• 岐阜県北西部、大野郡の庄川上流域
• 「合掌造り」家屋を中心とした山村
一般の民家に比べ規模が大きく、屋根の勾配が急傾斜
除雪、養蚕のための家
• 日本を代表する歴史的遺産
中塚涼子
世界遺産になっての影響
• プラスの面
土地の知名度アップ
伝統を伝えることができる
雇用効果
• マイナスの面
住民への影響
過疎化、高齢化が進んでいる
白川郷の課題
• 通過型の観光となってしまっている。
• 特産品が少ない。
• 白川独自のものを買わない。
• 観光客が増加してもお金が地域に落ちない。
日本で行きたい世界遺産ランキング
① 屋久島・鹿児島 ⑥ 厳島神社・広島
② 知床・北海道 ⑦ 法隆寺地域の仏教建造物・奈良
③ 白神山地・青森、秋田
⑧ 原爆ドーム・広島
④ 琉球王国のグスク及び関連遺産群・沖縄
⑨ 古都京都の文化財・京都
⑤ ⑩ 紀伊山地の霊場と表詣道・和歌山
首里城公園• 14世紀末創設
• 中国や日本の文化も混合する琉球独特の城
• 沖縄戦等で過去4回焼失
• 1992年11月復元(一部)
• 2000年、九州沖縄サミット社交夕食会開催場
• 2000年、首里城跡、園比屋武御嶽石門、玉陵が世界遺産へ登録
※『琉球王国のグスク及び関連遺産群』として登録されたが、登録は「首里城跡(しゅりじょうあと)」であり、復元された建物や城壁は世界遺産ではない。
概要位 置 沖縄県那覇市首里当蔵町
都市計画決定面積 約4.7ha(開園面積約2.5ha)
着手年度 昭和61年度
供用開始 平成4年度
復元の意義 ⅰ貴重な国民文化遺産の回復
Ⅱ新たな県民文化の創出
ⅲ伝統技術の継承と発展
ⅳ歴史的風土探訪の場の形成
管理 国営沖縄記念公園事務所
財団法人海洋博覧会記念公園管理財団
那覇空港から約10キロの位置
モノレール駅・バス停が周辺にある
世界遺産としての首里城
• 2000年12月、
『琉球王国のグスク及び関連遺産群』が、日本で11番目の世界遺産として文化遺産に登録
沖縄観光における位置利用者状況
平成5年大河ドラマ「琉球の風」により前年より大幅に増加
平成7年入園者500万人達成
平成14年入園者2,000万人達成
平成18年 入園者3,000万人に達成
平成18年 入園者 2674,641人
ポイント
• 入園者の9割以上が県外観光客
• 沖縄県における、最も印象に残る観光地で海洋博記念公園、海・ビーチに次いで3番目
※しかし、入場料金においては他の観光施設の中でも「やや不満度」の項目が一番高い
(沖縄県観光商工部の平成18年度観光統計実態調査)
平成18年度アンケートによる利用実態調査(来園者内訳)
首里城公園の強み
• 沖縄の独特な文化の象徴
• 周辺地域の整備
• 充実したバリアフリー対応
• 公園内でのイベントやショー
(週3~4の琉球舞踊ショー・年3回の歴史的な催し)
記念写真、スタンプラリーパンフレット、ライトアップ
→世界遺産としては多彩なプログラム
• 駐車場
• 有料区、無料区
• 世界遺産認定と沖縄観光ブーム
首里城公園の課題
• 周辺整備
• 海外旅行者の受け入れ体制
(パンフレットや展示だけではなく、音声やガイドなど)→世界遺産としての対応
• 地元への配慮
比較
モンサンミシェル 白川郷 首里城
タイプ 修道院 民家 城
面積 28ヘクタール 360万ヘクタール 2.5ヘクタール
年間観光客数(2006年)
約300万人 約138万人 約267万人
入場料金 8ユーロ(1,280円)
300円 800円
建設された年 8世紀 18~19世紀 14世紀末
特産品 オムレツクッキー
酒 のーまんじゅうちーるんこー
メディアでの活用
NHK• 探検ロマン世界遺産
主に世界遺産の謎、背景、ロマンをとりあげる
• シリーズ世界遺産100
5分サイズでコンパクトに放映。
TBS• 世界遺産
主に映像を魅せる。
重要ポイント
• 世界遺産からのメッセージ
観光事業とのバランスが大事
私たちに多くのものを教えてくれる世界遺産は観光開発に使いやすい。
しかし、そのために危機に瀕している世界遺産を守り、後世に伝えていくことが重要である。
おしまい