第4送信機改造説明 -...

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第4送信機改造説明

(1) 改造のペースとした送信機: ケンウッドTS940V 製造番号:9060010    JARL登録機種番号:TH91

(2)  改造内容

  A:TS940VタイプからTS940Sタイプに改造     コントロールユニット及びファイナルユニットをVタイプからSタイプに交換

  B:28MHZ帯出力制御回路の除去     本品は28MH帯の出力が50Wに制限されていた時代の製品であり、 内蔵のマイコンが発生する    28MHZ 出力制御信号により28MHZは50W出力に低下するよう設計されていたので、出力信号を    カットして、他の周波数と同じ出力になるように改造した。

   C:同様に18MHZ、24MHZ帯についてもアマチュア無線に解放されていない時代の製品であり        送信ができないように設計されていた。メーカー発表の改造手順にしたがい、18MHZ,24MHZ帯も    送信できるように改造した。

   D:本品は日本では100W出力として販売されていたが、海外仕様品はそれよりも高出力品として    販売されており、電源、終段などもそれに対応した大容量のものが使われている。

     今回の改造では、ALCレベル調整用のボリューム設定を、日本仕様の100Wから200Wに設定     変更することにより、200W出力改造を達成した。

     ALCレベル設定用のボリュームはメーカーの回路図上でVR2と表示されている。    添付図面にVR2付近の回路を示す。

    ALCレベル設定中に300Wまで出力させてみたが、10秒程度の短時間なら問題なく動作することを    確認しており、定格出力として200Wで動作させれば、直線性、耐久性の点からも問題ないことが    確認できたので、VR2は14MHZで200Wになるように調整した。この状態で、各バンドとも200W±    10%なることを確認した。

    添付写真に、ダミーロードに対して、14MHZ、200W出力が得られた測定写真を示す。

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(3) 添付図面

(4)  添付写真

測定レンジはX10(300Wフルスケール)ダミーロード使用測定周波数:14MHZ

以上