①除染について - Iitate宅地 26,014 2.34 1.02 56% 0.79 66% 農地 15,194 2.22 1.07 52% -...

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①除染について

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除染工区について飯舘村除染対象地区

臼石

二枚橋・須萱関根・松塚

大久保・外内

前田・八和木

長泥(帰還困難区域)

前田

深谷

飯樋町

小宮

蕨平

比曽

上飯樋

伊丹沢

関沢

八木沢・芦原

草野

宮内

佐須大倉

飯樋町

【終了】平成24年度飯舘村除染等工事(その1)

【終了】平成25年度飯舘村除染等工事(その1)

【施工中】平成26年度飯舘村除染等

工事(その1)

【施工中】平成26年度飯舘村除染等

工事(その2)

【終了】平成25年度飯舘村除染等工事(その2)

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除染工事のスケジュール

①宅地及びその近隣について、平成27年6月末迄に除染を終了しております。

②残りについて、平成28年度内の完了を目途に除染を実施します。更に作業の加速化・円滑化を図り、可能な限り工期の短縮に努めます。

※同意取得等を基にした現時点の想定スケジュール。※除染工事終了後、事後モニタリング及びフォローアップ等の対応。

項 目 平成26年度 平成27年度 平成28年度

宅 地(及びその近隣)

農 地

森 林(宅地・農地・道路の近傍)

道 路

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除染の同意取得状況

○同意取得の割合については、99.6%となっています。(4月末現在)○同意をいただき次第、宅地を含めて順次、除染作業を実施中です。

※平成28年4月末時点

関係人数 同意取得済同意取得中(未同意)

同意割合

村合計 2,902 2,890 12 99.6%

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家屋、庭、周辺の森林等を面的に除染した後、

・半年~1年後に事後モニタリングを実施します。・線量の増加が見られた箇所等、線量の高い箇所の有無を確認します。・これらの箇所について、現場の状況に応じて必要な土壌の除去等を実施

します。・その後も事後モニタリングを継続します。・皆さまからの線量等に関するご相談を承ります。

①「除染に関する相談窓口」による対応(飯舘村役場本庁舎内に環境省職員が窓口として常駐しています。)

② 事後モニタリングの継続③ 現場の状況に応じて、必要な土壌の除去等

除染のフォローアップ対応について

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事後モニタリングの概要

除染効果の維持を確認するため、以下のとおり平成27年度に事後モニタリングを実施しました。

測定点数

・19行政区の宅地ほか: 約44,000点

測定方法

除染実施前後の測定記録(緯度経度情報)、航空写真をもとに測定

平成28年度も、宅地の2回目の事後モニタリングを実施予定です。

平成27年7月~平成27年12月まで現地調査を行いました。

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・放射性物質が集積しやすい箇所については、除染事業でしっかり対応していますが、事後モニタリングの結果、除染効果が維持されていない地点や仮に新たに汚染が確認された場合については、フォローアップ除染を行っていきます。

<放射性物質が集積しやすい箇所のイメージ(例)>

雨樋下

屋根の雨だれ部

舗装面のひび割れ 法じり

77フォローアップ除染の概要

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宅地の空間線量率1mの平均値は、0.79μSv/h。除染前の平均値に比べ66%低減。

【空間線量率1m 地目別の変化】

地目 測定点数除染前

空間線量率1m(μSv/h)

除染後空間線量率1m(μSv/h)

除染前⇒除染後低減率

今回空間線量率1m(μSv/h)

除染前⇒今回低減率

宅地 26,014 2.34 1.02 56% 0.79 66%

農地 15,194 2.22 1.07 52% - -

森林 10,699 2.40 1.67 30% - -

道路 7,723 1.66 1.01 39% - -

<宅地>除染前線量測定時期:平成24年6月~平成27年7月除染後線量測定時期:平成24年10月~平成27年8月事後モニタリング時期 :平成27年7月~平成27年12月

<農地、森林、道路>除染前線量測定時期:平成24年10月~平成28年4月除染後線量測定時期:平成24年11月~平成28年4月事後モニタリングは平成28年度以降に実施予定

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除染の効果~地目別の低減率~(結果速報)

参 考 資 料

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• 平成27年12月末時点で、線量は以下のように低減しています。

【空間線量率1m 線量マップ】

除染の効果~宅地及び周辺の農地、森林の放射線量の推移~

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除染前

除染前線量測定時期:平成24年6月~平成27年7月

除染後

除染後線量測定時期:平成24年10月~平成27年8月

今回

事後モニタリング測定時期:平成27年7月~平成27年12月

※ 線量マップ : 宅地及び周辺の農地、森林の同一地点で除染前、除染後、事後モニタリングを測定した約44,000点を100mメッシュ内毎に平均化して作成

仮置場等位置図

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平成28年3月31日時点計87箇所

0.00

0.50

1.00

1.50

2.00

2.50

空間線量率(μS

v/h)

小宮中屋敷仮置場における空間線量率の推移

※詳細な設計及び具体的な監視位置の決定は、現地調査結果に基づきます。

搬入後の測定値

搬入前の測定値:2.13μSv/h

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仮置場等の設置について

仮置場の管理方法について1.通常の巡回(週に一度)

・ 仮置場(付帯施設を含む。)の飛散防止措置、雨水等の進入防止措置、流出防止措置、立入制限措置を確認

2.異常気象時の巡回(随時)

・ 台風、豪雨、火災(近接箇所含む)、又は地震等により管理対象仮置場等の状態に変化が生じる恐れがある場合に状況を確認

3.空間線量率の測定(週に一度)

・ 空間線量率を測定(測定地点は、1箇所当たり4地点)

4.地下水の測定(月に一度)

・ 放射能濃度を測定

5.浸出水の測定(月に一度又は随時)

・ 放射能濃度を測定

・ 浸出水の量が一定以上溜まっている場合は、適切な排水処理を実施

6.温度の測定(週に一度)

・ 外気・内部の温度を測定

7.ガス濃度の測定(週に一度)

・ 一酸化炭素(CO)濃度を測定(ガス抜き管から)

8.環境整備(年に4回)

・ 草刈り、堆積物の除去、フェンスへの付着物除去等を実施

仮置場の管理方法について

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②廃棄物の処理について

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事業 26年度 27年度 28年度 29年度

災害廃棄物仮置場

片付けごみ回収

荒廃家屋解体申請

荒廃家屋解体工事

可燃・不燃・粗大・廃家電を回収

現在までの災害廃棄物処理事業の推移

1.災害廃棄物処理事業

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屋外残置物農林系可燃物を回収

二枚橋(H28.5

佐須(H26.9)

佐須虎捕(H26.6)

中屋敷(H27.8)

大久保(H28.12)

解体申請受付

972件

解体申請再受付114件

柔剣道場解体工事

解体工事74件

解体工事発注

546件

解体工事発注予定約500件

農林系不燃物を含む未回収品を回収

2.仮置場へ搬入した災害廃棄物

〇平成26年以降、飯舘村の避難指示解除準備区域及び居住制限

区域内で回収し、仮置場に搬入した災害廃棄物の総量は、

約19,000t(平成28年4月末現在)となります。

○廃棄物仮置場では、災害廃棄物の分別を行い、放射線量の測定等によって安全性を確認した上で、可能な限り再生利用しています。具体的には、金属くず、木くず、廃タイヤ及び板ガラス等については、民間業者によるリサイクルを実施しています。再生利用できない可燃物は、小宮及び蕨平地区に設置した仮設焼却施設において焼却処理しています。

1616

3.片付けごみの回収について

○28年度の片付けごみ等の回収申請について

28年度は農林系の廃棄物(稲わら、堆肥等)の回収を中心に、一時帰宅

の際に出たご自宅の片付けごみ等についても、回収の申請を受付中、または

受付予定です(下表をご覧ください)。お早めの申請をお願い致します。

・受付時間 午前8 時30 分~午後5 時(土・日・祝日を除く)

・申込み先 0120(855)432(コールセンター)

斎藤運輸工業株式会社(環境省委託会社)

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○片付けごみ回収については、平成27年度までに可燃・不燃・粗大及び廃家電の回収を行いました。

回収時期 行政区 申込受付期間

上半期(5月~8月) 回収行政区

二枚橋・須萱、臼石、関根・松塚、

大久保・外内、前田・ 八和木、蕨平、

比曽、小宮、関沢、八木沢・芦原

平成28 年4月15日(金)~7月29 日(金)

下半期(9月~12月) 回収行政区

草野、飯樋町、上飯樋、伊丹沢、深谷、

大倉、佐須、宮内、前田

平成28 年8月1日(月)~ 11月25 日(金)

測定項目 測定頻度 測定日 測定結果※1

空間線量率(仮設焼却施設) 連続測定 24時間連続 0.177~0.607μSv/h

放射性物質濃度

排ガス(定期測定) 1回/月 3月9日134Cs ND137Cs ND

排ガス(連続測定) 連続 24時間監視 異常なし

地下水(下流) 1回/月 3月9日134Cs ND137Cs ND

雨水 1回/月 3月9日134Cs ND137Cs ND

廃棄物処理量当月 126トン

処理予定量 3,000トン累計 1,801トン

飯舘村小宮地区仮設焼却施設運営状況

平成28年3月末現在

測定項目 測定頻度 測定日 測定結果※1

空間線量率(仮設焼却施設) 連続測定 24時間連続 0.122~0.235μSv/h

放射性物質濃度

排ガス(定期測定) 1回/月 3月1日、19日134Cs ND137Cs ND

排ガス(連続測定) 連続 24時間監視 異常なし

地下水(下流) 1回/月 3月12日134Cs ND137Cs ND

雨水 1回/月 3月12日134Cs ND137Cs ND

飯舘村蕨平地区仮設焼却施設運営状況

※1NDとは検出下限値未満であることを示している。環境省HP:http://shiteihaiki.env.go.jp/initiatives_fukushima/waste_disposal/

廃棄物処理量当月 1,742トン

処理予定量 360,000トン累計 3,399トン

環境等モニタリングの状況

環境等モニタリングの状況

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問い合わせ先

【除染に関すること】

・環境省 福島環境再生事務所 除染対策第一課

住所:福島市栄町11-25 AXCビル6階

TEL:024-573-0218 ※「飯舘村担当」とご用命下さい

・環境省 福島環境再生事務所 県北支所

住所:福島市栄町1-35 福島キャピタルフロントビル7階

TEL:024-563-1308(代表) ※「飯舘村担当」とご用命下さい

【廃棄物に関すること】

・環境省 福島環境再生事務所 放射能汚染廃棄物対策第一課

住所:福島市栄町11-25 AXCビル6階

TEL:024-573-7547

・環境省 福島環境再生事務所 県北支所

住所:福島市栄町1-35 福島キャピタルフロントビル7階

TEL:024-563-1308(代表) ※「廃棄物担当」とご用命下さい

スクリーニング作業

パイロット(試験)輸送と保管場(ストックヤード)について

【パイロット(試験)輸送の実績】

●総搬入量 計45,382㎥内訳:大熊町保管場 23,266㎥

双葉町保管場 22,116㎥(不燃物 40,034㎥、可燃物 5,348㎥)

※輸送した大型土のう袋等1袋の体積を1㎥として換算した数値

●大量の除染土壌等の輸送に向け、安全かつ確実な輸送を実施できることを確認するため、平成26~27年度、福島県内43市町村から、概ね1,000㎥程度ずつの輸送を実施した。

●輸送期間:平成27年3月13日~平成28年3月28日

保管場への定置作業●総輸送車両数 7,529台

内訳:大熊町保管場 3,868台双葉町保管場 3,661台

●スクリーニング結果保管場等から退出した工事関係車両は全て基準値(13,000cpm)未満であることを確認。

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平成28年度を中心とした中間貯蔵施設事業の方針

○体制を更に強化し、丁寧な説明を尽くしながら、用地取得に全力で取り組む。

○本格施設(受入・分別施設、土壌貯蔵施設、仮設焼却施設)について、平成28年度から整備に着手。用地取得を加速化し、施設を順次、拡張・展開。○福島の復興に向けて除染土壌等の継続的な搬入が可能となるよう、中間貯蔵施設内の保管場の整備を実施(既存の保管場の残容量も活用)。

○平成28年度の輸送量(15万m³程度)に対応する道路補修等の対策を平成27年度中に実施し、平成28年度から段階的に輸送量を増加。

○ピーク時を含めた各輸送期間の輸送量及び輸送台数を想定した上で、当該輸送台数に対応した道路交通対策を、段階的な輸送量の拡大に先立って実施。

-今後の輸送ルートを具体的に構想し、復興等に向けて整備されるIC供用開始後にピーク時輸送へ移行できるよう準備

○以下を考慮し、輸送期間毎の各市町村からの搬出量を設定。①各市町村に均等に配分した基礎量、②立地町である大熊町・双葉町等への配慮、③発生量等に応じた傾斜配分

Ⅰ 用地取得

Ⅱ 施設整備

Ⅲ 輸送

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中間貯蔵施設に係る「当面5年間の見通し」

○用地取得や施設整備に全力を尽くすことにより、

「復興・創生期間」の最終年であり、復興五輪と位置づけられる2020年東京オリンピック・パラリンピックが開催される平成32年度までに、500万~1250万m³程度の除染土壌等を搬入できる見通し。これにより、

①少なくとも、身近な場所にある除染土壌等(注1)に相当する量

の中間貯蔵施設への搬入を目指す。(注1)住宅、学校などにおける現場保管量 約180万m³(平成27年12月31日時点の実績値)

②さらに、用地取得等を最大限進め、幹線道路沿いにある除染土壌等

(注2)に相当する量の中間貯蔵施設への搬入を目指す。

(注2)高速道路沿道から500m/国道・県道沿道から100m以内の仮置場の保管量 約300万~500万m³(推計値)

※ 実際に、どの仮置場等から順番に搬出するかは各市町村の判断による。※ 本見通しは、中間貯蔵事業の進捗状況を踏まえ、必要に応じて随時見直しを行う。

平成28年3月 環境省

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