Post on 04-Jun-2015
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インターネットへの個人の露出に関する一考察 2012.9.2 夏の自由研究発表学会 近藤佑子 http://kondoyuko.com
本日の目次 • 自己紹介 • 就活サイトの取り組みの紹介 • 個人ブランド時代・評価経済時代って? • 個人によるインターネットへの露出について – 「学生が」ネットへ露出 – 「女性が」ネットへ露出 – 「就活で」ネットへ露出
• まとめ
自己紹介 • 近藤佑子(26) • 研究がヤバイ大学院生 • 就活サイトの取り組みで有名になった • でも内定が無い(正確にいうと辞退) • 研究がヤバイ
就活サイトの取り組みの紹介
就活自己PRサイト • http://mechayaba.kondoyuko.com • 自分の誕生日(5月)にネタでつくったら必要以上にバズった
• 1日で12万PV(累計30万) • 3日で1万いいね! • 有名人になった • 詳細はぐぐってください
まわりの反応 まあ色々言われましたが・・・
今回の目的
•
自分の実践を世の中に位置づ
けたい
←そのために・・・
•
何が議論されているのか?
•
個人がインターネットへ露出
することに関して
学生・女性・就活を鍵にして
見ていきたい
個人ブランド時代・評価経済 って一体なんだろう?
個人ブランドとは? • 類似の概念としてセルフブランディング – 企業や組織にとらわれず自分でプロモーションをすること
– ノマド、創職時代などと言ったキーワードと相性がよい
• cf:パーソナルブランディング – 組織の中の個として「所属組織のイメージ向上」を目的とする
評価経済社会とは • 岡田斗司夫が提唱(2012) • Twitterのフォロワーはお金で買えないので「評価>>貨幣」となる時代
• phaさんがTwitterでいろいろもらえているようなもの?
近藤佑子の場合はどうか? • セルフブランディング – 個人で作りSNSをうまく利用していることから? – 確かに自分が持つ「世界観」のようなものを出したい意図はあった
– ブランディングという言葉は嫌い • 評価経済 – お金のかからないシステムを作り、多くの人から評価を集めたことから?
– 就活で第一志望に受からないなど、なかなか欲しい評価は得られていない
– 結局お金は大事(内定辞退の理由は賃金)
個人によるインターネットへの露出について
「学生」がネットへ露出 • 奇しくも1日違いのリリースとなったStudygiftとの比較 – 公と私 – 作り方 – 見せ方
公と私 Studygift • 世の中の大学・奨学金制度への問題提起
• 個と個で支えあうコンセプトで、プラットフォーム化を目指す
• パブリック
ヤバイ就活生 • いちおう就活への問題提起はしたつもりだが、分かってもらえなかった
• 自分の就活の話なので、自分で責任をもつだけ
• プライベート
作り方 Studygift • 有名な人がつくる • 一番気になったのは、「デザイナーがデザイン性を重視して文章を削った」とツイートしていたこと – ツイートされた経緯を想像するとそのままの意味で取れないが
ヤバイ就活生 • 一人+αでつくる • 過剰とも言える文章による説明(一応読んでもらえるように構成は考えた)
• 誠実さを評価してもらう
見せ方 Studygift • iPhoneを持つ写真が不適切と言われる
• 高級な近藤佑子とも言われる
ヤバイ就活生
• その写真狙ってるの?と言われる
• 化粧をしてないなど就活で不適切とも言われる
• デザインコンセプトは「あほっぽい」
両者とも「普段の」ビジュアルを使うことが共通
「女性」がネットへ露出 • スライドが間に合わなかったので割愛します・・・
「就活」でネットへ露出 • マイナビの広告 • 学生の個人アピールによる逆就活 • 海外の事例
マイナビの広告 • 昨年のマイナビの広告
• 学生の「無個性」を強調した広告に批判が寄せられる
参考: マイナビ2013の広告が気持ち悪すぎる http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-96.html
学生の個人アピールによる逆就活 • はてブで「意識が高い」とのコメント
• 結局は、企業に取り込まれた形でのブランディング?
• 企業が仲介することにより、就活生にとってはリスク軽減という利点 参考:ガクセン http://gakusen.jp/
海外の事例
• Google、Pinterestなど特定の企業に狙い撃ちしたサイトを立ち上げるも、第一志望には受からない事例がある 参考:メチャクチャにやばい!ソーシャルメディアを使った履歴書まとめ http://www.social-recruiting.jp/archives/11520
まとめ
近藤佑子はどうだったのか • まあうまくやれたとおもう • 身近な人の協力をうまく活用 – (直接の知人によるコメントなど)初動がよかった、との評価も
• インターネットであっても誠実に行動すると伝わるのだと実感
• 逆にバズの盛り上がりを活用できなかった • Twitterで自分があまり出せない
個人のネット露出 • 個人が露出しているように見えて、組織のイメージ向上を目的としている(パーソナルブランディング)場合が結構あるのでは – しかも逆効果?個人は炎上の可能性もある – 責任はとってもらえるかもしれない
• 個人でやってても、キャズムを超えて露出した場合、ひずみが生じる – 誠実さは大事 – 頑張り続けないといけない面倒さ
結局どうなってほしいか • やりたいひとは露出すれば良い – すべてをいい経験だと変換できる人にとっては面白い体験
• そうせねばいけない世の中は危惧 – 無理してするものではない – 思考を辞めないでほしい、さもなければ悪い大人の経済活動に取りこまれる
– 結局面倒
• そんなことしなくても、外れものに寛容である世の中であって欲しい
おわりに • 画像レス楽しい→スライド公開に伴い削除しました
• ほとんど寝ていない • 就活がやばい • 修士の研究しなくちゃ