20120902インターネットへの個人の露出に関する一考察

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2012年9月2日にギークカフェ水道橋にて開催された、夏の自由研究発表学会にて発表したプレゼンです。当日に公開したものと少し改変しています(内容はほぼ一緒です) イベントは http://www.facebook.com/events/422280434480356 タイムテーブルは https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0AtD2QyZwKAL1dEkwWlFEZE5mcmZuTXJLZk5Ta0ZZOGc#gid=0

Transcript of 20120902インターネットへの個人の露出に関する一考察

インターネットへの個人の露出に関する一考察 2012.9.2 夏の自由研究発表学会 近藤佑子 http://kondoyuko.com

本日の目次 •  自己紹介 •  就活サイトの取り組みの紹介 •  個人ブランド時代・評価経済時代って? •  個人によるインターネットへの露出について – 「学生が」ネットへ露出 – 「女性が」ネットへ露出 – 「就活で」ネットへ露出

•  まとめ

自己紹介 •  近藤佑子(26) •  研究がヤバイ大学院生 •  就活サイトの取り組みで有名になった •  でも内定が無い(正確にいうと辞退) •  研究がヤバイ

就活サイトの取り組みの紹介

就活自己PRサイト •  http://mechayaba.kondoyuko.com •  自分の誕生日(5月)にネタでつくったら必要以上にバズった

•  1日で12万PV(累計30万) •  3日で1万いいね! •  有名人になった •  詳細はぐぐってください

まわりの反応 まあ色々言われましたが・・・

今回の目的

• 

自分の実践を世の中に位置づ

けたい

←そのために・・・

• 

何が議論されているのか?

• 

個人がインターネットへ露出

することに関して

 学生・女性・就活を鍵にして

 見ていきたい

個人ブランド時代・評価経済 って一体なんだろう?

個人ブランドとは? •  類似の概念としてセルフブランディング – 企業や組織にとらわれず自分でプロモーションをすること

– ノマド、創職時代などと言ったキーワードと相性がよい

•  cf:パーソナルブランディング – 組織の中の個として「所属組織のイメージ向上」を目的とする

評価経済社会とは •  岡田斗司夫が提唱(2012) •  Twitterのフォロワーはお金で買えないので「評価>>貨幣」となる時代

•  phaさんがTwitterでいろいろもらえているようなもの?

近藤佑子の場合はどうか? •  セルフブランディング – 個人で作りSNSをうまく利用していることから? – 確かに自分が持つ「世界観」のようなものを出したい意図はあった

– ブランディングという言葉は嫌い •  評価経済 – お金のかからないシステムを作り、多くの人から評価を集めたことから?

– 就活で第一志望に受からないなど、なかなか欲しい評価は得られていない

– 結局お金は大事(内定辞退の理由は賃金)

個人によるインターネットへの露出について

「学生」がネットへ露出 •  奇しくも1日違いのリリースとなったStudygiftとの比較 – 公と私 – 作り方 – 見せ方

公と私 Studygift •  世の中の大学・奨学金制度への問題提起

•  個と個で支えあうコンセプトで、プラットフォーム化を目指す

•  パブリック

ヤバイ就活生 •  いちおう就活への問題提起はしたつもりだが、分かってもらえなかった

•  自分の就活の話なので、自分で責任をもつだけ

•  プライベート

作り方 Studygift •  有名な人がつくる •  一番気になったのは、「デザイナーがデザイン性を重視して文章を削った」とツイートしていたこと – ツイートされた経緯を想像するとそのままの意味で取れないが

ヤバイ就活生 •  一人+αでつくる •  過剰とも言える文章による説明(一応読んでもらえるように構成は考えた)

•  誠実さを評価してもらう

見せ方 Studygift •  iPhoneを持つ写真が不適切と言われる

•  高級な近藤佑子とも言われる

ヤバイ就活生

•  その写真狙ってるの?と言われる

•  化粧をしてないなど就活で不適切とも言われる

•  デザインコンセプトは「あほっぽい」

両者とも「普段の」ビジュアルを使うことが共通

「女性」がネットへ露出 •  スライドが間に合わなかったので割愛します・・・

「就活」でネットへ露出 •  マイナビの広告 •  学生の個人アピールによる逆就活 •  海外の事例

マイナビの広告 •  昨年のマイナビの広告

•  学生の「無個性」を強調した広告に批判が寄せられる

参考: マイナビ2013の広告が気持ち悪すぎる http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-96.html

学生の個人アピールによる逆就活 •  はてブで「意識が高い」とのコメント

•  結局は、企業に取り込まれた形でのブランディング?

•  企業が仲介することにより、就活生にとってはリスク軽減という利点 参考:ガクセン http://gakusen.jp/

海外の事例

•  Google、Pinterestなど特定の企業に狙い撃ちしたサイトを立ち上げるも、第一志望には受からない事例がある 参考:メチャクチャにやばい!ソーシャルメディアを使った履歴書まとめ http://www.social-recruiting.jp/archives/11520

まとめ

近藤佑子はどうだったのか •  まあうまくやれたとおもう •  身近な人の協力をうまく活用 – (直接の知人によるコメントなど)初動がよかった、との評価も

•  インターネットであっても誠実に行動すると伝わるのだと実感

•  逆にバズの盛り上がりを活用できなかった •  Twitterで自分があまり出せない

個人のネット露出 •  個人が露出しているように見えて、組織のイメージ向上を目的としている(パーソナルブランディング)場合が結構あるのでは – しかも逆効果?個人は炎上の可能性もある – 責任はとってもらえるかもしれない

•  個人でやってても、キャズムを超えて露出した場合、ひずみが生じる – 誠実さは大事 – 頑張り続けないといけない面倒さ

結局どうなってほしいか •  やりたいひとは露出すれば良い – すべてをいい経験だと変換できる人にとっては面白い体験

•  そうせねばいけない世の中は危惧 – 無理してするものではない – 思考を辞めないでほしい、さもなければ悪い大人の経済活動に取りこまれる

– 結局面倒

•  そんなことしなくても、外れものに寛容である世の中であって欲しい

おわりに •  画像レス楽しい→スライド公開に伴い削除しました

•  ほとんど寝ていない •  就活がやばい •  修士の研究しなくちゃ