2009 1025 lip二周年記念スライド_1025

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Living in Peace二周年記念イベント 於 アンコールワット(代々木)

マイクロファイナンスファンドが出来るまで 誰にだってできる、ちょっとした世界の変え方 Taejun Shin Representative Director 25 October, 2009

自己紹介

• 慎 泰俊 (しん・てじゅん) • 1981年10月1日東京生まれ • 朝鮮大学校、早稲田大学大学院卒 • Morgan Stanley Capitalに勤務中 • ブログ:Taejunomics • 特技・趣味:三ヶ国語、囲碁、ドラム、トライアスロン

• 本:「15歳からのファイナンス理論入門」、ダイヤモンド社、2009年

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目次

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Section 1 ファンド組成までの物語

Section 2 五つの苦労話と解決策

Section 3 パートタイムNPOの組織運営

Section 4 チーム リビング・イン・ピース

Section 5 五つの教訓

ファンド組成までの物語

はじまりは一冊の本から

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第一回勉強会で打ちのめされる

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知らないなら、勉強すればいい。

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勉強を通じて得たこと

インセンティブ (本人の自立への意志) 機会の平等 専門性を活かすこと

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マイクロファイナンスとの出会い

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フォーラム、やろうよ。

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「経済開発勉強会」改称へ

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誰かMFファンドを作りませんか

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Music Securities社との出会い

いいじゃん、やろうよー。

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カンボジアから、はじめます。

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歴史の悲劇を乗り越えて

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マグサイサイ賞ってなに?

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CARD MRIとの業務提携

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マイクロファイナンス研修

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CARD MRIの現場から

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第一回はCHC Limitedに

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数か月の交渉後、笑顔で握手

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2009.9.7 ファンド組成!

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今年のメディア掲載(主なもの)

2009.9.14 プレジデント 2009.9.03 NHK アジアクロスロード 2009.9.02 産経新聞 2009.8.23 共同通信 2009.8.09 朝日新聞 2009.7.30 NHKスタジオパークからこんにちは 2009.7.28 NHKジャーナル 2009.6.23 日本経済新聞 2009.6.14 東京新聞 2009.5.11 朝日新聞 2009.1.24 朝日新聞

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Special Thanks:木下万暁先生

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Special Thanks:粟野 晴子さん

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Special Thanks:福井龍さん

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2009.11.15 第二幕へ

マイクロファイナンス・フォーラム2009 2009.11.15 JICA 東京 14:00 新たなスタートを宣言します!

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LIP 教育プロジェクト

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LIP 教育プロジェクト

• 2009年8月8日にスタート

• 国内の子供の貧困について、教育からアプローチ

• 本人の意志を最重視するという点はマイクロファイナンスと同じ

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重要なのはきっかけ

素晴らしい思い出以上に、尊く、力強く、健康で、ためになるものは何一つないのです。君たちは教育に関して色々話してもらうでしょうが、少年時代から大切に保たれた、何かそういう美しい神聖な思い出こそ、おそらく、最良の教育に他ならないのです。

ドストエフスキー

「カラマーゾフの兄弟」

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三つのパイロットプログラム

• 児童養護施設・マイノリティを対象としたきっかけ作り

• 広く中高生を対象に、新たな気付きを与えられるきっかけ作り

• 既存団体との提携活動

• 仲間を随時募集中です!

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五つの苦労話と解決策

制度の壁

• 問題:資格を持っていないNPOはそもそもファンドの組成ができない

• 解決:ミュージックセキュリティーズ社との業務提携

• 学び:自前で用意するのが難しいものは、借りることを考えよう

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スキーム大論争

• 問題:投資スキームについて議論百出。 右往左往。 決まったこともぶり返される。

• 解決策:①オメルベニー&マイヤーズ

法律事務所のプロボノ活動による助力と、②トップによる「決め」

• 学び:①法務の重要性、②専門家からの意見の聞き方

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1400分の1をどう選ぶ

• 問題:インターネットのデータベースにあるだけでも1400のMFIが存在。 MFIの信頼性チェック能力も不足

• 解決策:CARD MRIとの業務提携

• 学び:初期は信頼できる先達とともに行動する

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本業が・・・

• 問題:①本業の忙しさと②兼業規制

• 解決策:①業務の効率化(+気合)、②所属会社とやりとりするためのガイドラインを作成

• 学び:①細切れ時間を集めて大きな流れに出来る、②会社からの理解を得るためには細心の注意を

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Noと言えるカンボジア人

• 問題:メールベースでの交渉が平行線で数か月が過ぎる

• 解決策:現地訪問による直談判

• 学び:対面コミュニケーションの大切さ

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パートタイムNPOの組織運営

なぜ人は働くのか?

• 仲間 • やりたいこと • お金

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パートタイム×NPOは難しい

• パートタイム:命令は不可能、メンバーの持ち時間も変動

• NPO:(初期は)金銭報酬難しい

難しいね・・・

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パートタイム×NPOの機能要件

1. 居心地のよいチーム 2. 本人の自己実現を尊重 3. 参加者の時間を有効活用

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1.チーム作り1:仲間選び

• 自分たちに無いものを持っている人を仲間にするべき

• 悪人が一人いると、皆いなくなる

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• 合宿による自叙伝トーク • 相手の歴史を知ると、チームの結束力が強くなる

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1.チーム作り2:相互理解

1.チーム作り3:相互尊重

• 意見の対立を人格対立にしない • 謙虚、素直 • 議論は常に前向きに

※LIP Code of Conduct (行動規範)

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1.チーム作り4:公開性と透明性

• 密室の意思決定、ひそひそ話を排除 • 全意思決定と連絡をオープンに

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1.チーム作り5:ルビコンを渡る

• 不可逆的な意思決定をする機会

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2.自己実現1:権限委譲

• タスクリーダーは基本的に全て希望ベース

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2.自己実現2:積極的に評価

• 「ありがとうございます」 • みんなに活躍の舞台を

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3.効率追求1:良いチーム作り

• オープンな議論は、長期的には一番効率の良い方法

• 「防衛コスト」の低い組織をつくる

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3.効率追求2:水平組織

• ピラミッド組織は機能しない。皆の細切れ時間を流れにするためのシステムが必要

• タスク制による権限委譲 • タスクには数名がつき、継続性を担保させる

• 進捗管理はタスク管理者が行う

※タスク遂行規則

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3.効率追求3:定例会議

• Skype会議(忙しい時は毎朝) • 土曜日のマイクロファイナンス会議 • 日曜日の教育プロジェクト会議

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3.効率追求4:技術の活用

• メーリングリストで議論のやり取り • スカイプでのタスク進捗会議 • Google Docsで出欠管理 • SkyDriveで書類管理 • Google Calendarで予定管理 • ノートPC持ち歩き • メンバーによるトレーニング

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もちろん限界はある

だけど、パートタイムで出来ることはかなり多いはず。

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チーム リビング・イン・ピース

メンバー紹介

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五つの教訓

ぶれない活動意義を持つ

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とにかく始める

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素直であること

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盛り下がった時に試される

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誰にだって世界は変えられる

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http://www.living-in-peace.org/

taejun.shin@gmail.com