Post on 13-Mar-2018
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統合位置情報プラットフォーム
株式会社インテック
(Ver.1.0)
サービス概要
2016年 7月 1日Ver.1.0.4
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統合位置情報プラットフォーム(i-LOP)とは
i-LOP(アイロップ)はスマートフォン向け位置情報アプリケーション(iOS, Android)を開発・運用するためのプラットフォームサービス(PaaS)です。
社名(INTEC)の“i”
統合位置情報プラットフォーム(a Platform for integration of Location information) の“L”と“P”
2020 年に日本で開催されるオリンピック(Olympic)の“O”
i
L, P
O
“LOP”は、英語で「耳の垂れたウサギ」を意味します。ウサギには「飛躍」のイメージがあり、“「位置情報」で社会を飛躍させる”というサービスコンセプトの意味も込めています。
https://www.i-lop.com/
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i-LOPが提供するもの
位置情報を活用したアプリケーション
ログマップ
スマートフォンアプリケーション
i-LOPライブラリ
HTTP
クラウドサービス
i-LOPはライブラリとクラウドサービスを提供します。測位デバイスとライブラリを使って、簡単に位置情報を活用したスマートフォン用アプリケーションが作成できます。アプリケーションで利用するマップやデバイスの設定機能は、クラウドサービスとして提供しているため、専用のサーバを必要としません。
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統合位置情報プラットフォーム
i-LOPライブラリ
測位デバイスの位置管理
(Webシステム)
エンドユーザーアプリケーション開発者
アプリケーション
アプリケーションにライブラリを組込み
i-LOPライブラリ
アプリ配布
屋内測位に必要な測位デバイスは、Webシステムから簡単に登録でき、一元的な管理が可能です。
アプリケーション導入
測位デバイスアプリケーション別
測位ログ
i-LOPクラウドサービスAPI
アプリケーションサーバー
アプリケーション開発者は、i-LOPライブラリ(iOS、Android)を自社アプリケーションに組み込むことで、i-LOPが提供する様々な機能を簡単に利用することができます。
測位デバイスの管理・保守
アプリケーション作成
アプリケーション
i-LOPライブラリ
管理
i-LOPの全体構成
測位デバイスの設定情報取得
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i-LOPの特長①:様々な測位技術を利用可能
i-LOPを利用して作成したアプリケーションは、複数種類の測位デバイスからの情報を簡単かつ適切に利用することが可能です。
音響装置(ID発信機)
独自技術
測位デバイス
GNSS(GPS)
ビーコン装置(iBeacon)
i-LOPライブラリ
屋外GNSS
屋内ID発信機iBeacon
+ =屋内外
シームレス測位
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測位技術から見たi-LOPの位置付け
GNSS (GPS)
Wi-Fi(端末側)
Bluetooth
音波
10m〜
数m〜
5〜15m
1m〜
OSが標準的に提供するSDKを利用
iOSはOSが標準対応、Androidは機器ベンダーやOSS等が提供
インテック等が独自提供
屋外
屋内
屋内外をシームレスに測位可能
複数測位を利用できる単一のAPIを提供
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測位精度
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1:マップ登録フォームに必要事項を入力し、画像ファイルをアップロードします。
屋内外シームレス測位を使うには
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2:フォームに必要事項を入力し、デバイス情報を登録します。
屋内外シームレス測位を使うには
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配置する場所をクリック
ここで登録する値は位置情報としてアプリケーションに反映されます
緯度・経度x,y座標
屋内外シームレス測位を使うには
3:屋内の場合はマップ画像(左)に、屋外の場合はGoogleMap(右)にデバイスを配置します。
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統合位置情報プラットフォーム
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i-LOPの特長②:測位デバイスの管理・共有が容易
①測位デバイスを管理している団体は、所持する測位デバイスをi-LOPに登録することで、管理が容易に行えます。
利用、問い合わせ
②異なる団体が特別に意識せず、測位装置を共有して利用できます。
例)ある鉄道の駅ホームに配置された測位デバイス
団体1(例:鉄道会社)
団体2(例:駅ビルショップ1)
団体3(例:駅ビルショップ2)
i-LOPのクラウドサービスを利用することで①様々な種類の測位デバイスの管理が容易に行えます。②複数の団体が測位デバイスを共有して利用することが可能になります。
測位デバイス管理団体
i-LOPクラウドサービスAPI
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測位デバイスの配置と管理
• 管理画面でビーコン装置や音響装置などの測位デバイスを簡単に地図上に配置(変更)することができます。
• 測位デバイスの状態(故障や盗難、電池切れ等の可能性)を検知することができます。
デバイスの配置 デバイスの一覧
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i-LOPの特長③:イラストマップへの位置表示が可能
イラストマップ
リアルマップ
現実世界
デフォルメされたイラストマップ
歪みを吸収して座標変換
正確な地図(Googleマップ等)
縮尺と方位
GNSSデータ
・商店街の地図や、動物園等施設のマップ、会社案内等、イラストで描いたマップを使ってナビゲーションが行えます。
・建物やお店を強調してデフォルメしたようなマップ、手書きのデザイン重視のマップなど、そのマップに合わせた変換を行うので、様々なマップを利用できます。
・既にある紙の地図を活かせます。
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イラストマップとリアルマップとのマッピング
管理画面で容易にイラストマップを登録することができます。
①イラストマップ上の位置をクリック
②GoogleMap上の対応する位置をクリック
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複雑なマップにも対応
経路線を利用することで、i-LOPはより正確な位置情報を提供します。
アプリ上の地図では、設定した経路線上に測位位置が表示されるようになります。
経路線
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取得したログを可視化することで様々な用途に活用できます。
– 店舗や工場などでのスタッフやレイアウトの最適化
– 展示会場などでの人の動線分析
– 観光地などで人々に混雑場所を通知しナビゲート 等
動線表示測位ログをもとにしたヒートマップ表示
i-LOPの特長④:測位ログを様々な用途に活用可能
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測位ログの応用利用例
他の人の位置を知る
測位したログは i-LOP へ送られる
自分
パパ
ママ
複数のログを取得し表示させることで、
自分以外の人や物の位置を知ることができます
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統合位置情報プラットフォーム
i-LOPライブラリ
アプリケーション開発者
アプリケーション
i-LOPライブラリ
アプリケーション別測位ログ
i-LOPクラウドサービスAPI
アプリケーションサーバー
測位ログ機能の構造
ログログアプリケー
ション
i-LOPライブラリ
i-LOPはライブラリからだけでなく、API経由で他のサーバーからもログアクセスが可能です。
オンライン時: リアルタイムにログがアップロードされます。
オフライン時: ログはスマートフォンのローカルストレージに蓄積し、次にオンラインになった時にサーバへ送信されます。
ログ ログ ログ
アプリケーション作成
エンドユーザー
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{ "logs":[
{ "uuid":“XXXXXXXX-YYYY-YYYY-ZZZZZZZZZZZZ", "timestamp":"31556889832748400", "log_type":"global", "u":138.123456, "v":35.673343, "w":0.0, "device_type":"not specified", "location_id":"01-01-01-01", "user_data":"{rssid:60,accuracy:0.9}"
}, {
"uuid":" XXXXXXXX-YYYY-YYYY-ZZZZZZZZZZZZ ", "timestamp":"31556889832748400", "log_type":"local", "map_id":1, "u":1000, "v":450, "w":0.0, "device_type":"iBeacon", "location_id":“02-02-02-02", "user_data":"{rssid:10,accuracy:0.1}"
} ]
}
測位ログ詳細
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JSON形式の測位ログをアップロードする クラウドサービスAPI をご提供します。
Bodyの例
“user_data” パラメータにデバイス固有の測位情報を含めることができます。
ライブラリ経由で使用する場合は、デバイス管理画面でデバイスタイプを「ユーザ測位1」または「ユーザ測位2」にして、デバイス登録をする必要があります。
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i-LOPの特長⑤:接近の検知やプッシュ通知が可能
来店を検知してクーポン等を配信すること
ができます
• 専用のWi-Fi検知装置を設置することで、アプリケーションを立ち上げていない状態でもスマートフォンが近づいたことを検知することが可能です。
• 事前登録しておいたメッセージを、検知したスマートフォンにプッシュ通知することが可能です。
Wi-Fi検知装置
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i-LOPがアプリケーションを認識する仕組み
i-LOPはスマートフォンのアプリ毎に異なるSSIDを発行します。Wi-Fi検知装置はスマートフォンが発信するSSIDを検知しサーバに送信します。i-LOPは送信されたSSIDから対象のアプリケーションを識別します。
①リクエスト
②SSID発行
③検知
④通知 ⑤プッシュ
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アンビエントサーチ&プッシュ通知を使うには
1:
i-LOPライブラリを組み込んだアプリケーションから端末情報を登録します。
アプリ配布
アプリケーション
i-LOPライブラリ
アプリケーション起動時にデバイストークンを含むスマート端末情報を登録
アプリケーション開発者
エンドユーザー
アプリケーション
i-LOPライブラリ
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センサーごとにペイロードをセット
アンビエントサーチ&プッシュ通知を使うには
2:
プッシュ通知するペイロードをWi-Fiセンサーデバイスに登録します。
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アンビエントサーチ&プッシュ通知を使うには
3:
Wi-Fiセンサーデバイスをマップ画像上、あるいはGoogleMap上に配置します。
デバイスの場所をクリック
検知した端末の位置としてサーバに保存されます。位置表示機能から動線・ヒートマップで可視化できます。
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提供機能一覧
主な機能 概要
アプリ管理機能 アプリ開発者が開発する複数のアプリを管理する機能。アプリの名称やi-LOPの機能の利用可否、プッシュ通知を利用するためのアクセス権限情報などアプリに関する設定を管理。
屋内外シームレス測位機能 測位技術ごとの特性を意識しなくても、屋内外の位置情報をシームレスに測位し、アプリから利用するための機能。屋外は各OSが提供する測位情報、屋内は音波/iBeaconによる測位を採用。
測位デバイス管理機能 音波を利用した測位の「ID発信機」及びiBeacon発信機のIDを管理する機能。IDと位置情報の関連付けを行う。
イラストマップ変換機能 イラストマップ技術を活用するアプリ向けに実際の緯度経度情報とイラストマップ上の座標の変換を行う機能。
マップ管理機能 イラストマップ技術で利用するマップ画像ファイル等の管理を行う機能。
プッシュ通知機能 端末管理機能で管理されている端末アプリに対してプッシュ通知を行う機能。
測位ログ管理機能 端末別/アプリ別の測位ログをクラウド側で管理する機能。測位結果はクラウドサービス APIを通じてJSON形式で取得できる。
アンビエントサーチ機能 スマートフォンが近づいたことを、それらが発信するWi-Fi信号を受信することで検知する機能※1。Wi-Fi検知装置が必要。事前登録しておいたメッセージを検知したスマートフォンにプッシュ通知することができる。
位置表示機能 測位ログをGoogle Map/マップ画像上にヒートマップ/動線として可視化する機能。
端末管理機能 アプリをインストールした端末を管理する機能。端末の機種、i-LOPがアプリ固有に割り当てる端末識別情報、端末名等の管理を行う機能。
i-LOPは、スマートフォン向け位置情報アプリケーションを開発・運用するための豊富な機能を提供します。
i-LOPのWeb管理画面は日本語表示だけでなく、英語表示にも対応しております。※1 一部の機種( Sony Xperia Z1 SO-01F, Nexus 6, Nexus 5X) を除き、Wi-Fiアクセスポイントに接続中の端末検知に支障(時間がかかる、あるいは検知されない)があります。(支障があることを確認している機種: iPad mini, iPhone 5, iPhone 5s, iPhone 5c, iPhone 6, Galaxy S III, Galaxy S4)
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i-LOPの性能と信頼性
性能 信頼性
高い可用性i-LOPを構成するサーバー群は、完全2重化しており、
万が一の障害時には、多重障害の場合を除いて5分以内にフェイルオーバします。
プライマリ系とバックアップ系のサーバーは、系列の異なるデータセンタに分散配置していますので、天災による大規模障害時でも迅速に回復することができます。
柔軟な拡張性i-LOPはスケールアウト可能なアーキテクチャで設計
されており、利用者からのアクセス量に応じて自動的に性能を拡張します。
高品質セキュリティi-LOPは、稼働率99.95%のクラウドサービス上に構築し
ています。クラウドサービスが稼働するデータセンタは、24時間、年中無休で訓練されたシステム管理者が配備されています。
クラウドサービスを提供する事業者は、ISO 27001認証を取得しているほか、Payment Card Industry(PCI)データ セキュリティ基準(DSS)のレベル 1 サービスプロバイダとしても認定されています。他米国連邦政府システムのModerate レベルおよび DoD システムの DIACAP Level 2としての評価を獲得しています。
利用者からアップロードされたコンテンツの定期的なウィルスチェックを実施しています。
バックアップi-LOPのデータは、定期的にクラウドサービス上のスト
レージに保存します 。
監視クラウド内部および外部からi-LOPの監視を行っています。
リソースの使用状況は常時モニタリングしており、リソース不足に即対応できる体制となっています。
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予定時期
STEP2:新たな市場付加価値の提供
STEP1:位置情報の提供
今後の予定
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今後、時流を先取りする最先端の技術を取り込みながら、人々のより豊かで便利な暮らしの実現を目指して、継続的に機能拡張を図ってまいります。
※1:ウェアラブルデバイス例:時計型, メガネ型※2:AR(Augmented Reality:拡張現実)技術:現実の風景に画像や文字など、情報を重ね合わせて表示する技術※3:デバイスレス測位例:残留磁気, PDR(Pedestrian Dead Reckoning:歩行者自律航法), マーカレス測位(周囲の構造物や風景から位置を認識)※4:ビッグデータ分析基盤例:弊社のビッグデータ分析基盤「IoT向け共通プラットフォーム」※5:情報の加工・分析・予測サービス例:動線分析、行動分析
2016年4月 2016年10月 2017年4月
より使いやすく アプリケーション開発を助ける新機能の追加
より身近にウェアラブルデバイス
(※1)など新デバイスやAR技術(※2)との連携
デバイスレス測位(※3)の実現
より豊かで便利な暮らしを
ビッグデータ分析基盤(※4)との
連携
情報の加工・分析・予測サービス(※5)
の提供
クラウドロボティクスへの活用
THANK YOU
※「i-LOP」は、株式会社インテックの日本国内における登録商標です。※AppleとAppleロゴ、iBeaconは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。App StoreはApple Inc.のサービスマークです。iOSは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標で、ライセンスに基づいて使用されています。※本資料は、独立した出版物であり、Apple Inc.が認定、後援、その他承認したものではありません。※BluetoothおよびBluetoothに関連する商標は、米国およびその他の国における米国the Bluetooth Special Interest Group (SIG) の商標または登録商標です。※Google、Googleロゴ、Google Playロゴ、Android、Androidロゴは、Google Inc.の商標または登録商標です。※その他、本資料に記載中の商品またはサービス等の名称は、一般に各社の各国における商標または登録商標です。
2016年7月1日株式会社インテック社会システム戦略事業部 社会システムソリューション推進部〒136-8637 東京都江東区新砂1-3-3