ニューハンプシャー州、マウントワシントンバレー すべてが可能!

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ニューハンプシャー州、マウントワシントンバレー

すべてが可能!

上:コンウエーの鉄道風景のノッチエクスカーション、CSSRの提供で

伝統的な鉄道と馬車道

20年間観光業で働いてきた私にはマウントワシントンバレーの歴史はすべて分

かっていると思っていました。観光パンフレットや旅行のガイドブックをたく

さん読んできましたが、今日ジャクソン村を訪ねた時、自分がまだまだ知らな

いことがたくさんあると思い知らされました。それ以来ホワイト山脈の歴史を

すこしだけですが皆さんにもお伝えするために勉強を始めました。

私たちの最初の滞在はジャクソン村のウェントワース・リゾートです。リゾー

トは1869年に建てられたものですが、主な宿泊施設は丁寧に修復されておりま

す。玄関のポーチに上がって目を閉じると、自分が19世紀にいるように感じま

す。ポーチの周りには、かつてビジネスマンや社交界の名士たちが鉄道で家族

を連れてホワイト山脈へ避暑にやって来たという、ニューハンプシャー観光旅

行の初期のころの歴史的な絵画が飾ってあります。(ニューハンプシャーへ引っ

越す前まで、私は「サマー」という単語をこのように「夏を過ごす」という意

味の動詞として使用したことはありませんでした。)また、ホテルにはその時代

の書類やスクラップブックなどを多く残した歴史室があります。

ジャクソンでは一年を通して楽しむことができます。例えば、町の広場で行わ

れる絵画展を見に行ったり、町役場でのコンサートに行ったり、あるいは友人

とジャクソンフォールズ(滝)のそばでアイスクリームを食べたりすることは

素晴らしいです。

上:ウェントワースリゾートにある歴史的な絵画

@カレン・スターンシック写真集

ジャクソンフォールズは大変人気のある滝で、ジャクソン村の観光の目玉です。

この滝は、ホワイトマウンテン国有林から端を発し、巨大な岩にぶつかりなが

ら流れていく素晴らしい景観のワイルドキャット川の一部です。滝を訪ねる前

に地元のカフェに立ち寄って、コーヒーや新鮮なパン、ピックニック用のラン

チなどを買っていくといいでしょう。町の広場とウェントワース・ゴルフ場を

ぐるりと回り、1867年に作られた屋根付きの橋を通り抜けていきます。

昔、リゾートの客は避暑地であったジャクソンの壮大なホテルまで馬車で運ば

れていました。ここでは、5マイル・サーキット道を運転したり、イーグルマウ

ンテンハウス(1879年に建てられたバレーの谷宝)のベランダで休憩したりして

ください。ジャクソンにはとても親切で心温かい人が経営しているB&Bがいくつ

かがあります。ようするに、高級な食事や入浴施設であれ、田舎旅館のキッチ

ンでの朝食であれ、ジャクソンは誰もが楽しめる所です。

次には、北にピンカム・ノッチへ向かいます。ノッチ(山あいの切通し)は歴

史上最初に取り上げられたのは1784年で、ジェレミーベルナップさんのいう人

がマウントワシントン(山)に登る前キャンプしたときです。ベルナップさん

が登った渓谷の景色をところどころ立ち止まってお楽しみください。1836年に

は、ダニエル・ピンカムが最初の道をつくりました。

上:ジャクソン村の中央となっている景勝のジャクソンフォールズ

©カレン・スターンシック写真集

上:ピンカムノッチ

©カレン・スターンシック写真集

同じ日帰り旅行ではグレンエリスフォールズに立ち寄ります。滝への道にある

岩階段および手摺りが取り付けられる前はどんなに大変なハイキングだったで

しょう。70フィートの滝は、岩階段を下って.3マイルの短い歩行だけですが、

カメラをもっていくのを忘れないでください。なぜなら、車まで“走って”取

りに戻りたいとは思わないでしょうからね。

北方面では、ジョー・ダッジ・ロッジに足を止めてください。ここでコーヒー

を飲んだり歴史についてもまた少し学んだりすることができます。ロッジは、

6,288フィートで北東の最高峰となっているマウントワシントンのふもとにあ

ります。ロッジでは、豊富な家庭料理を味わい、アパラチア山脈クラブが提供

する博物学または歴史学のプログラムに参加することができます。ロビーで資

料を見たり、頂上に登ろうとするハイカーたちと会話したりすることもできま

す。ハイカーたちは、冬はタッカーマンラビーン(峡谷)に登って、スキーで

滑り降りて来たり、あるいは滑り降りる他の勇敢なハイカーたちを見たりして

楽しむのです。

上:最も冒険好きなハイカーだけがタッカマンラビーンに登り、スキーで滑り

降ります

©カレン・スターンシック写真集

下:マウントワシントンオート道のふもとで重要なアドバイスを得る

©カレン・スターンシック写真集

下:東北の最高峰にあるマウントワシントン観測所・博物館

©カレン・スターンシック写真集

右側にワイルドキャットスキー場、左側にグレートグレン道を見ながら進んで

行きましょう。どちらでも冒険の時間を過ごすことができますが、これはまた

別の機会に。今日は鉄道、ベランダ、馬車道についてお話します。したがって、

ノッチを通ってマウントワシントンのふもとまで行きましょう。

まずは、頂上へ自分で運転していくか、乗車するか、どちらかを決断しなけれ

ばなりません。私は、バスに乗って行く場合、座席を予約します。乗ってから

15分もすると1861年に開通したオート道に入ります。私は、座席の肘掛けを握

りしめて運転士の案内を熱心に聞きながら、時折り道のすぐ下に口を開ける深

い狭谷を見つめています。発車地点の道路標識に警告されている通り、このオ

ート道は高所恐怖症の人にはお勧めできません。

上:ワイトフィールド村のマウンテンビューホテル

©カレン・スターンシック写真集

上:マウントワシントン山頂からみた日の出

©カレン・スターンシック写真集

山頂ではティップトップハウスに入ってください。これは1853年にマウントワ

シントンの観測所で働いている人およびそのお客さんのために建てられた建物

です。ニューヨーク市の世界貿易センターのタワーの倒壊の10年後の2011年の9

月11日に、我が国に敬意を払うために巨大なアメリカの国旗がニューハンプシ

ャーの4000フィートの山脈(48か所)のすべての上にハイカーによって置かれ

ました。私は、マウントワシントンのトップから、雲が分かれた時それらのう

ちの5つを見ました。

ホイットフィールドにあるグランドマウンテンビューは次の目的地です。グラ

ンドでのスタッフは、お客さんを歓迎し、コーヒー、あるいは好きなものを飲

みながら正面のベランダで少し休憩することを勧めるでしょう。その夜も泊ま

ってもいいですが、「グランドホテル」の時代を味わうために、もう少し旅を

したほうがいいです。まずは、ちょうどグランド・マウンテンビューの通りを

少し進んだところにジョン・ウィンゲート・ウィークス・ヒストリックサイト

(邸宅跡)があります。

私が初めてウィークス邸宅跡に訪れたのは秋口のある平日でした。公園は閉ま

っていましたが、ゲートの前に自動車が何台かありました。この邸宅跡は自然

保護論者で下院議員および上院議員、また戦争長官であったウィークスによっ

てマウントプロスペクトのトップに建てられました。さらに、ウィークス氏は

1911年のウィークス法の成立に関して主な責任を負いました。これは、土地保

護のために米国の政府が私有地を購入することができるようにしました。現在

まで、ほぼ2000万エーカーの森林地はこの法によって保護されています。邸宅

跡はニューハンプシャー州民の楽しむ場所として寄付される前、ウィークスの

子どもがその360°の景色の、420エーカーの土地で夏過ごしをしていた場所で

す。私はその日カメラを持ち、歩き始めましたが、どれくらい遠くまで行かな

ければならないか知りませんでした。途中で夫婦にあって、「あと少しですよ」

と言ってくれたとき、ほっとしました。

上:マウンテンビューグランドホテルからの光景

©カレン・スターンシック写真集

上:ウィークス・ヒストリックサイトの馬車道からみたジェファソン町

©カレン・スターンシック写真集

下:ウィークス・ヒストリックサイトで経験する 360°の光景

©カレン・スターンシック写真集

下:ドリー・コップキャンプ場の入り口からみたワイルドキャットマウンテン

©カレン・スターンシック写真集

馬車道を歩いた私には、歩いて1時間ぐらいかかりました。(運転することもで

きます。)最後に右上を見ると、木の上からタワーが現れました。回り道で山

頂に壮大な夏の別荘が現れ、私はずっと一人でした。壁に座り、別荘および馬

車置き場、またタワーをすっかり勉強しました。

その後、私は別荘のすべてのポーチを歩き、見晴らしのいいデッキへの階段を

登りました。想像の中で私はこの別荘の女主人で、空を見晴らし、遙か田園の

方から近づいてくる嵐を見つめているのでした。冬のためにまだ閉まっていな

かった揺り椅子に座りましたし、かくれんぼをする小さな少女のように窓を凝

視しました。100年前のように見えた窓の反射の写真を撮ってから、私はまった

く一人で太陽の下で座りました。

上:11月にオムニ・マウントワシントンホテルとマウントワシントン

©カレン・スターンシック写真集

下:マウントジャクソンのハイカーが経験するクロフォードノッチの光景

©カレン・スターンシック写真集

上:ウィークス・ヒストリックサイトのメインハウス

©カレン・スターンシック写真集

上:隠退所であるウィークス史跡

©カレン・スターンシック写真集

302号線を南へ向かうとマウントワシントンホテルに着きます。これはホワイト

マウンテンズの歴史的なリゾートで、荘厳で壮大です。並木にそって入り口ま

で車を走らせます。このときも、昔の馬に引かれたキャリッジにのって、ホテ

ルでの夏やすみを過ごすためにいっぱい荷を運んできていることを再び想像し

てください。駐車してから敷地を歩いて、裏のベランダに座って飲み物を飲み

ながらホテルの向こう側の光景を楽しんでください。ホテルの静かなホールを

歩くとき、ボストン、コネチカットおよびニューヨークからの客を昔連れて来

た列車、またその時期の壮大なホテルに関する歴史的な画報を読んでください。

1902年の全国歴史的建造物は、大舞踏室で精巧な食事を提供します。朝食ビュ

ッフェはすばらしい伝統です。

ここは、ローフォード・ノッチです。ソーコ川の口にあるクローフォード・ス

テーション(駅)のホームです。以前、この場で電車が止まり、ノースコンウ

ェーからの乗客が降りてから馬車でホテルと別荘まで運ばれたのです。クロー

フォード・ノッチ州立公園にあるAMC(アパラチアマウンテンクラブ)のハイラ

ンド・センターでは、ノッチの歴史を楽しむことができます。食事をし、完全

に修復されたクローフォード駅を訪れます。恐らくコンウエーの風景鉄道の電

車が到着するのを見るでしょう。

上:クローフォード・ノッチ州立公園のクロフォード駅

@カレン・スターンシック写真集

別の日には、マウントウィラードですばらしいハイキングをしてください。ウ

ィラード山のハイキングは、ホワイトマウンテン山脈の中でも特にお勧めのコ

ースの1つです。軽いコースですが、景色がとても美しいのです。恐らくタイ

ミングがよければソーコレークの上の日没を見ることもできるでしょう。最後

にノースコンウエー(ジャクソン、バートレット)の帰り道で紅葉や風景を楽

しんでください。もし夕焼けなら、ムース(オオジカ)が道に近づいてくるの

に気をつけてください。また、歴史的な小旅行を経験したい場合、コンウエー

の風景鉄道に乗ってください。夏と秋は毎日にクローフォードノッチの旅道を

走ります(予約を取ってください)。

インターネットでwww.whitebirchbooks.comの「ニューハンプシャー州」の欄を

見てください。こんどマウントワシントンバレーで夏を過ごしてみませんか。

そうすれば自分が雄大なバレーの一部になっていると感じられることでしょう。

そしてあなたもきっとホワイトマウンテン山脈をとても気に入ってくれると思

います。

お車でお越しの方へ

ノースコンウェーからはルート 16 号線を北に走ります。インターヴェールを通

って、グレン村の信号(Irving のガススタンド)で左折して 16 号線を走り続け

ます。2.3 マイル進み、16A 号線で右に曲がり、有蓋橋を通ってください。.5

マイルを進み、16A 号線を左に入ってください。石橋を渡ると右側のウェント

ワースリゾートに着きます。

ウェントワースリゾートを出て右に曲がり、16A号線に入ります。そして16N号

線に右折りして8.5マイル行きます。グレンエリスフォールズは左になっていま

す。また、16N号線を1.6 マイル進むとピンクハムノッチのAMCドッジロージに

着きます。16N号線を先に2.7マイルを走り続けます。ここはマウントワシント

ン自動車道の入り口です。車でいけば左に行って、自動車道路料金所で料金を

払って、入ってください。それか右にある観光センターで駐車してバスで行っ

てください。

マウンテンビューリゾートまでは、そこから16N号線を7.8マイル走り続けてく

ださい。ゴールハムセンターでMain Streetの角を左降りして1.4マイル行って、

それからUS2号線で左に曲がって16.8マイルを走ってください。左折りして

NH116号線に入って、Mt. View Roadまで5.9マイル行ってください。そこで右に

まがり、マウンテンビューグランドリゾートは1マイル先になります。

駐車場からウィークス州立公園までは、駐車場を右の方に出てください。Mt.

View Roadを西へ.5マイル走り、US3号線を右折に曲がります。4マイル行っても

う一度右折りして、Week s State Park Roadをウィークス州立公園まで行きま

す。

公園を出て右折りして、US3Sに入ってください。6.1マイルのところを左に行き、

見晴らし台(gazebo)を通り過ぎて、小さい橋を渡ったら右折してNH116S-142Sに

入ってください。3.6マイルのところでNH142SのBethlehem Roadを左に曲がって

4.8マイル進むとルート302になります。右に曲がるとベースラヘム村に着きま

す。数マイルほど進むと、古い家やアンティークを売っているお店など街並み

を楽しんでください。左折りして302E号線に入るとバレーに戻れます。

マウントワシントンホテルまでは、US302E号線を13.4マイル行きます。

クロフォードノッチ州立公園へまで、US302E号線を3.2マイル行きます。

ノースコンウェーおよびコンウェーのコンウエーの風景鉄道までは、US302E

号線を26マイル行きます。

上:サコー湖(湖)

©カレン・スターンシック写真集